海外向けに中古車のECを手がるビィ・フォアードの2022年6月期決算によると、売上高は前期比33%増の1084億3040万円に拡大した。売上高が1000億円を突破したのは創業以来初めて。
中古車輸出プラットフォームサービスの拡充のほか、ドル高円安による追い風もあり、中古車輸出事業の売上増加が寄与した。主力商品の中古車輸出台数は12万9404台。
中古車やパーツなどを販売する「BEFORWARD.JP」(画像はECサイトからキャプチャ)
中古車輸出プラットフォーム「BE FORWARD Marketplace」
「BE FORWARD Marketplace」は、中古車サプライヤーが中古車を海外に販売できるプラットフォーム。越境ECサイトへ商品を掲載した後、ビィ・フォアード販売、輸出、納車まで対応する。
国内・海外ともにサプライヤーが増加した。トランスコスモスにオペレーション業務を委託、対応できる件数を増やし販売台数は同30%伸びた。海外では現地への出張を再開してサプライヤーとの関係性を強化。新規サプライヤー開拓を行いUAEでは販売台数が同55%増、タイは同47%増と大きく伸びた。
中古オートパーツの販売
先進国を中心に航空輸送での販売が増加し受注件数は同27%増。海上輸送での販売は輸送対象国を増加させ、受注件数件数が同44%増となった。
今後、大型商品のニーズに応えるため海上輸送サービスを全世界向けに再開。オートパーツは車両同様、取り扱い商品を増やしプラットフォーム化をめざすという。
海外輸出代行サービス「ポチロジ」
コンテナ市場の運賃下落により、RORO船(貨物を積んだトラックや荷台ごと輸送する船舶)の受注を強化。書類発送、追跡システム、現地通関・越境輸送など独自サービスを提供したことで売上目標を大きく上回ったという。
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オリジナル記事:越境ECのビィ・フォアード、売上高が初の1000億円突破(2023年6月期)
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