インボイス制度、すでに約7割の企業が対応。一方で「導入に不安」の声多数【Sansan調べ】

「適切な対応方法が分からない」の声も。2023年10月の導入に間に合うか?

今井扶美(Web担編集部)

2023年3月2日 16:00

Sansanは、請求書関連業務に携わる1000名のビジネスパーソンを対象に、「インボイス制度に関する実態調査」を実施した。

インボイス制度の対応は進むも、約7割が「不安を感じる」

インボイス制度への対応状況/電子帳簿保存法の対応状況

まず、インボイス制度への対応状況を聞くと、72.5%が「対応している」と回答した。一方で、電子帳簿保存法に関して「対応している」と答えたのは49.2%にとどまり、インボイス制度の対応が先行している状況が明らかになった。

あなたはインボイス制度の導入に対して、不安を感じていますか

また、インボイス制度の導入に関しては、合計で67.5%が「不安を感じる」と回答しており、前回調査よりも2.6ポイントの増加となった。

あなたがインボイス制度の導入に対して、不安に感じるものをすべて選んでください(複数回答)

不安を感じる理由として最も多かったのは「インボイス制度への適切な対応方法が分からない」。以下「従来の請求書業務より工数が増える」「インボイス制度と電子帳簿保存法を併せて検討しないといけない」と続き、上位三項目は前回調査から変わらない結果となった。

調査概要

  • 【調査方法】オンライン上でのアンケート調査
  • 【調査地域】全国
  • 【調査対象】請求書を取り扱う業務を担当するビジネスパーソン1000名
  • 【調査期間】2023年1月25日~2023年2月3日

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる