10月のウェブマーケティング アイデア帳: 秋冬ファッション、ハロウィン、読書週間、体育の日、紅葉 など
「月替わりウェブマーケティング」では、4月から3月までの1年間、月ごとのウェブマーケティングに関する取り組みを解説します。第7回は「10月のウェブマーケティング」。秋が深まる10月にどのようなウェブマーケティングが実施できるかを見ていきましょう。
10月のウェブマーケティングの方向性
9月のシルバーウィークも終わり、いよいよ秋本番の10月。歩く人の装いも変わり、すっかり秋めいてきます。朝晩は寒さが感じられることから、秋冬用ファッションの需要が大きく高まるでしょう。
晴れの日が多く、過ごしやすい気候のため、10月と11月は秋のウェディングシーズンです。10月27日からの読書週間、10月31日のハロウィンなどの秋らしいイベントや、ご家庭によっては11月の七五三の準備もあるでしょう。
12日(月・祝)には「体育の日」があり、土・日とあわせて3連休。東日本では紅葉が見ごろになってきます。家族の行事、団らんやふれあいの機会が多いのが10月です。
業種別のマーケティングプラン
ファッション関係のインターネットショップやECサイトでは、特集ページなどで秋冬ものをしっかりとアピールするのが先決です。トレンドアイテムやトレンドカラーの説明を加える、トータルコーディネートを提案するなど、商品の訴求力だけでなく、ショップやブランドの魅力を高める工夫をしましょう。
秋のウェディングシーズンでは、フォーマルなドレスやスーツ、装飾品などの小物、靴やバッグ、衣装レンタル、美容院でのヘアメイクや着付け、花、写真や動画の撮影、パーティや二次会の飲食店、パーティグッズなどの直前需要が増えます。11月の七五三に向けた準備も同様です。
これらの商品やサービスに対応しているお店は、ホームページで消費者にわかりやすく伝えましょう。リスティング広告やソーシャルメディア広告での属性や地域ターゲティングにもとづく広告配信も効果的です。
10月は年末の異動や転勤に向けて、家探しの需要が増えます。住宅系や不動産系のサービスは、とにかくホームページからの問い合わせにすみやかに対応しましょう。ホームページのコンテンツやデザインだけでなく、問い合わせ対応やフルフィルメント(受注、配送、決済など裏側のしくみ)に関する体制整備もまた、機会損失を防ぐための大切な取り組みです。
10月27日からは読書週間。最近ではインターネット書店や大型書店だけでなく、出版社みずから紙の書籍、電子書籍やPDF書籍を直接販売し、アップデート版のアフターフォローなども含めて読者をサポートするケースが増えてきました。読書週間のアピールやキャンペーンの企画が、需要喚起に有効です。
10月31日のハロウィンに向けて、イベントやグッズ、仮装(コスプレ)衣装の販売が盛んになります。また、カボチャを使った料理レシピ、キャラクターをモチーフにしたユニークな料理法なども人気のようです。パーティやご家庭でのサプライズに、ぜひ参考にしてみてください。
このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
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