定額制動画配信サービスの利用率は18.6%。首位はAmazonプライム・ビデオ【GEM Partners調べ】

GEM Partnersは「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」2018年版を発行し、その一部を公開した。

GEM Partnersは、映像コンテンツ視聴サービスを利用するユーザーとその利用実態に関する「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」の2018年版を発行し、その一部を公開した。日本在住の15~69歳の男女14,825人を対象に、「契約形態(定額制/レンタル/購入/無料)」と「鑑賞形態(動画配信/放送/ビデオソフト)」の切り口を組み合わせて調査している。

定額制動画配信サービスが有料放送を上回る。広告モデルでの無料動画配信も続伸、51.3%に

「定額制」「レンタル」「購入」「無料」といった契約形態別に各サービスカテゴリーの利用率をみると、「定額制」(左側のグラフ)では、SVOD(定額制動画配信サービス:Subscription VOD)の利用率が前年比+4.1ポイントの18.6%となり、有料放送(17.0%)を超える結果となった。

また「無料」(右側のグラフ)におけるAdVOD(広告運営動画配信:Advertising VOD)の利用率も51.3%まで上昇し、無料放送(BS)の50.3%を上回った。

契約形態と鑑賞形態のかけ合わせで全サービスカテゴリーの利用率を示したものが下図。マスの数が利用率の多寡を、緑と赤のハイライトは前年と比べた利用率の増減が顕著なものを表している。

DVD・BDレンタルの利用率が1.7ポイント減少し、25.1%に。TVOD(レンタル型動画配信:Transactional VOD)の利用率は+0.7ポイントの6.0%となった。

Amazonプライム・ビデオの利用率は昨年比+3.8ポイント。Netflix、DAZNも好調

定額制サービスについて、個々の利用率を調査したものがこちら。

「Amazonプライム・ビデオ」が前年比+3.8ポイントの12.2%と大幅に伸長。その他の動画配信サービスも、「Netflix」が前回の調査から1.0ポイント、「DAZN」が同じく0.9ポイント数値を伸ばすなど、好調であった。

調査概要

  • 【調査対象】日本在住の15~69歳の男女
  • 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
  • 【調査時期】2018年10月20日~10月23日 *前回は2017年10月に実施
  • 【回答者数】14,825名
  • 【数値の重みづけ】10歳刻み性年代の比率が、総務省統計局発表の人口推計(2018年10月1日時点の概算人口)と等しくなるように重み付けを行った
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