5G利用者にこだわりなし? 7割が「5Gを意識して利用しているサービスない」【MM総研調べ】
MM総研(MMRI)は、5Gスマートフォンの利用用途・サービスについて調査した結果を発表した。5Gスマホ利用者約6千人、4Gスマホ(非5Gスマホ)利用者約2万4千人が回答している。
5Gスマホ利用者、サービスは積極利用するがこだわりはなし?
まず「スマートフォンで週1回以上利用するサービス」を聞くと、5G/4G双方とも「動画のダウンロード、ストリーミング再生」などの動画視聴だった。5Gスマホ利用者では47.6%、4Gスマホ利用者では39.6%が動画視聴をスマホで行っている。
続いて「アプリのダウンロード」5G:34.0%、4G:30.6%が2位。3位は5Gでは「音楽のダウンロード、ストリーミング再生」26.2%、4Gでは「オンラインゲーム」20.3%だったが、おおむね順位は変わらない。5Gスマホ利用者のほうが、利用にやや積極的なのか、サービス利用比率が高い。
利用者は約12GB、4Gスマホ利用者は約8GBで、これも3.9GBの差があった。
一方で「5G通信を意識して利用した経験があるサービス」を5G利用者に聞くと、「特に意識して利用したサービスや機能はない」69.0%が特に多かった。5Gに切り替えたから特定サービスを使うというパターンはないと考えられる。また4G利用者に対し「5G通信で利用したいサービス」を聞いても、「特に利用したいサービスや機能はない」48.8%が最多だった。
「ない」と回答したユーザーを除いて、利用しているサービス/利用したいサービスを聞くと、「動画のダウンロード、ストリーミング再生」が5G/4Gともに最多だが、4G利用者が利用したいサービスでは断トツのトップとなっている。一方で5G利用者が利用しているサービスは分散しており、動画にのみメリットを見出しているわけではないと考えられる。
調査概要
- 【調査対象】5Gスマートフォン利用者:5G通信プランを契約し、5G対応スマートフォンを利用しているユーザー
- 4Gスマートフォン利用者(3G含む):5G対応の通信プランや端末を利用していないスマートフォンユーザー
- 【回答数】5Gスマホ利用者:約6千人
- 4Gスマホ利用者:約2万4千人
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