衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

AdWords側からGoogleアナリティクスとの連携設定を行う

ページ

AdWords側からGoogleアナリティクスとの連携設定を行う

ここから、AdWordsのアカウントとGoogleアナリティクスのアカウントを連携させるための手順を解説していく。

前ページで解説したアカウントの準備ができたら、AdWordsの管理画面のメニュー(Googleアナリティクスの管理画面ではなく)で[ツールと分析](図4赤枠部分)をクリックし、出てきたプルダウンから[Google アナリティクス](図4青枠部分)を選択しよう。

操作手順
  1. [ツールと分析](図4赤枠部分)をクリックする
  2. [Google アナリティクス](図4青枠部分)をクリックする
図4:AdWordsの[ツールと分析]プルダウンを表示
図4:AdWordsの[ツールと分析]プルダウンを表示

すると、AdWords画面内のGoogle アナリティクスのアカウント一覧画面(図5)に移動するので、右上の[アナリティクス設定](図5赤枠部分)をクリックしよう。

図5:AdWords画面内の、アナリティクスのアカウント一覧画面
図5:AdWords画面内の、アナリティクスのアカウント一覧画面

[アナリティクス設定](図5赤枠部分)をクリックすると、AdWords画面内のGoogle アナリティクスのアカウントの管理画面(図6)に移動する。ここで、AdWordsと連携したいGoogle アナリティクスのアカウント(たとえば図6赤枠部分)をクリックする。

図6:AdWords画面内の、Google アナリティクスのアカウント一覧画面
図6:AdWords画面内の、Google アナリティクスのアカウント一覧画面

これで該当するGoogle アナリティクスのアカウントの管理画面内に入ることができる(図7)。管理画面で「データソース」タブ(図7赤枠部分)をクリックしよう。

図7:AdWords画面内の、あるGoogle アナリティクスのアカウントの管理画面
図7:AdWords画面内の、あるGoogle アナリティクスのアカウントの管理画面

「データソース」タブ(図8赤枠部分)を選択した画面(図8)で「アカウントをリンク」(図8青枠部分)をクリックする。

図8:「データソース」タブを選択した画面
図8:「データソース」タブを選択した画面

[アカウントをリンク]をクリックすると、ポップアップ画面(図9)が表示される。

図9:アカウントをリンクする最終設定画面
図9:アカウントをリンクする最終設定画面

出てきたポップアップ画面(図9)で、「リンクのタグを自動で設定する」のラジオボタン(図9赤枠部分)にチェックする(冒頭で解説したようにAdWordsで自動タグ設定が有効になっていると思うので)。また、「このAdWordsアカウントとリンクするアナリティクス プロファイルを選択」のプルダウン(図9青枠部分)で、データを連携したいプロファイル名のチェックボックスにチェックを入れて、[続行]ボタン(図9緑枠部分)をクリックする。

すると、図10のようにリンク作業が完了したことを示す画面が表示される。これで連携作業は終了だ。

図10:AdWords画面内の、Google アナリティクスのアカウントの管理画面の「データソース」画面
図10:AdWords画面内の、Google アナリティクスのアカウントの管理画面の「データソース」画面

Googleアナリティクスから連携完了を確認する

Google アナリティクスの方からも、データ連携ができたことを確認しておこう。AdWordsから連携設定した該当のGoogle アナリティクスのアカウントで、管理画面の「データソース」タブ(図11赤枠部分)に移動してみよう。

図11:Google アナリティクスのアカウントの管理画面の「データソース」画面
図11:Google アナリティクスのアカウントの管理画面の「データソース」画面

AdWordsアカウント内の画面の内容とほとんど同じで、ぱっと見、見分けがつきにくいほどだが、リンクできていることが確認できる(図11青枠部分)。

こうしてようやく[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キャンペーン]レポートにも明細データが出力されるようになる。図12はこの連携作業後に各キャンペーン別に指標が表示されている状態を示したものだ。

図12:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キャンペーン]レポート下部の一覧データ表示部
図12:[トラフィック]>[広告]>[AdWords]>[キャンペーン]レポート下部の一覧データ表示部

ただし、連携すれば「(not set)」表示がすべて一気になくなるというわけではない。この連携作業後にようやくデータが取り込まれ始め、過去データが上書きされていくため、「(not set)」表示は徐々にしか減っていかない。経過期間が必要なので、その点注意が必要だ。なぜなら以前にも解説したが、Google アナリティクスの「参照元」は、訪問時の参照元をそのまま利用しないからだ。Googleアナリティクスの参照元については、「Googleアナリティクスの『参照元』は、どこが特殊なのか?[第25回]」を読んでいただきたい。

GoogleアナリティクスとAdWordsが正しく設定できたところで、次回からは、AdWordsを利用している場合に、コンテンツの閲覧と広告の成果を連動して分析する方法をご紹介しよう。

筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。

筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。 → Google アナリティクス ゼミナール

ページ

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

ダイマ
「ダイマ」は、ダイレクトマーケティング(Direct Marketing)の略。 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]