ネットショップ担当者フォーラム

大雪などによる配送への影響/「楽天SOY2022」総合グランプリはアルペン【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

3 years 3ヶ月 ago
2023年1月20日~2023年1月26日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 【大雪などによる配送への影響】ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の対応まとめ

    広い範囲で猛烈な吹雪による各高速道路の通行止めなどの道路規制(一般道を含む)、航空、船舶(フェリー)の欠航など輸送への影響により、荷物の配送および引き受に遅延が生じる見込み

    2023/1/25
  2. 【寒波襲来、配送への影響】ヤマト運輸は1/24~25発送の荷物を「遅延了承」で受付

    広範囲で猛烈な吹雪などで輸送に影響が出ると見込み、1月24日から25日に預かり発送する荷物は、全国を対象に「遅延了承」で受け付けることにした

    2023/1/24
  3. 【楽天SOY2022】総合グランプリはアルペン、2位はサンドラッグ、3位は「サプリ専門SHOPシードコムス」

    「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2022(楽天SOY2022)」は、「購入者からの投票」「2022年の売り上げや受注件数」などを主な基準に優れたショップを選出して表彰する

    2023/1/25
  4. 「Shopify」の進化から考える、少し先のECで必要なこととは?【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年1月16日~1月22日のニュース

    2023/1/24
     
  5. 【20代の消費行動&意識調査】生活費以外に使うお金は1万円以下が3割、後払い決済は3人に1人が利用、サブスクに月平均1553円

    20歳~29歳の男女を対象に実施した「20代の金銭感覚についての意識調査」の調査結果

    2023/1/23
     
  6. LTVが伸びないのにはワケがある! リピート通販がはまりやすい“落とし穴”と、本当に強いCRM構築メソッドを解説

    健康食品通販大手の顧問でCRM研究家の西野博道氏と、ネットショップ支援室代表取締役の山本皓一朗氏が、リピート通販企業がCRMで成功するためのノウハウを語り尽くす

    2023/1/24
     
  7. 【最強寒波、配送への影響】ヤマト運輸「全国的に荷物のお届けに遅れが生じる可能性」

    ヤマト運輸は全国的にお荷物のお届けに遅れが生じる可能性があると発表。安全確保の観点から、荷物の預かり停止や営業所の窓口受付時間の短縮、業務の見合わせを実施する可能性があるとしている

    2023/1/24
     
  8. ハードオフグループが基本給を一律1万円アップ、物価上昇と政府による賃上げ要請を踏まえベア実施

    ハードオフグループは、「社員の待遇改善に取り組み、企業価値の向上に努め、本業であるリユース事業を通じてSDGsを始めとする社会課題の解決に貢献していく」とコメントしている

    2023/1/20
     
  9. ワークマン、湖池屋、花王、オーサムなどが語るマーケティング、UGC活用、EC戦略【無料セミナー2/14開催】

    「visumo day 2023」では、ワークマン、湖池屋、花王、オーサムが実践する実際の施策を披露、成功のヒントを探る

    2023/1/20
     
  10. ZOZOグループがめざすテクノロジーで進化する未来とは? 「204X年」に到達する世界についてファッション領域からのアプローチを探る

    「204X年」の未来にファッションはどう変化しているのか? その変化に対してZOZOグループはどのように主導していくのか? ZOZOグループ内のその他海外拠点とともに、テクノロジーの研究開発及びプロダクト開発を担う子会社ZOZO NEXTの担当者が、テクノロジーによってファッション業界がどのように進化するか展望する

    2023/1/23
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    ネットでよく化粧品を購入するユーザー、約6割が「事前に商品を店舗で確認しない」

    3 years 3ヶ月 ago

    ライフェックスが行った「化粧品のEC購入に関する調査」によると、約38%の消費者が「よくネットで化粧品を購入する」と回答した。

    調査対象は、ECサイトで化粧品を購入した経験のある全国(北海道・沖縄を除く)の18歳~69歳の女性2000人。調査日は2022年12月28日。このうち、「化粧品をよくネット購入する」と回答した人500人を対象に、2023年1月6日~2023年1月7日に追加調査を実施した。

    化粧品をよく購入する場所、「ネット」は2位

    化粧品をよく購入する場所について聞いたところ、最多は「ドラッグストア」(57%)で、次いで「ネット」(38%)だった。

    ライフェックス 化粧品のEC購入に関する調査 化粧品をよく購入する場所
    化粧品をよく購入する場所(n=2000/複数回答可、出典:ライフェックス)

    若い世代の方が「事前に商品を店舗で確認」

    「化粧品をよく購入する」と回答した人に、初めて購入する化粧品をネットで購入する前に店舗などで商品を確認するか聞いたところ、60.3%が「店舗で確認しなかった」と回答した。

    ライフェックス 化粧品のEC購入に関する調査 初めて購入する化粧品をネットで購入する前に店舗で確認するか
    初めて買う化粧品をネットで購入する前に店舗などで商品を確認するか(n=756、出典:ライフェックス)

    「事前に確認しなかった」と回答した人を世代別にみると、若い世代ほど事前に店舗で商品を確認した上で購入していることが見て取れる。

    ライフェックス 化粧品のEC購入に関する調査 店舗で事前に確認しなかった割合 世代別
    店舗で事前に確認しなかった割合(世代別)(出典:ライフェックス)

    事前確認しない理由「公式からの情報が充実していた」がトップ

    店舗で商品を確認せずにネットで購入した人に、商品を確認しない理由を聞いたところ、トップは「公式からの情報(サイトやSNSなど)が充実していたから」(56%)で、次いで「友人やクチコミなどで評判が良かったから」(35%)「メディアで紹介されていたから」(14%)だった。

    ライフェックス 化粧品のEC購入に関する調査 事前に店舗で商品を確認しなかった理由
    事前に店舗で商品を確認しなかった理由(n=456/複数回答可、出典:ライフェックス)

    参考にしたクチコミ「PRではなかった」こと自覚的

    「SNSでの著名人や友人などの口コミが購入の決め手になった」と回答した人に、その口コミがPR(広告)だったか聞いたところ、70.8%が「PR(広告)ではなかった」と回答した。4.9%が「PR(広告)だった」と回答し、「どちらかわからない」と答えた人は24.3%だった。

    ライフェックス 化粧品のEC購入に関する調査 参考にしたクチコミがPRだったか
    参考にしたクチコミがPRだったか(n=185、出典:ライフェックス)

    約2割が「PRでも購入する」

    続いて「SNSでの著名人や友人などの口コミがPR(広告)でも購入するか」聞いたところ、19.8%が「購入する」と回答した。世代別でみると、より若い世代のほうがPRと自覚していても購入する割合が高いことがわかった。

    ライフェックス 化粧品のEC購入に関する調査 参考にしたクチコミがPRデモ購入するか
    参考にしたクチコミがPRでも購入するか(n=185、出典:ライフェックス)

    ネット購入で良かったこと「お得」「情報の豊富さ」「手間がない」「品ぞろえ」が多数

    ネットで購入して良かった体験について自由記述形式で聞いたところ、主に以下4つに分類する回答が多数だった。

    • 実店舗で購入するよりも安かった
    • 価格が比較できる、評価がわかる
    • 購入の手間がない、欲しい時にすぐに手に入る
    • 地元では取り扱いがなく購入できない商品でも手に入る

    ネットで購入して失敗した体験についても聞いたところ、「思っていたイメージと異なった(画像と違う、使用感が違う、色味や匂いが違う)」という回答が大半だった。化粧品という商品特有に「肌に合わなかった」という回答もあった。

    調査実施概要
    • 調査タイトル:「化粧品のEC購入に関する調査」
    • 調査方法:インターネットリサーチ会社を利用したWebアンケート方式
    • 調査対象:ECサイトで化粧品を購入した経験のある全国(北海道・沖縄を除く)の18歳~69歳の女性
    • 有効回答:①2000人、②500人(①のなかで「化粧品をよくネットで購入すると回答した人」)
    • 調査期間:①2022年12月28日、②2023年01月06日~2023年01月07日(①のなかで「化粧品をよくネットで購入すると回答した人」)
    藤田遥

    ZETAがチャット型検索エンジン「ZETA SEARCH CHAT EXTENSION」がOpenAIの「ChatGPT」に対応

    3 years 3ヶ月 ago

    ZETAは、EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」のチャット拡張オプションである「ZETA SEARCH CHAT EXTENSION」をアップグレードし、OpenAIの「ChatGPT」に対応したと発表した。

    チャットボットのやり取りがスムーズな会話形式に

    「ZETA SEARCH CHAT EXTENSION」は、ECサイト内のテキストデータをAIの自然言語処理技術で分析・学習するソリューションで、2020年4月からEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」の拡張製品として提供している。チャットボットと連携することにより、対話やウィザード形式で商品検索やサイト内検索を行える。

    ZETA SETA SEARCH ZETA SEARCH CHAT EXTENSION 特徴
    「ZETA SEARCH CHAT EXTENSION」の特徴(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)

    「ChatGPT」は2022年11月に一般公開されたOpenAIの対話型AI。最先端のAI言語モデルである「GPT-3.5」をベースに開発されており、強化学習(2021年までのデータ)により英語、中国語、日本語などの複数言語や、政治、経済、文化、歴史などさまざまな分野の情報を認識し、人間の会話のような精度で自然なテキストを生成する。

    ZETA SETA SEARCH ZETA SEARCH CHAT EXTENSION 対話型AIのChatGPT OpenAI
    OpenAIの対話型AI「ChatGPT」(画像は「OpenAI」サイトからキャプチャ)

    自然言語で対話ができるAIとして注目され、リリースから5日間で利用者数が100万人を突破した。これまでのテストでは、リクエストに対して小説や論文を書く、プログラミングのコードを書く、文章を翻訳するなどのタスクをチャット形式で行えることが確認されている。

    「ChatGPT」への対応で、チャットボット特有の機械的なやり取りがスムーズな会話形式になる。入力情報に基づいて最適な情報を提案する「ZETA SEARCH」の技術との掛け合わせにより、店舗スタッフやオペレーターとの会話のようなコミュニケーションの実現が期待できるという。

    藤田遥

    楽天・三木谷会長、2022年度の流通総額は「6兆円に近い」 | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

    3 years 3ヶ月 ago
    楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2022」で、「楽天市場」の流通総額が6兆円に近いことを明かした

    楽天グループが1月25日に実施した「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2022(楽天SOY2022)」に登壇した三木谷浩史会長兼社長は、「楽天市場」の流通総額が6兆円に迫っていることを明かした。

    楽天グループの2021年度の国内EC流通総額は、前期比10.4%増の5兆118億円。将来的な国内EC流通総額は10兆円突破をめざしている。

    「楽天SOY2022」に登壇した三木谷会長兼社長は、詳細な数値は明らかにしなかったものの、次のように話した。

    「楽天市場」は2022年に開設25周年の節目を迎え、2023年は26周年となる。「楽天市場」はこれまでに、(出店店舗の)皆さんと共に6兆円近い取扱高まで成長してきた。

    楽天SOY2022に登壇した三木谷浩史会長兼社長
    楽天SOY2022に登壇した三木谷浩史会長兼社長

    第3四半期累計の流通総額は約4兆円で2ケタ増

    2022年1-9月期(第3四半期累計)の流通総額は3兆9233億円で前年同期比11.8%増だった。2021年度の第4四半期(10-12月期)の流通総額は1兆5000億円。2022年度の第4四半期は「12月度はとても売れた」といった声が出店者からあがっており、四半期ベースで2ケタ増を続けてきたことも踏まえて、通期の流通総額は大きく増加したと見られる。

    国内ECのこれまでの流通総額推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
    国内ECのこれまでの流通総額推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

    国内EC流通総額は「楽天市場」の流通総額に加え、ブックス、ブックスネットワーク、Kobo(国内)、ゴルフ、ファッション、ドリームビジネス、ビューティ、デリバリー、Rakuten24などの日用品直販、オートビジネス、ラクマ、Rebates、楽天西友ネットスーパー、クロスボーダートレーディングなどの流通額を合算した数値。

    “楽天経済圏”と呼ばれる総合サービスを提要する「楽天エコシステム」内において会員の価値を示す「メンバーシップバリュー」は2022年7-9月期(第3四半期)で7.8兆円。前年同期比で11.6%増加した。

    「メンバーシップバリュー」について、楽天グループは将来的に10兆円をめざしている。

    楽天経済圏を利用する会員の価値「メンバーシップバリュー」の堅調な拡大をめざす(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
    楽天経済圏を利用する会員の価値「メンバーシップバリュー」の堅調な拡大をめざす(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
    高野 真維

    売上50億超えの通販企業も実践する顧客分析手法「新CPM分析機能」、ネットショップ支援室が「楽楽リピート」に搭載

    3 years 3ヶ月 ago

    ​ネットショップ支援室は、ECカートシステム「楽楽リピート」にCRMの成果を可視化する顧客分析手法「新CPM分析機能」を搭載した。

    「新CPM分析」は、購入回数や最終購買日といったデータから顧客の稼働状態や維持状態を分析し、顧客を資産として捉える「顧客BS」、顧客推移の全体像を可視化する「ゴールド顧客育成マップ」の両軸でCRMの成果を可視化する顧客分析手法。

    LTVの他に、「顧客維持率」「稼働顧客数」「顧客残存率」の新たな指標を用いてCRMの成果を可視化する。

    さまざまな要因によって新規獲得コストが高騰するなか、改めて既存顧客の維持・育成(CRM)を重視する事業者が増加している。本質的なCRMに取り組む通販企業を支援するため、機能開発・提供を通して“新CPM分析”の考え方と理論を普及するため、開発した。

    「顧客BS」「ゴールド顧客育成マップ」とは

    5年先までの顧客数と売上を測る「顧客BS」機能

    「顧客BS」機能は、現在の継続率(顧客維持率)を元に、5年先までの顧客数と売り上げを予測・表示する。

    顧客BSのポイントは、「新規顧客を獲得せずに既存顧客だけで売上を構築するとどうなるか」を予測する点。 ショップあるいはブランドを支持しファンになってくれた方の人数(稼働顧客数)と得られる売り上げ(5年間の売上累計額)を、CRMの成果として数字で測ることができる。

    顧客のグループごとに、5年先までの顧客数と売り上げを予測・表示する
    顧客のグループごとに、5年先までの顧客数と売り上げを予測・表示する

    「顧客BS」はこのほか、稼働顧客の離脱による売上減少の兆候を察知し、原因特定や対策を講じて歯止めをかけるための役割を果たす。

    顧客維持率と売り上げは密接に関係する。顧客数が減り始めてから売り上げが下がるまでは3か月~半年ほどのタイムラグがあるといい、日々の売り上げやLTVのような指標だけでなく、定期的に顧客数や顧客維持率の変化を見ることが重要だという。

    顧客の「残存率」を表す「ゴールド顧客育成マップ」機能

    「ゴールド顧客育成マップ」機能は、F1~F5※までの顧客分類ごとの維持率・離脱率・復帰率をマップにし、最終的に新規獲得顧客がどのくらい「F5(ゴールド顧客)継続」まで残存するかを「残存率」という指数で表す。「残存率」は、新規獲得に依存したEC運営になっていないかどうかを判断する指標になる。

    ※FはFrequency(頻度)。F1は初回顧客、F2は2回目の購入につながった顧客。F3~F5はn回目の定義を自由に設定可能

    顧客分類ごとの維持率・離脱率・復帰率を可視化する「ゴールド顧客育成マップ」
    顧客分類ごとの維持率・離脱率・復帰率を可視化する「ゴールド顧客育成マップ」
    顧客分類の定義は「F3」以降、任意で変更できる
    顧客分類の定義は「F3」以降、任意で変更できる

    「ゴールド顧客育成マップ」は、「顧客BS」と併用してCRMのPDCAサイクルを回していくこともできる。

    たとえば「顧客BS」で顧客維持率の低下(=継続率の低下)が見られた場合、「ゴールド顧客育成マップ」を用いて維持率・離脱率・復帰率を確認し、どのグループに対するCRM施策に改善の余地があるのかを判断できる。

    多くの通販事業者が抱えるLTVの課題とは?

    ネットショップ支援室は、ほとんどの通販企業が「ネットショップの運営において、LTVの向上は切っても切り離せない」と考えているにもかかわらず「既存個客のLTVがなかなか伸びない」「LTVを重視しているが、思うようにKPIを達成できない」といった課題を抱えていると指摘。

    LTV向上には優良顧客を育成するCRMが欠かせないことから多くの企業が取り組むものの、次の3つの問題点からCRMを上手く活用できず、売上アップにつなげられていないのが実状だという。

    現状のCRMの3つの問題点

    • 成果が見えにくい
    • 成果が出るまでに時間がかかる
    • やるべきことが絞れない

    CRMは長期的・総合的に売上向上に寄与するため、その効果を直接測ることは難しい。ネットショップ支援室は、LTVだけをCRMという長期的手法の指標として使うのには限界があることに着目し、新たに「顧客維持率」「稼働顧客数」「顧客残存率」の指標を取り入れた。

    「新CPM分析機能」は、「楽楽リピート」の標準機能として提供。「新CPM分析機能」機能単独での利用料金は発生しない。

    高野 真維

    値引き競争に頼らない価格戦略とは? リピーター&利益を生むマーケ事例を米国の大手企業に学ぶ | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    3 years 3ヶ月 ago
    競合他社のオンライン価格に合わせる「価格保証」をすることのメリットとデメリットを解説。より多くの利益につなげるための方法も紹介する

    競合他社のオンライン価格に合わせる「価格保証」を行うことは、家電のように消費者自身が商品価格を比較しやすいカテゴリーでは効果的でしょう。

    しかし、ある専門家は、「多くの大手ブランドがオンラインでの割引を制限している現在、価格保証の重要性は低くなっている」と指摘。価格戦略だけで売上向上を図るのではなく、手厚いやサービスや品揃えで差別化することも重要だと説明します。

    また、価格戦略に向く商品と、価格競争に適さない商品を見極め、より多くの利益につなげる方法もあるといいます。価格保証のメリットとデメリット、それに追随するマーケティング戦略を紹介します。

    記事のポイント
    • 主要なオンライン小売事業者100社のうち42社が、2022年のホリデーシーズンに何らかの価格保証を提供
    • 価格保証は、事務用品、おもちゃ、家庭用電化製品などのカテゴリーで最も顕著
    • 小売企業は、送料無料や返品などの他の特典で顧客を獲得する一方、消費者が頻繁に価格を比較する商品については、価格で勝負

    顧客に安心感を与える“価格保証”

    多くの人は10年前、 Eコマースの台頭によってBest Buy(編注:米国に本社を置く世界最大の家電量販店)は破滅すると予想していました。その理由は、多くの消費者が店舗に足を運び、テレビやコンピュータをチェックした後、オンラインでより安い価格で購入するようになったからです。

    Best Buyはこの予測を2013年に覆し、前年のホリデーシーズンにテスト運用した、“Amazonやその他の大手オンライン小売事業者と同価格で販売する”という方針を固めました。

    現在、Best Buyのビジネスは好調で、多くの小売事業者がその動きに追随しています。2022年のホリデーシーズンでは、『Digital Commerce 360』 がチェックした大手小売企業100社のうち42社が、Webサイトで何らかの形で価格保証を提供していました。

    『Digital Commerce 360』発行「北米EC事業 トップ1000社データベース 2022年版」で40位のNewegg Commerce(電子機器とコンピュータ部品のEコマース専業事業者)は、2015年に価格保証制度を導入。複数の主要な競合他社の価格に合わせる価格保証のバッジがついた商品には、購入後14日間にわたる価格保証を提供しています。

    Newegg Commerceプラットフォームエクスペリエンス担当ディレクターのヴィンセント・アギラール氏は次のように述べています。

    競争の激しいEコマース市場において、Neweggはお客さまに安心してショッピングを楽しんでいただきたいと考えています。(アギラール氏)

    また、価格とマーケティング戦略を専門とするコンサルティング会社Simon-Kucher & Partnersに属するシカ・ジェイン氏は、「価格保証のポイントは、消費者に『良い買い物ができた』と安心してもらうことです」と説明しています。

    価格保証をすることは、消費者に「この店の商品価格が最も適正だ」という心理的な後押しをします。一方、これまでにどれだけの消費者が価格保証を要求したかがわかるデータはなく、その数は低いものと予想されます。ジェイン氏は「私は11年間、小売業の価格戦略を仕事にしてきましたが、正確な数字はデータとして出てきません」と話しています。

    小売事業者にとって、価格保証は本当に良い戦略なのか?

    ジェイン氏は「商品価格の高いインフレ率と差し迫った不況に対する消費者の不安から、2022年は多くの小売事業者が価格を一律にすることを提案した可能性がある」と指摘。経済的不安から、消費者は低価格商品やお値打ちな小売店に乗り換えることが多くなります。これに対抗するため、小売店は競合他社との価格の一致を保証するといった戦術で対応することが多いのです。

    「価格保証は、あるカテゴリーや、特定の小売企業にとっては理にかなった戦略である」とジェイン氏は話しています。しかし、この戦略だけが消費者のロイヤルティを獲得する唯一の方法であるとはいえません。さらに、Eコマースの成長によって価格戦略が変化していることを考えると、やや時代遅れかもしれません。

    ジェイン氏は「家電製品のように、消費者が多くの小売事業者から入手できるブランド品を求めているカテゴリーでは、価格保証を提供することが最も合理的である」と説明しています。

    実際、『Digital Commerce 360』の編集部がチェックした家電量販店8社のうち5社が2022年のホリデーシーズンに価格保証を行ったのに対し、アパレルまたはアクセサリーを取り扱う小売店では、わずか40.6%しか価格保証を行っていませんでした。

    アパレルやアクセサリーは商品の比較が難しいカテゴリーであることに加え、消費者が直接商品に触れ、感触を確かめ、試着したいと考えることが多い、というのも理由に考えられます。

    2022年のホリデーシーズンにおける価格保証の割合(商品カテゴリー別)(出典:Digital Commerce 360)
    2022年のホリデーシーズンにおける価格保証の割合(商品カテゴリー別)(出典:Digital Commerce 360)

    また、チェーンの小売店やEコマース専業の事業者は、製造小売り事業者や通販事業者(ネット販売だけでなくカタログやテレビ通販も行う小売事業者を含む)よりも、競合他社と価格を合わせる傾向がありました。

    2022年のホリデーシーズンに商品価格を競合他社と合わせていた事業者の割合(販売手法別。主要オンライン小売業者100社の調査結果)(出典:Digital Commerce 360)
    2022年のホリデーシーズンに商品価格を競合他社と合わせていた事業者の割合(販売手法別。主要オンライン小売業者100社の調査結果)(出典:Digital Commerce 360)

    ジェイン氏は「現在は10年前よりも価格保証の重要性は低下しているかもしれない」とも指摘。その理由は、有力なメーカーやブランドが、小売事業者が商品を設定価格以下に値引きすることを防ぐMAP(最低広告価格)政策を実施しているからです。

    たとえば、最新のiPhoneを販売する場合、AppleはMAPポリシーに違反する小売事業者の販売を容認しないため、どこで買っても価格差はほとんどないはずです。

    価格保証に頼らなくてもリピーターが育つ手法とは?

    ジェイン氏は「多くの大手ブランドが割引を制限するなか、Best Buyのような小売事業者は、テレビやオーディオ機器など、商品の詳細を理解しにくく高価な商品を消費者に案内するなど、別の方法で競争している」と説明しています。

    Best Buyの販売員は家電カテゴリーの知識がとても豊富で、消費者を丁寧に案内し、質問に答えてくれます。これはオンラインでは得られない体験であり、Best BuyとAmazonの差別化要因にもなっています。

    消費者は「同じ値段なのだから、自分にとって最も良い買い物をしたい」と考えます。だからこそ消費者はBest Buyで買おうとするのです。(ジェイン氏)

    ジェイン氏は「『誰かと話したい』『質問に答えて欲しい』というニーズがあるため、Best Buyや、店舗型小売事業者は廃業していないのです。この差別化に力を注いだのは、見事な戦略でした」と話しています。

    この戦略を推し進めたBest Buyは、北米の小売事業者およびブランドのオンライン売上ランキングである 「北米EC事業 トップ1000社データベース 2022年版」で第6位にランクインしました。

    行き届いたサービスや丁寧な対応が差別化要因に

    ジェイン氏は「小売事業者が消費者をひきつけ、維持する方法は他にもたくさんある」と付け加えています。たとえば、品揃え、サービス、送料無料、返品処理の手厚い対応などです。

    また、ジェイン氏は小売事業者に、戦略的に価格で競争すること推奨しています。消費者に価格を比較されやすい商品は低価格で提供し、価格を比較されにくい(=競争力の低い)商品でより多くの利益を上げることができるからです。

    他社と差別化した販売戦略をとるためには、自社ではどの商品が価格競争に最適な商品であるかを理解することが重要です。たとえば食料品では、牛乳、卵、バナナで価格競争力を発揮するのが良いでしょう。(ジェイン氏)

    この一方で、エキストラバージンオリーブオイルなど競争力の低い製品で利益を拡大することができると指摘しています。

    ジェイン氏によると、小売事業者がやってはいけないことは、世界的な物価の上昇に合わせて商品を一律に値上げすることだそうです。「ロイヤルティの高い既存顧客を確実に失ってしまいます」とジェイン氏は警鐘を鳴らしています。

    若い消費者から反響! Neweggはセール期間中も価格保証

    ジェイン氏は「価格保証は、価格に敏感な消費者をターゲットとする小売事業者にとって効果的に作用します」と説明。たとえばEコマース専業のNewegg Commerceは、消費者が電子機器や部品の価格をオンラインで簡単に比較できるようにし、価格保証の利用を推進しています。

    また、Newegg Commerceは、一般的に所得が低い若い消費者に対して、価格保証していることをアピールしています。

    SimilarWeb(編注:Similarweb Ltd.〈本社イスラエル〉が提供するWebサイト分析ツール) によると、Newegg.com (編注:Newegg Commerceが運営するECサイト)の訪問者の 56.1% は 18 歳から 34 歳が占めています

    これは、上位1000社の18 歳から 34 歳の訪問者が平均40.7%であることと比べると高い数値です。

    リピート購入率を成功の指標に

    Newegg Commerceのアギラール氏によると、価格競争の成功度を、顧客のリピート購入率やLTVを追跡することで評価しているといいます。たとえば、リピーター率は32%で、Eコマース業界の平均を上回っています。

    ちなみに、EコマースプラットフォームのプロバイダーであるShopifyにおける、リピーターが占める売り上げの割合は、28.2%とのことです。

    アギラール氏は「価格保証は顧客から高い評価をいただいている。今後も継続していきます」と述べています。しかし、ジェイン氏は、「リピーターの割合が高い理由を、価格保証のようにただ1つの要因に帰結させることは難しい」と指摘しています。

    Newegg Commerceは価格保証がもたらす効果を十分に理解しており、毎年夏に開催するセール「FantasTech」と、ブラックフライデー前のプロモーションにも適用しています。

    各プロモーションの期間中は、厳選した商品について最安値を保証しています。購入後、Neweggで同じ商品がより安く販売されていた場合、そのプロモーション期間が終了するまで、価格差分の金額を購入者に自動でお送りするので、安心してお買い物いただけます。(アギラール氏)

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    味の素が既存EC基板でD2Cサイト「GOOOD GOOOD TABLE」を新規立ち上げ、グループ各社の製品などを展開予定

    3 years 3ヶ月 ago

    味の素は1月25日、新たなD2Cサイト「GOOOD GOOOD TABLE(グーグーテーブル)」を立ち上げた。

    味の素の既存通販サイト「味の素ダイレクト(株)オンラインショップ」と基盤を共有、共通ID「AJINOMOTO ID」でのシングルサインオンを可能にしている。

    味の素は新たなD2Cサイト「GOOOD GOOOD TABLE(グーグーテーブル)」を立ち上げた
    スマホ版の「GOOOD GOOOD TABLE」

    今後は、味の素からの情報発信のほか、ユーザーからの感想やアイデアなども募集・シェア。双方向のコミュニケーションを充実したD2Cサイトにしていく。

    D2Cサイトは、自社製品のほか、グループ各社の家庭用製品も取り扱う。味の素の部署、グループを横断してラインアップを拡充する。

    「GOOOD GOOOD TABLE」のコンセプトは、ユーザーの食に対する好奇心を満たし、従来の食卓をグレードアップするようなレシピやフードペアリングなどの情報を届けること。新サイトを通じて、新しいおいしさとの出会いを継続的にサポートする。

    味の素は2020-2025の中期経営計画において、食と健康の課題解決企業をビジョンとして掲示。その実現に向けて新たなECサイトを立ち上げることで、生活者のニーズに対応した製品・サービスの提供を進め、健康寿命の延伸に貢献していく。

    味の素は新たなD2Cサイト「GOOOD GOOOD TABLE(グーグーテーブル)」を立ち上げた
    「GOOOD GOOOD TABLE」の展開サービス

    近年、在宅ワークの浸透などによる内食機会の増加、購買行動でのデジタル化で、国内食品通販市場規模(小売金額ベース)は伸長。また、嗜好に合った選択や体験価値を重視する傾向が強まっている。

    こうした状況を受け踏まえ、味の素はD2C事業においてデジタル戦略を強化し、食に関する体験価値提供とユーザーとの価値共創の実現をめざすことにした。

    石居 岳

    【2023年バレンタイン商戦】大丸松坂屋、そごう、高島屋、楽天、ヤフー、ベルーナ、Mr.CHEESECAKEの取り組みとは | 通販新聞ダイジェスト

    3 years 3ヶ月 ago
    2023年のバレンタイン商戦について、今年のトレンドと百貨店やECモール、通販企業の取り組みを解説。初速に手応えを得ている企業も多く見られます

    2023年のバレンタイン商戦がスタートした。コロナ禍で停滞気味だった同商戦も2023年は大分、元に戻ってきているようで、通販実施各社の初速の売れ行きも悪くないようだ。百貨店各社のネット販売や仮想モール、通販事業者各社の今年のバレンタイン商戦のトレンドと出足の状況をみていく。

     百貨店各社は“お試し”ニーズに対応

    大丸松坂屋は15%増収を計画

    大丸松坂屋百貨店は1月6日から、店頭に先駆けて通販サイト「大丸松坂屋オンラインストア」で「大丸・松坂屋のバレンタイン2023」の注文受け付けを始めた。

    今回のバレンタイン商戦は顧客の購買ニーズに応え、「大切なひとへ感謝の気持ちを贈る幸せ・自分へのご褒美を買う幸せ」をコンセプトに展開する。

    中でも、2人の女性オーナーが手がけるスイーツをフューチャー。母親が子どもに食べさせたいものを重視した菓子作りを続ける田園調布のプチカヌレ専門店「コムパリ」からは、保存料・着色料を使わず、外はカリっと中はモチモチの食感が楽しめる5種類のプチカヌレのセットを提案する。

    田園調布プチカヌレ専門店COMME PARIS(コムパリ)が展開する5種類のプチカヌレのセット「Première-Valentine’s Limited- プルミエールバレンタインリミテッド」
    田園調布プチカヌレ専門店COMME PARIS(コムパリ)が展開する5種類のプチカヌレのセット「Première-Valentine’s Limited- プルミエールバレンタインリミテッド」

    低糖質でもおいしいスイーツをめざす「カバの気持ち」からは、発酵バターの香りが広がるバターサンドで、神戸洋菓子の名店「ボックサン」の福原敏晃氏が監修し、“宝石”をテーマにしたバレンタイン限定商品を販売する。両ブランドの女性オーナー2人のインタビュー動画を特設サイトで配信。店頭配布カタログのQRコードから遷移して視聴できるようにした。

    また、2022年に大きく復調した海外ブランドのチョコレートの品ぞろえを強化したほか、年々ニーズが高まっている焼き菓子などスイーツの新ブランドを取りそろえた。

    大丸松坂屋が取り組む、リピート購入を促す仕組みとは?

    大丸松坂屋百貨店では、バレンタイン商戦でもECを強化する考え。その一環として、早い時期に購入したユーザーには早期に商品を届けることが可能で、気に入った商品を自分用やプレゼント用にリピート購入しやすくする。加えて、自分用のニーズが増えていることから、受注期間を延長して2月14日以降の配送にも対応する。

    バレンタイン商戦の売上高合計は前年比14・6%増を計画。過去5年間でもっとも売り上げが大きかった20年度を上回りたい意向で、ECチャネルの貢献も期待する。

    高島屋は“サステナブルなチョコ”もラインアップ

    高島屋は1月6日、「高島屋オンラインストア」でバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」をスタートした。高島屋各店では同月20日から順次スタート。世界から選りすぐりの100以上のブランドを提案する。

    同催事では、日本初上陸のブランドや、世界の巨匠たちの商品が集結。伝統ある名門ブランドや世界的に愛されているチョコの紹介はもちろん、注目が高まっているフードロスや環境・社会問題などにアプローチする“おいしくてサステナブルなチョコ”も特集するという。

    高島屋のバレンタインデー特集ページ
    高島屋のバレンタインデー特集ページ

    日本初上陸ブランドでは、仏リヨン郊外に店を構えてヴィーガンショコラを手がける「ファビアン・デアル」や、レバノンを拠点に高品質なチョコレートの製造にこだわる「ラ・ロシェ」が登場する。

    サステナブルチョコでは、「TeaROOM」とコラボし、廃棄される予定だった素材をいかしたり、環境にやさしい農法で作られた3種類の茶葉を使用。それぞれのお茶の個性を生かしながら、「モンサンクレール」や「トシ・ヨロイヅカ」など人気パティシエが手がけた「アムール・デュ・ショコラ」限定のチョコを展開する。

    高島屋のEC比率は4割近く見込む

    高島屋のバレンタイン催事は年々売り上げを伸ばしており、今年の目標は前年比12%増で、店頭は8・4%増、ECチャネルは18・9%増をめざす。また、バレンタイン商戦におけるECチャネルの比率はコロナ前が約15%だったが、今年は約37%を見込む

    そごうは本会期前の「おためしバレンタイン」開催

    そごう・西武は12月1日、公式通販サイト「eデパート」でバレンタインチョコレートのネット受注をスタートした。毎年、早期の予約や自家需要、人に贈る前に自分で試したいというニーズが多いことから、今回も1月6日からの本会期に先駆けて「おためしバレンタイン」を開催。国内外の人気ブランドやそごう・西武の限定品など、この時期にしか味わえないチョコを取りそろえた。

    早期展開ブランドは「ピエールマルコリーニ」や「デルレイ」「カカオサンパカ」など約40ブランド、250アイテムで、1月20日以降に届ける。

    【楽天】期間限定ポップアップストア開設、リアルからの送客図る

    楽天グループでは2023年のバレンタインデーに向けて、運営する仮想モール「楽天市場」のショールーミング型ポップアップストア「楽天市場 バレンタイン特集 ご当地&映えスイーツセレクション」を、東京都足立区の「北千住マルイ」2階に、2月1日~14日の期間限定で開設する。

    楽天はショールーミング型ポップアップストアを開設、特設ページも公開中
    楽天はショールーミング型ポップアップストアを開設、特設ページも公開中

    これに先立ち、ポップアップストアを紹介する特設ページを1月17日に公開。オフラインからオンラインへの送客を図る

    ポップアップストアでは、「横浜チョコレートのバニラビーンズ」や「創作和洋菓子 花えちぜん」など、楽天市場に出店する18店舗が取り扱うバレンタインデー向けの商品約35点を展示。来店者は、店頭で商品を試食することが可能で、QRコードをスマートフォンで読み取ることで、楽天市場の各商品ページに遷移し、商品を購入することができる

    期間中は先着600枚限定で、3000円以上の対象商品購入時に使える500円割引クーポンを配布する。また、特集ページでは「ご当地ギフト」「映えギフト」という切り口でポップアップストアにて販売するチョコを紹介。3000円以上の購入で200円割引となる、先着2000回まで利用可能なクーポンも配布している。

    バレンタイン流通額は約2倍に成長中

    楽天市場では、1月4日から今年のバレンタインデー特集ページを公開。チョコレートやスイーツを中心に、約5万点のバレンタインデー関連商品を紹介している。

    楽天市場のバレンタインデー特集ページ(画像は楽天市場から編集部がキャプチャ)
    楽天市場のバレンタインデー特集ページ(画像は楽天市場から編集部がキャプチャ)

    同社によれば、ECでバレンタインデーのギフトを購入するユーザーは拡大傾向にあり、楽天市場におけるバレンタインデー関連商品の流通額は、2020年から2022年の2年間で約1・9倍に拡大(2020年1月4日~2月15日と、2022年1月4日2月15日の流通額を比較)しているという。

    【ヤフー】“お得”を訴求

    ヤフーは運営する仮想モール「ヤフーショッピング」で1月12日から、特集ページ「バレンタイン特集2023 ~チョコ&ギフト大作戦~」を開設してバレンタインデーのギフト商品の拡販を本格化させている。

    「ヤフーショッピング」で開設しているバレンタイン特集ページ(画像は「ヤフーショッピング」から編集部がキャプチャ)
    「ヤフーショッピング」で開設しているバレンタイン特集ページ(画像は「ヤフーショッピング」から編集部がキャプチャ)

    特集ページでは高価格帯のチョコレートをそろえた「高級・プレミアムチョコ」、ゴディバやモロゾフといった有名菓子ブランドの商品をそろえた「ブランドチョコ」、工具を模したものやチョコでできた恐竜の化石をチョコの中から発掘できるものなどユニークな商品をそろえた「おもしろチョコ」、安価な商品をそろえた「ばらまきチョコ」などをラインアップ。

    同モールのレビューでユーザーからの評価が高い「高評価チョコ」や1000円未満や2000円から3000円までのチョコレートといった「予算別」や恋人、家族、友達、職場など「贈る相手別」でもチョコレートを選べるようにページ上部に各ランディングページに誘導するリンクを設けた。

    バレンタインギフト専用の割引も

    また、バレンタインギフト専用も割引クーポンを配信。期間中、毎週木曜日に2000円以上の購入者を対象に200円分のクーポンを、バレンタイン直前の2月5日には「バレンタイン×5のつく日300円クーポン」を配布し、拡販を強化していく考え。

    すでに配布中のクーポンは「昨年と比較すると倍以上の枚数を利用頂いており、客単価も下がっていない」(同社)とし、売れ行きの引き上げにクーポンが貢献しているようだ。

    初速は好調。ポイント還元が奏功?

    なお、バレンタインデー商戦の出足については「特集自体は開始したばかりだが初速は好調」(同社)としている。好調な要因については次のように話している。

    行動制限のないバレンタインで百貨店などのリアルへ人が戻っているかと思うが、ヤフーショッピングは(決済時にグループの決済サービスやクレジットカードを使用した際のポイント還元率が)毎日5%でお得。ポイントやクーポンを使い少しでもお得に百貨店と同じ商品などを購入いただけているのではないか。(同社)

    ベルーナの目玉商品は“日本酒チョコ”

    総合通販のベルーナのグルメ専門通販「ベルーナグルメ」では、通販サイトとカタログ「2023 St.Valentine's Day」において、今年のバレンタイン特集を展開している。

    「ベルーナグルメ」トップページ(画像は「ベルーナグルメ」から編集部がキャプチャ)
    「ベルーナグルメ」トップページ(画像は「ベルーナグルメ」から編集部がキャプチャ)

    通販サイトでは100種類以上のバレンタイン商品を販売。人気のブランドチョコや輸入チョコ、配るための大容量チョコなどを揃えている。今年の目玉商品となるのは、同社の日本酒通販「旨い酒が飲みたい」の日本酒チョコレートとなっている。

    「江戸の酒 ボンボンチョコ」(価格は1501円)は、澤乃井・屋守・千代鶴・久兵衛という東京の地酒を使ったボンボンチョコ。昔ながらの砂糖シェルタイプで、シャリシャリした食感が特徴のボンボンチョコに、酒を閉じ込めている。個包装で便利な点もポイントとなっている。利き酒師が「本格的な味わい」と太鼓判を押す商品で、スイーツ好きや日本酒好きへのギフトにおすすめとしている。

    ベルーナが取り扱う「江戸の酒 ボンボンチョコ」

    「日本の酒 蔵元三昧」(価格は1393円)は、2022年に好評だった「日本のお酒を使用したチョコレート」を刷新したもの。個性豊かな日本酒、梅酒、焼酎10種類を食べ比べできる。

    チーズケーキECも限定商品の投入に注力

    EC限定でチーズケーキを販売するMr.CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)は1月22日、バレンタイン限定フレーバーの「ミスターチーズケーキ ブラウンミルク」と「ミスターチーズケーキ ブラックカカオ」を販売する。

    新商品のブラウンミルクは、ミルクチョコレートのようなやさしく、なめらかな味わいのフレーバーだ。チョコレートとマスカルポーネに、ナッツに砂糖を加え煮詰めてキャラメル状にしたプラリネを入れ、やさしく深い味わいに仕立てた。

    時折り感じるパールショコラの食感と、ケーキの底に敷き詰めた甘酸っぱいアプリコットと甘いミルクチョコレートのバランスが楽しめる。

    2022年も販売して好評だったブラックカカオは、濃厚な旨味を持つカカオをベースに、焦がしバターやアーモンドペースト、クローブというスパイスを合わせることで香ばしさを強調。マスカルポーネやダークチェリーがコクのある旨味を一層引き立てる。

    バレンタインだけのデザイン&フレーバーを展開

    また、2023年はバレンタイン限定デザインのギフトバッグとメッセージカードを用意。ギフトバッグはハートにかたどった花びらをメインに、たくさんの花びらを散りばめたデザインで、無料のメッセージカードは感謝の気持ちをさまざまな形で表現した3種類のオリジナルデザインの中からランダムで届ける。

    バレンタイン限定フレーバーのチーズケーキはどちらも税込5400円で、1月22日~2月14日まで公式通販サイトで販売。期間中は毎日午前10時から販売開始し、当日分の在庫がなくなり次第終了となる。

    なお、両フレーバーは1月25日~2月14日まで大丸東京店と大丸神戸店で同時開催するポップアップストアでも販売するほか、両店ではバレンタインに合わせて開発した「プラリネガトーショコラ」を店頭限定商品として展開する。

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    【楽天SOY2022】総合グランプリはアルペン、2位はサンドラッグ、3位は「サプリ専門SHOPシードコムス」

    3 years 3ヶ月 ago

    楽天は1月25日、「楽天市場」に出店する約5万5000店舗のなかから、「購入者からの投票」「2022年の売り上げや受注件数」などを主な基準に優れたショップを選出して表彰する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2022(楽天SOY2022)」を開き、「アルペン楽天市場店」(運営はアルペン)が総合グランプリを受賞した。

    楽天は1月25日、「楽天市場」に出店する約5万5000店舗のなかから、「購入者からの投票」「2022年の売り上げや受注件数」などを主な基準に優れたショップを選出して表彰する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2022(楽天SOY2022)」を開き、「アルペン楽天市場店」(運営はアルペン)が総合グランプリを受賞した 総合グランプリの「アルペン楽天市場店」
    総合グランプリの「アルペン楽天市場店」

    総合2位は、ドラッグストアチェーン「サンドラッグ」を展開するサンドラッグ運営の「サンドラッグe-shop」。2022年の「楽天SOY2021」は総合9位だった。

    楽天は1月25日、「楽天市場」に出店する約5万5000店舗のなかから、「購入者からの投票」「2022年の売り上げや受注件数」などを主な基準に優れたショップを選出して表彰する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2022(楽天SOY2022)」を開き、「アルペン楽天市場店」(運営はアルペン)が総合グランプリを受賞した 総合2位の「サンドラッグ」
    総合2位の「サンドラッグ」

    健康食品を沖縄県から販売する「サプリ専門SHOPシードコムス」(運営はエフ琉球)。2022年の「楽天SOY2021」は総合6位だった。

    楽天は1月25日、「楽天市場」に出店する約5万5000店舗のなかから、「購入者からの投票」「2022年の売り上げや受注件数」などを主な基準に優れたショップを選出して表彰する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2022(楽天SOY2022)」を開き、「アルペン楽天市場店」(運営はアルペン)が総合グランプリを受賞した 総合3位の「サプリ専門SHOPシードコムス」
    総合3位の「サプリ専門SHOPシードコムス」
    「楽天SOY2022」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリアルペン楽天市場店株式会社アルペン
    総合2位サンドラッグe-shop株式会社サンドラッグ
    総合3位サプリ専門SHOPシードコムス株式会社エフ琉球
    総合4位SUPER SPORTS XEBIO 楽天市場店ゼビオ株式会社
    総合5位イーベストPC・家電館株式会社ストリーム
    総合6位澤井珈琲 Beans & Leaf株式会社澤井珈琲
    総合7位暮らし健康ネット館e-net shop株式会社
    総合8位イーザッカマニアストアーズ有限会社ズーティー
    総合9位姫路流通センターアットライフ株式会社
    総合10位野球用品ベースボールタウン株式会社B.B.T.

    「楽天SOY2022」はオンデマンド配信、オフラインのハイブリッド形式で実施。プロ野球ドラフト会議などが行われるグランドプリンスホテル新高輪で行った。

    楽天は1月25日、「楽天市場」に出店する約5万5000店舗のなかから、「購入者からの投票」「2022年の売り上げや受注件数」などを主な基準に優れたショップを選出して表彰する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2022(楽天SOY2022)」を開き、「アルペン楽天市場店」(運営はアルペン)が総合グランプリを受賞した
    ジャンル賞受賞のようす

    過去の総合賞上位店舗

    2022年の「楽天SOY2021」

    「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(運営は上新電機)が総合グランプリを2年連続で受賞した。総合2位は、家電やデジタル製品、日用品などを扱う「XPRICE楽天市場店」(運営はエクスプライス)。総合3位は、スポーツ用品「アルペン楽天市場店」を運営するアルペンが受賞した。

    「楽天SOY2021」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリJoshin web 家電とPCの大型専門店上新電機株式会社
    総合2位XPRICEエクスプライス株式会社
    総合3位アルペン楽天市場店株式会社アルペン
    総合4位タマチャンショップ有限会社九南サービス
    総合5位越前かに職人甲羅組株式会社伝食
    総合6位サプリ専門SHOPシードコムス株式会社エフ琉球
    総合7位くらしのeショップ株式会社山善
    総合8位タンスのゲン Design the Futureタンスのゲン株式会社
    総合9位サンドラッグe-shop株式会社サンドラッグ
    総合10位澤井珈琲 Beans & Leaf株式会社澤井珈琲

    2021年の「楽天SOY2020」

    「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(運営は上新電機)が総合グランプリを受賞。総合2位は「ヤマダ電機 楽天市場店」(運営はヤマダ電機)。総合3位は、家電やデジタル製品、日用品などを扱う「A-PRICE楽天市場店(現在の店舗名は「XPRICE楽天市場店」)」(運営はMOA、当時 ※現在の社名はエクスプライス)だった。

    「楽天SOY2020」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリJoshin web 家電とPCの大型専門店上新電機株式会社
    総合2位ヤマダ電機 楽天市場店株式会社ヤマダ電機
    総合3位A-PRICE株式会社MOA
    総合4位アルペン楽天市場店株式会社アルペン
    総合5位モダンデコモダンデコ株式会社
    総合6位くらしのeショップ株式会社山善
    総合7位タマチャンショップT有限会社九南サービス
    総合8位サプリ専門SHOPシードコムス株式会社エフ琉球
    総合9位タンスのゲン Design the Futureタンスのゲン株式会社
    総合10位越前かに職人甲羅組株式会社伝食

    2020年の「楽天SOY2019」

    家電やデジタル製品、日用品などを扱う「A-PRICE楽天市場店(現在の店舗名は「XPRICE楽天市場店」)」(運営はMOA、当時 ※現在の社名はエクスプライス)が総合グランプリを初受賞。総合2位は山善が運営する「くらしのeショップ」、総合3位はアルペンが運営する「アルペン楽天市場店」だった。

    「楽天SOY2019」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリA-PRICE株式会社MOA
    総合2位くらしのeショップ株式会社山善
    総合3位アルペン楽天市場店株式会社アルペン
    総合4位サプリ専門SHOP シードコムス株式会社エフ琉球
    総合5位アースコンタクト株式会社ブラスト
    総合6位& Habit株式会社I-ne
    総合7位Think Rich StoreThink Rich Store
    総合8位タオル直販店 ヒオリエ/日織恵株式会社丸中
    総合9位アットコンタクト株式会社カズマ
    総合10位サンドラッグe-shop株式会社サンドラッグ

    2019年の「楽天SOY2018」

    スポーツ用品小売チェーンのヒマラヤが運営する「ヒマラヤ楽天市場店」が総合グランプリを初受賞。総合2位は「タンスのゲン Design the Future」(運営はタンスのゲン)。総合3位は山善の「くらしのeショップ」。

    「楽天SOY2018」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリヒマラヤ楽天市場店株式会社ヒマラヤ
    総合2位タンスのゲン Design the Futureタンスのゲン株式会社
    総合3位YAMAZEN くらしのeショップ株式会社山善
    総合4位オシャレウォーカーosharewalker株式会社mighty
    総合5位A-PRICE楽天市場店株式会社MOA
    総合6位モダンデコ株式会社De-Dream
    総合7位Alpen楽天市場店@アルペン株式会社アルペン
    総合8位Z-CRAFT楽天市場店株式会社ロイヤル
    総合9位レンズプレミアム株式会社ストレッチ
    総合10位サプリ専門SHOP シードコムス株式会社エフ琉球

    2018年の「楽天SOY2017」

    総合グランプリに女性向けアパレルや雑貨の「soulberry」(運営はグァルダ)。2位は自然食品を扱う「タマチャンショップ」(運営は九南サービス)、総合3位は「タンスのゲン Design the Future」が受賞した。

    2017年の「楽天SOY2016」

    グランプリは家電などを取り扱う「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(運営:上新電機)、2位は「エディオン楽天市場店」(運営:エディオン)、3位は「ビックカメラ楽天市場店」だった。

    瀧川 正実

    7割が「物価上昇を実感」。購入量・頻度を減らすで上位は「外食」「衣類」。健康には「これまでと同等の金額を使う」が半数超え

    3 years 3ヶ月 ago

    CCCMKホールディングスのCCCマーケティング総合研究所は2022年12月19~22日、「値上げに関する調査」を実施し、その結果を発表した。

    「思った以上に価格が上昇している」との回答者は70.1%。前回調査(2022年7月)と比較すると6.4ポイント増えた。7月調査時よりも多くの人が想定以上の値上げを感じている。

    今後の品目別購入意向について見ると、「引き続き購入する(購入量は減少しない)」が多い品目と、「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」が多い品目にわかれる傾向が見られた。

    「引き続き購入する(購入量は減少しない)」が多いのは、「生鮮食品」「ティッシュ・トイレットペーパー」「洗剤」「ペットフード・ペット用品」「電気・ガス・水道」「交通費」「ガソリン」「通信費(インターネット・電話)」などで生活必需品が中心。

    「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」が多い品目は、「外食(レストランなど)」「衣類」が上昇。食品のなかでは「菓子類」の「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」が多い。

    商品・サービスの購入意向 CCCMKホールディングスのCCCマーケティング総合研究所は2022年12月19~22日、「値上げに関する調査」を実施
    商品・サービスの購入意向

    イベントやテーマごとに「この先(1年程度を想定)のお金の使い方」を聞いたところ、「食事会・飲み会・パーティー」は「これまでよりかける金額を減らす」が38.5%で、「これまでと同等の金額を使う」(30.8%)よりも高くなった。一方、「お祝い事」では「これまでと同等の金額を使う」が52.5%と過半数を超えた。

    「自分の健康」は「これまでと同等の金額を使う」が半数を突破。「よりお金をかける」との合計では61.5%となり、「これまでよりかける金額を減らす」を大きく上回った。「よりお金をかける」との回答に注目すると、「貯金」(10.7%)や「投資」(8.7%)が他と比べて高い結果となっている。

    CCCMKホールディングスのCCCマーケティング総合研究所は2022年12月19~22日、「値上げに関する調査」を実施 この先のお金の使い方について
    この先のお金の使い方について

    調査概要

    • 値上げに関する調査(2022年12月)
    • 調査地域:全国
    • 調査対象者:男女16~79歳のT会員
    • 有効回答数:2707サンプル
    • 調査期間:2022年12月19~22日
    • 実査機関:CCCMKホールディングス
    • 調査方法:インターネット調査(Tリサーチ)
    石居 岳

    【大雪などによる配送への影響】ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の対応まとめ

    3 years 3ヶ月 ago

    1月24日(火)から1月26日(木)にかけて強い寒気が北海道から九州に流れ込む予報を受けてヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の大手配送キャリアは1月24日までに、現状の影響と今後の対応を公表した。

    ヤマト運輸

    「全国から新潟県、富山県、石川県、福井県宛ての荷物」「新潟県、富山県、石川県、福井県から全国宛ての荷物」は1月24日現在、荷物の預かりを停止した。

    強い寒波の襲来により、広範囲で猛烈な吹雪による各高速道路の通行止めなどの道路規制(一般道を含む)、航空や船舶(フェリー)の欠航といった輸送への影響で、荷物の遅延が生じる可能性があるため、1月24日から25日に預かり発送する荷物は、全国を対象に「遅延了承」で受け付ける方法で対応している。

    また、安全確保の観点から、荷物の預かり停止や営業所の窓口受付時間の短縮、業務の見合わせを実施する可能性があるとしている。

    荷物の遅延状況や預かり受付状況、営業所の営業状況といった詳細について、「お荷物の集配および宅急便センターの営業状況について」の確認を呼びかけている。

    日本郵便

    北海道、新潟県、富山県、石川県、福井県、鳥取県、島根県、徳島県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県宛ての荷物の配送、およびその地域での一部荷物(ゆうパックなど)の預かりは1月24日現在、遅れが生じている。

    また、新潟県全域では1月25日から当面の間、ゆうパック(保冷扱いを含む)、ゆうパケット(クリックポストを含む)およびゆうメールといった荷物の引き受けを停止するとしている。

    佐川急便

    1月24日現在、愛媛県松山市(中島町・興居島)での荷物の預かり、および配送を停止している。

    また、北海道全域、長崎県五島市・壱岐市、鹿児島県大島郡・西之表市・熊毛郡・薩摩川内市(上甑町・下甑町・里町・鹿島町)、沖縄県全域宛ての荷物の配送、荷物の預かりが遅れるとしている。

    瀧川 正実

    原材料高騰の価格転嫁率は39.9%。消費者や取引企業からの“理解の得られにくさ”がネックに

    3 years 3ヶ月 ago

    原油・原材料価格の高騰や為替相場の動向は現在も企業活動に影響を及ぼしており、公正取引委員会は主体的に取引価格の引き上げ交渉を行っていなかった企業を公表するなど、価格転嫁を促進している。

    こうした状況を踏まえて、帝国データバンク(TDB)は価格転嫁に関する企業の見解を調査。調査結果によると、価格転嫁率は39.9%にとどまっており、多くの企業が経費削減など自助努力でコスト上昇に対応していることがわかった。

    価格転嫁進むも、転換率はいまひとつ?

    調査結果の要旨

    • 約7割の企業で価格転嫁できているが、価格転嫁率は39.9%で4割に届かず
    • 卸売業を中心に価格転嫁が進むも、運輸業、医療、サービスなどでは転嫁は低水準
    • 価格転嫁以外の対応策は「自社経費の削減」が58.6%でトップ
    • 価格転嫁できない理由には、取引企業や消費者からの理解の得られにくさを指摘する企業が多い

    価格転嫁率は39.9%にとどまる

    「自社の主な商品・サービスにおいて、コストの上昇分を販売価格やサービス料金にどの程度転嫁できているか」と聞いたところ、コストの上昇分に対して「多少なりとも価格転嫁できている」企業は69.2%だった。

    価格転換ができている企業は7割近くにのぼるが、転換率は4割を下回っている
    価格転換ができている企業は7割近くにのぼるが、転換率は4割を下回っている

    「すべて転嫁できている」企業は4.1%にとどまった。「8割以上」は12.7%、「5割以上8割未満」は17.1%、「2割以上5割未満」は15.2%、「2割未満」は20.1%。一方、「全く価格転嫁できていない」企業は15.9%だった。

    「価格転嫁をしたい」と考えている企業の販売価格への転嫁割合を示す「価格転嫁率」は39.9%と4割を下回った。TDBは「コストが100円上昇した場合に39.9円しか販売価格に反映できていないことを示している」と説明する。

    TDBがこれまでに実施した調査と比較すると、価格転嫁はゆるやかに進んでいることがわかる
    価格転嫁はゆるやかに進んでいる

    調査方法が異なるため単純な比較はできないものの、TDBは「2022年後半の急激な円安の進行などで物価上昇のスピードに価格転嫁が追いつかない状態となった2022年9月時点と比べると、緩やかに価格転嫁が進んでいる様子がうかがえる」としている。

    価格転嫁の中心は卸売業。運輸業などでの転嫁は低水準

    価格転嫁率を業種別にみると、価格転嫁率が比較的高い業種は「鉄鋼・非鉄・鉱業製品卸売」(66.0%)や「化学品卸売」「紙類・文具・書籍卸売」(それぞれ62.8%)で6割を超えた。

    紙類や書籍などの価格転換率は高いが、運輸業などでの転換率はいまだに低い
    運輸業などでの転換率はいまだに低い

    「価格転嫁はほぼできている」(鉄鋼卸売、千葉県)や「今や物価高が当たり前のような状況になっているので、価格転嫁についても取引先からの了解は得やすくなっている」(電気機械器具卸売、茨城県)とあるように「卸売」が上位を占めた。

    「運輸・倉庫」(20.0%)、「旅館・ホテル」(21.7%)、「情報サービス」(21.8%)は低水準となっている。

    一般病院や老人福祉事業などを含む「医療・福祉・保健衛生」(10.5%)や、映画・ビデオ制作業やパチンコホールなどを含む「娯楽サービス」(12.7%)も低く、1割程度にとどまった。

    企業からは次のような厳しい声があがったという。

    物流業界は競合他社との兼ね合いが強いため、自社だけで交渉することは難しい。価格交渉によって、受注の減少も懸念される。(一般貨物自動車運送、福島県)

    公的単価設定は、喫緊(きっきん)の物価変動には対応できない。経費がかさむだけ。(一般病院、神奈川県)

    このほか、“同時に付加価値向上も講じる”という解決策も聞かれたという。

    価格転嫁以外の対策は「自社経費の削減」が最多

    自社の主な商品・サービスのコスト上昇に対する価格転嫁以外の対応策について尋ねたところ、半数を超える58.6%の企業で「自社経費の削減」を行っていた(複数回答、以下同)。

    経費削減など自助努力で原材料やコストの高騰を吸収しようとする姿勢が多くみられた
    経費削減など自助努力で原材料やコストの高騰を吸収しようとする姿勢が多い

    ムダやムラの削減など「ロスの削減」(42.4%)が続き、設備機器などの入れ替えなどを含む「生産の効率化」(23.4%)、「内部留保による対応」(17.3%)など、多くの企業で自助努力によって対応している様子がうかがえた。

    また、「仕入先・外注先への値下げ交渉」(16.9%)を行う企業も一定数みられたようだ。値上げ金額をできるだけ少なくする交渉のほか「転嫁はできているが、仕入先への価格交渉は行っている」(石油卸売、山口県)といった声もあったという。

    “値下げ交渉”は理解のされにくさがネックに

    自社の主な商品・サービスのコスト上昇に対して、価格転嫁ができない、難しい理由について尋ねたところ、「取引企業から理解が得られ難い」が39.5%で最も高くなった。

    消費者や取引先の企業から理解を得られにくいことが価格転嫁のネックになっている企業が多い
    消費者や取引先の企業から理解を得られにくいことが価格転嫁のネックになっている企業が多い

    また、「自社の交渉力」を理由にあげる企業は25.0%にのぼり、4社に1社の割合となった。回答企業からは次のような回答がみられたという。

    価格転嫁について、実際のところはなかなか言い出しづらいのが現状。しっかりと理解を得られるように準備し完璧に説明をするほど、顧客との溝ができてしまい同業他社へ流れてしまう。(一般貸切旅客自動車運送、愛知県)

    「自社の交渉力」に続いたのは、「消費者から理解が得られ難い」(20.1%)や「(年度など)契約の制限がある」(13.1%)。

    一方、「交渉自体行えない」(7.5%)や「正常な商習慣に照らして不当な要請がある」(6.4%)といった取引企業との交渉そのものができていない企業もあった。

    すべてを価格転嫁できている企業はごくわずか

    調査結果によると、自社の商品・サービスのコスト上昇に対して、大なり小なり価格転嫁ができている企業は約7割だった。TDBはこれについて「さまざまなモノの価格が上昇していることに対する認知や理解が、少しずつ進んでいることを示している」と分析。

    2022年9月時点と比べると価格転嫁は緩やかに進んでいるものの、原材料やコストの上昇をすべて価格転嫁できている企業は数パーセントにとどまっており、全体の価格転嫁率は4割を下回る結果となった。

    値上げに伴う“付加価値”を重視する企業も

    認知や理解が進んでいても、自社の商品・サービスの価格が高まれば、取引企業や消費者から選ばれなくなることを心配する企業は多い。経費やムダの削減といった自社内の企業努力も多くみられる。

    一方で、価格転嫁が進まない要因として交渉自体が行えない点をあげる企業もあり、TDBは「政府はさらなる取引の適正化に資する取り組みが必要不可欠」と指摘している。

    価格転嫁にあたって丁寧な説明や付加価値の向上に取り組む企業もみられる
    価格転嫁にあたって丁寧な説明や付加価値の向上に取り組む企業もみられる

    TDBは「今後も商品・サービスの価格上昇は懸念されるなか、価格転嫁率は4割を下回り、企業がコスト上昇分を負担している状況も限界に近づいている」と説明する。

    そうしたなかでも、次のような解決策を講じている声も聞かれるようだ。

    根拠のない値上げと思われないように、値上げの中身・要因・比率を正確に説明するよう努めている。(雑穀・豆類卸、東京都)

    クライアントから選ばれる存在であるために、必要な分だけの価格転嫁を行いプラスアルファの付加価値を心掛けている。(ソフト受託開発、岐阜県)

    特に商品・サービスの価値向上は、競合他社との差別化においても非常に重要なファクターとなる。「こうした状況を好機と捉え、将来を見据えた取り組みが必要になる」(TDB)。

    調査概要

    調査概要

    • 調査期間:2022年12月16日~2023年1月5日
    • 調査対象:全国2万7163社
    • 有効回答企業数:1万1680社
    • 回答率:43.0%
    高野 真維

    【景表法検討会の報告書】「確約「確約手続き」「悪質事業者への課徴金の割増し」「直罰規定の導入」など法改正の方向性は? | 通販新聞ダイジェスト

    3 years 3ヶ月 ago
    景表法の法改正を視野に消費者庁がまとめた「景品表示法検討会」報告書をひもとく。違反行為に対する抑止力の強化を念頭に、“繰り返し違反”に対する課徴金の割増しや刑事罰の活用を検討している

    消費者庁は1月13日、「景品表示法検討会」報告書をまとめた。違反行為に対する抑止力強化を念頭に、“繰り返し違反”に対する課徴金の割増し、刑事罰の活用を検討する。独占禁止法や特定商取引法の規定を参考に、法改正を視野に入れる。

    改善を見込める事業者には“早期是正”、悪質事業者には“抑止力強化”

    景表法改正を含む対応を次の観点から整理した。

    • 不当表示の早期是正、悪質事業者に対する抑止力強化
    • デジタル化・国際化の対応
    • 返金措置の推進による消費者利益の回復
    • 適格消費者団体(適格団体)などとの連携

    違反行為に対する抑止力強化では、意図せず不当表示を行った事業者と、不当表示を認識しつつこれを行う悪質事業者への対応を想定した規定を新たに設ける

    悪質な事業者への抑止力を強化するべく整備を進める方針
    悪質な事業者への抑止力を強化するべく整備を進める方針

    前者は、自主的な改善が望めることから、独禁法を参考に「確約手続」を導入する。現行の行政措置は、指導と措置命令・課徴金命令しかない。課徴金制度の導入で事件処理も長期化していることから、確約による表示の早期是正を図る。

    悪質事業者には“課徴金割増し”で対抗

    導入にあたっては、対象行為や返金措置の位置づけ、確約計画の公表、計画が履行されない場合の対応等についてガイドラインを策定する。

    悪質事業者への対応では、“繰り返し違反”に対する課徴金の割増しを検討する。通常の課徴金の算定率は、現行の3%で据え置く。

    また、「不当表示の差止め」「再発防止策」にとどまる命令について、その内容の工夫による対応、実質的な違反行為者である自然人を「事業者」と認定した処分、直罰規定の導入も検討する。

    違反行為者を「事業者」と認定した上での直罰規定を検討する
    違反行為者を「事業者」と認定した上での直罰規定を検討する

    業務停止・禁止命令まわりは特商法と連携

    特商法を参考にした業務停止命令、業務禁止命令は、「不当表示による顧客誘引の防止」という景表法の目的と整合性をとることが困難なため見送る。同法(特商法)との連携により対処する。

    課徴金制度は、算定の基礎となる売上額の把握に時間を要することが、事件処理の長期化の一因となっていた。このため、売上額を合理的に推計する手法の整備を検討する。

    また、制度の一環として整備されている返金措置は、これまで利用がわずか4件にとどまる。電子マネーの活用を検討することで事業者の利用を促し、被害回復の充実を図る

    適格団体の権限強化は、立証責任の転換について不実証広告規制と同様の権限付与は困難と結論づけた。

    「相当な理由」があれば差止請求権の要請を可能に

    一方、来年、施行予定の改正消費者契約法では、「相当な理由」がある際に契約解除に伴う損害額の算定根拠の説明を要請でき、事業者も要請に応じる努力義務が規定される(営業機密を除く)。

    これを参考に、差止請求権の行使にあたり、表示の根拠情報について「相当な理由」がある際に要請できるよう規定する。被害回復訴訟を念頭に特定適格消費者団体(特定適格)に景表法処分の作成書類を提供できる制度は見送る。

    国際化への対応では、措置命令について公示送達などの送達規定を整理する。これまでは課徴金命令のみ整備されていた。

    「買取りサービス」は景表法の運用下へ

    「買取りサービス」は運用基準を見直し、景表法による措置が行えるようにする。「消費者が保有する物品を鑑定などで現金に変える」という役務を供給していると判断できるよう解釈を整理する。

    買取りサービスに関わるトラブルの一例。景表法で対応できるようにしていく(画像は消費者庁の公表資料から編集部がキャプチャ)
    買取りサービスに関わるトラブルの一例。景表法で対応できるようにしていく(画像は消費者庁の公表資料から編集部がキャプチャ)

    中長期課題は? 規制対象拡大や「ダークパターン」の対応など

    中長期の課題としては次の項目を整理した。

    • 「指定告示」などを含む課徴金の対象の拡大 
    • 事業者に対するデジタル表示の保存義務 
    • アフィリエイターなど供給要件を満たさない者への規制対象の拡大
    • 国際的な議論状況などを踏まえた「ダークパターン」への対応
    ※記事内容は紙面掲載時の情報です。
    ※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
    ※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

    「通販新聞」について

    「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

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    通販新聞

    コクヨがIoT自販機で文具を販売、新たな顧客接点・買い物体験を創出する取り組みとは?

    3 years 3ヶ月 ago

    コクヨは、新しい文具の購買体験を行う実証実験を、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)化された自動販売機で行う。

    IoT自販機は1月31日に羽田エアポートガーデン内に開業する直営店「KOKUYODOORS(コクヨドアーズ)」の店内に設置、第1弾として7種類の商品を販売する。IoT自販機を活用した文具専用販売は国内初の事例。

    商品の機能や品質などの伝達、目的買い以外の顧客との偶発的な出会いを目的として、IoT自販機を採用した。

    コクヨは、新しい文具の購買体験を行う実証実験を、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)化された自動販売機で行う
    新たな購買体験・顧客接点の役割を担うIoT自動販売機

    無人による自動販売機能は、デジタルサイネージと大型のタッチパネル液晶を搭載。低オペレーションで顧客との接点創出を実現。一般的な自販機とは異なり、ペットボトルなど飲料品の形状やサイズにとらわれないノートなど、幅広い文具をラインナップする。

    見た目だけでは伝わりにくい文具の魅力を、リアルな端末でECサイトさながらに画像や動画を用いて直感的にわかりやすく表現。多言語にも対応する。

    付属のカメラセンサーで取得した購入者の性別・年代情報を、今後の商品企画や販売企画へ活用することも想定している。

    商品は、IoT自販機からオリジナルの紙袋に入れた状態で出てくる。商品が出てくるまでの待ち時間を動画で演出するなど、購買体験そのものを楽しめる工夫を施した。商品ラインナップや設置場所の拡大などの検証を重ね、新たな購買体験を生み出していく。

    コクヨは、新しい文具の購買体験を行う実証実験を、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)化された自動販売機で行う 羽田エアポートガーデン内に開業する直営店「KOKUYODOORS(コクヨドアーズ)」の店内に設置
    羽田エアポートガーデン内に開業する直営店の店内に設置

    コクヨは2021年2月に策定した「長期ビジョンCCC2030」で、新規事業の創出と既存事業の領域拡大・バリューアップによる「2030年12月期までに連結売上高5000億円」の実現をめざしている。ステーショナリー事業では、戦略の1つとして海外事業拡大やEC強化の推進による商材領域の拡張を掲げている。

    石居 岳

    【寒波襲来、配送への影響】ヤマト運輸は1/24~25発送の荷物を「遅延了承」で受付

    3 years 3ヶ月 ago

    強い寒波が北海道から九州に襲来する予報を受けてヤマト運輸は、1月24日(火)と25日(水)に預かる荷物は「遅延了承」で受け付けると公表した。

    強い寒波の襲来により、広範囲で猛烈な吹雪による各高速道路の通行止めなどの道路規制(一般道を含む)、航空や船舶(フェリー)の欠航といった輸送への影響で、荷物の遅延が生じる可能性がある。

    そのため、1月24日から25日に預かり発送する荷物は、全国を対象に「遅延了承」で受け付けることにした。

    なお、ヤマト運輸は1月23日、全国的にお荷物のお届けに遅れが生じる可能性があると発表。安全確保の観点から、荷物の預かり停止や営業所の窓口受付時間の短縮、業務の見合わせを実施する可能性があるとしている。

    荷物の遅延状況や預かり受付状況、営業所の営業状況といった詳細について、「お荷物の集配および宅急便センターの営業状況について」の確認を呼びかけている。

    瀧川 正実

    シャディが自社ECサイト「シャディギフトモール」にレビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」を導入

    3 years 3ヶ月 ago

    シャディは、サイト内の機能充実化と利便性向上に向け、自社ECサイト「シャディギフトモール」にレビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」を導入した。

    検索時の手間とストレスを軽減

    検索時に入力ミスをした場合でも、「もしかして」欄に表示されるリンクをクリックすると再検索が可能となり、ユーザーの手間を最小限に抑え、ストレスなくサイト内を回遊できるようサポートしている。

    シャディ シャディギフトモール ZETA VOICE もしかして検索
    「もしかして検索」でユーザーの入力ミスをカバーする

    また、「レビューの多い順」での並び替えを実装し、他のユーザーの声を参考にした商品選びを可能にした。

    シャディ シャディギフトモール ZETA VOICE レビューの多い順で並び替え
    「レビューの多い順」を実装

    「ZETA VOICE」とは

    サイト自体や提供する商品・サービスに対して、複数の評価軸を用いた多面な評価によるレビューコンテンツをサイトに実装できるエンジン。点数による評価やフリーコメント、スタッフレスポンスなどの機能を有するほか、投稿レビューデータの分析、A/Bテストでの活用ができる。

    ZETA VOICE 主な機能
    「ZETA VOICE」の機能の一部(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
    藤田遥

    【最強寒波、配送への影響】ヤマト運輸「全国的に荷物のお届けに遅れが生じる可能性」

    3 years 3ヶ月 ago


    1月24日(火)から1月26日(木)にかけて強い寒気が北海道から九州に流れ込む予報を受けてヤマト運輸は1月23日、全国的にお荷物のお届けに遅れが生じる可能性があると発表した。

    暴風雪などにより、航空や船舶の輸送への影響、道路規制などが発生すると予測しているため。

    また、安全確保の観点から、荷物の預かり停止や営業所の窓口受付時間の短縮、業務の見合わせを実施する可能性があるとしている。

    荷物の遅延状況や預かり受付状況、営業所の営業状況といった詳細について、「お荷物の集配および宅急便センターの営業状況について」の確認を呼びかけている。

    瀧川 正実

    「Shopify」の進化から考える、少し先のECで必要なこととは?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    3 years 3ヶ月 ago
    ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年1月16日~1月22日のニュース

    「Shopify」に詳しい4名の対談です。「Shopify」自体の進化とECのこれからについて語っていますので、「Shopify」を使っていなくても読んでおきたい内容です。

    「Shopify」を中心に据えたEC事業を考えてもいいかも

    Shopify Unite参加者座談会 機能アップデートから見る、2023年のeコマースの行方とは | ECzine
    https://eczine.jp/article/detail/12159

    2023年のShopify、そしてeコマースはどうなっていくのでしょうか? フラクタ 河野さん、コマースメディア 井澤さん、non-standard world 佐藤さん、リワイア 加藤さんに率直な疑問を投げかけてみました。

    「Shopify」といえばこちらの皆さん。日ごろから情報収集と発信をされていますし、構築もされていますので、「Shopify」とECの最先端を知っている人たちです。記事内では「Shopify Unite」の内容を含めてさまざまなテーマで話をしていますが、今後の展望の部分だけを抜き出していきます。

    non-standard world 佐藤さん
    目先の新機能や新しい売りかたに目を向けることも大切ですが、それに振り回されたりすぐに飛びついたりせず、「顧客とどうコミュニケーションを取れば喜んでもらえるか」を常に考えるのが大事だと思います。「購入」も立派なコミュニケーションなので、「買ってもらって終わり」ではなく「どういった体験を作り上げれば、より愛着を持ってもらえるか」「ブランドを愛してもらえるか」を考える。

    買ってもらうにはどうしてもコミュニケーションが必要になってきますし、適切なコミュニケーションが取れていれば好きになってもらえますね。売り方に関してもコミュニケーションのなかから生まれてくるものですので、まずはこの考えが大切です。

    コマースメディア 井澤さん
    改めて「世界」を意識して商売をしなくてはならないと感じました。日本はガラパゴスな市場である程度の商売が成り立ってしまうので、「このままで良い」と考えてしまうかもしれませんが、Shopify Uniteで海外のパートナーやマーチャントと話して「遅れているな」と危機感を覚えました。

    世界のECはどんどん進化しています。越境ECが当たり前になってくれば競合は世界中に生まれてきますし、日本の商品が珍しいということもなくなります。今はいいけれど、少し先の未来を見据えて外に目を向けてみましょう。

    リワイア 加藤さん
    Shopifyが店舗やSNSなどの顧客接点を束ねるプラットフォームになっていくことも現実味を帯びてきたので、すでにリリースされているサービスやこれから登場する機能を活用して、新たな売りかたや交流を創造する視点も欠かせません。

    「Shopify POS」の導入が増えていることもあり、顧客データを「Shopify」に溜める事業者が増えてきそうです。そのデータを活用したコミュニケーションも新機能やアプリで可能になりますので、まさに自社の基幹システムになってくるかもしれません。

    フラクタ 河野さん
    Shopifyは設計思想を理解して、最大限使い倒せるマーチャントには最適なカートです。裏を返せば、お作法を理解せず「既存の運用方法のまま移行したい」と考えるマーチャントが売上を伸ばすのは難しいとも言えるので、他社の成果や流行りに踊らされず、しっかりとほかの選択肢も入れながら自社にふさわしいカートを選ぶべきだと改めて感じました。

    「流行っているから」「良さそうだから」という理由で「Shopify」を使ってもいけないですし、「Shopify」を単なるカートと考えていると、その能力を引き出せないということです。

    海外企業は「Shopify」に合わせて会社を変える。日本の企業は自社に合わせて「Shopify」を変える。「Shopify」の進化は世の中の流れに沿っていますので、どちらに合わせればいいのかはすぐにわかりますね。自社に合わせた運用を考えている時点で、ガラパゴス化が始まっているといってもいいでしょう。2023年は運用を根本から見直すことから。

    今週の要チェック記事

    超速報! Commerce Trends 2023 超訳 | App Unity
    https://appunity.jp/blog/shopifyplus-commerce-trends-2023/

    「サプライチェーン」「お金」「マーケティング」「eコマース」「小売り」の5つの観点から2023年のトレンドを予測した記事です。少し長いですが読んでおきたい。

    福島の味噌屋さんが、全国にファンがいるお店に成長した理由。マルマン醸造 常盤さん×川村対談 | コマースデザイン
    https://www.commerce-design.net/blog-staff/230119-marumanjouzou/

    ゆっくり成長したい人向けの記事。色々な失敗をしながら成長するんですね。

    新生ヤフーショッピングの現状とこれから “日常使いのモール”へと出足は順調 【ヤフーの畑中基ショッピング統括本部長に聞く】 | 通販新聞
    https://www.tsuhanshimbun.com/products/article_detail.php?product_id=6569&

    「ヤフー、PayPay、LINEのメディア面、検索面など様々なところからしっかり送客していく」。やはりこのあたりの連携がカギになりそう。

    「物価高」で道路貨物運送業の倒産が急増、今後は「2024年問題」もネックに | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/10539

    消費者にもしわ寄せというか、送料値上げの話が出てきてもおかしくない流れに。

    SHOPCOUNTER、22年10-12月期のポップアップ出店の成約件数が前四半期から1.6倍、1年前から5.2倍に増加、実店舗などのオフラインを通じたマーケティングニーズの高まりが後押し | コマースピック
    https://www.commercepick.com/archives/29884

    リアル接点の需要がどんどん増えています。遅れないように。

    ベテランが解説!Amazon「スポンサーディスプレイ広告」とは。設定方法からターゲティングまで詳しく紹介 | キーワードマーケティング
    https://www.kwm.co.jp/blog/amazon-sponsor-disaplay-ads/

    「Amazon」は売れたものほど検索で上に来やすいです。となると、広告で売るのが早いですよね。

    「Yahoo!ショッピング」が始めた売上金を事前に受け取れる支援サービスとは? 将来的に全店舗へ展開 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/10551

    「サービスの招待を受け取った出店者」となっているので注意。

    〈独自〉クレカ不正対策全容判明 ネット通販の本人認証厳しく | 産経ニュース
    https://www.sankei.com/article/20230119-NX3VDBW3OVOCZMPJW5FWWYBDCU/

    「本人認証システムの導入を義務化」などが検討されているようです。

    今週の名言

    “青春の禁じ手” 神保町の古本屋街、それを許した店主がいた | NHK
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230106/k10013937441000.html

    これからも世の中はすごいスピードで変化を続け、ネットやデータを駆使した社会に向かってどんどん進んでいく。世の流れだ。

    でも、ただ効率がよければいい、ただたくさん知られればいい、ただ高く売れればいいというだけでは「つまらない、おもしろくない」と阿部さんは思ったのだと思う。

    なんでもかんでもネットに出品すればいいというわけでもありません。ものすごく長い視点で見てみると、出品しないことが正解な時だってあります。

    筆者出版情報

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    LTVが伸びないのにはワケがある! リピート通販がはまりやすい“落とし穴”と、本当に強いCRM構築メソッドを解説

    3 years 3ヶ月 ago
    健康食品通販大手の顧問でCRM研究家の西野博道氏と、ネットショップ支援室代表取締役の山本皓一朗氏が、リピート通販企業がCRMで成功するためのノウハウを語り尽くす
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    「既存顧客のLTVがなかなか伸びない」「LTVを重視しているが、思うようにKPIを達成できない」――。このような悩みをもつ通販企業は多いのではないだろうか。ほとんどの通販企業が「ネットショップの運営において、LTVの向上は切っても切り離せない」と思っているはず。しかし、この固定観念を覆す画期的な考え方があるとしたらどうだろうか――。

    リピーターを育てるためには、CRMが欠かせない。年商100億円を超える健康食品通販大手のマーケティングに従事した経歴を持つ、CRM研究家の西野博道氏は、“本当に強い”CRMの打ち手を講じるために「新CPM分析」を提唱している。「新CPM分析」は、目先のLTVに固執せず、5年後、10年後を見据えて年商をアップさせるための顧客分析手法という。

    CRM研究家 西野博道氏
    CRM研究家 西野博道氏

    定期通販・単品通販向けカートシステム「楽楽リピート」を提供するネットショップ支援室はさっそく、「新CPM分析」を取り入れた機能の提供を2023年初頭に始める。西野博道氏と、ネットショップ支援室代表取締役の山本皓一朗氏に「新CPM分析」を取り入れた売り上げアップのメソッドを聞いた。

    ネットショップ支援室 代表取締役 山本皓一朗氏
    ネットショップ支援室 代表取締役 山本皓一朗氏

    CRM研究家が重要視する「3つの指標」とは

    LTV(Life Time Value/顧客生涯価値)とは、ある顧客から一生涯にわたって得られる利益の総和を表す指標である。企業の相次ぐ新規参入やCPAの高騰により新規顧客獲得が難しくなるなかで、LTVを重要視する企業は多い。しかし、長年、通販業界の第一線で顧客の維持・育成の重要性を説いてきた西野氏は、LTV重視の考え方に警鐘を鳴らす。それはなぜだろうか?

    LTVは一般的に、「LTV=平均顧客単価×収益率×購買頻度×継続期間」といった式で算出される。LTVを向上させるには、値引きやオファー(例:無料サンプル配布)、アップセル・クロスセルでの商品提案を実施して顧客単価や購買頻度を引き上げれば良い。値引きなどの施策に対する顧客の反応は、1か月もすれば数値として現れるだろう。

    「確かに、LTVは便利な指標。会社で言えばPL(損益計算書)のようなもので、短期的な売り上げを追い求めるにはわかりやすい。しかし、LTVを伸ばせば伸ばすほど、顧客維持率は低下していく」と西野氏は指摘。ここに、LTVを追い求めることの“落とし穴”があるという。

    LTVに固執しすぎるとはまる“落とし穴”

    多くの通販・EC会社は、LTVを向上させようと、値引きなどの強い施策を実施する。うまく行けば“お得感”に惹かれた顧客を集めることができ、売り上げも増えるが、こうしたインセンティブで集めた顧客に長く購入し続けてもらうことは至難の技だ

    顧客が求めているのは商品ではなく、自分の問題を解決すること。「うちの商品が欲しいでしょ」と値引きして買ってもらったところで、顧客が期待したベネフィットを満たせるわけではない。「安いから買った」という顧客は、結局すぐに離脱してしまう。たとえその施策によって年間LTVを向上させることができたとしても、3年、5年と長期で見たときのLTVは低下する可能性が高い。(西野氏)

    西野氏は「安いから買った」顧客は離脱しやすいと指摘
    西野氏は「安いから買った」顧客は離脱しやすいと指摘する

    通販・EC会社のLTV向上施策として代表的なのが定期販売。LTVに固執して、あの手この手で顧客に定期コースを売り込み、解約するとなれば強く引き止める――。強い引き止めに遭い解約した顧客は「一度申し込むと解約しにくい」という印象を持つため、もう二度と戻ってこない。目先の売り上げを求めた結果、顧客の離脱が起こるだけでなく、その復活の可能性までも下げてしまうのだ。

    LTVと顧客維持率は反比例の関係にある。LTVの値だけを追い求めれば、顧客の離脱が続き、長期的な売り上げは減少することになる――これが今、多くの通販会社で起きていることだ。

    現在は、健康食品通販大手の顧問を務める西野氏。さまざまな通販・EC会社のデータを分析し、LTVの推移に注目したところ、顧客全体のLTVは10年間でプラスマイナス10%しか変動していないことがわかった

    西野氏が分析した年間LTVの推移(5年間)
    西野氏が分析した年間LTVの推移(5年間)

    短期間で、あるいは個別の顧客層に注目して見れば、確かに数値は動いている。しかし、全体を見ると平準化されていたのだ。「多くの企業が、LTVというプラスマイナス10%しか変動しない数字を追いかけている。だから売り上げが伸びない」と西野氏。これが、西野氏がLTV重視に警鐘を鳴らす理由である。

    LTVだけを追ってもCRMは機能しない

    西野氏がLTV重視の傾向を問題視する2つ目の理由は、LTVという指標ではCRM(Customer Relationship Management/顧客関係管理)の効果を測ることができないことだ。

    CRMとは、企業と顧客との関係を管理して良好な関係性を続けていくための経営手法。いわば「おもてなし」である。「おもてなし」の重要性を認識する企業は増えてきたものの、その多くが未だにCRMを上手く活用できず、売上アップにつなげられていないのが実状だ。

    長年、CRMの普及に努めてきた西野氏は、現状のCRMには3つの問題点があるという。

    1.成果が見えにくい
    2.成果が出るまでに時間がかかる
    3.やるべきことが絞れない

    顧客と良い関係を築くための「おもてなし」は数値化できないため、その良し悪しを測るKPIが無い。また、「おもてなし」に即効性はないため、成果が現れるまでには年単位の時間を要することが多い。さらに、CRMにはDM、メルマガ、コールセンターでの電話対応などさまざまな施策があり、どこから手を付けて良いかわからないという難しさもある。

    本来、CRMは長期的・総合的に売上向上に寄与するものであり、その効果をダイレクトに測ることは難しい。LTVはわかりやすい指標だが、それをCRMという長期的手法の指標として使うのには限界がある

    売り上げが変動する最大の要因は「稼働顧客数の変動」

    西野氏がLTV以上に重視する指標は「稼働顧客数」である。ここでの稼働顧客数とは、過去1年以内に1回以上、自社商品を購入した顧客の数を指す。そして、現在の「稼働顧客数」は、「前年の稼働顧客数×顧客維持率」で算出できる。

    年商=年間LTV×稼働顧客数 年間LTVと稼働顧客数の掛け合わせが年商となる
    年間LTVと稼働顧客数の掛け合わせが年商となる(年商=年間LTV×稼働顧客数)

    前述の通り、LTVの変動幅は10年でプラスマイナス10%とわずかである。これは顧客の財布事情を考えれば当然のことで、ある人が1年間に化粧品やサプリメントに使う金額がいきなり2倍、3倍……と大きく増えることは考えにくい。売り上げが変動する最大の要因は稼働顧客数の変動である年商10億円という中堅の通販会社がそこからさらに大きく飛躍したいと考えるなら、稼働顧客数を増やすことに注力すべきだと西野氏は言う。

    そして、「すでに何万人も既存顧客がいる会社であれば、新規顧客を獲得することよりも既存顧客の離脱を減らす(=顧客維持率を高める)ことの方が重要だ」と西野氏は指摘する。

    顧客維持率によって企業の年商は大きく変動していく
    顧客維持率によって企業の年商は大きく変動していく

    稼働顧客数の増加に不可欠な“顧客維持率” 

    稼働顧客数の減少が売り上げに影響するまでには時間差がある。西野氏いわく「顧客の離脱は1光年先の星のようなもの」。離脱の原因は1年以上前にすでに発生しているケースが多く、なかなかつかむことができないという。LTVに固執して売り上げの金額ばかり見ていると、この重大な変化に気づくことができず、結果的に1年後の売り上げを大きく減らしてしまうことになる

    多くの企業は毎月の売り上げの変動をチェックし、その良し悪しを評価している。しかし、売り上げが増加している裏で稼働顧客数が減少しているというケースがある。稼働顧客は購入頻度の低い顧客から減っていくため、最初は大きなインパクトがない。しかも、新規顧客の売り上げがあるから顧客の減少に気が付けない。売り上げが下がり始めた時には、すでに稼働顧客は2割以上減っているケースが多い。(西野氏)

    顧客数と売り上げの変化には時間差があるという
    顧客数と売り上げの変化には時間差があるという

    西野氏は、長期的に売り上げを上げるためには現在の稼働顧客数をできる限り維持すること、そのために「おもてなし」をし続ける努力が必要だと指摘する。

    稼働顧客数を増やすためには「既存顧客の維持」「離脱客の復活」がある
    稼働顧客数を増やすためには「既存顧客の維持」「離脱客の復活」がある

    新たに注視すべき3つのKPIとは

    以上をふまえ、西野氏がLTVの他に注視すべきと考えるKPIは、次の3点である。

    1. 顧客維持率
    2. 稼働顧客数
    3. 1人あたりのDM配布数

    「顧客維持率」「稼働顧客数」の重要性はすでに述べた通り。そして、西野氏によると、「1人あたりのDM配布数」は顧客維持率とは相関があり、DMで顧客をフォローすることが、顧客維持率につながるという。

    今の通販事業者はDM送付の回数が圧倒的に少ない。特に顧客が40代以上なら、紙のDMは顧客維持に効果的。若者に対してはLINEなどSNSのメッセージ機能などを使っても良い。(西野氏)

    DMによって顧客を呼び戻した事例

    実際、健康食品通販の大手企業が売り上げに伸び悩んだときも、その裏には1回商品を購入したきりで離脱している顧客が多くいた。そこで、西野氏は顧客継続率(≒顧客維持率)に注目し、顧客のフォローを徹底することにした。設備投資によりDM封入のプロセスを機械化し、ピーク時には毎日10万通ものDMを送った。すると、離れていた顧客が復活。売り上げをV字回復させることに成功した。

    このような経験を踏まえて、西野氏が考案したのが「顧客BS」である。過去に開発したCPM(Customer Portfolio Management/顧客ポートフォリオマネジメント)を再編成し、CRM施策をより効果的に実施できるよう工夫した。

    CRMの成果を可視化する「顧客BS」とは

    企業経営において、BS(Balance Sheet/貸借対照表)は会社の現在の資産状況を表す。資本は「利益を生み出す源泉」であり、BSを見ればその大きさやバランスを確認することができる。

    EC事業においては今、目の前にいる既存顧客こそが会社の財産であり、この数を維持することが長期的な利益につながる。顧客BSは、①稼働顧客数②顧客維持率③年間LTV――という3つの指標の組み合わせによって、前述の「CRMの3つの問題点」を克服し、その効果を可視化する

    新規顧客を獲得しないで5年間に得られる売り上げから、3つのマーケティング(新規顧客の獲得、既存顧客の維持、離脱客の復活)のうち、どのマーケティングに問題があるかを診断する
    新規顧客を獲得しないで5年間に得られる売り上げから、3つのマーケティング(新規顧客の獲得、既存顧客の維持、離脱客の復活)のうち、どのマーケティングに問題があるかを診断する

    「楽楽リピート」が搭載予定の「新CPM分析機能」とは

    今回、「楽楽リピート」に搭載される新CPM分析機能は、西野氏が考案した次の2つのデータをボタンひとつで見ることができるものだ。

    1. 顧客BS
    2. ゴールド顧客育成マップ

    具体的には、過去の購買データをもとに顧客の維持率を算出、新規顧客を獲得しない場合の5年後までの売り上げを予測。さらにゴールド顧客育成マップでは、顧客推移の全体像を可視化し、最終的な顧客残存率を表示する機能を搭載している

    また、顧客を購入頻度ごとのグループF1~F5※に分け、F2転換率などの各数値をシステム上で確認することもできる。これにより、本来見えにくいCRM施策への投資効果を5年という長いスパンで評価することができる

    ※FはFrequency(頻度)。F1は初回顧客、F2は2回目の購入につながった顧客。F3~F5はn回目の定義を自由に設定可能

    購入頻度ごとに分類した顧客の動きを予想できる
    購入頻度ごとに分類した顧客の動きを予想できる
    「楽楽リピート」に搭載される新CPM分析の機能イメージ
    「楽楽リピート」に搭載される新CPM分析の機能イメージ
    最終的な顧客残存率を表示する「ゴールド顧客育成マップ」。顧客推移の全体像を可視化できる
    最終的な顧客残存率を表示する「ゴールド顧客育成マップ」。顧客推移の全体像を可視化できる

    これまでのCPM分析は、「CRM実施により現在の顧客の状態がどうなったか」という結果がわかるものだった。新CPM分析では、実施した施策が将来においてどういう成果を及ぼすのかが見えてくる。この点が従来と大きく異なる所。また、分析のための設定項目を最小限にとどめるなど、操作性にもこだわった。(山本氏)

    CPM分析の利便性や操作性の高さについて話す山本氏
    CPM分析の利便性や操作性の高さについて話す山本氏

    「楽楽リピート」はこれまでもCRMに重点を置いてきたが、今やっていることが将来にどうつながるのかは、これまでのCPM分析だけでは見えてこなかった。「これはお客さまにとって絶対に必要な機能になると思った。このような機能を実装しているシステムはほかにない」と山本氏は話す。

    もちろん、新規顧客獲得機能も充実している。2022年11月にリリースしたパーソナライズ機能を使えば、新規顧客も含めた顧客の属性情報を収集・分析することが可能になる。そのデータに基づいて、ステップメールやDMの出し分けといった施策を行うことで、顧客の維持率を高くすることができる。

    特に、ある程度長く通販をやっている中堅・大手の事業者にとって有益な機能。必ず価値を感じてもらえるはず」と山本氏は強調する。

    売り上げの伸び悩みを感じている中堅・大手の事業者は「新CPM機能」の効果を実感しやすいという
    売り上げの伸び悩みを感じている中堅・大手の事業者は「新CPM機能」の効果を実感しやすいという

    新機能導入の背景

    近年、通販各社に対する規制は厳しさを増している。2017年には「改正特定商取引法」が施行され、定期購入契約に対する表示義務が追加・明確化された。これは、いわゆる「定期縛り」によって消費者が不当に不利益を被らないようにするための改定である。

    業界をとりまく変化はほかにもある。「新型コロナウイルスの流行、広告代理店の不正発覚・逮捕、薬機法改定など、さまざまな環境変化を受けて、無理な新規顧客獲得によって本質的ではない売り上げを作ってきた会社は淘汰(とうた)されてきた」と山本氏は振り返る。

    真っ当なやり方で新規顧客を獲得しようとするとコストは高くなる。人口減少や価値観の多様化などを含むさまざまな要因によって新規獲得コストが高騰するなか、改めて既存顧客の維持・育成を重視する事業者が増えている。「楽楽リピート」はそこに訴求したいという。

    新CPM分析は、通販会社としてある程度大きな規模になり、「一通り施策をやり尽くしたのに、年商は横ばいを続けている」という事業者にはとても効果があるだろう。20年以上続いているような中堅・大手の企業なら、データが蓄積されている分、過去を振り返って売り上げ減少の原因を探ることもできる。顧客維持率はアパレルなどの定期コースの無い業種でも使える指標なので、ぜひ活用してほしい。(西野氏)

    LTV向上や顧客維持に悩みをもつEC事業者へのメッセージ

    LTVは短期的には便利な指標だが、長期で見た場合には限界がある。また、効率化の名のもとにDMや情報誌を廃止し「おもてなし」のコストを削れば、じわじわと稼働顧客数が減り、売り上げを減少させる。“新CPM分析”はLTV一辺倒のマーケティングに一石を投じ、事業者に新たな視点を与えるだろう。

    最後に、CRMを普及し、数々の企業の課題解決をサポートし続けている2人が、悩めるEC事業者へメッセージを贈る。

    CRMが大事だという事業者でも、それをきちんと活用できている会社はまだ少ない。私達はツールを提供する立場だが、“新CPM分析”という考え方、理論そのものを世の中に普及することが重要だと考えている

    社内で共通言語を持ち、「今の活動が会社の将来にどのような影響をもたらすのか」「顧客維持率を上げるためにどうすればよいか」を考えながら施策を打つことは、会社にとって必ずプラスに働くはずだ。今後、わが社でもセミナーなどを実施してこの考え方を説明していくので、ぜひ参考にしてほしい。(山本氏)

    山本氏は、“新CPM分析”の考え方は通販企業にとってプラスに働くと説明
    山本氏は、“新CPM分析”の考え方は通販企業にとってプラスに働くと説明

    CRMはエンドユーザーから「ありがとう」の言葉をもらう活動であり、顧客BSや新CPMはその「ありがとう」を可視化したものだと考えている

    社員はお客さまから感謝される方法を知っている。経営者はLTVに固執して社員に数字ばかり押し付けることをやめ、「お客さまから『ありがとう』をもらうための方法を一緒に考えよう」という姿勢でCRMを実施してほしい。そのように考え方を切り替えることができれば、EC業界の未来も開けてくるのではないだろうか。(西野氏)

    西野氏は“LTVに固執しない経営者”を提唱
    西野氏は“LTVに固執しない経営者”を提唱
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    藤井亜子
    吉田 浩章

    【20代の消費行動&意識調査】生活費以外に使うお金は1万円以下が3割、後払い決済は3人に1人が利用、サブスクに月平均1553円

    3 years 3ヶ月 ago

    SMBCコンシューマーファイナンスは20歳~29歳の男女を対象に実施した調査「20代の金銭感覚についての意識調査2023」の集計結果を公開した。

    1か月に使う金額など

    1か月あたりに、生活費以外(趣味や遊びなど)で使っている金額を聞いたところ、「1万円以下」(32.1%)が最多。「1万円超~2万円以下」(16.7%)、「2万円超~3万円以下」(12.1%)は2ケタ台で、平均は2万564円だった。

    SMBCコンシューマーファイナンスは20歳~29歳の男女を対象に実施した調査「20代の金銭感覚についての意識調査2023」 生活費以外(趣味や遊びなど)で使っている金額
    生活費以外(趣味や遊びなど)で使っている金額

    1度の支払い額が最も高額だったのは、1位が「旅行・レジャー」(73人)、2位は「車」の(71人)、3位は「服」で(63人)、4位は「エステ・美容(脱毛含む)」の46人)、5位は「パソコン」で(32人)。

    SMBCコンシューマーファイナンスは20歳~29歳の男女を対象に実施した調査「20代の金銭感覚についての意識調査2023」 生活費以外(趣味や遊びなど)で最も高額だったモノ
    生活費以外(趣味や遊びなど)で最も高額だったモノ

    支払い額の平均を見ると、「旅行・レジャー」は13万4260円、「車」は241万4789円、「服」は3万9333円、「エステ・美容(脱毛含む)」は30万548円、「パソコン」は18万8125円。

    節約のために行っていることを聞いたところ、「貯めたポイントを利用する」(59.1%)が最多。「クーポンを利用する」(47.5%)、「100円ショップを利用する」(40.1%)、「マイボトルを持ち歩く」(32.7%)、「徒歩や自転車で移動する」(29.9%)が続いた。

    SMBCコンシューマーファイナンスは20歳~29歳の男女を対象に実施した調査「20代の金銭感覚についての意識調査2023」 節約のために行っていること
    節約のために行っていること

    後払い決済サービスの利用について

    後払い決済サービス(BNPLサービス)を利用したことがあるかを聞いたところ、「利用したことがある」は33.1%、「利用したことがない」は66.9%。男女別の利用割合では、女性が34.4%、男性が31.8%。

    SMBCコンシューマーファイナンスは20歳~29歳の男女を対象に実施した調査「20代の金銭感覚についての意識調査2023」 後払い決済サービスの利用経験
    後払い決済サービスの利用経験

    後払い決済サービスを利用者(331人)に購入したモノを聞いたところ、「ファッション用品(衣類など)」(44.1%)がもっとも高かった。ECサイトなどで洋服や雑貨を購入した際、後払い決済サービスを利用した人が多いようだ。

    ほかには、「化粧品」(16.6%)、「日用品」(14.5%)、「食品(スイーツ・お菓子除く)」(14.2%)、「健康食品・サプリメント」(12.4%)などがあがった。男女別では女性が「ファッション用品(衣類など)」が61.0%となり、男性(25.8%)と比べて35.2ポイント高い。

    SMBCコンシューマーファイナンスは20歳~29歳の男女を対象に実施した調査「20代の金銭感覚についての意識調査2023」 後払い決済サービスで購入したモノ
    後払い決済サービスで購入したモノ

    サブスクリプションサービスの利用について

    サブスクリプションサービスにお金をかけている割合47.1%、1か月あたりにかけている金額の全体平均は1553円。前回の調査結果と比較すると、全体平均は85円の増加(前回調査1468円)となった。

    SMBCコンシューマーファイナンスは20歳~29歳の男女を対象に実施した調査「20代の金銭感覚についての意識調査2023」 サブスクリプションサービスに投じる金額
    サブスクリプションサービスに投じる金額

    サブスクリプションサービスにお金をかけている人(471人)に、現在利用している月額・定額制で使い放題のサービスを聞いたところ、「動画配信」(62.2%)と「音楽配信」(57.5%)が突出して高い。「ゲーム」(8.3%)、「雑誌・漫画」(6.8%)、「メガネ・コンタクトレンズ」(4.5%)が続いた。

    SMBCコンシューマーファイナンスは20歳~29歳の男女を対象に実施した調査「20代の金銭感覚についての意識調査2023」 現在利用しているサブスクリプションサービスについて
    現在利用しているサブスクリプションサービスについて

    利用したことがあるサブスクリプションサービスで現在は解約している割合を算出したところ、「ファッション用品」(76.7%)、「美容・コスメ」「自動車」(いずれも66.7%)、「ゲーム」(63.6%)、「雑誌・漫画」(54.9%)、「メガネ・コンタクトレンズ」(51.2%)では半数を超えた。「音楽配信」(30.0%)と「動画配信」(28.0%)は約3割にとどまっている。

    SMBCコンシューマーファイナンスは20歳~29歳の男女を対象に実施した調査「20代の金銭感覚についての意識調査2023」 現在は解約しているサブスクリプション
    現在は解約しているサブスクリプション

    利用してみたいと思うサブスクリプションサービスを聞いたところ、「動画配信」(21.3%)が最も高く、「音楽配信」(17.4%)、「美容・コスメ」(10.4%)、「ファッション用品」(9.5%)、「食品・グルメ」(7.6%)が続いた。

    SMBCコンシューマーファイナンスは20歳~29歳の男女を対象に実施した調査「20代の金銭感覚についての意識調査2023」
    利用してみたいサブスクリプション

    調査概要

    • 調査タイトル:20代の金銭感覚についての意識調査2023
    • 調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする20歳~29歳の男女
    • 調査期間:2022年11月25日~28日
    • 調査方法:インターネット調査
    • 調査地域:全国
    • 有効回答数:1,000サンプル 
    • 調査協力会社:ネットエイジア株式会社 
    石居 岳
    確認済み
    35 分 35 秒 ago
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