東京都教育委員会は12月24日、児童・生徒が生成AIの特性や利用上の注意点を理解して、効果的な活用方法を身に付けることを目的にした「生成AIリテラシー教材」を作成したと発表した。都内の公立学校での活用を想定している。ポータルサイト「とうきょうの情報教育(情報教育ポータル)」内の専用ページから利用できる。
教材は「動画教材」「トライアルツール」「学習シート」の3種類。それぞれスタンダード版とアドバンスト版を用意した。導入編・基本編・注意編・活用編の4つの動画で学んだ内容をトライアルツールで疑似体験し、学習シートで確認する。具体的な活用場面を多く取り入れ、生成AIがどのように使えるかを分かりやすく紹介している。
動画教材は1本あたり約5分程度で、導入編「生成AIが変える ちょっと先の未来!?」には、あばれる君(父親役)、村山輝星(娘役)、菊地こころ(スマホくんの声役)が出演。基本編では生成AIの仕組みとできること、注意編ではハルシネーションやバイアス、著作権・個人情報への配慮、活用編では活用ルールや効果的なプロンプトのつくり方を扱う。