50代のスマホ利用者が初めて90%台を突破、70代も40%を超え過去最高に【LINE調べ・2021年下期】
スマホ利用者は引き続き増加、今回調査では全体の97%がスマホを利用。
2022/5/2 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
LINEは、インターネットの利用環境に関する調査結果を発表した。同社は2016年4月より半期に一度、定点調査を行っており、今回は2021年下期の調査結果となる。
全体の97%がスマホを利用、シニア層・高齢者層にも浸透
まず、アクティブなネット利用者(週1回以上利用)に、ネット利用に使っているデバイスを聞くと、「スマホを使っている」97%、「PCを使っている」46%で、「両方使っている」は46%。「スマホのみ」52%、「PCのみ」1%と算出され、「スマホのみ」ユーザーが半数を超えている。前回調査(2021年4月)と比べて、「PCのみ」という人が減少した。
ここ数年の推移を見ると、PC・タブレット・ガラケーは増減があるが、スマホは増加の一方をたどっており、今回調査では97%に達している。
次に年代別で、スマホ利用の推移を見ると、ここ数年減少傾向を見せていた10代(15~19歳)で利用者が増加し、99%まで回復した。20代・30代・40代も、98%以上と高い数値を保っている。そして50代は、前回調査の86%から94%と大きく増加し、初めて90%台を超えた。同様に60代で72%から78%、70代で34%から42%と、いずれも大きく増加しており、シニア層・高齢者層にもスマホ利用が浸透したことがわかる。背景にはコロナ禍でのコミュニケーション変化とその定着、スマホ販売の制度改革による低額プランの普及などがあると思われる。
調査概要
- 【調査対象】全国の15~79歳の男女
- 【調査時期】2021年10月
- 【調査方法】住宅地図データベースから世帯を抽出し個人を割り当て、調査員による個別訪問を行い留置調査。
- 【回答者数】合計1,156サンプル(人口構成比に沿って抽出)
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