Hameeの2024年4月期連結業績は大幅な増収増益を達成した。コマースセグメントのコスメティクス事業の大幅な売上増、プラットフォームセグメントにおけるネクストエンジンのARPU(1ユーザーあたりの平均売上金額)の向上などがけん引した。
連結売上高は前期比25.5%増の176億1200万円、営業利益は同50.8%増の19億1700万円、経常利益は同44.2%増の20億1800万円、当期純利益は同18.6%増の11億2100万円だ。
コマースセグメントの売上高は同30.0%増の138億5500万円。コマース全事業で売上増となったが、特にコスメティクス事業が同652.3%増の22億1900万円を売り上げる大躍進。セグメント利益は同53.7%増の10億6900万円だった。モバイルライフ事業とゲーミングアクセサリー事業の利益増とコスメティック事業の赤字幅縮小が増益に貢献した。今後は利益率の改善に注力し、新たな柱となるようさらなる育成を図る考え。
売上高約7.5倍となったコスメ事業が大幅増収をけん引した(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
「ネクストエンジン」などプラットフォームセグメントの売上高は同11.0%増の37億5600万円。セグメント利益は同27.5%増の19億2500万円だった。ネクストエンジン事業のサービス価格の改定に伴うARPUの向上、他社との営業連携に付随するインセンティブ売上などがけん引した。
プラットフォーム事業の利益増が大きく貢献した(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
2026年4月期までの中期経営計画を見直した。さらなるブランド価値向上を図るため、Hameeの経営理念をアップデート。モノ作りだけでなく、脱炭素への取り組みにも挑戦していくとした。
また企業パーパス「クリエイティブ魂に火をつける。」の下、主要2事業の継続的進化・成長を実現し、周辺分野でイノベーティブな新規事業を創出していく。
周辺分野の新規事業創出も行っていくとしている(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
新たな連結業績計画としては、2025年4月期の売上高は前期比12.1%増の197億4500万円。セグメント別ではコマースが同6.4%増の157億5000万円、プラットフォームは同6.4%増の39億9500万円としている。コマースにおけるコスメティクス事業とグローバル事業を躍進させる。営業利益は同8.7%増の20億8400万円を計画する。
2026年4月期の売上高は、同21.8%増の240億5000万円を計画。セグメント別ではコマースが同23.2%増の193億9900万円、プラットフォームは同16.4%増の46億5100万円としている。コマースにおいてはゲーミングアクセサリー事業を大きく伸ばす計画。営業利益は同45.4%増の30億3100万円としている。
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オリジナル記事:Hameeの売上高は25%増の176億円、営業利益5割増の19億円。コスメ事業が好調で22億円を売り上げる大躍進【2024年4月期】
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