ニトリホールディングスが発表したニトリの2023年3月期における国内通販事業の売上高は、前期比28.3%増の911億円だった。海外を含む通販事業売上高は921億円で同28.8%増。
ニトリ事業の売上高は同21.0%増の8217億円で、EC化率は11.2%。
ニトリ事業の売上高について(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
ニトリが注力しているのはライブコマース。2023年3月期において、ライブコマース配信数は86回に達し、視聴者数は累計260万人を突破した。
「インスタライブ」に加え「ニトリLIVE」をECサイト「ニトリネット」内に設置し、週2回の配信を実施。「ニトリLIVE」ではクーポンの配布を行うなど、消費者との接点拡大を進めている。
国内通販事業について(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
また、自宅で窓まわりの商品購入に関する相談ができる「カーテンオンライン相談サービス」を開始。2022年11月に始めた「お部屋deコーディネート」など、消費者との関係性強化に力を入れている。
2023年3月期末のアプリ会員数は、同21.8%増の1601万人。ニトリアプリの刷新や機能の追加など、顧客の買い物利便性向上を図った。
アプリ会員について(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
2024年3月期末のアプリ会員数は、同18.7%増となる1900万人を計画。通販事業においては、ライブコマースの人員数を増加して配信を強化する。
客数対策としてテレビやSNSの広告を強化。ニトリアプリの機能をアップデートして、アプリ会員数の拡大を図る。ネット限定商品の拡大、ライブコマースの配信強化で、通販事業の新規顧客開拓を促進する。
なお、島忠事業における2023年3月期の通販売上高は9億9100万円。ニトリグループ全体の通販売上高は931億8300万円。
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オリジナル記事:ニトリの通販・EC売上高は28.3%増の921億円、EC化率は11.2%【2023年3月期】
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