「コネクテッドテレビ」広告、2020年の市場規模は102億円。今後は4年で5倍以上に急激成長【SMN調べ】

インターネット接続可能なテレビ、STB、動画視聴可能なゲーム機など「コネクテッドテレビ」の市場が、今後急拡大の予想。

SMNとデジタルインファクトは、「国内コネクテッドテレビ広告の市場動向」について、共同調査の結果を発表した。

「コネクテッドテレビ」とは、インターネット接続可能なテレビ(スマートテレビ)、動画配信のための専用デバイス(セットトップBOXなど)、動画も視聴可能なネット対応ゲーム機など、これらすべてを広く含むテレビ端末を指す。「コネクテッドテレビ広告」は、これらのコネクテッドテレビに配信される動画フォーマット向けデジタル広告を指す。本調査では、広告への年間支出額を「コネクテッドテレビ広告市場」と定義し、その市場規模を推計・予測している。

国内コネクテッドテレビ広告市場、2020年は前年比1.6倍の102億円

2020年は、新型コロナの影響を受け、動画配信の需要が大幅に増加した。これにともないコネクテッドテレビ広告の配信量も急増した。コネクテッドテレビ広告は、米国ですでに2019年時点で、65.5億ドル(約6,878億円)の市場規模があるという。日本でのコネクテッドテレビ利用率は2019年時点で13.5%だが急速に普及している。

今回の調査では、2020年の国内コネクテッドテレビ広告市場は、前年比1.6倍の102億円と算出された。今後もコネクテッドテレビは、視聴者数の拡大が予想されており、広告量もさらに増加すると期待されている。2024年ぶは、市場規模は558億円に達すると算出された。

調査概要

  • 【調査対象】国内コネクテッドテレビ広告市場
  • 【調査方法】国内外の広告主、広告会社、動画メディア、広告配信事業者、有識者などへのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、関連企業・機関データ、公開情報の収集(調査機関:デジタルインファクト)
  • 【調査期間】2020年9月~10月
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