インスタ映えが検索スタイルまで変えた? 10代は「SNS検索」が「検索エンジン」を上回る【野村総研調べ】

抵抗感がない一人行動1位は、Z世代もそれ以外も「蕎麦、牛丼などのチェーン店」での食事。

野村総合研究所(NRI)は、「生活者年末ネット調査」の結果を発表した。この調査は、消費者の価値観・行動変化を定期的に捕捉するもので、全国約3,000人が毎年回答している。今回は5年前(2016年)の同種調査との比較を行っている。

Z世代は「Twitter」「Instagram」「TikTok」の利用が増加

まず「インターネットで情報収集や調べ物をするときに使用する情報源」では、GoogleやYahoo!など「検索エンジンによる情報収集」に加え、「SNSを利用した情報収集」の割合が5年前より伸びており、特に10代・20代の若年層では「検索エンジンによる情報収集」が大きく減少し(それぞれ78→69%、87→70%)、10代はSNS検索が上回った。

SNS利用者において、情報収集に使用したSNSツールを見ると、「Twitter」68%が比率もほぼ変わらず1位。「Facebook」19%が大きく減少した一方、「Instagram」55%が大きく伸び2位となった。Instagramは「インスタ映え」の流行を作り出し、利用者・利用時間とも大きく伸びたことで、情報収集の検索ツールとしても拡大したと推察される。

情報収集に使用したSNSツールを、「Z世代」(本調査では15歳~25歳で定義)と、「それ以外」(26歳以上)の性年代別で見ると、Z世代は「Twitter」「Instagram」「TikTok」をZ世代以外より利用している。特に、Z世代女性のInstagram利用が突出している。

「SNSを情報収集に使う理由」を聞くと、最も多いのは2016年と同じく「最新の情報をいち早く入手したいから」47%だが、比率は減少している。

一方「話題のネタなど、おもしろい情報を見つけることができるから」44%と「知りたい情報をコミュニティごとに検索できるから」22%、「家族・友人・知人など周りの人が使っているから」25%は10ポイント以上増加していた。また「災害、事件、電車遅延などの状況をリアルタイムで知りたい」「撮影された写真や動画が多い」も伸びており、SNS検索のニーズそのものが分散し、使い分けられている様子もうかがえる。

抵抗感がない一人行動1位は「蕎麦、牛丼などのチェーン店」での食事

このようにSNS利用は広く深く浸透したが、コミュニケーション過多による「SNS疲れ」も指摘されている。本調査では、Z世代で50%、Z世代以外で53%がSNS疲れを感じていた。特にZ世代女性においては61%に達していた。

その理由を聞くと、Z世代は「友達やフォロワーの投稿を見て自分と見比べてしまう」34%、「自分が投稿した内容に『いいね』や共感コメントが得られるか不安になる」33%が多く、他人の目を気にしているようだ。一方「どのような投稿をすればいいかわからない」33%や「リアルでのつながりも求められてしまう」16%は少ない。

そこで「進んで一人で行動することがあるか」を聞くと、SNS疲れがないと感じる人で69%いるが、SNS疲れを感じる人では84%も「ある」と回答しており、いわゆる「お一人様」行動のきっかけとしても働いていることがわかる。

具体的な理由を聞くと、「スマートフォン利用によって一人でいつでもどこでも時間つぶしができる」38%、「他人とつながることにわずらわしさを感じるようになったから」37%が、Z世代の特に女性で高かった。

また「一人行動に抵抗感のない活動」を具体的に聞くと、Z世代・Z世代以外ともに「蕎麦、牛丼などのチェーン店」が1位で、「ファミリーレストラン」「国内旅行」が高い。その他、Z世代は男子だと「登山、キャンプなどのアウトドア系レジャー」、女子は「カラオケ」の人気が高かった。

調査概要

  • 【調査対象】全国の満15~69歳の男女個人
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年12月11日~12日
  • 【有効回答数】3,097人
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