ワコールは4月18日、食品や食卓回りの雑貨を展開するモール型ECサイト「WACOAL SPOON(ワコール・スプーン)」をオープンした。
「WACOAL SPOON」は“からだとこころに幸せ運ぶ”がコンセプトのモール型ECサイト。商品を出品した事業者が販売元になるモール形式で、出品者が直接消費者に商品を送る。
ワコールの社員自身がバイヤーとして全国各地を訪問し、味わい、感動を体験しながら選りすぐったアイテムを取りそろえるという。
新ECサイト「WACOAL SPOON」(画像は「WACOAL SPOON」から編集部がキャプチャ)
スタート時の取り扱い商品は550品目で、6つのカテゴリーで計103の販売元が商品を出品した。“からだとこころのいちばん近くで寄り添う”というワコールの想いに沿ってセレクトしたという。取り扱いラインアップは季節などに応じて変更する。
ECサイトでは、“美と健康”に関する「ひと匙(さじ)のビューティブログ」、食分野での“サステナビリティ”に関する「ひと匙(さじ)のサステナブログ」を隔週で更新。ワコール創業の地・京都の四季に合わせた特集、生産者の想いやモノ作りの背景にあるストーリーなども展開する。
ワコールは2023年3月期から2025年3月期までの中期経営計画で、200億~300億円の新規事業投資を計画。国内事業は、「硬直的な高コスト構造の解消、レジリエントな企業への転換」が必要とし、新規事業の創出などに取り組み方針を掲げている。
コロナ禍で改めて顕在化した高コスト体質を解消し、変化への対応力を強化する。また、マーケティング機能を強化し、新規顧客を獲得することで、売上高の早期回復を果たし、新しい顧客提供価値の開発、新規事業の創出を図っていく。
新規事業の創出は、非インター事業の売上拡大が目的。新規事業は「美・快適・健康」分野における事業領域の拡大で、まずは売上規模約200億円をめざすとしている。
新規事業について(画像は中期経営計画から編集部がキャプチャ)
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オリジナル記事:ワコールが食品ECに進出、出品型ECサイト「WACOAL SPOON」で厳選した商品を販売
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