インボイス制度、「自分が対象になるかわからない」人が36.6%。フリーランスから不安の声【MFS調べ】
フリーランスの年収や収支の管理方法、インボイス制度の対応状況を調査。
2022/12/12 16:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
マーケティングフルサポートは、12月16日の「フリーランスの日」に先駆けて、「フリーランスの実態調査 第1弾」の結果を発表した。
フリーランスの年収は「300万以下」が約8割
まず、フリーランスでの現在の年収を聞くと、「300万以下」が約8割を占め、平均年収である443万円※よりも低い傾向だった。
※国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」より
また収支の管理方法については、「会計ソフトで記録し、自分で確定申告」が最も多く、6割を超えていた。一方で、3割弱のフリーランスが「記録していない」と回答した。
「インボイス制度」の認知度は向上するも、対応は遅れ気味
インボイス制度の対応状況について調べると、2021年調査では36.8%の人が「インボイス制度を知らない」と回答していたが、2022年調査では16.7%に減少し、認知度が向上していることがわかった。しかし、現状でも「これから調べる・検討する」の回答が過半数を占めており、対応が先送りされていることが明らかになった。
36.6%の人が「自分がインボイス制度の対象になるかわからない」
インボイス制度の導入に伴って不安に思うことを聞くと、「自分が対象となるのかがわからない」が36.6%と最も多かった。ついで「特になし」が31.5%、「取引先から不利な条件での取引を求められるのではないか」が14.4%と続いた。
もしフリーランスで働けなくなった場合の対策としては、1位が「貯金」、2位が「投資・運用」、3位が「保険や共済」、4位が「何もしていない」となった。
調査概要
- 【調査時期】2022年11月8日(火)~11月10日(木)
- 【調査対象】クラウドワークスに登録しているフリーランサー
- 【調査方法】インターネット上のアンケート調査
- 【有効回答数】311人(男性178人、女性130人、無回答3人)
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