国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
海外&国内SEO情報ウォッチ

キーワードを詰め込んでもランキングは上がらない

ページ

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

キーワードを詰め込んでもランキングは上がらない
★★★★☆ あまりにも古い小手先SEO (Google Webmaster Central Help Forum)

サイトがインデックスから削除されたのはキーワードを詰め込んだことが原因だと、米国版公式ヘルプフォーラムであるウェブ担当者がグーグルの社員に指摘された。

こちらのスレッドでも同じように、ランキングが下がった理由がキーワードを不自然に繰り返していることだと注意されたウェブ担当者がいる。

キーワードを詰め込む「キーワードスタッフィング」はグーグルのガイドラインに違反した行為だ。そもそも、きわめて稀なキーワードでない限りはキーワードの数が増えたり出現率が上がったりしたところで検索エンジンの評価がアップするということはない。反対にキーワードの乱用はペナルティを誘発するだけだ。

もし万が一まだキーワードの数や比率にこだわって調整しながら記事を書いているとしたら、別のことに労力を費やそう。

急激なリンク減少でリカバリ不能なランキング下降
★★★☆☆ 自然な現象なのかどうか (SEOWizz)

リンクの数が不自然に突然に増えると、グーグルでは何らかのフィルタが発動し検索順位が落ちることがある。ところが、急激にリンクが減った場合にも、順位が落ち込み回復が困難になるケースがあるとこちらの記事では体験談を語っている。

3つのサイトから、テンプレートに埋め込んでサイト中から張られた合計52,000本のリンクを6か月間買っていた。アンカーテキストはすべて同じだ。

このリンクを一度にすべて撤去したところ、ターゲットのキーワードだけではなく、そのキーワードを含む複合キーワードでの流入が大きく落ち込んでしまったそうだ。完全に不自然で明らかに有料リンクだったので外したことがいい方向に向かうと期待していたのにまったく逆の方向へ向かってしまったということだろうか。

失ったリンクを補うために新たにリンクを補強したが効果なく、さらに順位は落ち続けた。

公開したばかりの新しいサイトでは、粗悪とはいえサイト全体に対するリンクを一気に外すときは、急激にリンクを増やすときと同様に、十分に気を付けなければならないと締めくくっている。

1つの事例だけであるし、リンクを一気に外したことだけが原因で回復できないまでに順位が落ちたとは断定できないが、興味深い事象であることは確かだ。

サイトの移転が認識されるのにかかる時間
★★★☆☆ サイトそれぞれ (John Mueller (JohnMu) on Twitter)

ウェブマスターツールでサイトのアドレスを変更したばかりなんですが、どのくらいでグーグルで変更が見られるか分かりますか?

このような質問に、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のように返答していた。

場合によります。クロールの状況はサイトごとにすべて違いますから。でも、301リダイレクトしてウェブマスターツールで設定したのなら、もうすることはありません。待っていてください。

Googlebotがどのくらいの頻度で訪れるサイトなのか、総ページ数はどのくらいなのかなど、さまざまな要因によって移転が認識されるのにかかる期間は変わってくる。一概に3日とか2週間ということはできないだろう。

サイトを移転するときは、ミューラー氏が言っている301リダイレクトと「アドレスの変更」に加えて、新しいドメイン名でのURLへのリンクの張り替えもしておいたほうがいいだろう。内部リンクはすべて、外部リンクは特に重要なものだけでも修正しておきたい。

ウェブマスターツールのリンク元にIPアドレスがでるのは気にしなくてイイ
★★★☆☆ 紛らわしいバグ (Google Webmaster Central Help Forum)

グーグルウェブマスターツールの「サイトへのリンク」セクションで自分のサイトのIPアドレスがリンク元として表示されてしまうことがある。

グーグルの社員によれば、「バグのせいで誤って表示している」だけだとのこと。ここにリンク元としてIPアドレスが表示されていても、サイトへのクロールやインデックスには何ら影響しないとのことだ。

紛らわしいのでこういったバグはなくしてほしいものだが、実害がないということで優先度が低いのだろうか。気にしないようにしよう。

SEO JapanSEO Japanの掲載記事からピックアップ

ユーザーはもちろんのこと検索エンジンにとっても適した記事の書き方を指南する記事を2つ今週はピックアップする。

ページ

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

WWW
「World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ」の略。世界中のサイト( ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]