Z世代の約2人に1人が「子どもがほしくない」と回答。「お金の問題」以外の理由とは?【BIGLOBE調べ】

Z世代は子育てに消極的? 結婚や子どもに関する価値観を調査。

BIGLOBEは、「子育てに関するZ世代の意識調査」を実施した。全国の18歳から25歳までの男女500人が回答している。

Z世代の約2人に1人が「子どもがほしくない」と回答

将来、結婚と子どもについて

まず、結婚と子どもについての考えを聞くと、「将来結婚して、子どもがほしい」は44.9%、「将来結婚もしたくないし、子どももほしくない」は36.1%となった。「結婚はしたいが、子どもはほしくない」と合計すると、Z世代の約半数が「子どもがほしくない」と思っていることがわかった。

【男女別】将来、結婚と子どもについて

男女別でみると、男性は「将来結婚もしたくないし、子どももほしくない」と回答した割合が最も多く、女性は「将来結婚して、子どもがほしい」が最も多かった。

子どもがほしくない理由は「育てる自信がないから」

子どもがほしいと思わない理由

「子どもがほしくない」と回答した人に対し、「子どもがほしいと思わない理由」を聞いたところ、「お金の問題」が17.7%、「お金の問題以外」が42.1%、「両方」が40.2%という結果になった。

お金の問題以外で子どもがほしいと思わない理由(複数回答)

お金の問題以外で子どもがほしいと思わない理由を聞くと、「育てる自信がないから」が52.3%と最も多く、以下「子どもが好きではない、子どもが苦手だから」「自由がなくなる(自分の時間を制約されてたくない)から」と続いた。

「習い事や進学の支援があれば子どもの人数を増やしたい」の声も

自身の子ども時代(自身が育った環境)

続いて、「子どもがほしい」と回答した人に対し、「自身の子ども時代」を聞いたところ、「習い事はある程度、させてもらった」「経済面で進学はある程度、希望通りさせてもらった」はいずれも8割を超える結果となった。

将来、子どもにはどのようにしたいか(どのような環境で子育てをしたいか)

また、「将来、子どもにはどのようにしたいか(どのような環境で子育てをしたいか)」を聞くと、「習い事をさせたい」「進学をさせたい」はいずれも8割以上となり、「習い事や進学ができるような支援があれば、子どもの人数を増やしたい」という人は7割弱にのぼった。

該当する年代の子どもがいる家庭に支援が必要か

子育て支援に関して、「該当する年代の子どもがいる家庭に支援が必要か」を聞くと、「妊娠・出産期」「乳幼児期」は約9割、「高校生」「大学生等、学業を続ける場合」でも約7割が支援が必要と回答した。比較対象として、26歳から59歳までの世代(子どもがいる人)にも同様の質問をしたところ、Z世代よりもやや低いものの、同じような回答となった。

約7割が「自治体による子育て支援の違いを引っ越しに考慮する」

子育て支援が自治体によって異なることについて

最後に、Z世代男女500人に対し、子育て支援が自治体によって異なることについてどう思うか聞いたところ、「一律にすべきだと思う」が「自治体ごとに独自の施策があってよいと思う」を大きく上回る結果となった。

子育てをする場合、自治体による子育て支援の違いを引っ越しの際に考慮すると思うか

また、「子育てをする場合、自治体による子育て支援の違いを引っ越しの際に考慮すると思うか」を聞くと、合計して約7割が「思う」と回答した。

調査概要

  • 【調査対象】全国の18歳から25歳までの男女500人(比較対象として、26歳から59歳までの男女500人のうち子どもがいる354人)
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2023年2月7日~2月9日
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