6月のウェブマーケティング アイデア帳: 夏のボーナス、父の日、梅雨/湿気/カビ対策 など
「月替わりウェブマーケティング」では、4月から3月までの1年間、ウェブマーケティングに関する月ごとの取り組みを解説します。第3回は「6月のウェブマーケティング」。ボーナス、梅雨、父の日などがある6月に、どのようなウェブマーケティングが実施できるかを見ていきましょう。
6月のウェブマーケティングの方向性
6月は祝日のない月(8月も祝日がありませんが、改正祝日法が施行される2016年から、8月11日が「山の日」となる予定)。5月に盛んだった旅行やレジャーなどの観光需要は、ひとまず落ち着く月です。
公務員のボーナスが6月下旬、大手企業のボーナスが7月上旬に支給されることから、大型家電やデジタル家電、ブランド品、アクセサリー、スポーツ用品など比較的身近なものから、住宅、自動車、株式投資など高額なものまで、大幅な需要増が期待できます。
6月21日には「父の日」があります。また梅雨対策や湿気対策グッズの需要が高まる時期です。これらに関する商品を扱っているショップは、わかりやすいアピールを心がけましょう。
業種別のマーケティングプラン
消費税が再来年(2017年)4月に10%に上がることから、高額な商品やサービスの駆け込み需要が予想されます。いっそう本格化するのは12月のボーナス時期ですが、住宅購入、大幅なリフォームやリノベーションなど、検討から実施、支払いまでの期間が長いものは、6月から7月のボーナスの時期が大きな山と考えてよいでしょう。
自動車、株式投資、保険も、ボーナス時期に需要が大きく増える業種です。キャンペーンを展開したり、わかりやすいプランを提示するのが有効です。
ボーナス支給とあわせて、夏休みやお盆の旅行の計画も現実味を帯びてきます。最近はパックツアーではなく、飛行機や新幹線、宿泊先をインターネットから自分で手配する人も増えています。早めの予約に対する特典、クーポン付与など、消費者の決断をあと押しできるように工夫しましょう。
21日は「父の日」。食べもの、紳士向けファッション、スポーツ用品、健康グッズなどを扱うショップは、ホームページできちんとアピールしましょう。予算に応じた絞り込み機能や、予算ごとのおすすめ商品ページを用意すると、贈る人が選びやすくてよいでしょう。
6月といえば、梅雨。雨対策、湿気対策の需要は6月がピークです。傘、レインブーツやレインコート、洗濯グッズ、速乾性のファブリックやインナーウェア、カビ対策や防湿商品などを扱っているショップは、特集ページでわかりやすくアピールするのが有効です。
6月は、5月に引きつづき、ウェディング(結婚式)シーズンです。エステ、ボディケア、フィットネスの需要も依然として高いでしょう。雨の多い時期は屋内活動の需要が増えるので、観光やレジャーの分野では屋内型施設の需要喚起が特に有効です。
梅雨の時期は気圧の変化によって、歯の痛み、肩こり、腰痛、関節痛など、体の不調をうったえる人が多いようです。歯科、整形外科、整体やマッサージ店などは、受け皿になるページを用意したり、トップページでわかりやすく訴求するのがおすすめです。
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