GoogleがGeminiの活用で不正広告の99%以上を配信開始前に特定、83億件をブロック

「Google Ads Safety Report 2025年版」で公開、広告安全対策の精度が飛躍的向上

小島昇(Web担編集部)

7:03

Googleは2025年の広告安全性に関する年次報告書「Google Ads Safety Report 2025年版」を4月17日に公開した。生成AIの「Gemini」を搭載したツールの導入により、ポリシーに違反する広告の99%以上を配信開始前に特定・ブロックすることが可能になった。2025年1年間でブロックまたは削除した広告は83億件以上、停止したアカウントは2490万件にのぼる。このうち詐欺に関連するものは、広告が6億200万件、アカウントは400万件だった。

Geminiを搭載したツールは、アカウントの作成時期・行動の兆候・キャンペーンのパターンなど何千億ものシグナルを分析することによって、「広告の意図」レベルで悪意ある広告を先制的にブロックできるようになった。対応速度面では、生成AIを悪用した虚偽広告の大量生成に対してリアルタイムで検出・ブロックする仕組みを整備。2025年末までにレスポンシブ検索広告の大部分を入稿段階で即座に審査できる体制を構築した。

精度向上の恩恵は正規の広告主にも及ぶ。Geminiが信頼できる広告と悪意ある広告を高精度で識別できるようになり、正当な広告主に対する誤ったアカウント停止処分を2024年比で80%削減し、正規事業者が不当に広告配信を止められるリスクが大幅に低下した。なお日本のポリシー違反上位5位は、①性的なコンテンツ、②マッチングとコンパニオンサービス、③広告ネットワークの不正利用、④不適切なコンテンツ、⑤制限付きターゲティングだった。

Google Ads Safety Report の日本のハイライト

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