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Chromeのシェアが10%目前に、2010年12月の世界のブラウザ

14 years 11ヶ月 ago
Net Applicationsのブラウザシェアから。http://marketshare.hitslink.com/browser-market-share.aspx?qprid=3 http://marketshare.hitslink.com/browser-market-share.aspx?qprid=1 Chromeは続伸して9.98%。IE8.0は32.99%。 関連リンク: Chromeのシェアが9%台に、2010年11月の世界のブラウザ(Net Applications) Chromeのシェアが8%台に、2010年10月の世界のブラウザ(Net Applications) Internet Explorerのシェアが6割を切る、2010年9月の世界のブラウザ(Net Applications) Chromeのシェアが7.5%に、2010年8月の世界のブラウザ (
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

はじめての Static FBML

14 years 11ヶ月 ago
冬休みの自由研究のつもりで、フェイスブックの「Static FBML」アプリを利用してファンページにボックスを追加してみた。ファンとそれ以外でコンテンツを出し分けるようにした。
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2010年にもっとも読まれた記事は
http://www.facebook.com/netadreport?v=app_4949752878
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予備知識や手引きがなくても、疑問を検索しては英語を読むの繰り返しで完成させることができた。途中でつまづいた箇所は次の通り。これから「Static FBML」に取り組むひとのために。
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- 「fb:visible-to-connection」を使用してファンとそれ以外にコンテンツを出し分けるようにしても、ファンページ管理者のアカウントでは両方が表示されてしまう。別ブラウザからテスト用アカウントで閲覧すると、ファンおよびそれ以外からの見え方を確認しやすい。
- 「fb:visible-to-connection」を使用してファンとそれ以外にコンテンツを出し分けるようにすると、コンテンツに余分なスペースが表示されてしまうことがある。その余白はCSSで調整できる。
- CSSは、冒頭で「<style></style>」タグを使用して埋め込んでしまうと、IEでは反映されない。CSSは外部ファイルにするかインラインで記述しないといけない。
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参考までに、FBMLのソースを以下に公開しておく。ソースの一部については省略している。
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<link ref="stylesheet" type="text/css" href="http://www.netadreport.com/省略/省略.css" />
<div id="wrapper">
<fb:visible-to-connection>
<h1>2010年にもっとも読まれた記事は</h1>
<p>2010年に「インターネット広告のひみつ」に投稿した700件以上のブログ記事のうち、閲覧数上位10記事は次の通りです。</p>
<ol>
<li><a href="省略">省略</a></li>
<li><a href="省略">省略</a></li>
<li><a href="省略">省略</a></li>
<li><a href="省略">省略</a></li>
<li><a href="省略">省略</a></li>
<li><a href="省略">省略</a></li>
<li><a href="省略">省略</a></li>
<li><a href="省略">省略</a></li>
<li><a href="省略">省略</a></li>
<li><a href="省略">省略</a></li>
</ol>
<div id="share">
<p>この話題をお友だちと共有しましょう。</p>
<fb:share-button class="meta">
<meta name="title" content="2010年にもっとも読まれた記事は: インターネット広告のひみつ" />
<meta name="description" content="2010年の閲覧数上位10記事をファン限定で公開しています。" />
<link rel="target_url" href="http://www.facebook.com/netadreport?v=app_4949752878" />
</fb:share-button>
</div>
<fb:else>
<div id="non-fans">
<p>こちらはファン限定コンテンツです。上部の「いいね!」ボタンをクリックしてください。</p>
</div>
</fb:else>
</fb:visible-to-connection>
</div>

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ちなみに、CSSファイルの内容は次の通り。ファン以外向けのコンテンツに絶対位置を指定して、不要な余白を解消している。
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#wrapper { margin:0; padding:0; }
#non-fans { position:absolute; top:0; left:0; }

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なお、ファンページ内に「いいね!」ボタンを配置する方法は、現在のところ公式にはサポートされていないようだ。
noreply@blogger.com (Kenji)

2010年【総括】今年もエキサイティングな一年でした❤

14 years 11ヶ月 ago

大晦日ということで、毎年恒例の一年の振り返りをしまーす!毎年そう思いますが、今年はことさら疾風怒濤の一年間だった気がします。

まずは全体の話題からっ!


<2010年重大ニュース:国内>
1位:尖閣諸島沖で中国漁船が海保巡視船と衝突、海上保安官が撮影ビデオを流出(9月~)
2位:ノーベル化学賞に根岸氏、鈴木氏(10月)
3位:宮崎で「口蹄疫」発生(4月)
4位:113年間で最も暑い夏、気象庁発表(9月)
5位:鳩山首相退陣、後継に菅副総理・財務相(6月)

<2010年重大ニュース:海外>
1位:チリ鉱山落盤事故、33人「奇跡の救出」(10月)
2位:北朝鮮が韓国を砲撃、韓国側で民間人含む死者4人(11月)
3位:上海万博開幕、7300万人入場(5月)
4位:ハイチでM7.0地震、23万人死亡(1月)
5位:メキシコ湾で原油流出、米史上最悪の海洋汚染事故(4月)

※出典:読売新聞「読者が選ぶ10大ニュース」 via:笑豆(ニコマメ)研究所

とにかく、夏が暑かった!


続いて、(記憶を頼りに)身の回りであったことのまとめ。


<記憶に残った今年の動き>
● フリーミアムが流行語に。実際に多くのFREE戦略が実行された
● フラッシュマーケティングの隆盛。Grouponポンパレが実質一騎打ちに?
もしドラ大ヒット。160万部とかあり得ないから!

● 新たなコミュニケーションプラットフォームの台頭と普及(Blog&mixiがTwitter&Facebookへ)
※ワールドカップの瞬間最高ツイートは3,500(平均は700~800)ツイート/秒で世界最高だったらしい(CAカワムラくん情報)
● K-POPが大ヒット。忘年会ではKARAのケツ振りがプチ流行。個人的には少女時代の方が好き

大晦日におさらいしたい2010年ソーシャルメディア5大ニュース(CNET Japan)


コミュニケーションプラットフォームにも新たな変化が大きかった一年でした。


<2010年から流行り始めた(普及し始めた)プラットフォーム>
● コミュニケーション系
Facebook

● 位置チェックイン系
Foursquare
ロケタッチ
mixiチェックイン
Facebook Places

●写真・画像系
Instagram


次は、2011年の記憶に残ったデジタルキャンペーン。TwitterやFacebookのソーシャルグラフをうまく活用するキャンペーンが続々と出てきた一年でした。下記キャンペーンの共通点は、グラフをうまく使うだけでなく、興味喚起、ブランド体験としての文脈づくりや、クリエイティブの作り込みがすばらしい点。仕掛けと仕組みの両方がしっかりと設計された良事例だと思います。


<2010年の記憶に残ったキャンペーン>

● KDDI IS Parade

● ワコール 踊れ!谷間戦隊ラランヌ

● 高橋酒造 SHIRO Cheers System

● 東芝 20XC – BEYOND THE MEMORY

● JRA 篠田麻里子の写真を作ろう!好き取り!MY JOCKEY


トライバルメディアハウスでも、多くのプロモーションをお手伝いさせて頂きました。また、今年はSMMコンサルティング事業部を立ち上げ、TwitterやFacebook関連のご支援を本格化させた一年でもありました。会社関連のニュースをいくつかご紹介。


<トライバルメディアハウスの2010年総括>

● 1月:Z会の大学のクチコミポータルサイト「ダイガクエスト」サービス開始

● 1月:ベネッセの若年層向けコミュニケーションツール Cal-fee サービス開始
● 3月:クチコミ分析エンジン「ブームリサーチ」にクロスメディア分析機能が実装
● 4月:USJ 「宇宙ジャンケン:AKB48とジャンケンして100万円をゲットしちゃおう!」キャンペーンスタート。累計200万ジャンケン突破

● 4月:ソーシャルメディアマーケティングの参考書を目指した『キズナのマーケティング』(アスキー新書)を出版、多くの方に読んで頂きました。感謝!

● 6月:トライバルメディアハウスのコーポレートサイトをフルリニューアル
● 6月:宣伝会議Internet Marketing & Creative Forum2010に出展
● 6月:USJの夏キャンペーン「ユニバーサル・サマー・アドベンチャー」オープン
● 7月:AIGエジソン生命が家族力研究所を立ち上げ

● 7月:トライバルメディアハウス20訓(基本理念)を策定
● 10月:Facebookファンページ開設・運用支援で cci と業務提携
● 10月:毎年恒例となったトリンプAMO’S STYLE究極のランジェリーが3年目の発売開始

● 10月:USJの公式Twitterアカウントがスタート

● 10月:USJのクリスマススペシャルサイト Limited Christmas が2年目のオープン

● 10月:リクルートSUUMOがFacebookにファンページを開設。開設2ヶ月でファン数2,500人を突破


最後に、2010年一年間のこのブログのアクセス数TOP5をご紹介。2010年4月に前の イケダノリユキのCommunitainment Blog からこのブログに引っ越してきたため、約9ヶ月間の集計


<2010年 ikedanoriyuki.jp ブログアクセスTOP5エントリー>
1位:AKB48ならぬTSM(豊島:年増)48が出現!(笑)
2位:docomoの新キャンペーン:Who is my boss?
3位:【必見】 Did you know? シリーズ
4位:(備忘録的メモ)日本企業のFacebookファンページまとめ
5位:ソーシャルメディア利用実態調査(日経BPコンサルティング)

※番外編(6位)は、【急募!!】トライバルメディアハウス人材募集のお知らせ でした(このエントリーからのご応募で2名の仲間が増えました!)。引き続き熱い想いを持った仲間を募集中なので、興味アリ!という方は こちら からお気軽にご応募ください!


締めくくりに、2010年にTwitter上で話題にっていた記事で、個人的に笑った・泣いたエントリーTOP3をご紹介。どれも一読の価値むちゃくちゃアリなので、ぜひ年末年始のお休み中にどうぞ(雑煮噴出し注意、ハンカチ必須


<笑った・泣いたコンテンツTOP3>

1位:NAVER 【コーヒー】テレビ番組のネ申テロップ【吹いた】
2位:オモコロ特集「Twitterは本当にモテるのか?」
3位:あるクリスマスの日の出来事

1位と2位は腹筋がやばかったネタ、3位はリアルに涙腺に来たネタ(且つ自分の「仕事」というものを再認したネタ)でした。この3つは永久保存版ですな。


ということで、今年も最高に楽しい一年間でした。皆様、本当にお世話になりました!来年(2011年)も宜しくお願い致しますっ!

2010年にもっとも読まれた記事は

14 years 11ヶ月 ago
2010年に「インターネット広告のひみつ」に投稿した700件以上のブログ記事のうち、閲覧数上位10記事は次の通りです。
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1. ?
2. ?
3. ?
4. 行動ターゲティング広告の自主規制動向
5. 電通によるAKQAの買収観測が浮上
6. 放棄ドメイン名によるブランド棄損問題
7. ディスプレイ広告の最先端
8. いいね!ボタン付きのディスプレイ広告
9. マッキンゼーによるクチコミ評価方法
10. アップル「iAd」は失敗する
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このブログのファンでないと興味のない話題だと思うので、上位3記事、および各記事のリンクは、次のフェイスブックのファンページにおいてファン限定で公開します。
noreply@blogger.com (Kenji)

米国ネット広告費、2011年は10%成長か

14 years 11ヶ月 ago
スタンダードアンドプアーズファイナンシャルサービシズが、2011年のインターネット業界を予測。アメリカのインターネット広告費は10%成長するという。アメリカのヤフーが日本のヤフーの株式の一部を売却する可能性などについても言及している。
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S&P Equity Research Issues Internet Predictions for 2011
http://www.prnewswire.com/news-releases/sp-equity-research-issues-internet-predictions-for-2011-112618124.html
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noreply@blogger.com (Kenji)

米ECサイト満足度1位はAmazonとNetflix

14 years 11ヶ月 ago
2010/12/29のThe ForeSee Results E-Retail Satisfaction Index (U.S. Holiday Edition)から。 ・上位40サイトの満足度は2009年の79ポイントから1ポイント下落して78ポイントとなった ・上位はAmazon(86), Netflix(86), QVC(84),Avon(83), L.L. Bean(83), Newegg(82),Apple(82) 関連リンク: 米顧客満足度指数(ACSI)、ソーシャルメディアのカテゴリーは低くFacebookは64点 米政府サイトの満足度、75.2点で過去7年の最高をマーク 米ECサイト満足度1位はNetflix.com、2位にAmazon.com 米EC満足度指数が、この3年で初のダウン
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米インターネットユーザーの65%、コンテンツに支払い

14 years 11ヶ月 ago
2010/12/30のThe Pew Research Center's Internet & American Life Projectのリリースから。 http://www.pewinternet.org/Reports/2010/Paying-for-Content.aspx http://www.pewinternet.org/~/media//Files/Reports/2010/PIP-Paying-for-Online-Content_final.pdf 購入コンテンツのカテゴリーとしては、33%がデジタル音楽、33%がソフトウエア、21%が携帯やタブレット向けのアプリ、19%がデジタルゲームなどとなった。
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2014年にWi-Hiのホットスポットでの接続回数、年間で110億を超える

14 years 11ヶ月 ago
2010/12/30のIn-Statのリリースから。 http://www.instat.com/press.asp?ID=2966&sku=IN1004769WS AT&Tによると、2010Q1では接続が対前年比5倍になったらしい。2010年は年間20億回以上と推定。アジア太平洋地域が世界の全体の4分の1を占めるとしている。世界のホットスポットは2010年末に32万箇所の規模になると推定している。 関連リンク: 世界のホットスポット、2009年に24万5千箇所 米2009上半期、モバイルのWi-Fiホットスポットが79%増加
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英オンラインショッピング、12/27が12/26に次いで年間2位に

14 years 11ヶ月 ago
2010/12/30のHitwiseのブログから。 http://weblogs.hitwise.com/robin-goad/2010/12/27_december_second_busiest_day.html クリスマス後のオンラインショッピングが盛んな理由としては、今年クリスマス以前に雪でショッピングができなかったことと、2011年1月の付加価値税のアップがあるようだ。 関連リンク:英クリスマスのオンラインショッピング、eBayやamazonが好調 英クリスマス当日のオンライン・ショッピング、480万人が1.5億ポンド 英Cyber Sundayに最も検索された商品はレゴ、Apple製品も上位に イギリスにはCyber Mondayなどない
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ソーシャルメディアが語られていた業界シェア、技術12.6%、コミュニケーション12.6%

14 years 11ヶ月 ago
2010/12/30のsysomos Blogから。http://blog.sysomos.com/2010/12/30/looking-back-at-social-media-in-2010/ これはブログやSNS、Twitterやメディアなどから集めた情報によるものらしい。ソースは偏っているとは思われるが、国別のシェアは米国45.8%、英国11.4%、カナダ4.8%などとなっている。英語圏だけが対象かもしれない。どのように推測したのかわからないが、男性比率が71%、年齢では21-35歳が37.9%、36-50歳が41.3%となっている。 関連リンク: 米従業員100人以上の企業の73%がマーケティングのためにソーシャルメディアのツールを利用 米ソーシャルネットワークマーケティング、2015年に2010年の5倍超の380億ドルに 世界でメール利用時間をソーシャルサイト
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米EC商戦、12/26までで対前年同期比13%増の308億ドルに

14 years 11ヶ月 ago
2010/12/29のcomScoreのリリースから。 http://www.comscore.com/Press_Events/Press_Releases/2010/12/Final_Pre_Christmas_Push_Propels_U.S._Online_Holiday_Season_Spending 12/20-12/26の1週間は24.5億ドルで対前年比17%となった。対前年比で好調だったカテゴリーはコンピュータハードウエアが23%増、本・雑誌が22%増、家電21%、コンピュータソフトウエアが20%増、おもちゃ16%増などとなった。 関連リンク: 米EC商戦、12/19の週は対前年同期比14%増の55億ドルに 米年末の小売サイト利用者、前年対比42%増 米EC年末商戦、Free Shipping Day (12/17)も9億ドル超え 米EC年末商戦、12/13までは
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トリプルメディア時代のテレビ広告投下量についての一考察

14 years 11ヶ月 ago

 テレビ広告の効果に関する議論は当然昔からあって、変遷しながら様々な考え方が提示されてきたが、トリプルメディア時代には、また従来の考え方と少し違ってくるように思える。
 最初に断っておくが、競合ブランドの出稿状況との兼ね合い(シェア・オブ・ボイス)は大きな要素で、投下量の最適化というのはそう簡単ではない。それは別途考慮されるべきものとの前提で、下記に考え方を記す。(今回はどちらかというとマス広告のバイイングを主にやってきた宣伝担当の方向きの話です。)

 テレビ広告の到達量と、広告認知率の相関は変数が多く、特にクリエイティブによって、またそもそものブランド力(コミュニケーション資産)によって違う。個人GRPで500%以下の投下で、広告認知率が10%しかとれないものも、80%取れるものもある。また認知率調査をすると、必ず誤認、つまり実際にはやっていない広告を認知したと答えるケースがある。まあ平均値で〇〇GRPで広告認知〇〇%ということにはなるが、さてテーマはどんな指標を目標にするかということになる。

 もちろん商品カテゴリーやブランドごと、あるいはターゲットによっても変わってくるが、しっかりした調査をしてきているブランドでは、単純な認知の先にある評価、つまり「魅力がある」と評価したり、「評判がいい」と周りの評価を認識していたり、「購入意向」、「購入実績」を抑えている。

 おそらく「続・トリプルメディアマーケティング」的な講演では、お話すると思うが、従来の意識調査で把握できる指標だけでなく、トリプルメディア時代では、行動を把握できる、そしてこのユーザー行動を指標として管理し、それをドライブさせるマーケティング施策が必要となる。(この件の詳細は別途)

 さて、こうした認知以上の指標をしっかりとると、テレビとネットを組み合わせる目的が明確になってくる。例えば、テレビCMだけで認知した人の「評価」、「購入意向」、「購入経験」と、テレビCMとWebの両方で認知した人の、同じ指標に大きな差がでている場合、「単なる広告認知者」をより多く獲得するよりは、いかに「ブランド評価者」を獲得するかを目標にする方が戦略的だと云える。というのも、ブランドを評価してくれたり、購入して利用経験をしてくれる人を獲得する方が、ソーシャルメディア空間でのレピュテーションをより期待できるからであり、逆にいうといくら広告を認知する人だけを多く獲得しても、オピニオンをもって発信してくる人を獲得できないなら、広告投資のパフォーマンスは低いと言わざるを得ないからである。

 そこで、同じ投下コストでリーチをシミュレーションしてみる。スポットの取り方や持ち単価にもよるが、あるケースだと、テレビで約3億円の出稿をしても、5千万円減らして2億5千万円にしてもリーチはほとんど変わらない。テレビを減らした分の5千万円をネット広告に投じてみると(プランの詳細は省くが)20%強のリーチが獲得できる。テレビと合わせると、テレビだけより多くののリーチが獲れる。(テレビだけでこのリーチを獲得するには約4億5千万が必要だ。)
その上で、テレビとネットの両方に接触した人の広告認知以上の「ブランド評価者」、「購入意向者」、「利用経験者」をしっかり捕捉して、どう組み合わせると単なる「広告認知」だけでなく「ブランド評価者」をより多く獲得できるかをベンチマークする必要がある。

 もちろんこれはメディア配分の議論だけでは意味がない。コミュニケーション施策そのもの(コミュニケーションプラン全体)が何を目標に設計されるかということに帰結する。
トリプルメディアの3つの円の真ん中(3つが重なっている部分)には、「統合シナリオ」というべき「コミュニケーション戦略」が位置づけられる。

 今、生活者のデジタルメディアへの接触時間は、メディア接触時間の21.6%を占めている。一方、広告費としては10%強しかないので、このギャップは埋まっていくべきものと考えられるが、単にそういうことより、「ブランド評価者」の獲得効率で、テレビ出稿やWeb施策、モバイル施策、ソーシャルメディア施策を、トリプルメディア連動という概念のなかで組み合わせることが必要である。結果的にデジタルメディア投資は増えるとは思うが・・・。

 マス広告を中心にペイドメディアへの出稿をメインでやってきた宣伝部でとっては、オウンドメディアとソーシャルメディアを考慮して組み合わせないといけないというミッションは、そんなに簡単ではない。ただ、ソーシャルメディアにも連携して「ブランド評価者」をいかに効果的かつ効率的に獲得するかということに、目標を再設定すると、到達量や認知率だけを指標にしていた時代よりは、マーケティング担当(ブランド担当)や広報担当、顧客窓口担当と連携して、同じ目標を共有して機能する「トリプルメディアマーケティング」発想に近づくのではないかと考える。

 組織体制が時代に追いつくにはそれなりの時間がかかる。この間、いくら組織体制が悪いと愚痴を言ってみても、対応できなければ担当者のせいにされるのだから、企業内で、少なくとも、ブランドのマーケティング担当者と、広報担当者と、お客様窓口担当者は、マインドと情報の共有を進めた方がいい。3者で「握る」ことをお薦めする。このあたりうの詳細は、来年の講演で・・・。

「売れない時代に売る新常識」を読んだ

14 years 11ヶ月 ago
筆者ご本人から出版のご連絡があり、献本をお願いした。 各章に対応した法則を並べると、こうなる 法則1「共犯」:顧客と一緒に泣き、笑うこと 法則2「あさって」:未来を見て仕事すること 法則3「越境」:境界を無くしてみること 法則4「ものさし」:ゲームのルールを変えること 法則5「雪だるま」:寝てても儲かる仕組みを作ること 法則6「現場」:売り場の都合で経営させること 法則7「いいね!」:他人に薦めてもらうこと 基本的には成功事例をベースに各法則を紹介している。それぞれの事例はよく語られている有名なものが多いが、知らないものもあった。ページ数も手ごろでコンパクトにまとめられているせいか、読みやすかった。 法則の一つ一つはありふれたものだが、7つにまとめたところがうまい。なかなか自分事にしてみると、どう適用したらいいのかというのは簡単ではないが、ちょっとマーケティング的に悩んでいる方
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米facebookが2年連続で最も検索された言葉のトップ

14 years 11ヶ月 ago
2010/12/29のHitwiseのリリースから。 http://www.hitwise.com/us/press-center/press-releases/facebook-was-the-top-search-term-in-2010-for-sec/ 米国での検索語は"facebook login"が2009年の9位から2位へ上昇、"YouTube"が4位から3位へ。"myspace"が2位から5位へダウン。50位へ新しく入って来たものには、netflix, verizon wireless, espn, chase, pogo, tagged, wells fargo, yellow pages, poptropica, games , huluなどがあるという。 また2010/1-11で最も米ウェブサイトで見られたのはwww.facebook.comで、2009年の3位
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The Dentsu Way

14 years 11ヶ月 ago
電通が英語圏で出版した書籍「The Dentsu Way: Secrets of Cross Switch Marketing from the World's Most Innovative Advertising Agency」をいただいた。日本で出版した「クロスイッチ」に、電通グループの企業理念や歴史、事業領域の特徴などを加筆したもので、電通グループについて解説した初の英語版書籍だという。
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The Dentsu Way
http://www.dentsu.co.jp/crosswitch/column/101203.html
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電通アメリカのブログでは、第1章のPDFファイルが公開されている(最下行の「Read the first chapter here」をクリック)。「鬼十則」は英語で「Ten Spartan Rules」。
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The Dentsu Way
http://dentsuamerica.com/blog/2010/12/03/the-dentsu-way/
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noreply@blogger.com (Kenji)

経営を支えるIT部門実現の記録

14 years 11ヶ月 ago
講演『経営を支えるIT部門実現の記録』の資料を公開しました。 33歳当時に、国内ベンチャーでIT部門の大きな改革を行い、1年半で成果が出たため、日経BPやオラクル、DELL、アシストさんに取り上げていただきました。この頃の活動をこの後、制作やマーケティングの分野に応用していきました。初めての講演だったので資料が荒いですが、ご参考まで。

2010/9末日本のFTTHの契約数、前期比3.0%増の1,912 万

14 years 11ヶ月 ago
2010/12/28の総務省の電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(平成22年度第2四半期(9月末)) から。 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_01000003.html http://www.soumu.go.jp/main_content/000096907.pdf (1) ブロードバンドサービスの契約数は3,402万(前期比1.4%増)と増加が続いています。 (2) DSLの契約数については、899 万(前期比4.0%減)と減少が続いています。シェアについては、シェア1位のソフトバンクBBが38.4%(前期比0.2ポイント減)、シェア2位のNTT東西が34.9%(前期比0.1ポイント増)とおおむね横ばいとなっています。 (3) FTTHの契約数については、1,912 万(前期比3.0%増)と増加
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

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