在宅ワークで生活リズムが正常化、睡眠時間が長くなり夕食タイムが19時台前半に【旭化成ホームズ調べ】
旭化成ホームズは、在宅ワーク(住宅部分で仕事をするすべての行為)におけるくらしの現状について調査した「在宅ワーク・夫と妻のニーズ」の結果を発表した。2020年6月に続き2度目の調査となり、今回の調査結果は2020年9月17日~23日のもの。
在宅ワークで生活リズムが正常に、家族とのコミュニケーション機会も増加
まず在宅ワークの頻度は、週1回以上が夫81%・妻84%に達する。週3回以上に絞っても、夫48%・妻54%と、ほぼ半数が在宅ワークを行っていた。なおオフィスワークを短縮し出社前・帰宅後に在宅で業務をこなすというスタイルも2~4割ほど見られたという。
生活時間の変化については、在宅日は起床時刻が30分ほど遅くなる一方で、夕食が早まり20時前後→19時台前半となり、一般的に健康とされる生活リズムに近づいていた。睡眠時間も50分ほど長くなっている。
一方、在宅ワークによる「生活習慣の機会の増減」「不安感の増減」を見ると、家族とのコミュニケーションが増えているが、職場のコミュニケーションは当然ながら減少していた。不安感については「光熱費増の不安」が最多だったが、夫59%・妻78%とかなりの差がある。
なお在宅ワークを想定していた人は、2018年までは2割程度に留まっている。そのためコロナ禍で実際に在宅ワークが始まると、さまざまな不満が現れている。在宅ワーク経験者・想定者の不満度は低かったが、「PC置場を想定したかどうか」で不満者に大きく差が付いていたという。
「在宅ワークでもっとも使う場所」について、夫は“LD派”(ダイニングテーブル+他のLDの合計)が39%だったのに対し、妻はLD派が75%に達している。一方“共用個室派”は妻より夫のほうが遥かに多く、実質夫のみの個室になっている現状があるのかもしれない。
「在宅ワークのメリット」では、「通勤時間分を他に使える」「家族と過ごす時間が増える」「宅配便や書留などの受取」「災害時対応しやすい」が夫婦ともに高かった。
調査概要
- 【調査対象】1990年1月~2020年8月引渡の自社設計施工の住宅で、夫妻どちらかが在宅ワークをしている人
- 【在宅ワーク】週7時間以上勤務の就業者が、月1回以上実施していること
- 【調査方法】Webアンケート調査
- 【調査期間】2020年9月17日~23日
- 【有効回答数】1,492(本人回答1,213(内252は配偶者も在宅ワーク)、在宅ワークしていない配偶者回答279)
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