近鉄百貨店は、カルチャースクールの講座申し込みサイト「近鉄文化サロン」をリニューアルした。
従来、申し込みは実店舗で行う手続きフローだったが、リニューアルによってサイト上での申し込みと決済を実現。サイトで情報を確認し、申し込み、決済までを一気通貫でできるようにした。申し込み負荷の軽減、業務効率改善が実現できたという。
新たなECプラットフォームとしてecbeingが提供するECサイト構築パッケージ「ecbeing」を採用し、サイトを構築している。
リニューアルした「近鉄文化サロン」
リニューアルのポイントは次の通り。
「キャンセル待ち登録」を実現
講座の座席がすでに埋まっていても、「キャンセル待ち」で申し込める機能を搭載。キャンセルによる講座の空席防止と同時に、多くの利用者が講座へ申し込みできる機会を提供している。
講座詳細画面(キャンセル待ち登録)
百貨店ならではのUI・UX、決済手段
講座は近鉄百貨店の店舗内(阿倍野・上本町・奈良・橿原・四日市の5店舗)で行っているため、県を跨いで申し込む利用者がいると想定される。そのため、実店舗ごとにトップページを作成、セグメントした講座を確認できるようにした。
決済では、百貨店ならではの「外商部お得意さま」が持つ近鉄クレジットカード(外商カード)を利用できるようにしたという。
基幹システムとのバッジ連携による自動化
以前は申し込み情報を手動で基幹システムに入力、顧客の来店時に料金を徴収する業務フローだった。リニューアルで基幹システムと自動連携。基幹への情報入力、電話申し込み時の確認業務などがなくなり、業務改善につながったという。
以前はサイト内の講座更新作業に都度費用が発生していたが、社内運用に切り替えることでコスト削減と更新効率向上にもつながった。
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オリジナル記事:近鉄百貨店、役務サービスのECサイト「近鉄文化サロン」を刷新
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