いまだからこそ未来予測! 「2030年に実現すること」自動運転車を超えた1位は?【NRC調べ】

「実現してほしいこと」では“現場に関わる人たちの負担低減を期待する未来予測”がトップ3を占める。

日本リサーチセンター(NRC)は、「2030年に実現すること」の調査結果を発表した。未来予測として「2030年までに実現すると思うこと」(複数回答可能)、「2030年までに実現してほしいともっとも思うこと」(単一回答のみ)を、提示した7つの選択肢から選択するもので、NRCサイバーパネル会員11,239人から回答を得ている。

「実現すると思うこと」と「実現してほしいともっとも思うこと」に微妙な差

まず、「2030年までに実現すると思うこと」(いくつでも)を聞くと、「コンビニの無人店舗」59.3%が最多で、唯一の過半数項目となった。以下「自動運転車」49.1%、「ドローンの宅配便」48.9%が続く。世間的な注目度が高いだけでなく、すでに実証実験が始まっているなど、地に足がついた項目が上位になった印象だ。

一方「2030年までに実現してほしいともっとも思うこと」(1つだけ)は、1位・2位が入れ替わり、「自動運転車」28.9%が断トツの1位。2位「コンビニの無人店舗」12.8%、3位「ドローンの宅配便」12.2%と倍以上の数字を集めている。自動運転車には、熱い期待が寄せられていると言える。

同調査では「自身の買い物が楽になるという視点はもちろん、物流に関わる人の働き方改革につながるという期待」が指摘されている。ただしこうした期待は2位「コンビニの無人店舗」、3位「ドローンの宅配便」にも通じており、自身だけではなく、“現場に関わる人たちの負担低減を期待する未来予測”がトップ3を占めたと言える。

男女年代別では、年代差より男女差が目立つ結果に

これら予測を、さらに男女年代別で見ると、「2030年までに実現すると思うこと」(いくつでも)では、「コンビニの無人店舗」を望む声が女性で強い。一方、「自動運転車」はすべての世代で男性が女性を上回った。なお「男性の育休取得率50%超え」は、29才以下が相対的に高く、女性が男性を上回っている。

「2030年までに実現してほしいともっとも思うこと」(1つだけ)でも、「自動運転車」は男性が女性よりも多く、年代では高齢になるほど高い。逆に「コンビニの無人店舗」は、若い世代において支持が高いが、全体的には自動運転車ほどの支持はなく、順位も低下している。「ドローンの宅配便」は、29才以下の女性がやや高い。逆に「ロボットと自然な会話」は、60才以上の男性においてもっとも高かった。いずれも年代差より男女差が目立つ印象だ。

調査概要

  • 【調査対象】全国の15才以上男女(NRCのサイバーパネル会員)
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2020年3月18日~24日
  • 【回答数】11,239名
  • 【画像の出典】いらすとや
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