拡大するeスポーツ、思い浮かぶタイトルトップ3は?【クロスM調べ】
クロス・マーケティングは、「eスポーツ」に関する最新の調査結果を発表した。コンシューマゲーム、スマホゲーム、オフラインゲームのいずれかを月1回以上プレイしており、「eスポーツ」を知っていた15~69歳の男女1,875人が、参加・視聴経験、ジャンル、思い浮かぶゲームタイトルなどを回答している。
「eスポーツ」(Esports)は、エレクトロニック・スポーツの略で、コンピュータゲームにおける対戦をスポーツ競技として捉えた名称だ。近年日本でも注目されており、高額賞金の大会、テレビ番組の放送などが増えている。対象ゲームジャンルも多岐にわたる。
eスポーツ認知者のうち大会の参加や観戦経験は17%だが、男性10~30代だと3割突破
まず全体のなかで「eスポーツの大会に参加したことがある」という経験者は2%ほどで、前年より微減している。「参加したことはないが、大会・イベントを観戦・視聴したことはある」も15%と前年と変わらない。性年代別で見ると、男性10代・20代・30代では、観戦・視聴したことのある人が、すべての年代で30%を超えた。
ゲームジャンルごとに認知や観戦・視聴経験などを聞くと、「eスポーツとして認知しているゲームジャンル」は「パズルゲーム」53%、「格闘ゲーム」44%、「スポーツゲーム」36%が上位。一方で「観戦・視聴経験のあるゲームジャンル」では「FPS」「スポーツゲーム」「格闘ゲーム」が上位、「参加経験のあるジャンル」は「スポーツゲーム」「パズルゲーム」「格闘ゲーム」が上位だった。やはり“見て楽しい”ジャンルと“自分も参加できる”ジャンルで、少しズレがある。
次に、eスポーツの視聴頻度・理由・視聴意向ジャンルを聞いた。
「視聴頻度」については、前年31%だった「週に1回以上」が25%まで減少している。そもそも大会やイベントが開かれないと視聴できないわけでコロナ禍の影響も考えられる。今後の盛り上がりを期待したい。
「視聴理由」では、「ゲーム展開がおもしろい」31%が最多。「ひまつぶし」28%、「自分も同じゲームをやっている」26%、「ゲームの技術・ヒントを得られる」26%が上位だった。なかでも「ゲームの技術・ヒントを得られる」は、前年より9ポイント上昇している。
年代別で見ると、男性10代は「大会に出てみたい・出ている」、男性20代は「ゲームの技術・ヒントを得られる」、男性30代は「ゲーム展開がおもしろい」「テレビや動画、ラジオの代わりになる」「友人・知人が観ている、勧められた」の理由が多い。
「今後、視聴したい大会やイベントのジャンル」は、男性10代では「FPS」「パズルゲーム」「スポーツゲーム」がトップ3だが、男性20代・30代は「格闘ゲーム」「スポーツゲーム」「FPS」がトップ3となった。
「eスポーツ競技で行われているゲームタイトル」(5つまで記述式)を聞いた結果、『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』『ストリートファイターシリーズ』『Fortnite(フォートナイト)』がトップ3。それに『ぷよぷよシリーズ』『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』が続いた。年代別で見ると、男性10代は『Apex Legends』『Fortnite』が多く、男性30代は『ストリートファイターシリーズ』が、他世代と比較して多い。
最後に「eスポーツカフェやパークの施設利用経験」を聞くと、そもそも「存在を知らなかった」という人が64%を占めていた。
調査概要
- 【調査対象】ゲーム(コンシューマゲーム、スマホゲーム、オフラインゲームのいずれか)を月1回以上プレイしており、かつeスポーツを認知している15~69歳の男女
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査時期】2022年7月1日~3日(2021年は8月6日~9日に実施)
- 【有効回答数】1,875サンプル(2021年は980サンプル)
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