いつも.は、Eコマース戦略コンサルタントの田中宏樹氏の著書『ブランドスイッチの法則―消費者の嗜好が変わりやすいEC市場で顧客を勝ち取る』をマイナビ出版から上梓した。
消費者理解とブランド構築の重要性に焦点を当て、実際にマーケティングの現場で蓄積した実例データをベースに、「売れているブランド」と「売れていないブランド」の違いを徹底的に分析・ルール化した一冊。著者が累計200を超えるブランドのコンサルティングを通して見出した“ブランドスイッチの法則”を提言する。
読者プレゼントを実施しています(詳細は以下をクリックしてください)
【読者プレゼント】『ブランドスイッチの法則―消費者の嗜好が変わりやすいEC市場で顧客を勝ち取る』を抽選で5人に
田中宏樹氏(いつも Eコマース戦略コンサルタント)の著書『 ブランドスイッチの法則―消費者の嗜好が変わりやすいEC市場で顧客を勝ち取る』読者プレゼントのご案内
7:30
2
10 マーケッターが理解するべき“ブランドスイッチ”の一例
たとえば、毎日使用しているブランドのシャンプーを使い切り、近くのドラッグストアに買いに行き、普段使いしているシャンプーを購入しようとしたが、特価に引かれて隣に置かれていた別のブランドのシャンプーを購入した場合。
消費者はこの時、意図せずに「ブランドスイッチ」を行っているという。シャンプーの年間購入回数は平均6.4回。そのうちの何回、自社のブランドを選んでもらえる自信があるだろうか。
“ブランドスイッチ”のイメージ
ターゲットやペルソナを設定してから実施したマーケティング施策において、結果が出ないことは少なくない。いつも.は「購入意思が高まる要素と絶対に買わない顧客の定義は大切」だと指摘している。
さらに、「ECサイトは情報量が多ければ多いほど良いわけではない。店頭でもECサイトでも、不要な情報は購入意欲を低下させる。市場での主人公はブランドではなく、消費者であることを、マーケッターはもっと理解すべき」だと警鐘を鳴らしている。
ペルソナ設定の定義
消費者の購入意思を最大化する方法とは?
いつも.によると、インターネットが存在していなかった1990年代以前と比較して、現代は“ブランドスイッチ”が発生しやすい環境にあるという。
“ブランドスイッチ”が発生しやすい現代の購入ステップ
いつも.は「ブランドは消費者の感情がどのようなメッセージで動いて、どのような内容であれば、理性よりも感情を強く動かせるかを考えなければならない。EC領域にも活用できる心理学や行動経済学で “消費者が何を感じたら感情が動くか” を設計し、ストレスなく購入してもらう仕組みを徹底することが、求められるブランドの接客術。売れているブランドは、『ブランドスイッチ』が起きる仕組み・仕掛けができているがゆえに、必然的に売れている状況が作れている」と提言している。
同書では、時代の流れとともに陳腐化する情報やテクニックをできるだけ排除して、実際にマーケティングの現場で蓄積した実例データを使って選ばれ続けるための仕組みを解説している。
目次
第1章 ブランドスイッチとは?
第2章 ブランドスイッチを意図的に発生させるために理解しなければいけないこと
第3章 誰も教えてくれない買われない理由
第4章 ブランドスイッチに欠かせない購入意思を最大化する方法
第5章 誰も教えてくれないリピートされない理由
第6章 ブランドスイッチを防ぐ方法はこれしかない
第7章 成功するブランドの考え方
第8章 成功するブランドになるために必要なチーム力
筆者プロフィール
田中宏樹(たなか ひろき)氏
株式会社いつも Eコマース戦略コンサルタント
いつも.が行う運営代行・運営サポートで、年商200億円を超えるブランドから年商1000万円のブランドまで、累計200を超えるブランドのコンサルティングを担当。独自メソッドを導入しながら店舗の売り上げを伸ばしている。これまで執筆に関わった書籍は『EC担当者 プロになるための教科書』(マイナビ出版)など。
書籍の発売にあたり、田中氏は次のようにコメントを発表している。
本書でお伝えしたいのは、「『売れている商品』は、なぜ売れているのか?」の答えです。ECコンサルティング企業であるいつも.で関わってきた私のコンサルティング実戦経験に基づいてさまざまな書籍や文献に目を通して得た論理的知見も加味して執筆しています。
私自身、“売れるブランドになるための方法” を、ブランディングと消費者心理の観点でルール化するまで多くの時間と労力を費やしました。そしてよくクライアントから問われる『どの本が一番参考になるのか?』への答えとして、自分自身で書籍を書くことが、最もクライアントや他のマーケッターのためになる回答になるのではないかという思いから、本書を執筆する運びとなりました。
この書籍が皆さんの業務の一助となることを心から願っています。(田中氏)
書籍情報
- 書籍の名称:『ブランドスイッチの法則―消費者の嗜好が変わりやすいEC市場で顧客を勝ち取る』
- 著者:田中宏樹氏
- 監修:株式会社いつも
- 出版:マイナビ出版
- 定価:2409円(税込)
- 発売:2024年1月23日(火) 全国の書店、ECサイトなどで全国一斉発売(※予約受付あり)
- ページ数:240ページ
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:いつも.が上梓した、EC市場で売れる仕組みを解説する書籍『ブランドスイッチの法則』とは
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.