ヤフーは、「Yahoo! ショッピング」で展開している標準より遅い届け日を指定すると「PayPayポイント」をユーザーに付与する「おトク指定便」の対象を、全ストアに広げた。出店ストアは任意で「おトク指定便」を利用できる。
ユーザーはニーズに応じて配送方法を選択することが可能。出店者や配送業者はセール期間などの出荷・配送作業負荷の分散・軽減が期待でき、“三方よし”のサービスをめざす。
「おトク指定便」とは?その効果は?
「おトク指定便」はすぐ受け取る必要がない商品を注文する場合、ユーザーが「おトク指定便」を選択すると、「PayPayポイント」を後日付与する仕組み。出荷・配送業務を分散できる効果が期待される。
「早く受け取りたい人は早く受け取れて、急いでいない人はゆっくり、おトクに受け取れる」といったさまざまな配送ニーズに対応することで、より良い購入体験、配送体験の提供をめざす。
「おトク指定便」を活用した商品届け日指定画面のイメージ
現在「Yahoo! ショッピング」全体の注文のうち約8割が「お届け日指定」のない注文。届け日指定がない場合は原則、各ストアが設定する最短の日程で商品を出荷している。
「おトク指定便」は、出店ストア側は任意で「おトク指定便」の提供有無を設定でき、最短の届け日より余裕のある届け日指定(最大14日後)に対して、ストアが任意で1~100円相当のポイント付与を設定できる。
「おトク指定便」を活用し、特定日への物流(出荷・配送)負荷を軽減・分散、物流の安定確保や効率化といった物流業界におけるサステナブルな活動の実現につなげる。
実証実験ではユーザーもストアも「おトク指定便」を支持
「おトク指定便」はこれまで「LOHACO」で実証実験を実施し、全体注文者のうち51%が「おトク指定便」を利用した。ユーザー、ストアの需要が高いことから、「Yahoo!ショッピング」全ストア向けに「おトク指定便」の提供を決めた。
また、ストアを対象に実施したアンケートでは、「出荷作業のひっ迫に課題を感じ、『おトク指定便』を利用してみたい」と回答したストアが55%にのぼった。
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オリジナル記事:ヤフーの「Yahoo!ショッピング」、標準より遅い届け日指定でPayPayポイントを付与する「おトク指定便」を全ストアに展開
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