インボイス制度、約4割の企業は「未対応・わからない」請求書受領の対応に懸念【TOKIUM調べ】

今年10月施行のインボイス制度、仕入れ先から受け取る請求書の対応については約半数が「不明」。

TOKIUMは、2023年10月から施行されるインボイス制度に関する調査を行った。各企業の対応状況や業務効率化の状況について、経理関係職に従事している・従事したことがある842名に聞いている。

インボイス制度、認知度は7割超えるも対応は停滞?

2023年10月からインボイス制度が施行されることをご存じですか?

まず、インボイス制度の認知度を聞くと、「知っている」は71.0%となった。

インボイス制度への対応は完了していますか?

そのうち、インボイス制度への対応を完了しているのは16.1%であり、約40%の企業は「対応は開始していない・わからない」という回答だった。

「受領する請求書への対応がわからない」が過半数

インボイス制度に関して、自社から発行する請求書にはどのような対応を予定していますか?

自社から発行する請求書の対応方法について聞くと、「既存の基幹・会計システム等の改修・アップデートを行う」が25.3%となった一方で、「対応すべき内容が不明・未定・わからない」と回答した人は計37.6%となった。

インボイス制度に関して、仕入先から受け取る請求書にはどのような対応を予定していますか?

また、仕入れ先から受け取る請求書への対応方法について聞くと、「対応すべき内容が不明・未定・わからない」と回答した人は合計で54.9%と高かった。

免税事業者との取引について、どのような対応を予定していますか?

免税事業者との取引について、どのような対応を予定しているかを聞いたところ、「値引きを要請」「取引を終了」の声も見られた一方で、「未定・わからない」の合計が半数を超える結果となった。

調査概要

  • 【調査期間】2022年11月
  • 【調査方法】インターネットリサーチ/自社調査
  • 【有効回答数】842名
  • 【調査対象】全国の20~59歳の経理関係職に従事している方もしくは従事したことがある方
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