2025年「印象に残った言葉」は、SNS発ミームと時事ワードで二極化。“エッホエッホ”に次ぐ流行語は?【ファーストイノベーション調べ】

生活感・社会性が色濃く反映。

冨岡晶(Web担編集部)

6:30

ファーストイノベーションが運営するアンケート調査メディア「SES Plus」は、2025年「印象に残った言葉」に関する調査結果を発表した。SNSユーザー241人が回答している。

2025年の新語・流行語ノミネート30選

SNS普及で全年代から高い支持を得る言葉が複数

「2025年の新語・流行語のなかで、もっとも印象に残ったもの」トップ10は以下のとおり。

1位 「エッホエッホ」:全年代から高い支持を集めた“ゆるミーム”。SNSでの爆発的な拡散が印象に残る理由として挙げられた
2位 「古古古米(こここまい)」:ニュース発のワードで40〜60代からの票が多く、「今年の象徴的な語感」として支持された
3位 「物価高」:生活実感を伴うワードとして30〜50代を中心に多数の票を獲得。日常に直結する現実的な言葉が上位に
4位 「ミャクミャク」:万博の公式キャラクターとして話題に。強烈なビジュアルが記憶に残るという声が多数
5位 「長袖をください」:気温の急変や“季節感の喪失”を象徴するワードとして支持され、男女問わず幅広い年代でランクイン
6位 「ラブブ」:Z世代を中心に人気。語感の可愛さや音のリズムが評価された
7位 「トランプ関税」:国際政治ニュースとして関心が高く、主に30〜60代から票を集めた
8位 「国宝(観た)」:SNS発のミーム表現として拡散。「見た」という体験と結びついた独自の言い回しが印象的との声
9位 「オールドメディア」:メディア論や情報の信頼性を問う文脈で登場。特に若年層の間で支持された
10位 「緊急銃猟(クマ被害)」:2025年の重大な社会課題のひとつ。特に40〜60代女性から多くの回答が寄せられた

「2025年の新語・流行語のなかで、もっとも印象に残ったもの」トップ10

年代別の特徴としては、10代ではオールドメディア、エッホエッホなどZ世代の感覚が強く、20代もSNSミームが中心だった。30代になると、選択が幅広くなり、40代は時事系ワードに集中。50代~60代以上では、社会問題や文化イベントへの関心が強くなるなど、年代による差が明瞭になり、「軽快なSNSミーム」(エッホエッホ、ラブブなど)と「社会派ワード」(物価高、トランプ関税、緊急銃猟など)の二極化が顕著だったとのこと。

調査概要

  • 【調査対象】「2025年 新語・流行語」に対する印象
  • 【調査方法】SNS(X)を通じた投稿アンケート
  • 【調査時期】2025年11月6日~9日
  • 【有効回答数】241件(10代3%、20代13%、30代35%、40代32%、50代13%、60代以上4%)

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