ecbeing(イーシービーイング)は、自社開発した予約管理システム「RESOMO(リソモ)」提供をスタートした。
会員情報、購買情報、予約情報を同一のサーバーで管理できるため、ECサイトと予約の会員情報を一元化することが可能。ecbeingで開発したECサイトにアドオンすることができる。データを活用して複数チャネルに対し顧客ロイヤルティを向上させるための施策を実施できる。
ECの会員情報を複数チャネルで一元化
さまざまな機能を搭載
「RESOMO」は店舗の予約管理システムのほか、接客のデジタル化、業務時間外の予約受け付け、顧客の予約に対してのリマインド連絡、クーポンの配布など、売上アップに寄与する機能を搭載している。
ECサイトを通じて、店舗の来店予約、セミナーや展示会の参加予約、試着の予約、EC決済した商品の店舗受け取りなどさまざまな用途に活用でき、オムニチャネル化の促進にも寄与する。
在庫管理の機能も備えているため、店頭のタブレットなどで周辺店舗やECの在庫を確認することができる。これにより、商品の取り寄せや顧客の誘導が可能となる。機能やデザインは事業者ごとの用途に合ったカスタマイズできる。
「RESOMO」を活用した予約画面のイメージ
RESOMOの活用イメージ
「RESOMO」を導入すると、ecbeingで構築されたECサイトであればドメインをまたぐことなく予約画面へ移ることができ、ECサイトの延長線上で予約が完結する。予約のために会員登録をする必要はないため、スムーズに予約を始めることができる。ecbeingのデータマーケティングツール「Sechstant(ゼクスタント)」と連携し、行動データの集約・分析から、複数チャネルへのCRM施策を実施するなど、会員情報を一元化できるからこその活用も可能となる。
データ活用のイメージ図
店舗におけるサービスの予約であれば、顧客の会員情報とECサイトの行動履歴を活用して1人ひとりに合った接客ができるようになる。予約時のアンケート機能なども備わっているため、事前にニーズを把握し、接客の質を向上させることもめざせる。
店舗での活用例
すでに多くの事業者が「RESOMO」を導入・活用しているという。たとえば、キーコーヒーのECサイトでは、コーヒーについて知識と技術を学ぶ有料教室「コーヒーセミナー」の予約管理で「RESOMO」を活用。ECサイトの会員とセミナーの会員を統合することにより顧客分析が可能になり、Web施策の実施や相互送客を実現している。セミナー動画付きの商品を販売するという、従来になかった発想も生まれ、「想像以上に反応も良く売り上げも増加した」と好評価という。
「RESOMO」の開発背景
従来、ECサイトと各種予約管理を別々のシステムで運用する上で、事業者にはいくつかの課題があった。「顧客の会員情報が連携されていないため、同一会員であるかどうかの判断がつかない」「ECサイトと、店舗予約や店舗受け取りにおいて、チャネルをまたがった施策を打ちづらい」「顧客側はそれぞれ別に会員登録・ログインを行わなくてはならず手間が発生する」といった課題を解決するため、「RESOMO」を開発した。
新型コロナウイルスが収束した今、リアルに回帰する一方でデジタルを使うことが当たり前となった。今後は事業においてオンラインとオフラインを融合させ、さまざまな施策によって顧客ロイヤルティを高めていく事がますます重要となる。店舗スタッフの顧客に対するデータ活用もそのロイヤルティを高めていくために欠かせない。
顧客情報の一元化を行う「RESOMO」は、データをECや店舗・スタッフで活用することで顧客ロイヤルティを高め、より一層クライアントのECビジネス・オムニチャネル化の促進に貢献していく。(ecbeing 代表取締役社長 林雅也氏)
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ecbeingが自社開発の予約管理システムの提供をスタート。ECサイトと予約の会員情報を一元化
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.