エアークローゼットは、三菱商事、パナソニック ハウジングソリューションズ、SBS即配サポートの計4社で、宅配ボックスを活用した非対面型交換配送の実証実験を2月1日から開始した。
レンタルサービスの利便性向上、再配達削減をめざす
実証実験は、エアークローゼットが展開する月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」の利便性向上、「物流2024年問題」の課題の1つである再配達削減につなげる目的があるという。
実証実験の概要は次の通り。
- 対象:戸建て住宅30世帯(一都三県で募集)
- 検証期間:2024年2月1日~2月29日
- 検証方法:月額制ファッションレンタルサービス「airCloset」サービス利用者の個人宅に、戸建て住宅向け宅配ボックス「e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)スマリ対応タイプ」を設置し、利用状況・利便性などを比較・検証。本実証実験の結果に基づき、今後の導入是非を検討していく予定
宅配ボックスを活用した実証実験を行う
非対面での受取、返却の同時対応を実現
「airCloset」はレンタルする洋服をシェアリングする仕組みのため、ユーザーへの商品配送だけでなく返却が必要となる。加えて、返却を確認してから次の配達を行うため、ユーザーの手元に次の洋服が届くまでにタイムラグが発生する。
実証実験では、宅配ボックスを活用して洋服の受け取りと返却を同時かつ非対面で行うことで、洋服の受け取りと返却に要する手間、次の洋服の到着を待つ時間を解消し、レンタルサービスの利便性向上を図る。
また、受け取りと返却を同時に行う配送は従来も行われているが、ほとんどが対面だったため、不在時の再配達が発生し、配送業者の負担につながっている。今回の取り組みでは宅配ボックスを使用することで非対面で受取・返却が完結するため、不在時でも配達ができるようになる。
再配達削減で、「物流2024年問題」課題解決につなげる
実証実験では、非対面でEC商品・レンタル商品を発送できる「スマリサービス」を提供する三菱商事、スマリサービスに対応する戸建て住宅向け宅配ボックスを開発したパナソニック ハウジングソリューションズ、即配に強みを持つSBS即配サポートと連携し、配達の確実性を高め、不在時の再配達をなくすことをめざす。
さらに、これまで別々に行われていた配達と集荷を一度で済ませることで、配送回数自体を減らし運送業者の負担軽減に寄与する考えだ。
実証実験で使用する、戸建て住宅向け宅配ボックス「e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)」
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オリジナル記事:エアークローゼット、宅配ボックスを活用した非対面型交換配送の実証実験を開始
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