サイバーエージェント「AI Lab」と大阪大・立命館大の研究グループが接客ロボットの実証実験

複数ロボット同士の会話が通行人の行動変化や購買促進につながるか「イオンモール」で検証

インターネット広告事業のサイバーエージェントは、同社のAI(人工知能)研究開発組織「AI Lab」と大阪大学大学院基礎工学研究科、立命館大学情報理工学部の共同研究グループが接客ロボットの実証実験を大規模商業施設「イオンモール草津」(滋賀県草津市)で10、11月に行う、と10月8日発表した。複数のロボット同士の会話が施設内の通行人の行動変化や購買促進につながるか検証する。

実証実験は①複数の自律ロボット同士が会話をすることで通行人の行動に変化が起きるかの調査②2台の自律ロボット同士が商品に関する会話をすることで顧客に対して購買を促進できるかの調査--の2種類。①は同モール2階の「ユニクロ」前で10月9、10、16、17日に、②は同モール3階のフードコート内で11月中に実施する。新型コロナウイルスの感染状況次第で日程が変わる場合もある。

①は商業施設での通行人の行動パターンを認識する技術の実用性と、複数ロボットの協調動作に伴う通行人の行動変化(興味を示す、立ち止まる、ロボットとのコミュニケーション)を検証。②は複数ロボットの対話による顧客の購買行動変換について調べる。共同研究グループは、今回の実験結果に基づいて、ロボットを活用した接客・広告技術の研究を推進し、実用化を目指して取り組む。

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