ネットショップ担当者フォーラム

真夏のネッ担・人気記事ランキング。1位はあの通販企業「不振の理由」 | 週間人気記事ランキング

9 years 2ヶ月 ago

お盆休みを挟んだ3週間分のアクセスランキング。1位はニッセンの業績不振についての編集長のレポートです。もっとも多くの「いいね!」を獲得したのは、アクセスランキング4位のピーチジョンが店舗IoTプラットフォームを導入した話題です。

  1. ニッセンの業績不振を招いた「価格訴求」。なぜお客は離れたのか?

    tweet27このエントリーをはてなブックマークに追加

    競合の増加、消費者の購入行動の多様化が、「低価格」を売りしていたニッセンの価格優位性を失わせた

    2016/8/9
  2. 無印良品の子会社IDEEがEC事業部を解体したワケ

    tweet23このエントリーをはてなブックマークに追加

    EC事業部を解体し、宣伝販促室の中にECチームを組み入れることで全社売上拡大をめざした

    2016/8/8
  3. Facebook、Twitter、Instagram。3大SNSのユーザーがよく見ているショッピングサイトは?

    tweet65このエントリーをはてなブックマークに追加

    3大SNSユーザーの属性やショッピングサイトの利用傾向を調査(連載第8回)

    2016/8/10
  4. 「ECだけではダメ」。ピーチ・ジョンが店舗にIoTを導入、顧客体験の向上をめざす理由

    ピーチ・ジョンは、通販・ECだけではなく、実店舗における顧客体験の満足度を高めることが重要だと判断

    2016/8/18
  5. 通販サイトの目標予算を達成するために役立つ手法「ギャップスタディー」とは

    どんなECサイトにも当てはまる成長するための通販の鉄則を仲庭氏が解説(第5回)

    2016/8/18
  6. ヤマト運輸、受取時間帯を曜日ごとに事前設定できる「Myカレンダーサービス」を開始

    クロネコメンバーズの会員向けに宅配便を受け取りやすい時間帯を曜日ごとに設定できる

    2016/8/23
  7. 【詳報】「Yahoo!ショッピング」が店舗に提供するリピート&優良顧客獲得の施策を解説

    CRMパッケージ「R∞(アールエイト)」を「Yahoo!ショッピング」用にカスタマイズし、「STORE's R∞」として導入

    2016/8/22
  8. スマホ訪問者が多いECサイトは「楽天市場」、「Yahoo!ショッピング」はPC利用で猛追

    スマホ利用者のサイト訪問者数が多いサイトTOP3は、「楽天市場」(1位)「Yahoo!知恵袋」(2位)「Amazon」(3位)

    2016/8/5
  9. ヤマト運輸、コンビニ受け取り利用時の事業者負担を無料化

    購入者はクロネコメンバーズ会員でなくてもコンビニ受け取りが利用できるようにする

    2016/8/5
  10. 公取委がアマゾンに立ち入り検査、出品者に安価設定を要求か

    アマゾンでの販売価格を、他モールと同等、もしくはそれ以下にするよう要求

    2016/8/8

※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

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通販・EC市場は6.5兆円(2015年度)で約6%成長。市場規模は17年連続で拡大中

9 years 2ヶ月 ago

2015年度(2015年4月~2016年3月)の通販・EC市場は前年度比5.9%増の6兆5000億円市場に拡大――。

公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)は8月25日、2015年度の通販・EC市場の売上高調査の速報値を公表した。

通販・EC市場は6兆5100億円で前年度比5.9%増。金額ベースで3600億円増加した。

JADMAによると、1998年度のマイナス成長依頼、17年連続で市場は拡大。直近10年の平均成長率は6.9%という高い成長を遂げている。

日本通信販売協会(MADAM)の調査によると、通販・EC市場は6兆5100億円で前年度比5.9%増、金額ベースで3600億円増加

通販市場は17年連続で拡大を続けている

JADMAは調査結果から市場拡大の要因を3点あげた。

  • 楽天、アマゾン、スタートトゥディなど、プラットフォーム系企業が市場参入・拡大のけん引役となっている
  • 店舗系ネット通販、BtoB系通販の躍進
  • マーケティングツールからフルフィルメントサービスまで、周辺企業による通販支援サービスの充実など

今回の調査は会員情報に加え、会員475社(調査時点)を対象に実施した「第34回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員190社の売上高を加えて算出した。調査期間は2016年7月7日~8月9日。

なお、経産省の調査では、2015年(2015年1~12月)の通販・EC市場規模は物販系で7兆2398億円(前年比6.4%増)と算出している。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

カタログの人気コンテンツをECにも掲載。紙媒体とネットの連動を進めるライトアップショッピングクラブ

9 years 2ヶ月 ago

趣味用品などのカタログ通販を展開するライトアップショッピングクラブが、ECサイト内のコンテンツの充実を進めている。

通販カタログで紹介するたびに高い反響がある「愛用者の声」特集を、オンラインショップでの掲載を開始。

実際に商品を愛用している消費者に、お気に入りの点、使っているシーン、コーディネートなど、着たり使った経験を通じて得た商品の魅力を紹介する内容となっている。

「愛用者の声」特集

2016年3月に東急プラザ銀座にリニューアルオープンした銀座店の店長・大沼氏が、店頭で人気の商品を紹介する「店長・大沼がお薦めするLightUp/Zekoo銀座店の人気商品」というコーナーを開設。商品1つひとつのお薦めポイントや、店頭で商品を見た人が気に入った点、使い方のアイデアなどを大沼氏が語っている。

「店長・大沼がお薦めするLightUp/Zekoo銀座店の人気商品」

このほか、直営店の情報や各種特集を実施。今後もECサイト内のコンテンツの強化を進めていくことで、ECサイトを訪れるユーザーの拡大につなげていく。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

単品通販サイト向け訴求軸検証・改善ソリューション「Value Explorer」の提供を開始、ペンシル

9 years 2ヶ月 ago

ECコンサルティングサービスのペンシルは8月25日、ユーザー・インタフェース改善を簡単に実現するサービスを展開するKaizen Platformと業務提携し、単品通販サイトに向けた訴求軸の検証・改善特化のソリューション「Value Explorer(バリューエクスプローラ)」の提供を開始した。

スピーディーにECサイトのABテストを実施。流入が少ない中小規模ECサイトでも、中長期的にテストを行うことで流入数を確保しながら改善活動を行えるようになる。

「Value Explorer(バリューエクスプローラ)」は通販企業などから、「ランディングページを作成する際、顧客心理に刺さる訴求軸がなかなか見つからない」といった悩みの声があがったことから開発。

テストプラン作成からテスト運用、結果分析までを支援する、訴求軸の発見に特化したサービスとして設計した。

「Kaizen Platform」に登録している約4000名のグロースハッカーを活用。約1週間で訴求軸のABテスト運用を実施すし、どちらの訴求軸が良いかを判別することができる。

2クール(3か月x2回)を1セットとし、第1クールではターゲットを細かく絞らず幅広く訴求点を探索。第2クールは第1クールの結果をもとに、誘導元別、モチベーション別、時間帯/性別/曜日別などでターゲットを細かく設定し、最適な訴求点を決定することができる。

Value Explorerを利用した訴求点の見つけ方の例

改善活動で得られた結果はペンシルが独自開発する戦略的サイト分析ツール「スマートチーター」を活用して分析。TVCMやインフォマーシャルなどオフラインのマーケティング戦略にもフィードバックすることが可能になる。

ペンシルは2016年9月までにファーストユーザーの獲得し、年度内にEC事業社20社への導入をめざす。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

EC企業が長く利用する物流会社「カインズ商配」 その理由は? | 星川保の突撃!!EC物流倉庫

9 years 2ヶ月 ago

カインズ商配のクライアント企業は、月間5万件程の医薬部外品販売事業者、月間2万件程のレディースアパレル、靴、バッグ、一部冷蔵保管が必要なまつ毛のエクステといった美容関連商材など多岐にわたる商材を扱う。文具や玩具、家電といったメーカーの卸物流も受託。BtoC物流からBtoB物流にも対応する。

継続契約し続けるEC企業が多い

千葉県野田市を中心に茨城県に2拠点、山形県に1拠点と総坪数1万800坪で営業を展開。2017年5月には茨城県坂東市に約3000坪のEC物流に特化した新センターを竣工する予定。新センターは空調完備で、一定温度の保管が必要な商材の受け入れにも対応する。

カインズ商配が2017年5月、茨城県坂東市に開設する新物流センター

2017年5月に茨城県坂東市に開設する新物流センターのイメージ

カインズ商配の経営理念は「お客さまへの3つのお約束〜①親切な対応 ②立場に立ったご提案 ③繁盛に貢献〜」。

こうした経営理念にもとづいた業務対応が、一度契約したEC事業者が継続契約し続ける大きな理由の1つという。

現場作業者も含めた月次定例会など、対面を通じた顧客企業とのコミュニケーションを重視している。“顧客企業の声が新たな価値(サービス)を生み出す”という考え方があり、互いにパートナーとして本音で語り合う。クライアント企業の将来のビジョンをしっかりと共有し、「信頼」「安心」「安全」を創り出していくのが目的だ。

システム化を図って効率化を重視する傾向があるが、カインズ商配はこういった泥臭い業務に、新たな気付きや価値(サービス)へのヒントが隠れているのを長年の受託業務から経験。カインズ商配の物流戦略の1つの柱にもなっている。

物流現場での人材育成の一環で、クライアント企業の理念の唱和を朝礼時に実施するなど、現場スタッフ1人ひとりがクライアントの立場で行動ができるように教育も徹底している。

庫内作業の様子

受注対応、顧客管理などバックヤード業務をまとめて対応

カインズ商配は物流代行サービスだけではなく、通販フルフィルメントサービスも手がける。

  • 受注対応
  • 問い合わせ対応
  • 返品対応
  • クレーム対応
  • キャンペーン対応
  • 顧客管理
  • DMデータ作成および発送
  • 商品保管および発送
  • 債権管理

といった通販を行うためのシステム、人材、設備を完備。受注代行・コールセンター部隊は、発注した事業者のCRM戦略をしっかりと担えるように、細心のチェック体制で業務遂行にあたる。

通販のバックヤード業務は毎日のルーティン業務。そのため、物流、受注、コールセンターを異なる会社に委託していると、管理が煩雑となり効率が悪くなる。こうしたバックヤード業務を一手に請け負えることは、委託事業者側のクオリティ担保と業務の効率化はもちろん、コスト圧縮につながることが評価を得ている。

すべての作業現場にハンディターミナルを採用し、業務精度の向上、事務処理の簡素化によるローコストオペレーションを実現。社内にシステムエンジニアが在籍しているため、業務フローが異なる各作業現場の要望を素早くシステム化している。

カインズ商配の伊通洋二専務取締役は今後の展望を次のように語る。

他社からのリプレイス案件が多く、乗り換えた事業者は品質とコスト(運送料含め)にメリットを感じてもらっている。今後もパートナー企業としての取り組みを強化し、クライアント先の商売繁盛にバックヤード領域からしっかりと貢献をしていく。

昨今は通販事業者も販売チャネルが多岐にわたってきている。BtoC配送、卸物流、店舗物流などは対応しているが、今後さらに増えるであろう細かい納入条件への対応も問題なく行う体制を完備している。特に単品通販系の事業者(健康食品・化粧品・サプリメント)には、コストも含めメリットを感じてもらえると考えている。

カインズ商配 伊通洋二 専務取締役

専務取締役・伊通洋二氏

星川 保

ディヴォートソリューション 株式会社  取締役

2005年2月、セレクチュアー株式会社へ入社。「アンジェ web shop」の商品部部長、物流委託先の責任者を務める。その後、同社ソリューション部の倉庫マッチング事業を担当し、120社を超える物流改善を手掛ける。2012年8月、ソリューション部の独立によりセレクチュアーソリューション株式会社(現・ディヴォートソリューション株式会社)の創業メンバーとして取締役へ就任。web制作、イメージ撮影、物流倉庫マッチング、コンセプト設計などEC支援事業全般をサポートし活動中。

 

星川 保

米メイシーズの100店舗閉鎖から見える「店舗とEC」「オムニチャネル」の行方

9 years 2ヶ月 ago

米百貨店のメイシーズがアマゾンの「プライムデー」と同時期(7月)に初めて開催した「7月のブラックフライデー」のセールイベントで、記録的な売り上げを達成しました。

「7月のブラックフライデー」セールがけん引役となり、2016年5~7月期(第2四半期)のメイシーズの売り上げは好調でした。

インターネットリテイラー社発行の「北米トップEC事業社 500 2016年版」で第6位のメイシーズは、7月12日にオンラインと店舗でのプロモーションを展開。アマゾンの「プライムデー」と同日に開催し、「(7月のブラックフライデーは)店舗およびオンラインともに上半期最高の売り上げを達成した」とテリー・ラングドレンCEOは語りました。

ただ、ラングドレンCEO、メイシーズも売り上げの金額は明らかにしていません。

メイシーズは第1四半期に続き、第2四半期もオンライン売上が2桁台で成長しましたが、詳しい数字は明らかになっていません。

しかしながら、第2四半期の全体売上は前年同期比で3.9%減少。2016年2~4月期(上半期)は同5.7%減でした。第2四半期はオンラインも含めて取引数が同5%減少しています。

売り上げが振るわないなか、メイシーズは来年中に100店舗を閉店すると発表しました。現在ある店舗の13.7%を閉鎖し、コスト削減を図ります。メイシーズによると、100店舗の閉鎖で10億ドルの売り上げ損失になりますが、それを上回るオペレーションコストがカットできるようになります。

2016年第2四半期に関してアナリストに説明した際、カレン・ホグエットCFOは、「『Macys.com』を含む他の店舗による売り上げで、100店舗閉鎖に伴う売上損失をカバーできます」と語ったそうです(Seeking Alpha社の記録)。

業界の専門家たちは、メイシーズが100店舗閉鎖するのは時代の流れだと話します。

メイシーズのような古いリテイラーは、スピードボートレースを貨物船で戦っているようなものです。

すぐに戦略を変えることができないため、超過重量分を捨てようとしているわけですが、時代遅れのシステム、チーム、作業で運営されている貨物船は、結局はどうしようとも図体の大きな古臭い船なのです。

メイシーズのような企業は、現在と未来の消費者のニーズを捉え、素早く、効果的に応えていくために、どのように技術やビジネスを設計しなければいけないか、抜本的に考え直さなくてはいけません

ソフトウェア開発などのThoughtWorks Retail社の顧客&イノベーション戦略担当ダイアン・イニス氏はこう語ります。もちろん、メイシーズも努力をしていないわけではありません。

メイシーズのホグエットCFOは、「メイシーズは、オムニチャネルリテールのリーダーになると決めています。店舗とオンラインの正しいバランスを見つけるつもりです」とアナリスト達に説明します。

また、アナリストからの質問に対してホグエットCFOは、こう話しています。

メイシーズの店舗はアマゾン(「北米トップEC事業社 500 2016年版」 第1位)のような企業と競争するにあたり、競争力の高いサービスを展開していきます。さまざまな商品を提供しているメイシーズの店舗では、お客さまにすぐに満足をしていただくことが可能です。

多くのお客さまにとって、実際の色を確認し、生地を触り、試着することができるというのは、今もなお、買い物時の最重要事項なのです。

ウェブ分析サービスを提供するSimilarWeb社のデータによると、メイシーズのサイトには過去半年間に3億6310万人が訪問。月平均で6050万人、全体の58.8%がモバイル端末からアクセスしています。

メイシーズのアプリは、グーグルプレイで63位、アップルストアでは46位にランクイン。また、インターネットリテイラー社発行のレポート「モバイル Top500 2016年版」では19位にランクインしています。

モバイル経由の売り上げは2015年に12億6400万ドルで、2014年の7億900万ドルから60%アップしています。

モバイルアプリや技術的な改善のおかげで、コンバージョンが上がり、売り上げに寄与しています。使い勝手の悪さを取り除くことに集中して投資をしているのです。

ホグエットCFOはこう語っています。

2016年第2四半期実績

  • 純売上高 → 58億6000万ドル(前年同期の61億ドルから3.9%減)
  • 既存店ベースの売り上げ → 前年同期から2%減
  • 純利益 → 900万ドル(前年同期は2億1700万ドル)

2016年上半期実績

  • 純売上高 → 110億6400万ドル(前年同期の120億3400万ドルから5.7%減)
  • 既存店ベースの売り上げ → 前年同期から3.8%減
  • 純利益 → 1億2400万ドル(前年同期は4億1000万ドル)

Internet RETAILER

世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

Internet RETAILER

「楽天ID決済」を決済サービスの1つに追加、ペイジェント

9 years 2ヶ月 ago

ペイジェントは8月24日、EC事業者など加盟店に対して提供する決済手段の1つとして楽天のID決済サービス「楽天ID決済」を追加した。

ペイジェントの決済サービスを導入する加盟店は、クレジットカード決済や銀行振込、コンビニ決済など併せて、「楽天ID決済」の提供が可能となる

「楽天ID決済」は累計会員数1億1040万人(2016年6月時点)の楽天会員が楽天グループ外のECサイトでも、楽天会員IDを用いてオンライン決済が利用できるサービス。

楽天会員IDに登録しているクレジットカード情報を利用して決済できることに加え、決済時には「楽天スーパーポイント」の獲得・利用することができる。

EC事業者は「楽天ID決済」の導入で、決済選択時の離脱率の低下が期待できる。また、「楽天スーパーポイント」の獲得・利用できるので、消費者の購買意欲を増加し、売上拡大を図ることが可能。

「楽天ID決済」の導入メリット

楽天では現在、各種ショッピングカートやEC構築パッケージ、決済代行サービスとの連携を進めている。1年前は1000サイトほどだった導入サイトは現在、3000サイトほどにまで拡大。物販サイトからの導入が増えているという。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

ECサイトでコンテンツマーケティングが重要な理由とコンテンツの制作方法 | アラタナECコンサルがお伝えするECビジネスの課題を解決するヒント

9 years 2ヶ月 ago

専門性が高い記事が重要な3つの理由とその制作方法

最近はWebメディアでさまざまなコンテンツが発信されていますが、最も重要なのはその「中身」です。

Googleが2015年に更新した「検索品質評価ガイドライン」の中でも「E-A-T」については強調されており、これまでよりもさらにコンテンツの専門性が求められるようになりました。

今回は、専門性の高いコンテンツが重要な理由をお伝えし、専門的なコンテンツ制作を実現するための方法をご紹介します。※コンテンツの「E-A-T」については下の記事をご覧ください。

コンテンツ制作の際に重要なポイントとなる”E-A-T”とは
https://www.magolis.com/contents/ec-consulting/2383.html

専門性の高いコンテンツが重要な3つの理由

専門性の高いコンテンツが必要とされるのには理由があります。ここでは3つの理由をご紹介します。

1.オリジナル性がある

記事コンテンツで多く見られがちなのが、どこかのサイトに書いてあった情報を広く浅くまとめ、軽く意見を述べる構成。ありふれた情報や似たような切り口で書かれたコンテンツは、読者を飽きさせてしまう原因の一つです。

その点、専門性が高いコンテンツは専門知識に基づいた一次情報が多いため、オリジナル性が高く目新しいコンテンツとなっています。

キュレーションサイトやSNSなどで似たような記事コンテンツが氾濫する中、オリジナル性は強い武器となるでしょう。

2.情報の信頼性が高い

専門性の高いコンテンツを執筆する過程で、その分野に関する豊富な知識量が求められるため、結果として情報の信頼性も高まることになります。

業界の第一線で活躍している方が書いたコンテンツは、現場目線での役立つ情報や最新情報も多く、読者にとっても有益な情報が多く盛り込まれています。

また、信頼性の高い情報を発信することで、掲載メディアやサイトのファンも増えて認知度も上がるなど、良いサイクルが生まれるでしょう。

3.SEO(検索エンジン最適化)で有利

専門性の高いコンテンツはSEO(検索エンジン対策)にも有利に働きます。

ありきたりな内容や一般的に目立たないコンテンツ内容の場合、検索順位の上位を狙うことは簡単ではありません。

また、類似した内容や構成の記事は、検索エンジンに「重複コンテンツ」として認識され、検索結果の順位が下がってしまう可能性も。

しかし、専門性が高いコンテンツの場合はオリジナル性が高く有益な情報を含んでいるため、検索エンジンから高く評価される可能性も大いにあります。

専門性の高い有益なコンテンツはサイトの資産となるので、サイト自体の価値も高まるでしょう。

専門性の高いコンテンツを制作する方法

専門的なコンテンツにはさまざまなメリットがありますが、いざ制作するとなると簡単ではありません。

専門分野に精通するには、一朝一夕では不可能です。知識を吸収するために勉強するのはもちろん、知識を得るための時間やコストもかかります。

しかし、その悩みを解決しつつ、専門性の高いコンテンツを制作する方法もあります。

1.コンテンツ制作を外注する

「専門知識もないし、コンテンツを制作する時間もない」という方におすすめなのが、コンテンツ制作を外注するという選択肢です。

クラウドソーシングを利用することで、利用料はかかりますが安価に発注ができます。

ただし、クラウドソーシングではライターのレベルにバラつきがあるため、意図した通りの記事に仕上がらない可能性があります。コストをかけた割に、費用対効果がなかったという結果にもつながりかねません。

安定したコンテンツのクオリティを望むのであれば、ディレクションが可能かどうか、や発注側の意図を汲み取ってくれるかどうかを考えて制作会社を選びましょう。「専属のライターがいるか」、「制作実績があるか」などがチェックポイントです。

2.専門知識に特化したライターを確保する

「餅は餅屋」ということわざがある通り、専門知識に特化したライターに制作してもらうのが一番理想的です。ただし、コンテンツ制作の依頼費用が高くなる傾向があるうえに、求めているクオリティに合致するような専門性を備えたライターをすぐに見つけるのは難しいでしょう。

理想とするレベルのライターを探すには、知人の紹介や人づてにアタックするなど、地道な努力が必要です。
簡単ではありませんが、諦めずにチャレンジしましょう。

3.ライターを育成する

ライターを育てるという方法もあります。最初から専門知識をもったライターを見つけるのは難しいため、駆け出しのWebライターや社内の人を対象に育成するのも一つの手です。

これに関しては、「一緒に勉強して成長していく」という意識で行う必要があるため、どうしても時間とコストがかかってしまうのが難点です。

しかし、専属のライターを育成しておけば、意思疎通がしやすく、安心して専門的な内容のコンテンツ制作を任せることができます。

専門性の高いコンテンツでサイトの価値を高めよう

高度な専門知識が盛り込まれた記事コンテンツはサイトの資産となるため、SEO対策に役立つだけでなく、サイト自体の価値を高めてくれます。専門的な内容であれば、狙ったターゲットに強く訴求できるので、ぜひ書いてみましょう。

もしコンテンツ制作のリソースにお困りの方は、アラタナのECコンサルにご相談ください。SEOライティングに精通し、かつさまざまなジャンルに専門的な知識を持った経験豊富なコンテンツディレクターが、専門性の高いコンテンツ制作をサポートいたします。

「ECコンサルコラムサイト「ECコンサル」」掲載のオリジナル版はこちら:
コンテンツに専門性が必要な3つの理由とその作り方(2016/08/15)

アラタナ ECマーケティング支援サービス「ECコンサル」

2014年サービスローンチ。メンバー全員がGAIQ以上の資格保持者にて構成されているチームで、安心感のあるサービスを提供している。既存のECサイトは独自ドメインであればカートシステムを問わずサービス提供が可能で、新規ECサイトの構築から売上アップまで一貫してのご提案できる。

「ECサイト」を専門にサービスをご提供しており、検索順位やCPAに一喜一憂せず、結果=売上にこだわって戦略立案から施策検証まで行う。

 

アラタナ ECマーケティング支援サービス「ECコンサル」

Eストアー、ショッピングカート「ショップサーブ」が「Amazonログイン&ペイメント」に対応

9 years 2ヶ月 ago

Eストアーは8月23日、ショッピングカート「ショップサーブ」の決済手段の1つとして、Amazonのアカウントで支払いができるサービス「Amazonログイン&ペイメント」を導入すると発表した。9月21日から申し込みの受け付けを始め、10月19日から提供する。

「Amazonログイン&ペイメント」を導入したECサイトは、ユーザーがAmazonに登録している住所や、クレジットカード情報を利用して買い物をすることができ、商品購入に至るまでのステップを軽減することができる。

ユーザーの同意のもとECサイトへの会員登録が同時に行えるため、会員登録に必要な情報入力を省略することが可能。

「ショップサーブ」を利用する店舗が「Amazonログイン&ペイメント」を導入するには、初期費用無料、月額費用それぞれ3240円(税込み)の追加料金が必要。

「Amazonログイン&ペイメント」はすでに、「FutureShop2」や「ecbeing」などで導入することが可能。高い効果が出ている実績が出ていることから(参考記事)、EC事業者による導入要望が増えており、対応するショッピングカートやECパッケージが増加している。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

通常査定額より10%上乗せしたイントで買い取るサービスを「ナチュラム」で開始

9 years 2ヶ月 ago

ナチュラム・イーコマースは8月22日、アウトドア用品などのECサイト「ナチュラム」で通常査定額より10%上乗せしたナチュラムポイントで買い取るサービスを会員向けに開始した。

ポイントで買い取るサービスを展開することで、新商品へ買い換えしやすい環境を用意して売上拡大につなげる。

ナチュラム・イーコマースは2016年7月に買取サービスなどを展開するトレジャー・ファクトリーと業務提携。「ナチュラム」会員限定のサービスを開始した。

「ナチュラム」サイト内の専用フォームから、ログインした状態で買取を申し込むと、トレジャー・ファクトリーの通常査定額より10%上乗せされたポイントが支払われる。

買取対象の商品は、テント、シュラフ、ランタン、ダッチオーブンなどのアウトドアグッズ、アウトドアウェア、バッグ、登山靴などアウトドアファッションも買い取る。釣具、自転車、サーフィン用品、スキー用品などのスポーツ用品にも対応する。

買取サービスのイメージ

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

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中川 昌俊

ECの広告効果測定は「アクセス解析ツール+広告管理画面」を併用して行うべき理由 | ネットショップ担当者のための運用型広告ゼミナール

9 years 2ヶ月 ago

広告経由の売り上げをきちんと計測するコツを解説します。前回説明しました「CPA」「ROAS」「LTV」といったネット広告の基本指標の目標数値を設定した後、どのように広告経由の売り上げを計測していくのかは大変重要なところ。その適切な計測方法と潜む落とし穴は知ってますか?

広告効果を計測するには広告管理画面だけでは不十分

広告効果計測は「各広告チャネルの管理画面から得られる広告情報」だけではなく、「アクセス解析ツールから得られる情報」を含めることが重要です。

つまり、「広告チャネルの情報+アクセス解析ツール」の2つを並行して利用することが大切。そのためには、役割を明確にし、運用することが求められます。

下の図を見てください。アクセス解析ツール(Googleアナリティクスを事例にしています)、各チャネルの管理画面から取得できる情報の比較表です。

アクセス解析ツールと広告管理画面を併用

広告運用を行う際に注意したい点が、「アクセス解析ツールのCV計上と各チャネルとCV計上で差が生じる」ということ。少し掘り下げて説明します。

たとえば、あるユーザーが1か月間、広告接触からコンバージョンまでの経路で、Googleアドワーズの検索連動型広告、Yahoo!プロモーション広告のディスプレイ広告、Criteoと接触し、商品を購入した場合、実際の商品購入(トランザクション数)が1件だったとしても、各チャネルの管理画面では、Googleアドワーズ、Yahoo!プロモーション広告、Criteoのそれぞれの管理画面で1件のCVが計測されます。つまり、計3件のCVとなり実際の商品購入(トランザクション数)と乖離(かいり)が発生します

重複コンバージョンの問題

一方、同様の経路であったとして、アクセス解析ツールのCV計上は商品購入に至った直前のアクション(クリック)、つまりラストクリックに至った施策であるCriteoのみが商品購入(トランザクション数)として計上されます。

アクセス解析ツールのCV計上の重複コンバージョン

実は、この重複CVとラストクリック評価のいずれも大きな問題を抱えています。

アクセス解析ツールの結果に関する情報を運用に取り入れず、各チャネルの管理画面から得たCV数を最大化する広告の運用を行った場合、運用チャネルが増えれば増えるほど、広告管理画面上の合算したCV数値と、実際の商品購入件数に大きな差が発生します。あたかも各広告施策が好調であると判断し、過剰な広告投資によって目標とするROAS(広告費用対効果)が達成できないといった事態に陥るケースがよくあります。

ただ、アクセス解析ツールの結果情報を見れば良いかというと、そうとは言えません。

アクセス解析ツールを軸に広告運用を行った場合、ラストクリック施策をCV計上するため、ユーザーが複数の広告に接触したとしても、ラストクリックに寄与した広告以外は広告効果として評価しにくいという問題が生じます。

そもそも、どういった広告(ターゲティングやクリエイティブ、入札に関する情報)を経由したのかといった広告情報が不足します。

要するに、重複CVは「広告施策を過大評価する傾向にあり」。ラストクリックは、「広告施策を過少評価する傾向にある」といえます。

違いを明確にした上で広告運用に活かすことが重要

広告効果を正しく把握していくために、アクセス解析ツールから得られる購入数や売り上げの結果情報と広告の各チャネルの管理画面から得られる広告情報を、併用して運用していくことを推奨します。

併用した場合、購入数は収益(売上)情報・ROAS(収益性)の傾向はアクセス解析ツールで各施策ごとに確認しつつ、各広告のキャンペーン、広告クリエイティブ、キーワードなどのコンバージョン傾向などの広告効果情報の詳細は各チャネルの管理画面から細かな視点で確認していく、という手順になります。

Googleアナリティクスで各広告チャネル別の流入計測をするには、Googleアナリティクスへのパラメーターの付与は必須です。収益値を取得するためにはeコマース設定が必須となります。

それぞれ役割をしっかりと把握し日々の運用に生かしてください。

鈴木 多聞

株式会社オーリーズ 代表取締役

2011年にリスティング広告やアドネットワーク、DSPを専業のWeb広告コンサルティング会社として株式会社オーリーズ創業。

ネットショップや旅行予約サイト、求人サイト、不動産ポータルサイトを対象に運用型広告の導入・運用・計測・分析に関する支援を行う。

鈴木 多聞

1日3.8億円を売る通販の裏側

9 years 2ヶ月 ago

年商1395億円1日あたり3億8000万円超1分あたり約25万円を売り上げるテレビ通販最大手のジュピターショップチャンネル。創業以来19年連続増収を続けるその秘訣(ひけつ)は? 消費者を魅了する販売力の源泉は何なのか? その秘密を探るため、365日24時間稼働するショップチャンネルの通販現場を訪問した。

1商品で8億円を売り上げる商品力

商品力」「番組力」「オペレーション力」が成長の源泉で、愚直に取り組んでいる。

ショップチャンネルのトップ・篠原淳史社長がここ数年の成長要因として繰り返し強調するのがこの3つのキーワード。ショップチャンネルの成長の秘訣(ひけつ)をこの3ワードから見ていく。

テレビ通販だから売れる! というわけではない。通販・ECでお客に支持されるには、やっぱり「商品力」

ショップチャンネルは1週間で販売する約700商品のうち約半数が新商品。幅広い商品ラインナップを365日24時間体制でテレビ・ECで紹介する。

商品は専属バイヤーが、7つの商品選定基準をもとに日本全国および世界各地から買い付ける。こうしたバイヤーのMD(マーチャンダイジング)を通じて独自のラインナップを実現する背景にあるのが7つの基準。

  • UNIQUE……独創性があり、個性的である
  • RARE……希少性が高い
  • EPISODE……興味を引くストーリーがある
  • VALUE……商品価値が明確である
  • LIMITED……販売期間や販売個数が限定されている
  • REASONABLE……値頃感がある
  • NICHE……ニッチマーケット向けである

商品カテゴリー別売上構成比は、ジュエリー&ファッションが37%コスメ&美容・健康で32%。そのほかでは、ホーム&家電、グルメなど。

2015年3月末のデータによると、顧客の割合は女性が9割。年齢別では50歳代以上で78%を占める。

年商1395億円のテレビ通販大手ジュピターショップチャンネルの裏側を取材。成長の秘訣は「商品力」「番組力」「オペレーション力」①
年商1395億円を売り上げる番組放映の現場

たとえば2016年4月に販売した掃除機の「ダイソン」。1日で7億9000万円も売り上げた。

ショップチャンネルはダイソンが日本に進出して間もない2000年から商品の取り扱いをスタート。16年間で培った信頼関係をもとに、当初予定数の2.5倍にあたる在庫を確保し、1日で約8億円という売り上げを達成した。

ダイソンに早くから着目して商品を開拓、そして長きにわたる関係性の構築といったマーチャンダイジング活動があったからこその成果であった。

コールセンター連動の番組放送が作る臨場感

24時間365日生放送のショップチャンネルは“時間軸のマーケティング”、いわゆる消費者の行動に応じた構成で番組を放映している。

目玉商品をぶつけるのは深夜0時から放映する「ショップスタースクエア」、特定層をターゲットにトレンド商品を販売する昼12時からの「GO!GO! プラザ」の2番組を軸に展開。

幅広い層に対しては深夜番組で目玉商品を訴求昼番組は主婦層など特定層へのターゲットにトレンド商品を販売する。

生番組には商品作りに携わった人や販売担当者などが出演し、商品紹介などに参加するが、ゲストとキャスト(番組の司会進行役)が交わすトークに台本は用意されていない。

キャストに手渡されるのは商品情報とセールスポイントだけ。ゲストとキャストのトークはアドリブで繰り広げられるのだが、それを支えるのが舞台裏で働くスタッフたちだ。

コンタクトセンターと連動した番組スタッフが、注文状況に応じてインカム(通信・通話用の機器)を付けたキャストに指令を送り、キャストはその指示に応じてトーク内容を臨機応変に変える。

商品詳細をもっと説明してほしい。

商品のアップをもっと見たい。

コールセンターに寄せられた消費者の声はリアルタイムで番組スタッフと共有される。たとえば、消費者からこのような声が寄せられた場合、その声をキャッチした番組スタッフはキャストなどに指示を出す。

指示を受けたキャストは商品説明を繰り返し、カメラスタッフは商品細部を放映するためにズームで撮影。注文状況を見ながら、キャストなどを通じて番組を微調整する――これがライブ型通販の強みでもあり、臨場感あふれる番組が放映されている

年商1395億円のテレビ通販大手ジュピターショップチャンネルの裏側を取材。成長の秘訣は「商品力」「番組力」「オペレーション力」②
サブコントロールルーム。写真手前のスタッフが受注状況を見ながら、コールセンターと連動しながらキャストに指示などを送る

生放送の裏側で最も重要視されているのが注文状況の把握。リアルタイムで販売状況を把握できる自社システム「ブロードキャスト」のデータをもとに、「どのタイミングで注文が多かったのか」「SKUごとの販売状況」などを分析。

「ブロードキャスト」はコールセンター、自動受注システムなどと連携し、すべての注文情報を把握できる。

リアルタイムで分析システムの数値を分析する担当者は、1時間番組の前半20分が終わると、キャストに指示を出す。通常、番組の前半20分でほぼすべての商品説明が終わるのがほとんど。

残り時間は担当者からの「問い合わせの多かった点についての補足説明や撮影」「レスポンスが多かった商品説明をもう1回行う」といった指令を受けた上で、番組を進行する。

ブラウン管の向こう側では、シナリオ通りに番組が構成されているように見えるライブ型通販番組。舞台裏には数字にもとづいて番組を微調整するスタッフたちが番組進行を支え、消費者の消費意欲をかき立てている。

1日約7万件の電話注文&問い合わせを処理するオペレーション

ショップチャンネルの方針は自前主義。365日24時間ライブ型という特性に合わせた放送業務の体制はもちろん、オペレーション部門も自前で運用する。

コールセンターなど消費者とのやり取りを行うコンタクトセンター、東京と大阪に拠点を置く。

通販会社、コールセンター業務の受託事業を手がけるアウトソーシング会社の多くは、人件費などの固定費が安い地方に拠点を構えるケースが多いが、ショップチャンネルはあえて首都圏に拠点を設置する。

ショップチャンネルの受注業務は1時間ごとに商品が入れ替わり、商品説明が目まぐるしく変わるなど、マニュアル通りに進まないケースが多い。首都圏で人材を集める理由は、優秀な人材を集めやすいため。また、24時間ライブ型という特性上、オペレーターが深夜でも確保しやすいという側面もある。

近年はホームエージェントと呼ぶ在宅勤務のオペレーター制度も導入。受注が最も増える23時~深夜1時までの“かき入れ時間”でも対応できるスタッフの確保につなげている。

1日平均のコール件数は約7万1000件。1日の配送件数は4万件を超える。席数は東京が250席、大阪110席。保有する電話回線数1600に比べて席数が少ないのは、“自動化”による効率化を進めているため。

年商1395億円のテレビ通販大手ジュピターショップチャンネルの裏側を取材。成長の秘訣は「商品力」「番組力」「オペレーション力」③
250席を構える東京都内のコンタクトセンター

1日にかかってくる電話の割合は、商品注文(受注)と問い合わせ(カスタマーサポート)でそれぞれ96対4。受注処理はコールセンターのオペレーター対応が40%、IVR(自動音声応答)が60%を占める。1番組数千件もの受注を少数精鋭でこなすのは、こうした自動化も取り入れているため。

近年はネット通販にも力を入れており、全体売上の2割半ばを占める。ネット独自の番組制作なども進めており、テレビを視聴しない若年層の取り込みも進めている。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

著しい成長を遂げる米国のBtoB Eコマースは2020年までに1.13兆ドル規模 | いつも.ECコンサルタントが明かす売り上げアップにつながるEC最新情報

9 years 2ヶ月 ago

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BtoBEコマース市場はすでにリテールEコマースの2倍規模に

今回は、米国アナリスト・ファームの「Forrester Research Inc.」が発表したBtoB Eコマースの予測とその実態について紹介していきましょう。

Forrester Research社によると、2015年米国のメーカー・卸売業者・販売代理店のBtoB Eコマース売上が$7800億ドルになると予測。これは、2014年のthe U.S. Department of Commerceで報告された米国のリテールEコマース売上$3049億ドルの2倍以上の数字となっています。

また、2020年には1.13兆ドルに達すると予測し、それまで7.7%の成長度で進むとみられており、その成長速度が加速しているのです。

米国でBtoB Eコマース売上が伸び続けている理由として、多くのビジネスバイヤーたちがオンラインで購入することを選んでおり、売り手側もウェブで提供することによって多くの関連コストを抑えられる以下の点を挙げています。

BtoB Eコマース市場の成長は、電話等のオフラインチャネルよりオンライン購入を選ぶようになった「チャネルシフティング」の影響が大きく、販売プロセスをセルフサービスのEコマースサイトにし、注文の電子処理化をしたことで、売り手と買い手のコストカットを可能にさせたことによって大きくもたらされたとしています。

また、現在の米国BtoB Eコマース市場を牽引しているのは、石油および石油製品と薬や薬局の雑貨が最大のシェアを占め、2020年までリードすると予想されていますが、一方で今後5年間で最も急成長するであろうカテゴリーは、

  • 自動車
  • 自動車部品
  • 電気・電子製品
  • 産業機械、機器
  • 消耗品などの耐久消費材

になるだろうと予測しています。

BtoBの顧客行動はこの数年で劇的に変わっている

EコマースビジネスアナリストのAndy Hoarも、BtoBバイヤーが購入を行う際、「まずはデジタルで」というチャネルシフティングが広がっていると言います。

顧客のオンライン上のリサーチと購入傾向

BtoBバイヤーのうち74%の人が、オンラインでリサーチを行い、またその約半分が「仕事関連の商品」を調べており、同じく30%の人が必要な仕事関連の商品の半分以上をオンラインで購入している。

BtoB

サービス提供のためのコスト削減

セルフサービス型のEコマースを使うことによって90%のコスト削減が可能としており、BtoB事業の経営者の52%が顧客対応をオフラインからオンラインに切り替えたことで、カスタマーサポートのコストが減り、56%がオンライン上でないと利益がでないような顧客がいると語る。

オムニチャネルがBtoB顧客とより良い関係を構築

BtoBバイヤーのほとんどが複数のセールスチャネルを通して売り手と関わったときに、よりたくさん消費する傾向にあり、リピート顧客/常連客になりやすいとBtoB会社の60%が言っています。

予想を上回る勢いで成長を続ける米国BtoB Eコマース市場

米国の2016年BtoBEコマースの売上が$7800億ドルになるという今回のForresterの予測は、2013年にリリースされた$5590億ドルという最初の予測の40% も増えています一年前、フォレスターはマーケットが急激に成長していることを言及はしていましたが新しい予測を発表することはありませんでした。

2014年、Garter社の取締役兼アナリストであるGene lvarezは「アメリカのオンラインBtoB売上は約$8000億ドルで$1兆ドルに急増する」という予測を出し、リサーチ会社のFrost&Sillivanによる別の報告では、アメリカのBtoB Eコマースの売上は2020年までに1.9兆ドルになる(グローバルでのBtoB Eコマース売上が6.7兆ドルになる)と発表されています。

このように、様々なアナリスト・調査会社が注目する米国のBtoB Eコマース市場、同じような流れが日本に来た場合、早期に準備を進めている企業が結果を出すのは言うまでも無いでしょう。

「株式会社いつも.公式ブログ」掲載のオリジナル版はこちら:
米国アナリストの予想を遥かに上回る成長を遂げるBtoB Eコマース2020年までに$1.13兆へ(2016/08/18)

株式会社いつも.

Eコマースビジネス支援に特化し、成功に必要なコンサルティング、集客、構築・制作、販売、CRM、物流、カスタマー対応までを一社完結で提供。

現在、国内最大規模となる7700社以上の企業(2016年6月時点)とサポート実績があります。約4年前から米国Eコマースの成功事例や情報を研究する専門部署(EC未来研究所)を設け、情報収集と発信を実施。そこから日本流のスマートフォン、ソーシャル、O2O、フルフィルメント、CRMなどのコンサルティングも提供している。

株式会社いつも.

売れるネット広告社、ロックオン、GMOペイメントゲートウェイが無料セミナーを共催

9 years 2ヶ月 ago

売れるネット広告社は、ロックオン、GMOペイメントゲートウェイと共に、2016年9月5日(月)から福岡、東京、大阪で無料セミナーを開催する。

本セミナーでは新規ECサイトを立ち上げる方に向けて、独自ECサイトの構築からECサイトに欠かせない決済手段・売上改善方法までワンストップで紹介する。セミナーの後には個別相談会も開催する。

プログラム

  1. EC-CUBEの導入について ~基礎からインテグレートパートナー活用まで~
    (ロックオン)
  2. EC-CUBE公式決済の活用法と決済会社選定の秘訣
    (GMOペイメントゲートウェイ)
  3. “100%確実”に売上がアップするECノウハウ
    (売れるネット広告社)

 

福岡会場

  • 日時:2016年9月5日(月) 14:00〜16:50(受付開始 13:30~)
  • 場所:東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル 7階
  • 定員:40名
  • 参加費:無料
  • 主催:売れるネット広告社、ロックオン、GMOペイメントゲートウェイ
  • 申し込み:https://www.ureru.co.jp/upre0907

 

東京会場

  • 日時:2016年9月7日(水) 15:00〜17:50(受付開始 14:30~)
  • 場所:福岡市中央区天神4-2-20 天神幸ビル8階
  • 定員:50名
  • 参加費:無料
  • 主催:売れるネット広告社、ロックオン、GMOペイメントゲートウェイ
  • 申し込み:https://www.ureru.co.jp/upre0905

 

大阪会場

  • 日時:2016年9月15日(木) 14:00〜16:50(受付開始 13:30~)
  • 場所:大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB(北館)23階
  • 定員:50名
  • 参加費:無料
  • 主催:売れるネット広告社、ロックオン、GMOペイメントゲートウェイ
  • 申し込み:https://www.ureru.co.jp/upre0915
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シルバーエッグ・テクノロジーが9/27にマザーズ上場へ

9 years 2ヶ月 ago

レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」などのシルバーエッグ・テクノロジーは8月22日、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場が承認されたと発表した。上場予定日は9月27日。

上場に際し32万株の公募と20万株の売り出し、上限7万8000株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。主幹事は大和証券。公開価格決定日は9月15日。

調達資金は人材獲得の費用、ブランディング強化のための広告宣伝活動などに充てる。

シルバーエッグ・テクノロジーは1998年8月に設立。リアルタイム・レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」を提供している。

レコメンド経由の売り上げに対する成果報酬型料金を採用し、常にECサイトでの利用状況を測定。チューニングを図ることで、最大の効果が出るようにしている。特に大手ECサイトへの導入が多い。

シルバーエッグ・テクノロジーの2015年12月期売上高は5億9949万円、経常利益は7484万円、純利益は4835万円。

今後はレコメンド事業のパフォーマンス向上による収益基盤強化のほか、新サービスの開発やグローバル展開による収益の拡大を図るとしている。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

ヤマト運輸、受取時間帯を曜日ごとに事前設定できる「Myカレンダーサービス」を開始

9 years 2ヶ月 ago
クロネコメンバーズの会員向けに宅配便を受け取りやすい時間帯を曜日ごとに設定できる

ヤマト運輸は8月22日、クロネコメンバーズの会員向けに宅配便を受け取りやすい時間帯を曜日ごとに設定できる「Myカレンダーサービス」の提供を開始した。

あらかじめ受け取りやすい曜日と時間帯を設定すると、以降の荷物は全てその設定時間帯に荷物を届けてくれるようになる。

たとえば、水曜日20~21時を受取希望の時間帯として登録した場合、火曜日の12~14時に届く予定の荷物があったときには自動で希望時間帯に変更される。生活リズムが変更した際には、受け取り時間や曜日を改めて設定することが可能。

ヤマト運輸の消費者向け会員サービス「クロネコメンバーズ」であれば無料で利用できる。サイトからログインし、「Myカレンダーサービス」で設定する仕組み。

「Myカレンダーサービス」の管理画面

ヤマト運輸は、荷物の配達を事前に通知する「お届け予定eメール」などから配送日時を変更できるサービスを提供していた。ユーザーから都度、日時を変更することが手間だという意見があったため、今回のサービスを開始した。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

大都が日本初のDIYアパレルブランドを開発、ECで“DIY女子”にライスタイル提案

9 years 2ヶ月 ago
日本初というDIYのアパレルブランド「DIY FACTORY IDY(アイディ)」を販売

DIY用品の通販・ECを手がける大都は8月19日、日本初というDIYのアパレルブランド「DIY FACTORY IDY(アイディ)」の販売を始めた。DIYを利用する“DIY女子”が増えており、ファッションを通じた「DIYライフスタイル」を提案していく。

大都によると、「DIY FACTORY IDY」は「つくった『もの』だけでなく、誰かとつくる『時間』も楽しんでほしいという思いから、DIYアパレルブランドを発売した」という。

通販サイト「DIY FACTORY」で5アイテムを販売。キッズサイズも用意し、親子でDIYを楽しむことができるようにした。実店舗「DIY FACTORY OSAKA」(大阪なんば)、「DIY FACTORY FUTAKOTAMAGAWA」(東京二子玉川)の店頭にも展示する。

大都が日本初のDIYアパレルブランド「DIY FACTORY IDY(アイディ)」をネット販売、“DIY女子”にライスタイル提案

“DIY女子”にライフスタイルを提案する「DIY FACTORY IDY(アイディ)」

一般社団法人日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会よると、DIY用品を取り扱う小売店やホームセンターは増加を続けており、全国で4500店舗を超えた。市場規模は約4兆円に拡大しているという。

電動工具メーカーのブラック・アンド・デッカーの調査では、「好みの家具や雑貨が作りたい」「節約できる」といったDIYに関心を持つ女性が増えているとしている。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

Google アナリティクスの次は店舗アナリティクス!? 進化する店舗IoT【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

9 years 2ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2016年8月8日〜21日のニュース

実店舗の分析もどんどん進化してますね。来店者属性や試着率などがわかれば接客は大きく改善できます。しかも考え方はアクセス解析に似ているのでまったく新しい分析でもありません。プライバシーには十分気を配りながら使いこなしていきたいですね。

メガネスーパーは「売上5倍」と言っても目新しいことをやっているわけではありませんでした。基本に忠実に、着実に進んだ結果だったんですね。その裏側にある体制面や評価面等の工夫もあったと思いますので、関連記事を紹介しています。

売上のインパクトを重視した改善を。情報の整理とわかりやすさが最優先

EC売上が5倍に!「ちょっとしたキッカケを積み重ねる」メガネスーパー・EC戦略の全貌 | SELECK
https://seleck.cc/779

まとめると、

  • ショップサイトの改善→集客の強化→ショップサイト上での接客の順に着手
  • ネットショップは実店舗より「劣っている」。実店舗のレベルまで引き上げることが最優先
  • メルマガはセグメントし過ぎて母数を減らすよりも全体へのインパクトを重視

細かく細かく改善しすぎてしまうと、どんどん効果は小さくなってしまうんです。私はあまり深追いし過ぎないように、「マルかバツか」で判断しますね。緩く効いている施策やツールはそのまま残し、効果が出ていないものは切っていきます。

これはとっても重要ですね。細かい改善の積み重ねも大切なんですが、その前に大きな部分を直した方がインパクトが大きいです。「ネット」と思った瞬間に細かい部分が気になりますので、売上などの経営の数字を増やすことを意識しましょう。会社としての体制も大切なので、関連記事も合わせて読んでおきたいです。

関連記事

担当者が「決められない」のは権限が与えられていないから | 南充浩の繊維産業ブログ
http://minamimitsuhiro.info/archives/4671177.html

評価制度を変えないとネットは「失敗」します。【no.1054】 | ECマーケティング人財育成 | ネットショップ事業と人材を共に育てる。
http://www.ecmj.co.jp/%e3%80%90no-1054%e3%80%91/

Google アナリティクスの次は店舗アナリティクス!?

「ECだけではダメ」。ピーチ・ジョンが店舗にIoTを導入、顧客体験の向上をめざす理由 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/3363

まとめると、

  • 店舗分析ツールはビデオ分析機能や携帯デバイスのWi-Fi検出機能、POS連携が可能
  • 入店率、顧客属性、購買率、試着率、接客時間などの情報を収集・分析できる
  • ビジュアル・マーチャンダイジングや商品の棚割り、接客方法の改善、販売員のシフトに反映

店舗IoTプラットフォームの導入によって、ピーチ・ジョンが把握できるようになるのは次の消費行動などに関する情報。

  • 入店客の性別や年齢の識別
  • 顧客の属性
  • 購買した人・しない人が店内をどのような導線で動いたのか、どの棚の前で何秒滞在したのか
  • 販売員と接する時間
  • 試着する人の割合
  • 購買率

なんかこれってGoogle アナリティクスで取れるデータと似てますよね。ということはアクセス解析をしていた人も実店舗分析ができるかもしれません。オムニチャネルはどんどん進化しますので、リアルとネットなんて言わずに全部同じものとして考えないといけないですね。店舗分析ツールをまとめてますのでこちらも参考に。

SNSの活用はユーザーを理解して適切な情報を流すことから

Facebook、Twitter、Instagram。3大SNSのユーザーがよく見ているショッピングサイトは? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/3325

まとめると、

  • FacebookやTwitterは男女比が約半分ずつだが、Instagramは女性が66%で男性が34%
  • TwitterとInstagramでは20代の割合が40%超、Facebookは幅広い年齢層
  • 3つのアプリを入れているユーザーは楽天とAmazonのアプリを使っている

Facebookユーザーはアパレル系とマタニティ・ベビー用品などの通販サイト、Twitterユーザーは物販系ECよりもイベントチケットやエンタメ、デジタルコンテンツ系のECサイト、Instagramユーザーはアパレル、イベント、生活雑貨などへの関心度が高くなっています。ということは、どこにどんな情報を流すと効果的かもわかりますよね。

注目ジャンル別通販売上高ランキング | 通販新聞
http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2016/08/post-2596.html

通販業界全体の流れも押さえておきましょう。自分が流される可能性もありますからね。

ドンキ、短時間配送のEC導入 大原社長方針、国内向けで年内にも | SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/business/news/160819/bsd1608190500006-n1.htm

こんな流れがあると影響を受けるところも多そうです。

SEOに大きな痛手か?AdWords広告予算が少ないと、キーワードプランナーで月間検索ボリュームが手に入らなくなる | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/advertisers-with-lower-monthly-spend-may-see-a-limited-data-view-in-keyword-planner/

ネットショップはリスティング広告を使っているところも多いので心配ないかもしれませんが……。

ガーディアン、「バズ記事」に便乗できる広告枠の提供へ | DIGIDAY
http://digiday.jp/publishers/on-the-hunt-for-new-revenue-the-guardian-offers-ad-targeting-on-trending-stories/

広告のリアルタイム化が進みつつあるので、この手の情報も見逃さずに。

モール関連

Amazon「ハロウィンストア」オープン、衣装が1.5倍に | 通販通信
http://www.tsuhannews.jp/...

楽天市場で「ハロウィン特集 2016」のプレページがオープン> | 通販通信
http://www.tsuhannews.jp/...

ハロウィンは日本でも完全に定着しました。関係ありそうな人は今から準備を。

今週の名言

ポケモンGOは地方にとって迷惑なのか、アニメにはまちおこしの力なんてないのか | いまさっき思ったこと
http://takeshi.hatenadiary.jp/entry/20160809/1470720996#Pu0Sc4q.twitter_overlay

来た波に乗る、できれば少し増幅できないか考える。

皆さんの周りにある流れを知ってますか?並み乗れば楽に進むはず。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

価格競争に巻き込まれないタオルのECサイト「タオルショップブルーム」のAmazon活用法 | ネットショップサクセスストーリー 私たちがAmazon.co.jpで売れている理由

9 years 2ヶ月 ago
AmazonマーケットプレイスマンスリーニュースレターVol.25より転載

バスタオルやフェイスタオルでAmazonランキング1位を獲得するなど人気を集めている「タオルショップブルーム」。日本製の品質の高いタオルを販売しているのが特徴で、価格競争に巻き込まれずに運営を続けている。自社サイトや他モールでも販売しているが、Amazonが最も高品質商品が売りやすい売り場だという。前山亮二社長に話を聞いた。

出荷が追い付かない場合などに他モール店への発送にFBA活用

サイバール 前山亮二 社長

サイバール 前山亮二 社長

――タオルのインターネット販売で起業した理由は?

実家がタオルの卸売業を営んでいますが、日本のタオル産業全体は海外からの輸入品に押され、年々業績が下降していくのを感じていました。実家で手伝いをしていた時に、インターネット販売を試験的に導入したところ、売り上げが伸びたので独立して起業しようと思いました。資金はそれほど潤沢にあるわけではなかったので、店舗を持たずに販売できるインターネットは便利でした。

――独立してすぐにAmazonで販売しました。

Amazonは初期費用がかかりませんし、商品写真や価格などの情報を登録するだけで販売を始められるからです。売上金の回収が早いのも良かったですね。最初は数ある販路の1つとしか考えていませんでしたが、いまではAmazonの売り上げが一番大きくなりました。

――Amazonの売り上げが伸びた要因は。

Amazonが在庫保管・商品発送代行を行うフルフィルメント by Amazon(FBA)を活用したことです。販売に手間をかけずに、限られたマンパワーでも売り上げを伸ばせるようになったからです。効率的な販売ができると思います。

また、Amazonは他のECモールと顧客層が違うなと思います。日本製の質の高い商品を販売していますが、他モールでは価格の安い商品と一緒に埋もれてしまう傾向がありますが、Amazonは高価格帯の商品もよく売れます。価格競争に巻き込まれることなく、付加価値のある高品質商品を販売したいという当社の考えに合っていると思います。

――FBAマルチチャネルサービスも利用していますね。どのように利用していますか?

自社サイトや他のECモールで販売している商品は、自社出荷を行っていますが、出荷が追い付かない場合などに利用しています。他の自社サイトなどからの注文でもAmazonの在庫から出荷できるのは便利ですね。

――自社サイトではAmazonログイン&ペイメントを利用しています。

自社サイトの構築に「FutureShop2」を利用しているので、Amazonログイン&ペイメントが利用できるようになり、すぐ使い始めました。最初は期待していなかったのですが、利用率が高いので驚いています。

――今後の展開をお聞かせください。

Amazonで販売を始めてから認知度が上がりました。今後もAmazonを主力販売店として、オリジナル商品の開発を行いながら商品数を増やし、販売を強化していきたいと思っています。また海外にも目を向け、今年からAmazon.comでも販売を開始しました。これからどんな商品が売れるのか見極めていこうと思っています。

お薦め商品の今治産 湯上りベビーポンチョ

お薦め商品の今治産 湯上りベビーポンチョ

事業者概要

  • 販売サイト名タオルショップブルーム
  • 本社所在地:大阪府泉佐野市
  • Amazonでの販売開始時期:2010年7月
  • 販売カテゴリー:ホーム&キッチン、ベビー&マタニティ
  • 利用サービス:Amazon出品サービス、フルフィルメントby Amazon、Amazonログイン&ペイメント

中川 昌俊

ECプラットフォームとLINEの連携が本格化。進むEC企業のLINE使ったCRMマーケ

9 years 2ヶ月 ago
LINEはECプラットフォーム「FutureShop2」のフューチャーショップら6社が提供するサービスとの連携を公表

LINEがECプラットフォームなどとの連携を進める。今秋に本格ローンチする「Official Web App」の一部機能を開放し、ECプラットフォーム「FutureShop2」のフューチャーショップら6社が提供するサービスとの連携を公表した。

たとえば、「Official Web App」と連携したECプラットフォームを利用するEC企業は、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進まで、ユーザーの行動をLINEアプリ上でシームレスに完結させることができるようになる。

「Official Web App」は、導入企業のWebサービスとLINEアカウントを連携し、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進まで、ユーザーの行動をLINEアプリ上でシームレスに完結させることができる仕組み。

LINEの「Official Web App」と、ECプラットフォームの連携イメージ

「Official Web App」とWebサービスの連携の仕組み

「Official Web App」に標準搭載される機能

  • LINEアカウントの認証情報(登録メールアドレス・パスワード)を利用し、連携サービス利用時に同意するだけで新規会員登録プロセスを省略する「LINEログイン」
  • APIを利用し、利用企業が保有・利用する外部システムと接続することで、特定のユーザーに限定した情報発信や双方向のコミュニケーションを可能にする「LINE ビジネスコネクト」
  • 商品やサービスの予約・購入・問い合わせの際に、あらかじめLINEに登録しておいた情報をユーザーの意志に基づき簡単に利用・入力できるサポートツール「プロフィール+」

LINEの決済サービス「LINE Pay」やポイントサービス「LINEポイント」、スタンプカード機能「ショップカード」などとも連携可能。

商品・サービスの予約や購入がよりスムーズになるだけでなく、コンバージョン(成約)率が向上し、ポイント・スタンプカードなどのインセンティブの付与によりリピート率増加も見込むことができます。(LINE)

「Official Web App」との連携が公表された企業

「Official Web App」と連携するECプラットフォームなどは、フューチャーショップの「FutureShop2」、NHNテコラスの「CARTSTAR」、フィードフォースの「ソーシャルPLUS」、パイプドビッツの「スパイラルEC」、PRECSの「リピスト」、[8月末]五反田電子商事

「Official Web App」と連携する6社のサービス

なお、フューチャーショップも8月22日に「Official Web App」との連携が始まったことを公表。

  • メッセージのセグメント配信
    登録会員の誕生日、年齢、性別、購入履歴、会員ランクなどの購買情報、保有ポイントなどからメッセージ配信先をセグメントし、LINEメッセージを配信することが可能
  • クーポンのセグメント配信
    登録会員の誕生日や購入回数・金額別、会員ランク別などから配信先をセグメントし、「送料無料」「定額割引」「定率割引」クーポンをLINE経由で配布。レポンス率の向上が見込める
  • LINEアカウントとの連携サンクスポイント付与
    LINEアカウントと連携完了した会員に対して、サンクスポイントを付与できる。LINEアカウントとの連携キャンペーンの実施などが可能で、連携会員の増加が見込める
  • LINEアカウントでログイン
    ID連携を行った会員はECサイトでのログイン時にLINEアカウントが利用できる。購入時のカゴ落ち軽減の効果が見込める。

といった施策をEC企業が実施できることなどを説明している。

フューチャーショップはLINE連携機能をオプションとして月額3000円で提供する。NHN テコラスも月額3000円としている。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実
確認済み
1 時間 10 分 ago
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