ネットショップ担当者フォーラム

ライブコマース特化のファッションECモール「1899mall」、全商品を20%割引にする"サブスク"導入

3 years 3ヶ月 ago

Sホールディングスは、ライブコマース特化のファッションECモール「1899mall」に月額1899円(税込)でさまざまな特典やサービスを利用できる会員制の「サブスクリプション」を導入した。

全商品を20%割引で販売

月額1899円の会費を支払う利用者は「プレミアム会員」となり、「1899mall」で取り扱うアパレル商品、スキンケア商品、美容家電などを全て20%割引で購入できる。。

ライブコマース機能が付いているファッションECモールの「1899mall」(画像は「1899mall」トップページを編集部がキャプチャ)
ライブコマース機能が付いているファッションECモールの「1899mall」(画像は「1899mall」トップページを編集部がキャプチャ)

“解約しやすい”から“試しやすい”

このほか、“お試し感覚”で「プレミアム会員」向けサービスを利用できる仕組み、イベント開催時の割引率向上など、各種特典を付与する。「プレミアム会員」の特徴は次の3点。

  • モール内の全商品が20%割引
    「プレミアム会員」登録後はサイト内の全商品を、20%割引の価格で購入できる。たとえば2万円の商品でも、40万円の商品でも全て20%割引の価格で購入できるという。

  • 解約手続きが簡単
    解約手続きの簡単さも特徴だという。「プレミアム会員」は、登録後にマイページで「自動更新」のチェックを外すだけで解約手続きが完了する。これにより、消費者はまずは1か月のみの"お試し感覚"で「プレミアム会員」のサービスを利用できる。

  • イベント開催時は割引率がさらにアップ
    「1899mall」で随時開催している新春セールなどのイベント時、イベント中に割引された商品価格から、「プレミアム会員」はさらに20%割引で購入できる。

「1899mall」は、今後も「プレミアム会員」限定の特典を拡充していく方針だ。

高野 真維

⻄日本新聞社、CCCグループと協業強化。商品化された製品のマーケ支援などでクラウドファンディング事業を拡大

3 years 3ヶ月 ago

西日本新聞社は、クラウドファンディング事業を強化し、自社運営のECモールなどを通じた製品販売支援を拡大する。

CCCグループでクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」を運営するワンモアとの提携を深め、需要が増している新製品開発といったプロジェクト連携の案件獲得を強化する。

クラウドファンディングで商品化された製品で、新聞顧客と親和性が高く、地域での需要が見込める製品は、西日本新聞グループの機能を活用した販売支援を行う。

法人も出品できるECサイト「西日本新聞セレクトモール」(2022年10月にオープン)での販促や新聞・チラシ、コールセンターを活用した通販展開など、グループ全体の経営資源を生かして、福岡・九州エリアでのマーケティング活動を支援するという。

西日本新聞社が運営するECサイト「西日本新聞セレクトモール」
西日本新聞社が運営するECサイト「西日本新聞セレクトモール」

新聞社ならではのライティング機能、自社スタジオを生かした動画コンテンツやライブコマース、イベントや店舗といったリアルの場でのプロモーションなど、多面的な販路構築をめざすとしている。

クラウドファンディング事業強化にあたり、西日本新聞社は「GREEN FUNDING」の持つCCCグループの強み、九州圏の「蔦屋書店」「TSUTAYA BOOK STORE」などでのリアル体験、西日本新聞社関連メディアによる情報発信によって、新たな顧客層の獲得や商品需要の掘り起こしを後押しするスキームを構築していく考え。

クラウドファンディングは大手企業や老舗メーカーにとって資金調達だけではなく、新商品のローンチやマーケティング施策の場として注目が高まっている。

西日本新聞社は「GREEN FUNDING」と連携を強化し、寄付要素の強い地域貢献プロジェクトに加えて、企業の新商品開発案件を拡充する方針だ。

「西日本新聞 WE START」としてクラファン事業を強化

西日本新聞社は2016年から「LINK START」という名称で新聞社発のクラウドファンディングサイトを運営。名称を含めて刷新し、2023年1月から「西日本新聞 WE START」として運営している。

クラウドファンディングサイト「西日本新聞 WE START」を通じてクラウドファンディング事業を強化する
クラウドファンディングサイト「西日本新聞 WE START」を通じてクラウドファンディング事業を強化する

「西日本新聞 WE START」第1弾の取り組みとして、NTTソノリティが手掛けるワイヤレスイヤホンの取り扱いを決定。

NTTソノリティが手掛けるワイヤレスイヤホンの着用イメージ。「西日本新聞 WE START」で取り扱う
NTTソノリティが手掛けるワイヤレスイヤホンの着用イメージ。「西日本新聞 WE START」で取り扱う

第2弾として、FILLTUNEが手掛けるフルワイヤレス聴覚サポートデバイス「FILLTUNE CLEAR」の販売を計画しているという。

高野 真維

「物価が上がった」との回答は94%、商品やサービスを選ぶ際に重視するのは「価格が安い」約6割

3 years 3ヶ月 ago

日本銀行が全国の満20歳以上の個人を対象に実施している「生活意識に関するアンケート調査」(2022年12月調査)によると、現在の物価に対する実感(1年前対比)は、「上がった」と回答した人の割合が94.3%に達した。

現在の物価を1年前と比べると、2022年6月は「かなり上がった」が30.6%、2022年9月は「かなり上がった」が46.4%、2022年12月は52.7%が「かなり上がった」と回答している。

日本銀行が全国の満20歳以上の個人を対象に実施している「生活意識に関するアンケート調査」 現在の物価に対する実感
現在の物価に対する実感

1年前に比べ物価は何%程度変化したか具体的な数値の回答を求めたところ、平均値は+12.1%(前回調査は10.3%)、中央値は+10.0%(前回調査は10.0%)。

1年後の物価については、「上がる」と回答した人の割合は85%。1年後の物価は現在と比べ何%程度変化すると思うか具体的な数値による回答を求めたところ、平均値は+9.7%(前回調査は+8.5%)、中央値は+10.0%(前回調査は+5.0%)となった。

日本銀行が全国の満20歳以上の個人を対象に実施している「生活意識に関するアンケート調査」 1年後の物価について
1年後の物価について

収入について、1年前と比べて「減った」と回答した割合は減少したものの、「増えた」も減少したことから、現在の収入D.Iはマイナス幅が拡大。先行き(1年後)については、「増える」が減少、「減る」と答えた割合が増加したことから、1年後の収入D.Iはマイナス幅が広がっている。

日本銀行が全国の満20歳以上の個人を対象に実施している「生活意識に関するアンケート調査」 収入について

今後1年間の支出を考えるにあたって特に重視することは、「今後の物価の動向」との回答が最も多い。「収入の増減」「余暇・休暇の増減」といった回答が続いた。

日本銀行が全国の満20歳以上の個人を対象に実施している「生活意識に関するアンケート調査」 今後1年間の支出で重視すること
今後1年間の支出で重視すること

商品やサービスを選ぶ際に特に重視することは、「価格が安い」との回答が最多。次いで「長く使える」「安全性が高い」「信頼性が高い」「機能が良い」といった回答が上位に並んだ。

日本銀行が全国の満20歳以上の個人を対象に実施している「生活意識に関するアンケート調査」 商品やサービスを選ぶ際に特に重視すること
商品やサービスを選ぶ際に特に重視すること

調査概要

  • 調査実施期間:2022年11月4日~12月1日
  • 調査対象:全国の満20歳以上の個人
  • 標本数:4000人(有効回答者数2108人)
  • 抽出方法:層化二段無作為抽出法
  • 調査方法:郵送調査法(回答方式は、郵送回答またはインターネット回答の選択式)
石居 岳

値上げしても「行きたい」「買いたい」と消費者が思う店舗の条件とは? | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム

3 years 3ヶ月 ago
MS& Consultingが実施した「値上げに対する消費者の意識調査の結果」より、「値上げしても行きたいと思う店」の特徴を紹介

原材料価格や輸送費コストの高騰などの報道が増えている昨今。店舗事業者の方なども同様に値上げをせざるを得ない状況である一方、「お客さんが離れてしまうのでは…」という不安もあるかと思います。

今回は顧客満足度・従業員満足度の向上のためのリサーチや経営コンサルティングなどを手がける MS & Consultingが実施した「値上げに対する消費者の意識調査の結果」より、「値上げしても行きたいと思う店」の特徴をご紹介します。

「仕方がない」と感じる値上げの理由とは?

「原材料費や輸送費の高騰、為替の変動などの各項目を理由とした値上げは仕方ないと思うか」と聞いたところ、「仕方がない」「どちらかといえば仕方がない」と答えた割合について、原材料費の高騰・輸送費の高騰による値上げが約7割、為替の変動・水道光熱費の高騰による値上げが約6割、品質の改善・人件費の増加による値上げが約5割、採用コスト増加による値上げが約4割という結果になりました。

▲〇〇を理由とした値上げは仕方ないと思いますか?:MS& Consulting
▲〇〇を理由とした値上げは仕方ないと思いますか?:MS& Consulting

また、社員アルバイトの待遇改善による人件費の増加にともなう値上げについては、「仕方がない」「どちらかといえば仕方ない」と答えた割合は【20代 - 58%】【30代 - 53%】【40代 - 47%】【50代 - 42%】となっており、比較的20-30代の若い年代の方が「仕方ないと思う」と多く回答されていました。

▲待遇改善による人件費の増加を理由とした値上げ:MA&Consulting
▲待遇改善による人件費の増加を理由とした値上げ:MA&Consulting

「値上げがあっても利用を続けているお店がある」82%

「1年前と比較した現在、値上げがあったが利用を続けているお店はありますか?」と消費者に聞いたところ、82%の人が「値上げがあっても利用を続けているお店がある」と回答されたことが調査で明らかになりました。

「値上げがあっても利用を続けているお店がある」と回答した人に、その理由を聞いたところ

  • そのお店にしかない商品やサービスがあるから
  • お気に入りのお店は値上げがあっても応援したいから
  • 家族や同伴者など、自分以外の人も気に入っているお店だから
  • 行きつけの店だから
  • 自宅や職場から近く立地が良いから
  • 値上げの説明に納得できたから
  • クーポンやポイント還元があるから
  • 駐車場無料や宅配などの便利なサービスがあるから

というようなコメントが寄せられていました。

一方で、「利用を続けているお店はない」と回答した18%の人に「値上げがあったお店に○○があったら利用を続けていたというものがあれば教えてください」と聞いたところ、

  • そのお店ならではの商品やサービス
  • 値上げに見合う品質やサービス向上
  • 子連れへの配慮など利用のしやすさ
  • クーポンやポイント還元などの施策
  • といったコメントが寄せられていました。

同社は値上げを考える際、これらの項目をチェックすることを提案しています。

この記事を書いた「口コミラボ」さんについて

「口コミラボ」は、様々な地図アプリ・口コミサイトの監視、運用、分析を一括管理できる店舗向けDXソリューション「口コミコム」が運営する店舗ビジネス向け総合メディアです。近年、企業の評判管理が重要視されるなか、特に注視すべきGoogleマイビジネスを活用したローカルSEO(MEO)や口コミマーケティング、それらを活用した集客事例から、マーケティング全般、店舗経営のハウツー、業界動向データにいたるまで幅広い情報を紹介します。

口コミラボ

EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説

3 years 3ヶ月 ago
インボイス制度への対応は請求書発行・受領双方の業務フローを見直すことが、業務上ではもっとも重要。必要に応じてシステムの導入を検討し、社内への周知徹底や運用を軌道に乗せる時間も考慮しておく必要があるでしょう

2023年10月1日からインボイス制度が導入される。制度の導入で、請求書の発行・受領フローが複雑化し、現場の業務量が増えるだけでなく、場合によっては支払う税金が増えてしまう可能性がある。そのため、正しく理解し、対応を進めていく必要がある。

導入までの期限は1年を切った。公認会計士である筆者の柴野亮(Sansanプロダクトマネージャー)が、制度の概要から、事業者が取るべき対策までを解説する。

インボイス制度とは

インボイス制度の概要

「インボイス制度」の正式名称は「適格請求書等保存方式」。事業者が納める消費税に適用される仕入税額控除に関わる制度のことである。

仕入税額控除は、事業者が顧客から預かった消費税額から、仕入れにかかった消費税額を差し引いて消費税を納めることができる仕組み。インボイス制度の理解に欠かせない仕組みのため、まずはこの仕入税額控除を押さえておきたい。

EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説 仕入税額控除の仕組み
仕入税額控除の仕組み

インボイス制度が導入される2023年10月1日以降、事業者がこの仕入税額控除の適用を受けるには、所定の請求書が必須になる。それは、税務署に登録した適格請求書発行事業者から、取引内容や消費税率、消費税額などの記載要件を満たした「適格請求書」だ。

言いかえると、適格請求書でなければ仕入税額控除が原則適用されず、税金を多く支払うことになる。そのため事業者は内容を正しく理解し、対応を進めることが必要な制度なのだ。

EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説 「適格請求書」のイメージ
「適格請求書」のイメージ

インボイス制度導入の目的とは

インボイス制度の目的は、事業者が納めるべき消費税額を正しく把握し、適切に仕入税額控除の適用を受けられるようにすること

仕入税額控除の適用を受けるためには、個々の取引での正確な消費税額の把握が必要。だが、2019年10月実施の軽減税率制度により、取引内容の科目によって異なる税率が混在する場合があるため、正確な消費税額がわかりにくくなっていることが課題とされてきた。

また、年間売上1000万円以下の免税事業者は消費税を納める義務が免除されているため、納めるべき消費税が免税事業者の利益になっている問題(益税の発生)も指摘されてきた。

これらの課題を解決し、取引の透明性を高めながら正確な税額を把握するために導入されるのがインボイス制度である。インボイス制度は、請求書の発行側にも受領側にも関係する制度。それぞれ必要な対応の理解が求められる。

小売業界が関係する特例措置

小売業界のように、不特定多数の者に対して販売などを行う場合、記載内容が簡略化された適格簡易請求書を交付することができる

EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説 「適格請求書」と「適格簡易請求書」の記載例
「適格請求書」と「適格簡易請求書」の記載例(出典:国税庁の公表資料)

適格簡易請求書の特徴は、①書類の交付を受ける事業者の氏名または名称(取引先名)の記載が不要②税率ごとの消費税額または適用税率のどちらかを記載すれば良い――という2点。

小売業界はインボイス制度導入後、従来の領収書の項目に適格請求書発行事業者の登録番号、税率ごとの消費税額または適用税率のどちらかを追加記載すれば対応できる事業者が多いと思われる

インボイス制度導入に向けて事業者が取り組むべきこと~発行側~

適格請求書発行事業者への登録

事業者が対応すべき第一歩は、適格請求書を発行できる適格請求書発行事業者になることだ。課税売上1000万円を超える課税事業者であれば、税務署へ登録申請書を提出することで登録できる

EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説 適格請求書発行事業者になるための申請方法
適格請求書発行事業者になるための申請方法

申請の受け付けはすでに始まっている。制度開始時から適格請求書発行事業者となるためには、原則として2023年3月31日までに申請しなければならないので注意が必要。2022年11月末で170万社を超える事業者が登録しており、今後さらに多くの事業者が登録すると思われる。

また、課税売上1000万円以下のような免税事業者は消費税を納める義務が免除されているので、そのままでは請求書に「適格請求書発行事業者登録番号」(適格請求書発行事業者に付与される登録番号)を記載できない。そのため、取引先に出す請求書が「適格請求書」として認められないのだ。

つまり、取引先が仕入税額控除の適用を受けることができなくなり、相手先に負担を与えてしまうことになるのだ。請求書を発行する事業者は登録申請して適格請求書発行事業者になるか否か、早めに検討することが必要と思われる

適格請求書を発行できる仕組みを整える

適格請求書発行事業者として登録を済ませたら、次は適格請求書を発行できる仕組みを整えなければならない。

適格請求書は従来の請求書に加え、新たに定められた複数の必要項目を記載しなければならないので、既存のフォーマットが使えなくなる。「適格請求書発行事業者登録番号」の交付を受けたら適格請求書を発行できるように新たなフォーマットを準備しておく必要があるだろう。

EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説 新たに「適格請求書発行事業者登録番号」、適用税率、税率ごとに区分した消費税額などを記載しなければならない
新たに「適格請求書発行事業者登録番号」、適用税率、税率ごとに区分した消費税額などを記載しなければならない(画像は財務省公表の資料からキャプチャ)

発行した適格請求書の保存

発行した適格請求書は、紙もしくは電子での控えの保存が必要となる。発行した適格請求書の控えを電子保存する場合は「電子帳簿保存法(電帳法)」の要件を満たして保存する必要がある点にも注意が必要だ。

EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説 「電子帳簿保存法(電帳法)」と「インボイス制度」に関するタイムライン
「電子帳簿保存法(電帳法)」と「インボイス制度」に関するタイムライン

電帳法は2022年1月に改正された、会社法や法人税法など、各税法で原則紙での保存が義務づけられている帳簿書類について、電子データによる保存を認め、保存するルールなどを定めた法律。

電子データで書類を受領した場合は原則、電子保存のみと定められたほか、紙で受領した場合に、申請なく電子保存することが認められている。

適格請求書の控えを電子保存する場合は、2つの要件を満たす必要がある。その要件とは、改ざんされていないデータであることを証明する「真実性の確保」と、誰でも読めて、探したい項目で検索できる「可視性の確保」である。

それぞれ具体的に説明をすると「真実性の確保」とは改ざんや複製がされていないユニークなデータである証明が必要で、以下のような対応が求められる。

  • 請求書をタイムスタンプ付きでもらうか、自社でタイムスタンプを付与する
  • 社内規程を備え付ける
  • 訂正・削除の履歴が残るといった一定の要件を満たすクラウドサービスを利用する

また、「可視性の確保」への対応は、電帳法で定められた要件を満たした機器を備え付け、請求書を読める状態で保存することが必要。さらに「日付」「取引先名称」「取引金額」の3項目ですぐに検索できることも求められる

EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説 インボイスなど電帳法に準じた方法による保存について
インボイスなど電帳法に準じた方法による保存について(国税庁の公表資料からキャプチャ)

インボイス制度導入に向けて事業者が取組むべきこと~受領側~

取引先が適格請求書発行事業者かどうかの確認

請求書を受領側がまず行うべきことは、取引先が適格請求書発行事業者かどうかを確認することである。

すべての取引先が適格請求書発行事業者となるわけではないことは留意しよう。年間売上1000万円以下の個人事業主などの免税事業者が取引先の場合は、適格請求書が発行されない。今後、適格請求書と適格請求書ではない請求書が混在して届く可能性が高く、注意が必要だ。

登録番号は正しいかどうかの確認

適格請求書発行事業者から送られてきた適格請求書であっても安心してはいけない。国税庁の「適格請求書発行事業者公表サイト」で照会し、正しい登録番号であることを確認する必要がある

また消費税の計算については、税区分ごとに応じた計算となるため、ここも確認ポイントとなるだろう。

受領した適格請求書の保存

受領した適格請求書を電子保存する場合は、発行する場合と同じく、電帳法の要件に従い保存しておかなければならない

EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説 電帳法上の区分イメージ
電帳法上の区分イメージ(画像は国税庁公表の資料より)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、請求書を電子データ形式で受け取る機会は増えたものの、請求書の管理は紙で行っている事業者が多いのが現状である。つまり、ほとんどの事業者は、インボイス制度の対応と併せて、電子帳簿保存法に順じた請求書受領の体制を構築しなければならない

EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説

まとめ

インボイス制度への対応は請求書発行・受領双方の業務フローを見直すことが、業務上ではもっとも重要である

自社に合った運用を定着させることは一朝一夕にはできないため、必要に応じてシステムの導入を検討し、社内への周知徹底や運用を軌道に乗せる時間も考慮しておく必要があるだろう。

今後、確実に請求書に関する業務工数は増え、オペレーションも複雑になる。そのため、早めに運用をシミュレーションし、対策することをお勧めしたい。

その対策の1つがツールの導入。筆者が所属するSansanでもさまざまな方法・形式で届く請求書をオンラインで一括受領できるツールを提供している。さまざまなツールが市場にはリリースされているので、自社の運用にあった適したツールを選んでほしい。

柴野亮

利用している平均アプリ数は19.3個。18.4%が「キャッシュレス決済でのトラブル経験あり」

3 years 3ヶ月 ago

MMDLaboが運営するMMD研究所は、「2022年版:スマートフォン利用者実態調査 第2弾」でアプリや利用中のサービス、セキュリティなどについてアンケート調査を行った。調査の結果、キャッシュレス決済でのトラブル経験は18.4%で、その内「クレカ不正利用」が最多だった。

調査対象はスマートフォンを所有する15歳~59歳の男女2231人。期間は2022年12月9日~12月10日。

インストールしている平均アプリ数は19.3個

調査対象者に利用しているスマートフォンにインストールしているアプリの数を聞いたところ、最多は「16~20個」(14.3%)で、次いで「6~10個」(13.4%)「11~15個」(13.2%)だった。

MMD研究所 スマートフォン利用者実態調査 インストールしているアプリの数
スマートフォンにインストールしているアプリの数(プリインストールアプリは除外)
(n=2231、出典:MMD研究所)

インストールしているアプリの種類について聞いたところ、「QRコード決済アプリ」が55.9%で最も多く、次いで「動画」が55.4%、「天気」が51.6%だった。

MMD研究所 スマートフォン利用者実態調査 インストールしているアプリの種類
インストールしているアプリの種類(プリインストールアプリを含む)
(n=2231/複数回答可、出典:MMD研究所)

キャッシュレス決済のトラブル経験は18.4%

調査対象者にキャッシュレス決済でトラブルに遭った経験を聞いたところ、「トラブルに遭ったことがある」と回答した人は18.4%だった。

MMD研究所 スマートフォン利用者実態調査 キャッシュレス決済でトラブルに遭ったことがあるか
キャッシュレス決済でトラブルに遭った経験(n=2231、出典:MMD研究所)

「キャッシュレス決済でトラブルに遭ったことがある」と回答した人に、トラブルに遭った内容を聞いたところ、最多は「クレジットカードの不正利用」(26.0%)で、次いで「フィッシング詐欺」(14.4%)「なりすまし」(13.6%)だった。

MMD研究所 スマートフォン利用者実態調査 トラブルに遭った内容
キャッシュレス決済でトラブルに遭ったこと(n=441/複数回答可、出典:MMD研究所)

調査対象者にキャッシュレス決済で不正利用被害に遭わないために行っていることを聞いたところ、「利用明細をこまめに確認するようにした」が24.8%で最も多く、次いで「利用通知がメール、アプリで届くようにした」が16.8%、「定期的に銀行口座の入出金と残高の確認」が14.8%だった。一方、「特にこれと行って対策を講じていない」と回答した人は51.0%だった。

MMD研究所 スマートフォン利用者実態調査 キャッシュレス決済で不正利用被害に遭わないために行っていること
キャッシュレス決済で不正利用被害に遭わないためにしていること
(n=2231/複数回答可、出典:MMD研究所)

利用が増えたサービス上位は「動画配信サービス」「ネットショッピング」「ゲーム」

調査対象者に2021年と比べて利用が増えたサービスを聞いたところ、トップは「動画配信サービス」(17.1%)で、2位は「ネットショッピング」(13.2%)、3位は「ゲーム」(9.4%)だった。

MMD研究所 スマートフォン利用者実態調査 昨年より利用が増えたサービス
昨年と比べて利用が増えたサービス(n=2231/複数回答可、出典:MMD研究所)

サブスクリプション、音楽配信は「Spotify」、動画配信は「Amazon Prime Video」がトップ

「音楽アプリをインストールしている」と回答した人に、現在利用している音楽アプリを聞いたところ、最多は「Spotify」(28.0%)で、次いで「Apple Music」(21.5%)「Amazon Music Prime」(18.6%)だった。

MMD研究所 スマートフォン利用者実態調査 利用している音楽アプリ
現在利用している音楽アプリ(n=706/複数回答可、出典:MMD研究所)

「コミュニケーション、動画、SNSのアプリをインストールしている」と回答した人に、利用している動画コンテンツ(無料)を視聴するプラットフォームを聞いたところ、トップは「YouTube」(81.5%)で、次いで「LINE」(39.9%)「Instagram」(35.5%)だった。

MMD研究所 スマートフォン利用者実態調査 利用している動画コンテンツ視聴プラットフォーム
現在利用している動画コンテンツ(無料)視聴プラットフォーム
(n=1618/複数回答可、出典:MMD研究所)

「動画アプリをインストールしている」と回答した人に、現在月額料金を払って利用している定額制動画配信サービスを聞いたところ、「Amazon Prime Video」が28.5%で最も多く、次いで「Netflix」が11.6%、「U-NEXT」が3.9%だった。

MMD研究所 スマートフォン利用者実態調査 利用している定額制動画配信サービス
現在月額利用料を支払って利用している定額制動画配信サービス
(n=1235/複数回答可、出典:MMD研究所)
調査実施概要
藤田遥

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    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    ブックオフが食品のネット通販に参入、賞味期限間近の加工食品を売る「FOOD ReCO(フードレコ)」を楽天市場内に開設

    3 years 3ヶ月 ago

    ブックオフグループホールディングスの子会社で、リユースショップ「BOOKOFF」などを運営するブックオフコーポレーションは、賞味期限が迫った加工食品を販売するECサイト「FOOD ReCO」を「楽天市場」に出店した。

    ブックオフグループホールディングスの子会社で、リユースショップ「BOOKOFF」などを運営するブックオフコーポレーションは、賞味期限が迫った加工食品を販売するECサイト「FOOD ReCO」を「楽天市場」に出店
    「楽天市場」内に開設した「FOOD ReCO」

    「FOOD ReCO」では、まだ食べることができるものの賞味期限の3分の1を超えた加工食品などを手頃な価格で販売する。取り扱うのは、菓子、飲料(酒類は除く)、カップ麺、調味料、缶詰、未開封の食玩など。

    箱買いでまとめて購入できるため、食品値上げに対する生活防衛や家計の節約対策としても利用できるようにする。

    こうした食品は、賞味期限が迫っていたり、パッケージが破損した商品、モデルチェンジによる旧パッケージ品、突然の発注キャンセル品などを法人から買い取っている。

    ブックオフは2021年、一部店舗(24店舗)でフードロス食品の販売をスタート。商習慣によって行き場を失った加工食品を手頃な価格で販売する一方、法人からの買い取りを行うことで、過剰在庫や処分に困った事業者を支援。食品ロスの削減に取り組んできた。

    ブックオフは2021年、一部店舗(24店舗)でフードロス食品の販売をスタート
    ブックオフの実店舗で展開するフードロス食品

    新たに立ち上げた「FOOD ReCO」は、Repro(再生)、Resend(再送)、Reuse(再利用)の「Re」と、環境保全を意味する「ECO」を掛け合わせた造語。

    石居 岳

    5割がSNSをきっかけにお取り寄せを経験! 調査結果に見る2023年“お取り寄せ通販”のトレンド

    3 years 3ヶ月 ago

    「おとりよせネット」を運営するアイランドは、ユーザーを対象に2022年の食品通販に関するアンケート調査を実施し、その調査結果を発表した。調査結果によると、SNSをきっかけに取り寄せ通販をしたことがある人は5割にのぼった。また、約6割がInstagramをきっかけにお取り寄せを経験したことがあることがわかった。

    5割が“SNSをきっかけにお取り寄せ”経験

    アンケート回答者のうち、SNSをきっかけにしてお取り寄せをしたことのある人は5割にのぼった。

    SNSをきっかけにしてお取り寄せ通販をした人は半数にのぼった
    SNSをきっかけにしてお取り寄せ通販をした人は半数にのぼった

    InstagramやTwitterが“入り口”に

    SNSをきっかけとした人の中で多かったのは「Instagram(58%)」「Twitter(54%)」だった。アイランドは「食品通販のマーケティングやプロモーションにおいてもより重要となってくる」と予想している。

    InstagramやTwitterがお取り寄せ通販の“入り口”になっているケースが多い
    InstagramやTwitterがお取り寄せ通販の“入り口”になっているケースが多い

    利用拡大が期待されるお取り寄せは「ふるさと納税」?

    今後活用してみたい食品通販は「ふるさと納税」が最も多く、61%にのぼった。

    「ふるさと納税」を選ぶ人が最も多く、さらなる利用拡大が期待される
    「ふるさと納税」を選ぶ人が最も多く、さらなる利用拡大が期待される

    「ふるさと納税」、サスティナブルな商品、定期便など、食品通販のジャンルも多種多様な広がりがある。年々寄附者が高まっている「ふるさと納税」は、その中でも最多の支持を集めた。

    食品通販では「訳あり商品」「お試しできる商品」が人気1位

    2022年の食品通販の購買傾向は、「訳あり・お試しができる商品」が約4割にのぼった。

    訳あり商品やお試しができる商品を好んで購入する人が最も多かった
    訳あり商品やお試しができる商品を好んで購入する人が最も多かった

    次いで「簡単調理系の商品」「解凍するだけの商品」も約3割となった。アイランドは「行動制限が緩和されたなかでも手軽に『お得にいろいろ試せる、ワクワク感やお楽しみ感もある』点が支持されているのではないか」と分析している。

    購入目的は6割が「普段の食卓」

    2022年の食品通販の購入目的は「普段の食卓」が最も多く、6割となった。行動制限が緩和されたなかでも在宅時間を楽しんだり、毎日の食事の手助けとして食品通販を活用している様子が伺える。

    普段の食卓用(必需品)としてお取り寄せ通販を利用する人が多いことがわかった
    普段の食卓用(必需品)としてお取り寄せ通販を利用する人が多いことがわかった

    一方で「ご褒美」に関しては前回調査から16ポイント減になったという。アイランドは「巣ごもりニーズで特別感やご褒美系の商品は伸長していたが、人々の動きは活動的になって対面交流が増えてきたことが影響しているのではないか」と見ている。

    調査概要

    • 調査方法:「おとりよせネット」にてアンケートを実施
    • 回答者詳細:【性別】男性26%/女性73%/回答しない1%。【年代】~20代:4%/30代:18%/40代:31%/50代:28%/60代以上:19%
    • 有効回答数:493人※設問により回答数は異なる
    • 実施期間:2022年10月7日~11月7日
    高野 真維

    ファーストリテイリンググループが従業員の年収を最大4割アップの報酬改定。「世界水準での競争力と成長力を強化するため」

    3 years 3ヶ月 ago

    ファーストリテイリンググループは2023年3月から報酬制度を改定し、人材への投資を大幅に強化する。

    職種・階層別に求められる能力や要件を定義し、各従業員に付与している「グレード」の報酬水準を数%~約40%アップ。これを機に、役職手当などは取りやめ、それぞれの報酬は基本給と各期の業績成果によって決まる賞与などによって構成する。

    人材への投資を決めたのは、企業としての世界水準での競争力と成長力を強化するため。「店舗で世界に通用する水準の仕事に取り組む人材にもしっかり報い、従業員1人ひとりの成長が、企業としての成長、さらには世界での競争力強化につながり、その結果として、さらに従業員に報いることができる企業経営をめざしていく」としている。

    ファーストリテイリンググループは2023年3月から報酬制度を改定し、人材への投資を大幅に強化
    人材投資のリリース(ファーストリテイリングのHPから編集部がキャプチャ)

    従業員1人ひとりの新たな報酬は、仕事の実績・成果、組織に貢献する能力、成長意欲・成長性などの視点からグローバル共通の「グレードの基準」を明確化。上司による評価、経営層や人事部が1人ひとりの評価に関わり、フェアな評価を実現する。

    ファーストリテイリンググループは現在、報酬改定を世界各地で進めている。今回は特に、海外に比べて報酬水準が低位にとどまっている日本の報酬テーブルを大幅にアップすることを決めた。

    報酬改定に先駆け、国内店舗の準社員(パート)・アルバイトの時給を2022年9月に改定した。販売員への期待、職責、能力に応じてふさわしい報酬を支払うためとしている。

    通販業界ではジャパネットホールディングスが2022年12月、グループ企業で勤務する正社員の平均年収を2年間で10%、非正規社員(契約社員・パート社員)は平均月収を4%引き上げると発表している。

    2023年4月にジャパネットホールディングスを含む全グループ会社で給与改定を実施。正社員は同年4月から2年間で平均年収を10%アップ。非正規社員は2023年10月から平均月収を4%引き上げる。今回の給与改定は定期昇給とは異なる給与の引き上げで、定期昇給は例年通り4月に実施する。

    石居 岳

    買い物の参考にする人のトップは「家族・友人」。約7割がインフルエンサーより身近な人を参考にしている

    3 years 3ヶ月 ago

    スタッフDXツール「STAFF START」を提供するバニッシュ・スタンダードが実施した「買い物に迷ったとき」の行動に関するアンケート調査によると、商品購入時に参考にする情報のトップは「店頭で実際の商品を見る」だった。調査対象は全国の20歳~49歳の男女200サンプル、期間は2022年12月13日~12月14日。

    商品購入時の参考情報「店頭で実際に商品を見る」がトップ

    調査対象者に商品の購入で迷っている際、参考にする情報について聞いたところ、トップは「店頭で実際に商品を見て」(27.3%)、次いで「ネット上の口コミ」(18.7%)「公式HPの商品詳細ページ」(14.5%)だった。

    バニッシュ・スタンダード 買い物に迷ったときの行動に関する調査 最も参考にする情報源
    商品の購入を迷っている際に、最も参考にする情報源(複数回答可、出典:バニッシュ・スタンダード)

    最も参考にする人は「家族・友人」

    商品の購入を迷っている際に参考にする人を聞いたところ、「家族や友人」が41.0%で最多、次いで「お店の販売員」が28.5%、「専門テーマを持つマイクロインフルエンサー」が13.0%だった。

    バニッシュ・スタンダード 買い物に迷ったときの行動に関する調査 最も参考にする人
    商品の購入を迷っている際に、最も参考にする人(出典:バニッシュ・スタンダード)

    「家族・友人」へのイメージは「信頼感」、「販売員」へは「自分に合った提案をしてくれる」

    参考にする人へのイメージについて聞いたところ、「家族・友人」のトップは「信頼できる」(31.5%)で、次いで「身近に感じる」(26.5%)で2項目で過半数を超えた。

    「お店の販売員」へのイメージは、「自分にあった提案をしてくれる」(34.2%)が最も高く、消費者はより信頼度が高く、自分に合った提案を求めていることが推測される。

    バニッシュ・スタンダード 買い物に迷ったときの行動に関する調査 参考にする人へのイメージ
    参考にする人へのイメージ(出典:バニッシュ・スタンダード)

    一方、インフルエンサーや有名人へのイメージは「憧れる」「最新のトレンドを教えてくれる」「真似したいと思う」への回答が多かった。この結果から、消費者が「憧れる人」から買う時代から「信頼できる身近な人」から買う時代に移り変わっていることが見て取れるという。

    約3割が「インフルエンサーを参考にした買い物に不満」

    参考にする人からのオススメを購入した際に不満を感じるか聞いたところ、芸能人やメガインフルエンサーを参考に買い物をした人の約3割が「不満を感じる」と回答した。

    一方、「家族・友人」では6.1%、「お店の販売員」では7.1%となり、身近な人のオススメを参考にした時の方が不満を感じる割合は低かった。

    バニッシュ・スタンダード 買い物に迷ったときの行動に関する調査 オススメを購入した際に不満を感じる割合
    オススメを購入した際に不満を感じる割合(出典:バニッシュ・スタンダード)

    商品購入の理由トップは「使うシーンが想像できる」

    商品購入の決め手になった理由を聞いたところ、トップは「使うシーンが想像できた」(28.5%)で、次いで「商品の紹介や説明に納得できる」(26.9%)「お得だから」(23.5%)で、自分自身の納得感を大事にする人が多いことがわかる。一方、「オススメされた」「みんなが買っている」など、外部要因に購入の理由を求める人も約1割いた。

    バニッシュ・スタンダード 買い物に迷ったときの行動に関する調査 商品購入時の理由
    商品の購入をする際に、よくある理由(複数回答可、出典:バニッシュ・スタンダード)
    調査実施概要
    • 調査方法:インターネット調査(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
    • 調査期間:2022年12月13日~14日
    • 調査対象:全国47都道府県の20歳~49歳の男女
    • 有効回答:200サンプル
      ※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある
    藤田遥

    逆風の2023年。米国市場に見るECマーケット予測とネット通販企業が厳しい競争に打ち勝つ方法とは | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    3 years 3ヶ月 ago
    米国ではこの1年でオンライン通販企業の株価が、株式市場全体の下落を上回る勢いで急落。投資家は、投資先に売上高の伸びだけではなく、利益も追求しています

    過去10年間で最も成功したいくつかのオンライン通販企業は、ここ数年の間に株式を公開したものの、株価は2022年、大きな打撃を受けました。売上高は伸びているにもかかわらず、利益が伸びない企業に対して、投資家は警戒心を強めているようです。この傾向が、すでに上場している企業だけでなく、スタートアップのオンライン通販事業者にも影響を及ぼしています。

    記事のポイント
    • この1年、オンライン通販企業の株価は、株式市場全体の下落を上回る勢いで急落
    • 投資家は、売上高の伸びだけではなく、利益を追求
    • スタートアップのオンライン通販事業者にとって、上場している同業他社の業績が悪いと、ベンチャーキャピタルが新たなECビジネスに投資する可能性が低くなるという影響がある

    私(『Digital Commerce 360』編集長)は、大企業をめざすオンライン小売事業者の将来の財務面は、楽観視できないと感じています。そして、そう感じているのは、私1人ではないようです。

    コロナ禍後、消費が正常に戻るにつれ、オンラインのみで事業を展開する小売事業者は厳しい逆風にさらされていると見るアナリストもいます。消費者は実店舗に戻り、オンライン小売の成長は鈍化。資本の価値はさらに上がり、Amazonの影響で無料かつ迅速な配送を提供しなければいけないというプレッシャーも後退していません。

    安定的に利益を伸ばしているオンライン小売事業者はたくさんあります。その多くは比較的狭いニッチな分野にこだわり、新規顧客獲得に多くの費用をかけず、ロイヤルカスタマーからリピート収入を得るというスタイルです。

    急成長して株式を公開したオンライン通販専業企業は、安定的に利益を稼ぐのに苦労しており、投資家達は見通しが明るくないと考えています。

    この傾向は、スタートアップのオンライン通販事業者だけでなく、すでに上場している企業にも影響を与えています。ベンチャーキャピタルは多くの場合、投資先のIPOによって大きなキャピタルゲインを得ることを期待していますが、上場したオンライン通販事業者が不振に陥れば、同業他社のIPOの見通しも悪くなり、投資家は同じような会社に出資するのをためらうようになるでしょう。

    オンライン通販事業者の株価がコロナ禍のピークから急落

    オンライン通販事業で資金調達をめざす起業家にとって残念なことは、過去10年間に株式公開した大手オンライン通販事業4社の2022年における株式市場でのパフォーマンスが、芳しくなかったことです。

    その4社とは、ペット用品関連のEC企業「Chewy」、パーソナルスタイリングサービスの「Stitch Fix」、高級ブランド品のリセールを手がける「The RealReal」、家具や家庭用品などを販売するEC企業「Wayfair」です。これらの企業はいずれも、インターネット上でのリーチを革新的な方法で活用し、成功を収めてきたことが大きな特徴です。

    ペット用品関連のEC企業「Chewy」
    ペット用品関連のEC企業「Chewy」

    「Chewy」はペット用品、「Wayfair」は家具などの商品を効果的にオンラインで販売できることを証明。「Stitch Fix」は、消費者が地元のブティックに期待するようなパーソナライズされたファッションアドバイスを提供し、それをオンラインで実現しました。「The RealReal」は、ローカルな委託販売店を大規模なオンラインビジネスに変貌させました。

    パーソナルスタイリングサービスの「Stitch Fix」
    パーソナルスタイリングサービスの「Stitch Fix」

    4社のうち3社はコロナ禍でオンラインショッピングが急増し、業績は好調でした。例外は「The RealReal」。健康への懸念から消費者が古着の購入に慎重になったため、業績を落としています。

    高級ブランド品のリセールを手がける「The RealReal」
    高級ブランド品のリセールを手がける「The RealReal」

    コロナ禍のロックダウン中に「Chewy」「Stitch Fix」「Wayfair」は成長し、2021年初頭の株価は、コロナ禍前の水準をはるかに上回りました。しかし、2022年に入ると一転。大手オンライン小売企業4社の株価は、2021年のピークの13%以下になっています

    家具や家庭用品などを販売するEC企業「Wayfair」
    家具や家庭用品などを販売するEC企業「Wayfair」

    コロナ禍の恩恵を受けたテクノロジー企業にとって、2022年の株式市場は悪い1年となりました。幅広い市場を対象とした指数であるS&P500は、2022年12月下旬に2021年のピークの75.2%、ハイテク企業の多いNASDAQは64.3%に。Amazonでさえ、2021年の最高値の44.4%まで株価が下落しましたが、上記4社の下落幅はもっと大きく、2021年の最高値の平均12.6%にまで落ち込んでいます。

    S&P500、NASDAQ、Amazon、オンライン通販4社(Chewy、Stitch Fix、The RealReal、Wayfair)の株価のピーク(2021年)と比較した2022年12月下旬時点の株価水準(出典:『Digital Commerce 360』の「2021年のピーク時と比較したChewy、Stitch Fix、The RealReal、Wayfairの平均株価」)

    資本コストの上昇がオンライン通販に影響

    コロナ禍で急騰した企業の株価が、株式市場の下落局面で大きく急落するのはしかたのないことでしょう。このような株価の急落は、上場して数年が経過した大手オンライン小売企業が、まだ利益を上げていないことに対する投資家達の懸念も反映しているのです。それは、年度末に現金を支出する必要のない経費も含めて算出した純利益ベースでは、利益が計上されていないからです。

    インフラをスピーディーに構築し、新規顧客を獲得するために多額の資金を調達するスタートアップ企業は、減価償却やストックオプションの付与など、現金支出を伴わない項目の影響を除外することが多いのが特徴です。

    しかし、それらは現実には支出です。投資した設備も将来的には交換しなければならないので、減価償却費が発生します。会社の株価が上がればストックオプションが行使され、その株式を発行した会社の価値は希薄化していきます。

    経済が好調なとき、投資家達は売上高の伸びに注目し、いずれ利益が出ると考える傾向があります。しかし、経済の見通しが暗くなると、その状況は変わってきます。

    消費財などのM&Aに力を入れる中堅投資銀行Mirus Capital Advisorsのパートナーであるスチュワート・ローズ氏は、ビジネスの環境が大きく変わってきていると指摘。数十年にわたって小売企業のM&Aに携わってきたローズ氏は、こう言います。

    投資家達は、投資により慎重になっています。過去数十年、成長が収益につながると考えていましたが、今の投資家達は収益性を求めているのです。

    オンライン販売で利益を上げるのが難しい要因の1つはAmazonとの競争です。「数千万人のプライム会員への無料高速配送に対抗しようとする販売事業者は利益を上げにくい」とローズ氏は指摘します。

    Amazonが提供するサービスは、収益性の高いクラウドコンピューティング事業である「Amazon Web Services」が主な資金源。無料または低コストの配送を提供しようとするライバルの利益率は侵食されていくのです。

    Amazonはほぼ独力で現在のオンライン小売環境を構築し、収益性の高い消費者直販型のビジネスモデルを事実上破壊してしまいました。低価格、無料配送、2日または1日以内配送サービスは、すべて彼らの資金調達能力または他の事業の利益によって賄われています。彼らは何百もの中小企業のビジネスを破壊したのです。(ローズ氏)

    金利コストの上昇によりオンライン小売業の成長が制限される

    プライベート・エクイティ会社 MidOcean Partners のエリック・ロス氏(消費者部門マネージング・ディレクター)はこう言います。

    Amazonとの競争以外にも、投資家達が多くのオンライン小売事業者が今後数年間で急成長するのは難しいと考える要因がいくつかあります

    上場している一部の大手オンライン通販事業者は、コロナ禍時に低金利と急増するオンライン需要の組み合わせを利用して、新規顧客の獲得や技術・物流基盤の構築のための資金を、低コストで借り入れたそうです。しかし、金利が大幅に上昇した現在、資金調達のコストがかなり高くなっているとロス氏は言います。

    さらに、限られた商品しか取り扱っていないオンライン小売事業者やDtoCブランドにとっても成長するのが難しい環境になっています

    靴やパンツやシャツを、どれくらいのバリエーションで作れるでしょう。企業のなかには、新しいアイデアを使い果たしたところもあるのです。(ロス氏)

    オンライン通販事業者が競争に勝つには?

    オンライン小売業に未来がないわけではないとロス氏やローズ氏などの専門家は言います。オンライン小売事業者は常に革新的で、消費者の関心を引くような新商品を発表し続けなければならないとロス氏は指摘。常にライバルを凌駕してきたブランドの一例としてNikeをあげていますが、Nikeのような研究開発リソースを持つオンライン小売事業者は少ないのが実情です。

    また、店舗を開くことも成長するための方法の1つであるとロス氏は説明します。Forrester Research社のアナリストも同意見で、オンラインがスタートのDtoCブランドは「実店舗を開く」「店舗型小売店に卸す」しか生き残る道はないというのがロス氏の考えです。

    ファッションD2Cブランド「Bonobos」のようなネット発のブランドは、在庫リスクをあまり負わないショールーム店舗を展開。消費者は店舗で服を見て試着し、選んだ服は倉庫から自宅まで配送するといったモデルで、成長してきたとロス氏は指摘しています。

    消費者は店頭で実際に商品を見て、掘り出し物を見つけることができますが、商品自体は倉庫から出荷しているため、多くの在庫を抱える必要のないモデルです。店頭では、自分のサイズや欲しい機能を探すことができますし、実際に今でも多くの人が店頭で商品をチェックすることを望んでいるのです。

    オンライン小売事業者が成功するもう1つの道は、コロナ禍に獲得した顧客に対してより多くの販売を行うことでしょう。しかし、オンライン小売事業者で、それに成功している企業はまだ少ないようです。「少なくとも、市場は彼らを評価していません」(ロス氏)

    また、ローズ氏はオンライン小売事業者は赤字部分を切り捨て、小さなビジネスを展開すべきだと主張します。

    全体的にビジネスが赤字でも、儲かっている部分があります。苦境に立たされているオンライン小売事業者は、利益の出ている部分を見つけ、それ以外の部分を切り捨てた方が良いでしょう。そうすれば、より小さく、より健全なビジネスができるはずです。(ローズ氏)

    中堅オンラインショップは専門性とサービスで勝負

    長く小売市場で存続しているオンライン小売事業者の多くの共通点は、収益性の高いニッチな分野に特化し、そのなかで成長しようとしてきたことです。

    中堅オンライン小売事業者の多くは、ユニークな商品とその分野における真の専門知識を提供することで生き残っています。たとえば、教育用遊具を扱う「Fat Brain Toys」、南米のアパレル輸入業者「Peruvian Connection」、裁縫用品小売の「Lion Brand Yarn」などが良い事例と言えます。

    また、優れたサービスを毎年提供し、販売価格が最安値でなくとも、リピート購入を続ける顧客を獲得している企業もあります。

    その代表的な例が、未公開企業のCrutchfield社で、1974年にカーステレオのカタログ販売から始まり、現在はあらゆる家電商品を扱っています。

    家電商品を扱う「Crutchfield」
    家電商品を扱う「Crutchfield」

    私の友人であるブライアンは、Crutchfield社の本社&実店舗を運営しているバージニア州シャーロッツビルに住んでいます。その彼の最近の経験を聞くと、顧客生涯価値(LTV)を伸ばすビジネスを手がけていることがわかりました。

    新しいテレビとそれに合うサウンドシステムを探していたブライアン。最初に立ち寄ったCrutchfieldの店舗において、知識豊富な店員からさまざまな商品を見せてもらい、質問に対応してもらいました。2件目に足を運んだのはBest Buy。しかし、テレビ売り場にて接客をする店員はいなかったため、すぐに店を出ました。

    その後、コストコのECサイト「Costco.com」でCrutchfieldよりも安い値段のテレビを発見、加えて互換性のあるサウンドシステムが50%オフで販売されていることを知りました。そこで、Crutchfieldに戻り、以前に対応した担当者にその旨を伝えると、テレビの価格はCostcoとほぼ同額まで下がりました。そこで、Costcoの音響機器の値段を伝えたところ、その店員は「ブライアンさん、Costcoで買ってください」と言ってきたのです。

    ブライアンは心配になり、ステレオ機器を他の店で購入しても、テレビとサウンドシステムの両方をCrutchfieldに取り付けてもらえるだろうか?と店員に聞きました。店員は「はい、問題ありません」と答え、150ドルですべてを取り付けてくれたのでした。

    ブライアンは新しいテレビのセットアップに感激。Crutchfieldの顧客になると同時に、Crutchfieldは彼が電子機器を探すときに最初に立ち寄る場所になりました。

    こうしたケースは一例です。ただ、このようなサービスを提供することで、小売事業者は金利や株式市場の変動に関係なく、消費者の信頼を獲得し、ビジネスを継続することができるのです。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    オレオレ詐欺の被害額を超えるクレカの不正利用、経産省「2023年は400億円超のおそれ」

    3 years 3ヶ月 ago

    公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が1月6日に実施した新年賀詞交歓会に経済産業省大臣官房審議官(商務・サービス担当)の澤井俊氏が登壇、2023年はクレジットカード不正利用被害が400億円を超える可能性があると指摘した。

    経済産業省大臣官房審議官(商務・サービス担当) 澤井俊氏
    経済産業省大臣官房審議官(商務・サービス担当) 澤井俊氏

    不正利用額は「オレオレ詐欺」を大幅超え

    一般社団法人日本クレジット協会が発表によると、2021年のクレジットカード不正利用被害額は330億円超。2022年1~9月期の不正利用被害額は309億円超となっており、前年を上回るペースで推移した。

    2021年のクレジットカード不正利用被害は330億円超だった(画像は一般社団法人日本クレジット協会の公表資料から編集部がキャプチャ)
    2021年のクレジットカード不正利用被害は330億円超(画像は一般社団法人日本クレジット協会の公表資料から編集部がキャプチャ)

    澤井氏によると、クレジットカード不正利用額は「オレオレ詐欺」などの被害総額よりもはるかに大きくなっているという。警察庁の公表資料によると、「オレオレ詐欺」を含む2021年度における特殊詐欺全体の被害額は280億円超だった。

    このような実態を踏まえて、澤井氏は「2023年はこれまでよりもさらに不正利用額の増加が予想される」とし、400億円を超える可能性に言及した。

    経産省はこうした不正利用を防止し、セキュリティーを強化するため、2022年8月から「クレジットカード決済システムのセキュリティ対策強化検討会」を実施している。

    澤井氏は「年度末にかけて具体的な方策を検討していく」と述べ、賀詞交歓会の参加者に協力を呼び掛けた。

    高野 真維

    【2023年のEC業界を徹底考察】高く売る販売方法、動画、3大モール攻略、ネット通販+GA4など重要ポイントを解説 | 竹内謙礼の一筆啓上

    3 years 3ヶ月 ago
    楽天やAmazonの最新情報、SNSやSEOの最新トレンドなど、Eコマース業界の2023年を考察。次年度の消費トレンドをまとめた「予測カレンダー」から抜粋(連載第24回)

    次年度の消費トレンドをまとめた「予測カレンダー」を作り続けて16年目。毎年、ビジネスに役立つ予測情報に加えて、楽天やAmazonの最新情報、SNSやSEOの最新トレンドなどを100ページ以上のレジュメにまとめて販売している。今回は、その予測トレンドの一部を抜粋し、Eコマース業界の2023年を考察してみる。

    インフレ進む1年に。カギは「高く売る」販売方法

    2023年のネットショップ運営で最も大きな変化は、消費がデフレからインフレへとシフトすることである。企業物価指数と消費者物価指数にはまだまだ開きがあり、物価上昇トレンドは2023年も続く。特にネットショップは人件費や送料の高騰に大きな影響を受けるため、これからのEコマースの事業者は「モノを高く売る」という販売方法を習得していかなければ、生き残りが厳しくなる

    安さの追求か、ブランド力か、二者択一?

    Eコマースが登場した2000年頃から現在まで、日本はモノが安く買えるデフレの時代が続いていた。

    ネットショップはセールやポイントを駆使して、「安く売る」という販売方法を得意としてきたが、「高く売る」という売り方には、ほとんどの人が慣れていない。2023年以降は生半可な価格競争とポイント付与では商品を売ることが難しくなり、「徹底的に安く売る」か「高くても買いたい商品を売る」か、二者択一を迫られることになる。

    しかし、現状は前者の「徹底的に安く売る」という戦略は、資本力の乏しい多くのネットショップで実践することは難しい。利益を確保するためには、「高くても買いたい商品を売る」という販売方法しか生き残る道はない。そして、そのような付加価値を伝えて高く売る最も有効的な手段が、動画やSNSなどのコミュニケーションツールを活用した売り方になる。

    勝ち抜くのは「モノを高く売れる」事業者

    動画やSNSで商品の付加価値を高めることがネットショップ運営の戦略において重要となり、商品ページはただの“ポイントが付与される決済機能付きカート”という役割にしかならない。高いお金を払ってでも「この商品が欲しい」と思ってもらえるためには、写真と文章だけの商品ページだけでは役不足である。

    2023年からは今まで以上にSNSや動画を駆使しなければ、適正な利益を確保できるネットショップ運営は難しくなると思ったほうがいいだろう。

    このように2023年のEコマース業界は、お客に高く買ってもらう売り方を実践したネットショップが勝ち抜けていくと予想する。

    巣ごもりの反動、旅行や外食に消費戻り

    もう1つの予測は、巣ごもり消費の反動である。コロナが収束に向かうことで、お金が“モノ”から“コト”に動き始める。実際、コロナが一足早く収束したアメリカでは、2022年のAmazonのオンラインストアの売り上げが前年同期比で第一四半期がマイナス3.3%、第二四半期もマイナス4.3%と厳しい数字となった。

    日本の場合、アメリカほど極端に数字が落ち込むことはないものの、ネットショップで買い物をしていたお金が、旅行や外食に流れてしまう可能性は十分にあると言える。

    特に巣ごもり消費で好調だった、家具や寝具、家電などのネット販売は厳しくなると予想する。成長率が年平均3~4%と好調に推移してきた業界だが、世帯数のピークが2023年から減少トレンドに入るため、今までのような急成長は難しいと思われる。

    また、実店舗を持つアパレル企業やホームセンターなどの異業種からの参入も増えていることから、今までネットショップで購入してきた消費者が、実店舗にスライドすることも予想される。

    服飾品や化粧品は需要回復に期待

    一方、外出が増えることで、衣料品やアクセサリー、化粧品などのネットショップは売り上げが急伸すると思われる。これらの商品のほとんどがコロナ前に購入したもので、トレンドとしては“型遅れ”になってしまう。

    コロナの収束を機に、所有している衣料品や化粧品を総入れ替えする人がいたり、コロナ前では買わなかった高価格帯のブランドにチャレンジする人がいたり、2023年は新規顧客を獲得する機会が増えると予想する。

    3年ぶりの買い物になるため、何を買っていいのか分からない人も多い。消費者の不安を打ち消すために、売り手側は来店前にオンライン接客やチャットで購入アドバイスすることが、新規顧客の獲得につながっていく

    コロナ禍で顧客を満足させるポイントが“購入時”ではなく“購入前”にズレはじめていることから、オンラインによるコミュニケーションの技術力の高いネットショップが2023年は強さを発揮すると思われる。

    動画がネット販売の中心に!?

    3つ目の予想は、 Eコマースで動画の重要性が高まることである。2020年頃からYouTubeなどの“動画コマース”が注目されていたが、その流れが2023年からは「動画がなければモノが売れない」というほど、動画がネット販売の中心になっていくことが予想される。

    「そんな大げさな」と思われるかもしれないが、コロナ禍に起きたさまざまな事象を検証すると、動画を使わずにネットでモノを売ること自体が難しくなることが伺える。以下、動画の重要性のポイントをまとめてみた。

    【動画の重要性のポイント3点】 

    • Amazonでは動画の広告枠が増えており、動画広告の出稿を推奨している動きが出始めている。楽天やYahoo!ショッピングにも動画広告のトレンドが来るのは時間の問題であり、動画が作れないと、集客そのものが鈍化することになる。
    • InstagramやTwitterのアルゴリズムがエンゲージメント率を重視するようになった。それに伴い動画はシェアや保存がされやすいことから、「エンゲージメント率を高めるコンテンツ」として、SNSの戦略に必要不可欠になった。
    • 静止画よりも動画のほうが商品の付加価値が伝えやすく、商品のコンセプトやストーリーも理解してもらいやすい。デフレ時代にモノを安く売るのであれば、従来の写真と文章だけの商品ページで十分だったが、インフレ時に「モノを高く売る」のであれば、動画を駆使して「高い理由」を伝えなければ、利益を確保した価格で商品を売ることが難しくなる

    熱烈なファンに高く買ってもらう仕掛けが必須

    「どうしてもこの商品が欲しい」という購入心理に持ち込まなければ、高いお金を出してモノを買ってもらうことはできない

    従来の差別化やオンリーワンの戦略では弱く、もっと強烈な個性で売り込む、“スーパーニッチ”な販売方法を展開していかなければ、消費者の心を揺さぶるエンゲージメント率の高い売り方を実践することはできない。

    2023年は売り手側と買い手側が密なコミュニケーションを取るライブコマースやTikTokライブを活用した売り方に注目が集まる。ごく一部の人にしか受け入れられないニッチな商品だけど、熱烈なファン客に高く買ってもらう仕掛けが、2023年のネットショップには必要である。

    TikTokなど売り手側と買い手側が密なコミュニケーションを取る売り方はますます活用が進むとみる
    TikTokなど売り手側と買い手側が密なコミュニケーションを取る売り方はますます活用が進むとみる

    3大モールの攻略、楽天の売り方は“Amazon寄り”に?

    3大モールの2023年の攻略方法も考察しておきたい。

    楽天市場では、2023年からSKU(Stock keeping Unit)プロジェクトがスタートする。1ページごとに複数のカートがつけられるようになり、売り方はAmazonに近くなる

    従来の売り方や商品構成が大きく変わる店舗も出てくる可能性もあり、早い段階でSKU対策を講じておいた方がいいだろう。特に利益率の低い商品や原材料費がかかる商品に関しては、これを機に商品ラインナップから外してしまうのも一手である。

    Amazonはマーケティング能力が問われる市場に

    Amazonでは、クローラーの脆弱(ぜいじゃく)性を突いてAmazon内SEOで上位を狙う売り方が難しくなった。2023年からは、いわゆる“裏技”を駆使して売り上げを作ることが困難になる。

    一方、広告戦略で売り上げを伸ばす事例が増えており、今後は高いマーケティングの能力を持ち合わせていなければ、Amazonで売り上げを伸ばすことが難しくなると予想する。

    Yahoo!ショッピングはポイント還元策の影響を注視

    Yahoo!ショッピングに関しては、2022年10月にPayPayモールと合併したことが大きな変化といえる。2つに分かれていたモールを1つにまとめたことで、広告戦略や販促企画を一本化したことは、Yahoo!ショッピングにおいてプラスに働く可能性が高い。

    ただし、ポイント還元策を「日曜日」から「毎日」に切り替えたことによる売り上げへの影響は注視した方がいいだろう。

    お祭りムードで週末のセール販売を盛り上げるほうが売れるのか、それとも、エブリデイ・ロー・プライス的な毎日ポイント還元のほうが売れるのか、今までの売り方が大きく変わる可能性がある。Yahoo!ショッピングの販促手法はマメに情報収集することをお勧めする

    Yahoo!ショッピングを攻略するために役立つ書籍を紹介したい。コンサルタントの佐藤英介が執筆し、1月10日に発売された『Yahoo!ショッピング完全攻略ガイド~すぐに試せて伸び続けるネットショップ運営術』(技術評論社・刊)はぜひ目を通すことをお勧めする。

    「GA4」は“慣れ”が必須

    自社サイトのネットショップの運営者にとって気になるのは、2023年7月から導入される新しいWeb測定ツール「GA4」だろう。従来のUA(ユニバーサルアナリティクス)とは使い勝手がまったく異なるため、苦戦を強いられるネットショップが増えると予想する。

    測定方法が「ページ単位」から「ユーザーの行動」での計測に変わるだけでなく、使用する言葉やデータの管理方法も大きく異なる。早い段階で「GA4」を導入し、運営に対する方向性を社内で決めておく必要がある

    今までUAを積極的に活用していたネットショップは、少しずつ「GA4」に触れる時間を増やしていけば、時間の問題で慣れていくと思われる。

    また、UAに慣れている人になればなるほど、「GA4」が使いづらくなるという声も出ており、少し荒治療になるが、データ解析の初心者にいきなり「GA4」を使わせて、マスターさせるのも一手である。

    無理をしない選択もアリ?

    一方、今までたまにしかUAを見てこなかったネットショップは、無理をして「GA4」を使いこなさなくてもいいだろう。

    「たまにしか見ていない」ということは、データを戦略にフィードバックしたり、数字をもとに改善策や目標を立てたりすることができていないネットショップなので、そもそもデータを検証する意味がないといえる。

    従来通りデータを無視して、勘に頼った売り方を展開していくしか方法はないので、「GA4」の導入は見送ったほうがいいだろう。

    EC運営の「プロ」と「素人」の分岐点になる可能性も

    今後は「GA4」を使いこなせるネットショップと、そうでないネットショップの二極化が加速していくと思われる。当然、データを使いこなせるネットショップのほうがきめ細やかな運営ができるので、売り上げを効率よく伸ばしていくことが可能になる。

    一方、データを検証できないネットショップは時間とともに淘汰(とうた)されていく流れになる。

    そういう視点でいえば、「GA4」の導入がネットショップ運営の「プロ」と「素人」の分岐点になっていく可能性は高いといえる。

    2023年のEC業界は“向かい風”

    2023年のEコマース業界は例年になく厳しくなることが予想される。ネットショップはインフレに弱く、行動制限によってモノの消費が鈍化することから、新たな施策を打ち立てなければ、厳しい競争の中で生き残ることが難しくなる。

    私が毎年、Eコマース業界の予測トレンドのレポートを制作するのは、先が読みにくい時代だからこそ、“先を読む”ための備えがネットショップには必要だと思うからである。

    防災グッズ、猛暑対策グッズ――予測を踏まえた“仕込み”で商機を

    たとえば、2023年9月の防災月間は、関東大震災から100年目という節目となり、多くのメディアで防災グッズが取り上げられる可能性が高い。そのような予測が事前に分かれば、今から防災グッズの仕入れや商品開発を行っていれば、ネット販売でチャンスを手繰り寄せることができる

    関東大震災から100年目となる節目には防災グッズの需要加速が期待される
    関東大震災から100年目となる節目には防災グッズの需要加速が期待される

    また、毎年、6月下旬に気象庁から猛暑予報が発表されて、この時期を境に猛暑対策グッズが売れ始める情報を事前に察知しておけば、ネット広告を仕込んで売り上げを伸ばすことも可能になる。

    特に2023年は外出制限が緩和される可能性が高いことから、屋外の熱中症対策の商品が売れると思われる。

    猛暑予報などを参考にしてニーズを予測すれば、関連商品のヒットにつながりやすい
    猛暑予報などを参考にしてニーズを予測すれば、関連商品のヒットにつながりやすい

    このように「予測」は商品の販売チャンスにつながり、SNSや動画でエンゲージメント率を高めるコンテンツとして優位性が高まる。不確実で読みにくい2023年だからこそ、先を読む力が例年以上に求められる。

    【筆者からのお知らせ】

    ネット通販、人材教育、企画立案、キャッチコピーのつけ方等、斬新な切り口で「ナマのノウハウ」をメールマガジンでお届けしています!

    竹内 謙礼

    エコ配が「100サイズ」荷物の取り扱いを開始、料金は790円から

    3 years 3ヶ月 ago

    エコ配は2023年2月1日から、3辺の合計が100センチ以内の「100サイズ」の取り扱いを開始する。

    現在まで取り扱っているのは「80サイズ」以下の荷物。顧客の要望に対応するため、「100サイズ」の取り扱いを決めた。「100サイズ」の取り扱いに伴い、荷物のサイズ区分を現状の1区分から2区分に細分化する。

    なお、「80サイズ」以下の運賃に変更はない。

    エコ配 全国版の配送料金表
    エコ配 全国版の配送料金表
    エコ配 全国版の配送料金表

    エコ配は、運用コストの安い自転車で配送することで、一定の品質を保持しつつ、コストを構造的に安くするビジネスモデルを展開している。これまで10万社を超える顧客に、物流コスト削減という付加価値を提供してきた。

    現在、年間約1000万個の配送を受託。大手企業グループや通販事業者に採用されるなど、品質面でも評価されているという

    石居 岳

    通販の「アップセル」「クロスセル」規制の強化は現実化へ? 消費者庁は「改正に向けて検討中」

    3 years 3ヶ月 ago

    消費者庁の真渕博審議官は公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)の新年賀詞交歓会で、2022年11月に公表した特定商取引法施行令の改正案について言及した。

    特定商取引法施行令の改正案は、電話受注の際に行う通販の「アップセル」「クロスセル」を規制する内容。真渕氏は「特定商取引法の施行令を改正する方向で、各関係各方面の意見を踏まえつつ、現在検討を進めている」と通販関係者らに話した。

    JADMAが開催した新年賀詞交歓会に登壇した消費者庁審議官の真渕博氏
    JADMAが開催した新年賀詞交歓会に登壇した消費者庁審議官の真渕博氏

    真渕氏は、「JADMAの消費者相談窓口において、定期購入トラブルに関する相談が大幅に減少していると聞いている」と説明。改正特定商取引法における詐欺的な定期購入商法対策に関する規定を2022年6月に施行したことに言及した。

    2022年6月施行の改正特商法では、カタログ・チラシなどを利用した通販の申込書面や、ECサイトなどインターネットを利用した通販をするときの注文確定直前の最終確認画面で、支払時期や支払方法など各条項の明記することを定めた。

    特定商取引法施行令の改正案によって、まっとうなビジネスを展開する通販企業の「クロスセル」「アップセル」に大きな打撃を与えることが予想される。「電話勧誘販売」の適用を広げる改正案について、真渕氏は次のように話した。

    消費者がテレビCMや新聞広告などを見て注文するためにかけた電話で、事業者から広告にない商品を不意打ち的に勧誘された場合、通販ではなく「電話勧誘販売」に該当するよう、特定商取引法の施行令を改正する方向で検討を進めている。(真渕氏)

    真渕氏は「悪質な事業者を排除し、消費者の利益の保護と業界の健全な発展に寄与していきたい」とし、通販業界に協力を呼び掛けた。

    電話受注の際に行う通販の「アップセル」「クロスセル」が「電話勧誘販売」に該当するようになると、電話を通じた「クロスセル」「アップセル」は実質的にできなくなる。悪質事業者の排斥だけにとどまらず、健全な事業活動を営む通販企業にとっても大きな障壁になってしまわないか。引き続き注視の必要がある。

    高野 真維

    荷物の36%が運べなくなる!? 経産省が警鐘を鳴らす物流業界の「2024年問題」とは

    3 years 3ヶ月 ago

    経済産業省の大臣官房審議官(商務・サービス担当)の澤井俊氏は、公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が開いた賀詞交歓会で、物流業界の「2024年問題」を踏まえ、現在の物流量の36%が運搬できなくなる可能性があると警鐘を鳴らした。

    懸念広がるドライバー不足、運賃値上げ、物流の滞り

    働き方改革関連法の施行に伴う「時間外労働時間の上限規制」などが、2024年4月から「自動車運転の業務」にも適用される。「2024年問題」は、これによりドライバーの離職や売上減、荷主企業は運賃値上げの可能性などが懸念されている物流業界のさまざまな問題だ。

    たとえば、時間外労働時間の上限規制が適用されることで、長距離ドライバーは従来通りの運搬ができなくなる可能性がある。1人のドライバーによる長距離の運搬が規制されることにより、運送会社はドライバー不足、賃金減少によるドライバーの離職といった問題に直面することになる。

    ドライバーはすでに減少傾向となっており、今後ますますひっ迫が予想される(画像は経済産業省の公表資料から編集部がキャプチャ)
    ドライバーは今後、さらに減少すると予測されている(画像は経済産業省の公表資料から編集部がキャプチャ)

    こうした背景から従来通りの配送料では運搬が難しくなることが予想され、荷主企業は運賃の値上げに悩まされるといった予測されている。

    EC市場と物流量は右肩上がりで拡大している一方で、通販業界の発展は昨今のドライバー不足や「2024年問題」の深刻化の一因となっている。

    EC・通販業界の発展と物流は密接に関わってきた(画像は経済産業省の公表資料から編集部がキャプチャ)

    荷物の「乗り合わせ」で物流効率化へ

    政府はこの「2024年問題」に対応するため、物流の将来像として「フィジカルインターネット」の構築を掲げている。「フィジカルインターネット」は、限られた通信回線を効率よく使うインターネットのように、回線をトラックなどの輸送網に、荷物をデータに置き換え、大幅な効率化をめざす物流の新たな仕組みを指す。

    たとえば、荷主同士が物流企業を共有し、1つのトラックに複数の企業の荷物を乗せて積載率を上げるといった考え方がある。このように物流全体を効率化して、運搬できない可能性がある30%超の積載量をなんとか稼ぎたいと考えている。自社の物流をいま一度見直してほしい(澤井氏)。

    経産省は2022年9月から「持続可能な物流の実現に向けた検討会」を実施しており、「いかに輸送効率を上げるか」を継続して模索している。

    高野 真維

    2022年のEC業界振り返り&2023年に起きそうなこと【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    3 years 3ヶ月 ago
    ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年のニュースと2023年の展望

    最後にサッカーワールドカップで盛り上がった2022年。2023年は物価高などで暗い雰囲気がありますが、それを理由にしても意味がありません。わかっている未来があるのであれば、自分たちの力でどうにかできるはず。

    2022年の展望はどうだった?

    2021年のEC業界振り返り&2022年に起こりそうなことまとめ【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/9397

    いつものように私のコメントから振り返ります。

    2022年は「メタバース」「プライバシー」「SDGs」「5G」あたりがキーワードになってきそうです。メタバースはどんどん進化していますので、最初に使ってもらうハードルさえクリアすれば急拡大の可能性もあります。プライバシーは大企業から順番に小さい企業まで影響しそうです。モールのルール変更もあり得るので要注意です。SDGsは2021年に引き続きですね。5Gに関してはコロナ次第ということもありますが、落ち着いて来たら伸びてくるはず。

    メタバースの話題が増えてきましたが、本格運用にはまだまだといった感じ。2023年に期待。プライバシーに関してはAIの普及とともに話題になることが多くなってきました。データの扱いは慎重にならないといけない時代です。SDGsはバズワード的に使われてしまったのがなんとも残念。5Gはなかなか広がらないというか話題にならないですね。コロナで動画が当たり前になって「タイパ」が重視されるとリッチな動画は見られにくいのかもしれません。

    【1月】広告のトラブル規制が相次ぐ

    非公正な「No.1 調査」への抗議状 | 日本マーケティング・リサーチ協会
    https://www.jmra-net.or.jp/rule/20220118.html

    No.1を名乗りたいがために、調査対象者や質問票を恣意的に設定する「非公正な調査」の実施をうかがわせるケースが散見されてきました。

    「たった2か月で髪フサフサ」など…悪質なアフィリエイト広告主の責任明確化へ | 読売新聞オンライン
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20220118-OYT1T50081/

    消費者庁によると、悪質な広告主の中には、行政当局から指摘を受けるたびに会社を清算し、同様の商品を販売する別会社を設立し、不当表示を繰り返させるケースもあるという。

    「ターゲティング広告」規制導入へ ネット利用者を保護 総務省 | NHKニュース
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220114/k10013431421000.html

    ターゲティング広告は、広告業界にとっては利用者の関心に合った精度の高い広告が展開できるメリットがある一方、利用者からは「不快に感じる」とか「プライバシーの侵害だ」といった声もあり、EU=ヨーロッパ連合など海外では規制する動きが出ています。

    年明け早々広告関連でのトラブルや規制の話題が。このあたりは2022年以前からも続いていて、「悪質な業者が出てくる→規制強化→新たな手法で悪質な業者が出てくる」の繰り返しです。その都度、真っ当な人たちまで対応しないといけなくなるので、本当に迷惑な話なのですが、悪質業者はそんなことは関係ないのでやりたい放題です。2023年もステマ規制などいろいろな規制が出てきそうで少し憂鬱です。

    「メタバース」「コネクテッドTV」「リテールメディア」など新しい言葉が動き出してきた1月でした。

    【1月の主なニュース】

    【2月】楽天の国内EC流通総額が5兆円越え、10兆円も視野に

    楽天・三木谷社長が語った「国内EC流通総額10兆円構想」「モバイルとのシナジー」【2022年新春カンファレンス講演要旨】 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/9462

    ニュースまとめ 楽天の国内EC流通総額目標
    楽天グループの国内EC流通総額10兆円(画像は記事から引用)

    2021年度(2021年1-12月)の国内EC流通総額が5兆円を突破した楽天グループ。「次は10兆円」。1月27日にオンライン配信とオフラインのハイブリッド形式で行われた「新春カンファレンス」で三木谷浩史会長兼社長は、国内EC流通総額10兆円の目標を公表した。

    楽天グループの話なので、トラベルやブックスも入っています。それにしても5兆円越えはすごいですね。全国百貨店売上高を超えてしまいました。10兆円も見えてきたということで、2023年の新春カンファレンスがどうなるかも注目です。個人的には「楽天市場」の扱いがどんどん小さくなっているのが気になりますが、売上高は頭打ち感もあるので仕方ないのでしょうか。

    相変わらずアフィリエイターやサブスクでトラブルが発生して、「BASE」のグロースプラン発表があって、改正特商法も話題になったのが2月。

    【2月の主なニュース】

    【3月】ユニバーサルアナリティクス、2023年7月1日に計測停止を発表

    2023年7月1日にGA(ユニバーサルアナリティクス)が計測終了とのアナウンスと所感 | Real Analytics
    https://analytics.hatenadiary.com/entry/end-of-ga

    2022年3月16日に「Google Analytics(ユニバーサルアナリティクス)」の計測終了に関するアナウンスが行われました。無償版の計測終了日は2023年7月1日です。

    EC事業者さんはGA4導入を焦らずに!カートASPは対応待ち、独自の場合も仕様を決めてから | ECzine
    https://eczine.jp/article/detail/11173

    見たいデータが決まっていないとレポートを作ることすらできませんので、形式だけの無駄なレポートになっていないか?売上に影響しない無駄なデータを取っていないか?などを振り返りつつも、今まで以上にKPIを決めることが重要になってきます。

    がっつり使っていなくてもないと困るのが「Googleアナリティクス」。現バージョンのユニバーサルアナリティクスが2023年7月1日でデータの取得を停止します。GA4に強制的に乗り換えないといけません。乗り換えは面倒ですし、データもゼロから取り直しになりますので、広告の効果測定などに使っていた場合は早めに準備しておきましょう。営業電話も増える可能性があるのでご注意を。

    店頭受け取りが一般化してきたけれど、SNSでの販売は広がらず、MakeShopがカートASP流通額1位を守った3月でした。

    【3月の主なニュース】

    【4月】原材料高が企業の利益をひっ迫し始める

    原材料高騰の影響は? 商品刷新、価格転嫁、梱包資材の変更――通販・EC企業の現状と対応策まとめ | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/9636

    食材の宅配事業などを行うパルシステム生活協同組合連合会では1月31日付で「原料高騰による価格改定について」として小麦・食用油脂・原油などの価格が高騰したことを受けて、「商品価格の値上げについて産地やメーカーなどと協議を重ね、一部商品を値上げすることにした」と発表。今後、パンやマヨネーズ、パスタ、小麦粉など200品目超の商品価格を値上げするとしている。

    2022年といえば原材料高による物価高という印象が強いですよね。その原材料高が話題になったのが4月。「企業努力で頑張る」といったコメントも見られましたが、それも限界があり皆さんご存知の通りの値上げになっています。この傾向は2023年も続くので世界情勢からは目を離さないようにしましょう。

    楽天グループと日本郵政の提携が進んで、置き配も普及してきた4月。機能性表示食品の一斉監視もありました。

    【4月の主なニュース】

    • 楽天グループが郵便局を通じたカタログ通販に参入、日本郵便と物販分野でも協業 | ネットショップ担当者フォーラム
      https://netshop.impress.co.jp/node/9652
    • 【「置き配」に関するアンケート調査】「置き配」魅力1位は、「配達員の負担が減るから」ヒトと環境に配慮した“サステナブルな物流”に意識が高まる | コマースピック
      https://www.commercepick.com/archives/16908
    • 消費者庁が機能性表示食品への広告規制で115社に改善指導、担当課長に聞く一斉監視の目的と今後の対応 | ネットショップ担当者フォーラム
      https://netshop.impress.co.jp/node/9708
    • Shopify構築日記 #093 2022年に注目すべきShopifyのトレンド5選 | 北山 浩 | 2023年から新天地 Shopify構築日記書いている人|note
      https://note.com/ec_zoe/n/n5055a5c88f38
    • LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「ホーム」タブでの広告配信を開始 | LINE
      https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2022/4190

    【5月】クレカ不正利用が増加し企業の収益を圧迫

    メルカリ、不正増加で16億円の追加出費 クレカ不正利用とフィッシング詐欺で成長も鈍化 | ITmedia NEWS
    https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2204/28/news207.html

    ニュースまとめ メルカリのクレカ不正使用について
    グラフはメルカリの「2022年6月期 第3四半期 決算説明会資料」から編集部がキャプチャ

    クレジットカードの不正利用は21年末から増加。不正防止のためユーザーへの利用制限を実施したところ、GMVが推定値を数%下回り、ユーザーへの補填金も10億円に上った。メルペイでもフィッシング詐欺の影響でユーザーへの補填金6億円を支払ったという。

    クレジットカードの不正利用で悩んでいる店舗も多いと思います。メルカリも例外ではなく、フィッシング詐欺の増加も相まって16億円の出費があったとのこと。対策の強化も進んでいますが、ここまでの額になるのはちょっと驚きです。「3Dセキュア2.0」などの導入もお早めに。

    Shopifyが日本で約7243憶円の経済効果に貢献して、Amazonが「PayPay払い」を導入し、「TikTok」売れもあった5月でした。

    【5月の主なニュース】

    【6月】「Yahoo!ショッピング」で「優良配送」導入を発表

    ヤフーが始める「優良配送」対応商品の優先表示とは?「PayPayモール」「Yahoo!ショッピング」の検索結果、レコメンド枠で実施 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/9885

    現在の検索結果では、「優良配送」対応商品と非対応商品が混在している。施策実施後、「優良配送」対応商品が検索結果の上位に表示されるようにする。「優良配送」対応商品を消費者が“見つけやすく”“購入しやすく”する狙いがある。

    「優良配送」が優遇というか、「『優良配送』じゃない商品は表示されなくなった」と思っていいくらいのインパクトでした。「FBA」や「楽天スーパーロジスティクス」のようなサービスを使えば安心といった選択肢もなく、自社で頑張らないといけないのでなかなか厳しいものです。これを機に「Yahoo!ショッピング」を諦めたショップも多いのでは。

    改正特商法が施行され、「SHEIN」が話題になり、旅行需要が伸びてきた6月でした。

    【6月の主なニュース】

    【7月】値上げの影響から節約志向に

    <値上げに関する意識調査>「これまでより節約しようと思う」が8割超える | プラネット
    https://www.planet-van.co.jp/shiru/from_planet/vol184.html

    ニュースまとめ 値上げに関する意識調査
    グラフはプラネットのサイトから編集部がキャプチャ

    今年1月の調査と同様に「この1年で、あなたが使用している日用品・化粧品の値段に変化を感じますか」と聞いたところ、1月の調査では「とても値上がりしていると感じる」「少し値上がりしていると感じる」の合計はどの年代でも50%を超えていなかったのですが(図表1上)、今回の調査では、男女ともに全年代で50%を超えています(図表1下)。

    企業努力では原材料高の影響を吸収しきれなくなり、消費者が値上げを実感してきたのが7月。電気代の値上げもあって、ドメインの維持費など今ではあらゆるものが値上げされていますよね。この流れは2023年も続くでしょう。

    「PayPayモール」「Yahoo!ショッピング」の統合など3大モールで動きがあり、メルカリが9周年を迎え、依然としてアフィリエイトは問題が多いことがわかった月でした。

    【7月の主なニュース】

    【8月】日本国内のBtoC-ECの市場規模は20.7兆円

    電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました | METI/経済産業省
    https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220812005/20220812005.html

    ニュースまとめ 経済産業省 電子商取引に関する市場調査
    グラフは経済産業省のサイトから編集部がキャプチャ

    令和3年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、20.7兆円(前年19.3兆円、前々年19.4兆円、前年比7.35%増)に拡大しています。また、令和2年の日本国内のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は372.7兆円(前年334.9兆年、前々年353.0兆円、前年比11.3%増)に増加しました。

    毎年恒例の「電子商取引に関する市場調査の結果」が発表されました。物販系分野のBtoC-EC市場規模は引き続き拡大、サービス系分野のBtoC-EC市場規模はコロナで落ち込んだものの持ち直し、デジタル系分野のBtoC-EC市場規模は12%程とかなり伸びています。2023年は旅行需要も伸びてくるでしょうから、EC市場規模自体はまだまだ伸びそうです。

    Amazonの配送拠点が増えて、Shopifyで従業員の解雇があって、「Yahoo!ショッピング」で商品画像のルールが変わった(のちに緩和された)のが8月。

    【8月の主なニュース】

    【9月】河野太郎大臣、ステマ対策の検討を指示

    消費者庁「ステルスマーケティング」について検討会設置へ | NHK
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220909/k10013810941000.html

    広告であることを明示せずに宣伝するいわゆる「ステルスマーケティング」を巡っては、SNSなどの普及に伴って「紛らわしい」などといった声があがるなど、問題が指摘されるケースが相次いでいます。

    2022年8月に河野太郎氏が消費者担当大臣に任命されてから動きが激しかったですね。ステマに関しては議論がどんどん進んでいて、TVなどのメディアの責任も問われるようになりそうです。ウソ・フェイクなどが蔓延している世の中だからこそ、誠実な商売をしたいところ。

    ヤマト運輸が「にゃんPay」をスタートし、MakeShopが次世代サービスへの着手を発表した9月でした。

    【9月の主なニュース】

    【10月】GoogleがEC関連の強化を発表

    【ニュース】Google、ショッピング体験を向上させる9つの新機能の発表 | Unyoo.jp
    https://unyoo.jp/2022/09/google-9-new-features-shopping/

    昨年からGoogleやソーシャルメディア各社を中心に、ショッピングの窓口の覇権争いは激化しており、Googleは特に本丸の検索を大幅にショッピングフレンドリーにしてきています。この動きはスローダウンすることは当面ないと思われます。

    買い物をするための検索需要は多いので、そこを逃したくないGoogle。何度目かわからないくらいのEC強化です。引用文にあるようにSNSのサービスもECには力を入れているのですが、どこもパッとしないというのが現実です。今回の機能追加が日本で展開されたときにどうなるかは気にしておきましょう。

    PayPayが不正利用対策を強化して、楽天が環境対策を強化して、Amazonで偽造品トラブルもあった10月でした。

    【10月の主なニュース】

    【11月】SHEINが心斎橋に実店舗を出店

    「SHEIN」ポップアップ開店、3000人来場2.5時間待ちの大行列 人気沸騰で心斎橋騒然 | モデルプレス
    https://mdpr.jp/news/detail/3415164

    オープンとなる11時前には推定400~500人の行列ができ、心斎橋筋の入口は一時騒然。来場者の中には東京や福岡から訪れている人も。

    その後は入場規制がかかることで行列は短くなったものの、入るまで最大2.5時間待ちの状況に。約3000人が訪れ、「SHEIN」の人気ぶりが伺えるオープン初日となった。

    とにかく安い「SHEIN」。若い世代に人気で、今年のはやりの1つにもなりました。その「SHEIN」が心斎橋に実店舗を出店。ECサイトからアパレルブランドに変わりつつあるので、2023年も色々な動きがありそうです。その一方で、労働環境などに問題を抱えているので急ブレーキがかかる可能性も。

    2022年のまとめ、2023年の予測がたくさん出てきた11月。物価高の影響でちょっとお得な商品やサービスが好まれる流れになりそうです。

    【11月の主なニュース】

    【12月】リアル回帰が進むもネットの便利さは根強く

    ECと店頭を横断した生活者の購買行動を調査 | 電通デジタル
    https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/services/2022-1221-000065

    ニュースまとめ ニュースまとめ 商品認知フェーズにおけるオンラインとオフラインの割合
    グラフは電通デジタルのサイトから編集部がキャプチャ

    「店頭情報」「検索エンジン」「UGC」の3つが購買行動において重要な情報源に、約9割が「ネット通販や定期通販」で商品を検討する際にUGCをチェック | アライドアーキテクツ
    https://www.aainc.co.jp/news-release/2022/02437.html

    ニュースまとめ UGCに関する調査
    グラフはアライドアーキテクツのサイトから編集部がキャプチャ

    同じような調査の結果が発表されました。コロナが収束したわけではないですが、外出が増えて店頭での接点も増えてきました。その一方でネットでの情報収集も定着。接点ごとにどんな情報をどのタイミングで発信するかが重要になってきそうです。

    電話注文関連で特商法の改正が検討された12月。2023年のキーワードは「原材料と物価高」「ポイントとCtoC」となりそうです。

    【12月の主なニュース】

    2023年の予測、展望記事

    展望記事が出るのが年々早くなっていますので、11月と12月前半の時点である程度は出そろっています。「法規制」「原材料・物価高」「ポイント」「CtoC」が中心のキーワードで、「AI」「メタバース」「越境EC」「GA4」「タイパ」あたりも話題になりそうです。

    値上げはせざるを得ないので、従業員さんたちの賃金を増やすことも考えて価格を決めていきましょう。ポイント付与ではモールには勝てないのでお得感で勝負です。

    いずれにしても、変化の激しい年になりそうなので、業務の整理、マニュアルや資料のデータ化などDXを進めておかないと対応しきれません。売ることよりも組織強化に注力を。「タイパ」の流れは止まらないので、じっくり説明するところと、ぱっと見でのわかりやすさを使い分けることになりそうです。

    消費者の可処分時間の奪い合いになるのは間違いないので、リアルとネットの接点の維持を意識しましょう。

    今週の名言

    Shopifyが日本で有名になった話 | Ryota Toyoda|note
    https://note.com/toyotamasan/n/n646bed7dce4b?utm_source=pocket_saves

    テック業界やEC業界ではもっと良いプロダクトがあるのに小手先だけの技でユーザーを留めようとする例がいくつもあります。ユーザー側もしょーもないプロダクトに固定費をたくさん払って使用し続け、プロダクト側にろくなアップデートもないまま時代に取り残されていく。

    前述のように2023年は変化の激しい時代になりそうです。小手先ではどうにもなりませんし、待っていてもなにも状況は良くなりません。自ら行動した人たちだけが生き残れるのでしょう。

    筆者出版情報

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    森野 誠之

    GMOペパボ、「カラーミーショップ」の新プラン「プレミアムプラン」の提供を開始

    3 years 3ヶ月 ago

    GMOペパボは、ネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」の新プラン「プレミアムプラン」の提供を開始した。

    「ECアドバイザー」によるサポートなどの新機能を提供

    「プレミアムプラン」は主に月商200万円以上のネットショップを対象としている。利用料金は、初期費用2万2000円、月額利用料3万9600円(それぞれ税込)で、次の特徴を持つ。

    ① 「ECアドバイザー」によるサポート

    ネットショップ運営の悩み、課題を理解して伴走する「ECアドバイザー」が事業者と定期的なミーティングを実施し、運営課題解決に向けた提案を行う。また、ショップ全体のアクセス分析などデータに基づいたレポートを定期的に提出する。

    GMOペパボ カラーミーショップ プレミアムプラン ECアドバイザーと定期レポートのイメージ
    「ECアドバイザー」とのミーティング(左)、定期レポート(右)のイメージ

    ② 「プレミアムプラン」だけの機能を提供

    「プレミアムプラン」では次の機能を利用できる。

    • 会員ランク:顧客の会員ランクを設定でき、ロイヤルカスタマー育成につなげられる
    • 予約販売:余剰在庫削減など、商品の仕入れ予測に役立てることができる
    • タグ管理 for GTM:「Googleタグマネージャー」と連携し、任意のページに計測タグを設置できる
    GMOペパボ カラーミーショップ プレミアムプラン 予約販売機能の画面
    「予約販売」機能の画面

    また、「カラーミーショップ」ではユーザー限定のクローズドイベントを随時行っており、今後は「プレミアムプラン」利用者限定のセミナーやショップ懇親会を予定しているという。

    ③ 既存プランより安価なクレジットカード決済手数料

    クレジットカード決済手数料が3.14%~と、既存の「レギュラープラン」「ラージプラン」の決済手数料より低価格に設定。月商200万円以上のネットショップでは、従来のプランより月々のコストを抑えて運営することが可能だという。なお、決済手数料はショップの流通額によって変動する。

    初期費用無料キャンペーンを実施

    2023年2月28日(火)までに「プレミアムプラン」の申し込み、契約をした事業者を対象に、初期費用2万2000円(税込)が無料になるキャンペーンを実施している。

    キャンペーン期間は2023年2月28日(火)23時59分まで。既存プランから「プレミアムプラン」に変更した場合も対象となる。

    藤田遥

    “購入機会を失わない”月額3.9万円でできるECサイトの品質維持+UX向上+各種コストの削減を同時実現する「SmartJPEG」とは

    3 years 3ヶ月 ago
    画像の品質を保ったまま軽量化し、ECサイトのUXに重要な表示スピードの改善も実現するCRI・ミドルウェアの「SmartJPEG」。導入企業はどのように変わったのか、3社(キャロットカンパニー、ダイアナ、ジーエークロッシング)の事例を紹介
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    「買い物しやすい」「ストレスがない」「サクサク買える」――。近年、多くの消費者がECサイトにこうした買い物体験を求めるようになった。ECサイトのUXが売り上げに直結するようになったと言われる今、中小企業でも手軽にUX向上を実現できる方法はあるのか? データ容量の軽量化を通じたECサイトのUX向上施策、その事例を取材した。

    コンテンツデリバリネットワーク事業などのAkamai Technologies(アカマイ・テクノロジーズ)が発表した「オンラインリテールの現状 - パフォーマンス」によると、モバイルでは読み込み時間が0.7秒の場合に直帰率が最も低く14.1%。1.7秒のページの直帰率は約7%増の21%、さらに読み込み時間が2.7秒のページでは直帰率は約29%に悪化するという。

    また、Googleはモバイルで読み込みに3秒以上要するページの場合、53%の訪問者が離脱すると公表している。

    ジャストシステムの調査「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2019年12月度)」でも、スマホでのEC利用時、約6割に「応答速度が遅くて買い物をやめた」経験があることがわかっている。

    ECサイトでのUXで大きな要素の1つといえる表示スピード。その改善と同時に、コンテンツ画像の画質維持によるECサイトの品質維持も同時に行うことができる中小企業向けツールがある。CRI・ミドルウェアの画像軽量化ソフトウェア「SmartJPEG」のデスクトップアプリ版サービス「SmartJPEG for Desktop」だ。

    CRI・ミドルウェア 画像軽量化ソフトウェア「SmartJPEG」 使用前後の比較画像
    「SmartJPEG」の圧縮例

    「SmartJPEG」は「画質を落とさず、重い画像を軽くする」ためのツール。大企業向けに提供していたものを手軽でスピーディに利用できるようにデスクトップアプリ化したのが「SmartJPEG for Desktop」である。1ライセンスあたりの利用料は月額3万9800円(税別)で、中小企業でも導入しやすい。

    導入効果として、

    ECサイトの品質維持・UX向上

    • コンテンツ画像の画質維持
    • スマホでの画像読み込み時間の短縮

    サイト運用・画像作成コストの軽減

    • 回線利用料・サーバーコスト削減
    • 画像作成フロー、作業工数削減

    といった効果が期待できる。

    CRI・ミドルウェア 画像軽量化ソフトウェア「SmartJPEG」利用イメージ
    「SmartJPEG」利用イメージ

    「SmartJPEG for Desktop」を導入した企業はどのように変わったのか。3社の事例を紹介したい。

    「anello」のキャロットカンパニー、だれでもできるUX向上の秘訣とは。快適な購買体験を促進した画像軽量化施策

    バッグブランド「anello(アネロ)」「Legato Largo(レガートラルゴ)」を扱うECサイト「Carrot Company Official Online Store」を運営するキャロットカンパニーは、商品をおしゃれに見せるだけでなく、機能性を伝えるためにさまざまな角度からの画像を掲載して魅力を押し出している。

    2022年7月から始めたデータ容量の軽量化施策が奏功し、UXの向上に成功した。キャロットカンパニー 販売部 EC事業課の加藤裕丈氏に話を聞いた。

    「SmartJPEG」導入企業 キャロットカンパニー Carrot Company Official Online Store
    キャロットカンパニーのECサイト「Carrot Company Official Online Store」

    画像のクオリティを維持したままデータ容量を軽量化

    キャロットカンパニーは2022年7月、「ユーザーが快適に買い物できるように少しでもWebサイトのデータ量を軽くしたい」という思いで、CRI・ミドルウェアの「SmartJPEG」のデスクトップアプリ版「SmartJPEG for Desktop」を導入。

    画像のデータ容量は導入前と比べて50%減(2分の1)となり、高品質な画像のクオリティを保ったまま軽量化に成功した。軽量化に伴い、サイトの表示スピードは体感で1.5秒ほど向上。UXの改善にもつながった

    キャロットカンパニーが展開する商品は、種類、サイズ、カラーバリエーションが豊富だ。多いものだと10色、通常でも6色以上を展開している。

    店頭で手に取れない分、わかりやすいように画像を多く掲載している。旬を取り入れて市場のニーズやトレンドに応えるため、年間を6区切りに分けて新商品を販売。商品点数は約5000SKUとなっており、取扱商品の豊富さを自負している。その一方、画像の枚数が多くなるため、導入前はサイトのデータ量が重くなっていたことが課題だった。

    フォルダ内の画像を一気に軽量化できるので便利。スピード感を持って作業できるため、重宝している。当社は新商品を売り出す間隔が短いため、作業を効率化できるのはありがたい。商品はトレンドを意識した絶妙な色合いのものが多いので、「SmartJPEG」の画質維持は商品の魅力をより正確に伝えるのに助かっている。どんなに効率的でも画像の品質がよくないと意味がない。(加藤氏)

    かんたん操作でSaaSのECカートシステム運用でもできる

    「ユーザーがオンラインで快適に買い物できるように、少しでもWebサイトのデータ量を軽くしたい」という思いから、「SmartJPEG」の導入を決めた加藤氏は次のように話す。

    操作が簡単なのでPCにインストールしたらすぐに使い始めることができ、毎日使用している。1回の軽量化で、まとめて300枚ほどの画像を処理している。「SmartJPEG」を導入した当初は、CRI・ミドルウェアの担当者が、軽量化作業を担う社内スタッフに操作の丁寧なレクチャーを行ってくれたので大変助かった。(加藤氏)

    作業効率向上の観点からも反響を得ている。新ブランドのECサイト立ち上げで大量の画像のトリミングと軽量化を行ったが、従来は4~5時間かかっていた作業が、導入後は30分程度でできるようになった

    「SmartJPEG」導入企業 キャロットカンパニー 利用前の画像
    「SmartJPEG」導入企業 キャロットカンパニー 利用後の画像
    元の画像(上)と「SmartJPEG」で処理した画像(下)。52%削減している。
    オリジナルサイズでの比較画像はこちら(「SmartJPEG」のサイトに遷移します)

    SaaSのECカートシステムを利用しているのでインテリジェントな画像圧縮は諦めていたが、デスクトップアプリ版が提供されたので、思っていた以上に簡単に目的が達成できた。(加藤氏)

    CRI・ミドルウェアの三上夏代氏は「誰でもスピーディに画質と画像容量を両立した画像を作成できるのが『SmartJPEG』の特徴。デスクトップアプリなのでSaaSのECカートシステム利用の企業にも有効だ」と話す。

    レディースファッションシューズ専門店「ダイアナ」ECの画像軽量化&売上向上施策、品質維持のまま80%容量削減しUX向上

    ダイアナは、自社ECサイト「ダイアナシューズドットコム」と全国80の実店舗で靴など女性向けファッションアイテムを展開している。EC売上高は年間10億円を超え、2022年2月期の年商は前期比4%増。

    ダイアナでは、画像容量の大幅な軽量化が、売上向上、コストダウン、効率化などの相乗効果を生んでいるという。ダイアナのデジタルマーケティング部部長 小河正義氏に取り組みを聞いた。

    「SmartJPEG」導入企業 ダイアナ ダイアナシューズドットコム
    ダイアナのECサイト「ダイアナシューズドットコム」

    ダイアナでは商品の掲載にあたり、年間で約1万3000枚の画像を作成している。ECサイトで商品の魅力を伝えるためには、色やツヤ感のリアルさが伝わるようなクオリティの高い商品画像や、魅力的なバナー画像が欠かせない。一方で、高解像度の画像はデータ量が莫大だ。ダイアナではUXを保つため、やむを得ず画質を下げるケースが少なくなかった。作業は手作業で、負担も大きかったという。

    少ない工数&わかりやすい操作でデータ量軽減へ

    課題解決のために、2021年5月に導入したのが「SmartJPEG」のデスクトップアプリ版サービス「SmartJPEG for Desktop」。「SmartJPEG」は、画質を落とさずにファイルサイズを軽量化でき、デスクトップアプリで画像を全自動で軽量化する。そのため、少ない工数で、綺麗な画像のまま圧縮できる。

    処理スピードが速く、操作も簡単でわかりやすいので驚いた。(小河氏)

    「SmartJPEG」導入企業 ダイアナ 利用前の画像
    「SmartJPEG」導入企業 ダイアナ 利用後の画像
    元の画像(上)と「SmartJPEG」で処理した画像(下)。90%削減している。
    オリジナルサイズでの比較画像はこちら(「SmartJPEG」のサイトに遷移します)

    デスクトップアプリ版である「SmartJPEG for Desktop」の、1ライセンスあたりの利用料は月額3万9800円(税別)。導入しやすい費用感とサーバー構築不要のスピード感も決め手になった。CRI・ミドルウェアの三上夏代氏は、次のように話す。

    「SmartJPEG for Desktop」は、サーバー版よりも利用価格を抑えている。このため、デスクトップアプリ版ができてからは、大中小と規模を問わず多くの事業者さまに幅広く導入いただいている。(三上氏)

    容量8割減で、表示スピードやサイト回遊率向上にも寄与

    導入によって、画像容量は導入前と比較して80%減少した。軽量化により、サイトの表示スピードが向上。これにより、UXの向上にもつながっていると小河氏はみている。サイトを訪問した顧客の回遊率向上や、コストダウンにつながった一面もある。使用している画像CDNの利用量が少なくなったため、CDN費用も削減できた

    「SmartJPEG」の利用料金よりも、導入によって得られたコストダウンのほうが大きい。「SmartJPEG」に出会ったのは「渡りに船」だった。(小河氏)

    効率化だけにとどまらず、残業時間の短縮にもつながったと小河氏は話す。「SmartJPEG」の利用により、画像の軽量化にかかる時間が大幅に短縮されたため、残業せずその日のうちに仕事を終わらせることができるようになったという。

    コロナ禍でEC需要が大きく拡大している一方で、企業には社員のワークライフバランス向上も求められている。導入工数をかけずにスピーディにEC施策を進めたい企業におすすめ。「SmartJPEG」を通じて、ECサイトの商品の訴求力アップや売上向上、コスト削減などをめざす企業を応援していきたい。(三上氏)

    60分の作業時間を5分に短縮。ジーエークロッシングのささげ支援事業の効率化大幅促進の施策とは

    ECサイトの商品画像など、Web上に掲載する画像の撮影支援事業を手がけるジーエークロッシングにとって、丁寧に撮影・編集した画像データを、クオリティを損なわずにクライアント企業に納品することは必要不可欠。毎日200枚近くの画像を編集・軽量化しているが、画像の品質を保ったままデータ量を軽減することが課題だった。

    新しいツールを導入することで、画質向上と作業効率10倍以上を同時に実現したジーエークロッシングの取り組みを、樋口詩織氏(営業担当)、牛尾亜矢子氏(撮影ディレクター)に聞いた。

    「SmartJPEG」導入企業 ジーエークロッシング 撮影ディレクターの牛尾亜矢子氏 営業担当の樋口詩織氏
    撮影ディレクターの牛尾亜矢子氏(左)と、同じく営業担当の樋口詩織氏(撮影:ジーエークロッシング)

    「モアレ」のない高品質な画像で、顧客満足度も向上

    ジーエークロッシングは、クライアントに画像を納品する際、「SmartJPEG」のデスクトップアプリ版サービス「SmartJPEG for Desktop」を利用している。これが画像の品質保持と効率化促進の決め手となっている。

    導入前は画像が荒れてしまう「モアレ」が頻繁に発生していたが、導入後、「モアレ」がなくなった。丁寧に撮影した商品画像のクオリティを保ったまま納品できるようになり、クライアント企業からも評判は上々だ。(樋口氏)

    ※モアレ(干渉縞)とは規則正しく整列したドット(網点)同士が干渉し、発生してしまう「縞模様」のこと

    以前は画像データを軽減するために他の画像変換ツールを利用していたが、「モアレ」が多く生じていたという。「モアレ」の有無の確認作業や、データの修正にも手間がかかっており、データの軽量化と画像の品質保持を両方とも実現することは難しく、苦慮していた。

    「SmartJPEG」の導入は2021年6月。導入以来、クライアント企業からの画像の品質に関する問い合わせはゼロになったという。

    「SmartJPEG」導入企業 ジーエークロッシング 元画像(モアレなし)
    元の画像(モアレなし)
    「SmartJPEG」導入企業 ジーエークロッシング 画像変換ツール使用時の画像(モアレあり)
    画像変換ツール使用時の画像(モアレあり)

    デジタル化が進み、紙媒体で使っていた画像からウェブ用にUX対策をしっかりしていく時代になった。画像の品質と軽さのバランスを整えるのは、どこのECサイトでも必須になってくる課題だと感じている。(樋口氏)

    ジーエークロッシングは今後、社内における「SmartJPEG」の利用拡大を進めていく。

    作業時間短縮の効果も。導入しない理由がなかった

    導入前は30分~60分かかっていた作業時間が、導入後はわずか5分程度に短縮できたという。「使用頻度はほぼ毎日。画像の品質維持にとどまらず、作業効率も向上した」と現場リーダーの牛尾氏。

    これまで使っていた画像変換ツールから、「SmartJPEG」の導入に踏み切るときは、品質維持、クライアントの満足度向上と併せて「工数削減につながる」という切り口で社内決裁を得た。実際に工数が削減し、納品数の拡大、クライアント企業に対する納品スピードの向上にもつながっている。繁忙期の残業時間短縮にも貢献しているようだ。

    操作は簡単でわかりやすい。一度覚えれば誰でも操作できると思う。軽量であることと、綺麗さを保つことの両立は通常難しいが、「SmartJPEG」の利用によって作業クオリティが上がった。(牛尾氏)

    CRI・ミドルウェアの三上夏代氏は、次のように話す。

    「SmartJPEG」は品質にこだわっているので、軽量化に伴う解像度の低下や色落ちの心配がない。他の画像変換ツールのなかには、ビビッドカラーや細かい柄・ステッチなどあせた色になってしまうケースもある。作業工数の削減および効率アップにも大きく役立つので、多くの企業に「SmartJPEG」の利便性を知ってほしい。(三上氏)

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    瀧川 正実
    高野 真維
    吉田 浩章
    確認済み
    56 分 48 秒 ago
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