電通がマーケティングプラットフォーム「STADIA」の機能を拡張、ラジオ広告も統合

実行動データでの統合分析をラジオ広告で実現、KPIや相乗効果の分析・効果を検証

電通は、テレビ広告、インターネット広告、OOH広告(交通広告や屋外広告など家の外にある広告)を統合するマーケティングプラットフォーム「STADIA」の機能を拡張した、と11月20日発表した。ラジオ広告を統合するツール「Radio Dots」を開発して運用を始めた。実行動データを使った統合分析を日本で初めてラジオ広告で可能にした。

ラジオ広告の効果検証は従来、限定したサンプル数のアンケート調査に頼る方式で、広告認知やブランド印象向上などの確認にとどまっている。今回、Radio Dotsで人を基点にした実店舗の来店、オウンドメディア来訪などのKPI(重要業績評価指標)との関係や、テレビ・インターネット・OOH広告との相乗効果の分析・効果検証を実現した。

「Radio Dots」によってSTADIAで実現できる仕組み

 

これによって、音声広告の価値の可視化や、広告効果が高いリスナーに絞ったインターネット広告配信といったサービスが可能になる。Radio Dotsは、パソコンやスマートフォンを使用してラジオ放送が聴取できるサービス「radiko.jp」の聴取ログデータに基づき、どのような番組や広告にリスナーが接触したかを推定して分析している。

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