外出自粛で「動画配信サービス」の利用が拡大、特に高齢層の利用率が大きく伸長【AJA調べ】
サイバーエージェント子会社のAJA(アジャ)は、「動画配信サービスの利用状況」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査時期は4月22日・23日で、全国2万人以上が対象。2019年12月に行った同様の調査結果と比較を行っている。
動画配信サービスは昨年末から6ポイント増の84%に
新型コロナウイルス拡大の影響で在宅時間が増加しており、「動画配信サービス」の利用増が推測される。今回の調査によると、動画配信サービスの利用率は、全体の84%。2019年12月の78%から6ポイント増加していた。
世代別で見ると、全世代で利用率が伸びているが、50代は72%→80%、60代は64%→73%と特に大きく伸びている。
視聴デバイス別では、「スマートフォン」67%。「PC」53%、「コネクテッドテレビ」36%、「タブレット」29%の順。前年との比較で見ると、「スマートフォン」と「コネクテッドテレビ」の伸びが大きい。
視聴デバイスの年代別では、10代~50代は「スマートフォン」がもっとも多いが、高齢層になるほど「PC」が増えており、60代では「PC」が逆転し最多となった。「コネクテッドテレビ」は20代が最多で、高齢層はそれほど多くない。特に20代・30代では、PCを抜き、スマートフォンに次ぐ視聴デバイスとなっている。
デバイス別の平均視聴時間を見ると、視聴時間が長いのは「コネクテッドテレビ」「スマートフォン」「テレビ」「PC」の順だった。
なお「外出自粛にともない、動画配信サービスの利用頻度が増えたか?」と聞くと、「増えた」28%、「やや増えた」24%で、過半数が増えたと回答しているが、46%が「変わらない」と回答。すでに動画配信サービスの利用が日常化している層が存在すると考えられる。
調査概要
- 【調査対象】全国15歳~69歳
- 【調査方法】調査会社パネルを利用し、人口構成比に合うようウェイトバック集計を実施
- 【調査期間】2020年4月22日~23日
- 【集計サンプル数】26,067名
※2019年12月度調査は、2019年12月9日~11日実施で、22,706名が回答。
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