5月のウェブマーケティング アイデア帳: GW、こどもの日、母の日、夏に向けてなど
「月替わりウェブマーケティング」では、4月から3月までの1年間、ウェブマーケティングに関する月ごとの取り組みを解説します。第2回は「5月のウェブマーケティング」。夏に向けた準備がはじまる5月に、どのようなウェブマーケティングが実施できるかを見ていきましょう。
5月のウェブマーケティングの方向性
5月は前半にゴールデンウィーク、こどもの日や母の日などのイベントのほか、夏に向かって本格的な準備がはじまる月。観光、ウェディング、フィットネス、スクールなど幅広い業種で、需要が拡大する時期です。
なにかと気ぜわしい月なので、ホームページでの明確なアピールと、わかりやすい動線設計によって、消費者が決断しやすい状態にすることが大切。広報系や広告系のマーケティングでも、まわりくどい表現ではなく、消費者のすみやかな決断につなげることを意識しましょう。
業種別のマーケティングプラン
5月前半には、なんといってもゴールデンウィークがあります。もっとも長い連休は、2日の土曜日を含めて、3日、4日、5日、6日までの5日間。早くから予定を決めている人もいますが、仕事や家族の都合で直前に決める人も多いもの。旅行業、宿泊業、観光業は、直前に決める人に向けたアピールやマーケティングが有効です。
さらに、5日は「こどもの日」、10日は「母の日」。プレゼントの対象になりそうなグッズを扱うメーカーやショップはもちろん、アミューズメントパークやショッピングモール、玩具店、生花店、飲食店など、リアルな集客を期待する業種も、ホームページできちんとアピールしましょう。また、これらの記念日に関する知識や料理レシピなどを掲載しているサイトも、コンテンツの存在感を高めておくとよいでしょう。
ゴールデンウィークから本格的な行楽シーズンに入り、自動車や交通に関するさまざまな業種の需要が増えます。タイヤの買い替え、オイル交換などのメンテナンスはもちろん、交通情報や渋滞情報を扱うサイトやアプリ、カーナビやマップ系のアプリの需要が大きく増える時期です。
ウェディング(結婚式)シーズンは3月から6月、9月から11月。気候のよい5月は特に人気です。式が近くなってから需要が大きく増えるのは、パーティや二次会の会場として利用できる飲食店、女性のヘアメイクや着付けを行う美容院、デジタルカメラやビデオカメラ、フォトプリントショップ、プロカメラマン、映像編集プロダクションなどです。飲食店や美容院であれば、わかりやすいプランを提示するなど、きちんと選択肢として考えてもらえるように工夫しましょう。
夏に向けて、エステ、ボディケア、フィットネスの需要も高まります。フィットネスクラブやジム、痩身(ダイエット)や脱毛などに対応したエステサロンは、体験レッスンやお試しキャンペーンを用意し、新たな顧客にリーチできるようにしましょう。
新生活がひとまず落ち着き、キャリアアップやスキルアップに興味を持つ人が増えるのが5月です。スクール事業、通信教育などのサイトは、特にホーム(トップページ)でのアピール、さまざまな講座のまとめ方や動線設計の巧拙、コンバージョン(資料請求や申し込み)までのステップのわかりやすさが問われます。5月に向けて問題点を洗い出し、きちんと改善しておきましょう。
このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
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