熱帯夜が本格化、睡眠の悩みも増加か? 十分寝てない人が7割近く【第一三共ヘルスケア調べ】
第一三共ヘルスケアは、働く世代の「睡眠」に関する意識調査の結果を発表した。20~60代の働く男女745人が回答している。
7~9時間の睡眠を取れていない人が7割近く
まず「平日(仕事のある日)の平均睡眠時間」を聞くと、もっとも多い回答は「6時間台」35.8%。「5時間未満」10.1%、「5時間台」20.9%など、合わせて計66.8%が、いわゆる健康的な睡眠時間として推奨されている7~9時間の睡眠を取れていなかった。
「睡眠に対する満足度」では、「満足していない(まったく満足していない+あまり満足していない)」42.5%が多数派で、性年代別だと、50代男性の64.3%が「満足していない」と回答していた。40~50代のミドル世代が睡眠に不満を抱えているようだ。
睡眠の悩みトップは「途中で起きてしまう」41.6%
入眠してから朝起きるまでに途中で目覚める「中途覚醒」を「ほぼ毎日」している人も27.9%と多く、週1回以上の割合を合計すると7割以上(75.3%)。睡眠に関する悩みでも、「睡眠中に途中で起きてしまう」41.6%がもっとも多い。「寝ても疲れが取れない」35.2%、「起床後も眠気を感じる」30.1%が上位だった。
「寝つきが悪いと感じる状況」では、「熱帯夜」45.2%が最多で、「梅雨の時期」25.1%、「季節の変わり目」23.9%がそれに続く。すでに7月上旬から真夏日も多く、眠れていない人が多いようだ。エアコンの設定温度の見直しや入浴タイミングが安眠のカギになるだろう。
さらにストレートに「睡眠に関する悩みの原因」を聞くと、「仕事や人間関係によるストレス」37.2%、「加齢」33.8%、「仕事による疲れ」32.9%といった声があがっており、精神面での影響も大きい。そして睡眠不足はストレスや疲労を加速させるため、悪循環になっていると考えられる。
「睡眠の質を良くするために心がけていること」では、「特になし」31.0%が最多だが、「お風呂にゆっくり浸かる」27.5%、「日中に運動する」20.5%、「就寝する時間帯を決めている」16.8%と、対策を行っている人も多かった。
調査概要
- 【調査対象】全国の20~60代の有職者男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2022年6月17日~24日
- 【有効回答数】745人(各年代・男女で均等に割り付け)
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