11月のウェブマーケティング アイデア帳: 年末の準備、秋のウェディウング/七五三、行楽シーズンなど
「月替わりウェブマーケティング」では、4月から3月までの1年間、月ごとのウェブマーケティングに関する取り組みを解説します。第8回は「11月のウェブマーケティング」。年末に向けた準備がはじまる11月にどのようなウェブマーケティングが実施できるかを見ていきましょう。
11月のウェブマーケティングの方向性
大きなイベントや行事は少ないながら、なんとなく気ぜわしさを感じる11月。本格的な冬支度、年末商戦、お歳暮、クリスマス、年末年始に向けて、コンテンツをきちんと準備し、需要増加の取り組みを実施することが大切です。
10月に引きつづき、行楽シーズン。23日(月・祝)は「勤労感謝の日」で、土・日をあわせて3連休。特に紅葉や温泉を楽しめる地域が人気です。そのほかの土・日も、観光や山登り、ハイキング客でにぎわう地域が多いでしょう。
12月の成果は11月の準備で決まると考えて、しっかりと取り組みましょう。とにかく早め早めにマーケティング計画を立て、実施することが、どの業種でも共通のテーマです。
業種別のマーケティングプラン
健康やヘルスケア、コスメに関する商品を扱うショップは、冬の冷え対策、乾燥対策、スキンケア商品をアピールすることが大切です。オウンドメディアやブログなどでおすすめ商品を紹介する際は、しっかりとペルソナ(顧客像)を立て、メッセージ性の強いコンテンツを用意しましょう。カテゴリー横断的な商品のまとめページも有効です。
住宅関係では、年末の異動や転勤に向けた家探しの需要が引きつづき高まる時期。さらに、12月のボーナス支給にあわせた住宅リフォームの相談が増える月です。最近では、二世帯・三世帯リフォームや大幅なリノベーションとともに、住宅ローンの組み替え、贈与税や相続税対策を検討する家庭が多いようです。
住宅リフォーム会社は、このような需要にこたえる特集ページやオウンドメディアの記事を公開し、消費者にわかりやすく伝えましょう。
10月から11月は、秋のウェディングシーズン。七五三は11月15日(日)ですが、神社への参拝は前の週の8日(日)大安にも集中します。これらの行事に関する商品を扱うショップ、美容院やフォトスタジオは、直前需要に向けてしっかりとアピールしましょう。
行楽シーズンということで、11月は「エコドライブ推進月間」。雪の降る地域では、スタッドレスタイヤ、バッテリー、ワイパーなどの点検や購入、スノーブラシや解氷剤の準備など、車に関する需要が高まります。
12月の忘年会やクリスマスパーティの需要も本格化します。飲食店だけでなく、オフィスで気軽にケータリングやデリバリーを楽しむスタイルも一般的になりました。対応しているお店では、特集ページや特設ページでのわかりやすいアピールが必須。地域や属性を絞ったリスティング広告やソーシャルメディア広告も功を奏するでしょう。
このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
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