日本広告審査機構(JARO)は、2025年4月~12月に寄せられた広告に関する苦情・意見の件数を集計した。特に、インターネット上の性的な広告の苦情受付状況についてまとめている。
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不快な広告への苦情件数が前年比157.3%に急増
調査によると、2025年4月~12月の苦情件数は9,787件にのぼった。昨年の同時期から3,565件増加し、前年比157.3%となっている。一方で、良い広告に対する応援の声を示す「称賛」も同445.0%にのぼり、利用者の広告に対する関心の高まりがうかがえた。媒体別の苦情件数では、「インターネット」が5,903件、「テレビ」が3,121件で大半を占めた。
インターネット分野の苦情を業種別に見ると、「電子書籍・ビデオ・音楽配信」が789件で最多となり、「医薬部外品」も745件とほぼ同水準で続いた。「オンラインゲーム」も530件にのぼっている。いずれの業種も前年同時期よりも増加しており、ネット広告を中心に苦情が拡大していることがわかった。
さらに、インターネット分野のうち「電子書籍等」と「オンラインゲーム」では、「性的」との指摘を受けた苦情が多数を占めていることが明らかになった。電子書籍等では789件中623件、オンラインゲームでは530件中287件が「性的」と指摘されている。月別に見ると、特に6~8月の夏季に苦情が集中していた。
調査概要
- 【調査対象期間】2025年4月~2025年12月(9カ月分・速報値)
- 【調査方法】JAROに寄せられた広告に関する苦情受付データを基に集計(速報値)
- 【備考】2025年度通期(2025年4月~2026年3月)の確定値とは異なる可能性あり
