50歳以上のスマホ利用者が1年で27%増。1日の利用時間は3時間14分【ニールセン調べ】

ニールセン デジタルは、2018年5月の年代別のスマートフォンの利用状況を発表した。

ニールセン デジタルは、スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView」(*)のデータをもとに、2018年5月の年代別のスマートフォンの利用状況を発表した。

*Nielsen Mobile NetViewは日本全国の調査協力モニター(iOS、Android各4,000名)から取得するアクセスログ情報を元に作成されており、アンケートではなく、実際のユーザーのアクセス記録に基づいている。

スマホからのネット利用、人数以上に利用時間が増加

2018年5月のスマートフォンからのインターネット利用者数は6,752万人となり、前年同月比10%増と順調に増加した。また、スマートフォンからのインターネット総利用時間は前年同月との比較で18%増加しており、利用者数よりも高い伸長率となった。

50歳以上がスマホ利用者数の増加をけん引。利用時間も遜色なし

年代別でみると、49歳以下の利用者数の伸長率が一桁前半であるのに対し、50歳以上では27%増となり、50歳以上がスマートフォン利用者数の増加をけん引している。また利用者の年代構成をみると、50歳以上が37%となり、最も高いシェアとなった。

一人あたりの利用時間をみると、18~34歳が最も長く3時間23分となったが、50歳以上(3時間14分)、35~49歳(3時間11分)との差異は小さく、全年代でスマートフォンからのインターネット利用が活発であるようすがうかがえる。

利用サービス:全年代でLINEが1位。2位以下に年代ごとの特徴が

各年代の利用時間が長いサービスをみると、全年代で「LINE」が15~16%を占め、1位となっている。18~34歳では「Twitter」や「YouTube」、35歳以上では「Yahoo! JAPAN」の利用時間が長い。また「ポケモンGO」が50歳以上の5位にランクインしており(利用時間割合3%)、中高年からの人気を裏付けている。

今回の調査結果を受け、ニールセン デジタルの今田智仁シニアアナリストは「企業としては2~3年前の情報はもう古いと考え、スマートフォン上で性年代や就業状態などの属性別にどのようなサービスが特徴的に利用されているのかを把握した上で、コミュニケーションを設計していくことが必要だ」と指摘している。

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