アマゾンジャパンは3月30日、Amazonの商品を配送する起業家を支援する次世代の「デリバリーサービスパートナー(DSP)プログラム」の運用を始めた。
「デリバリーサービスパートナー」は、Amazonが配送を委託する中小企業を中心としたさまざまな規模の配送業者。従来の「デリバリーサービスパートナープログラム」では、既に配送事業を担っている配送業者がパートナーとしてAmazonの配送を担っている。
新たなプログラムは、従来のDSPプログラムにおける提携パートナーの範囲を拡大。Amazonの商品を配送する起業家に対し、商品を安全・確実に届けるために必要なサポートを提供する。
専用サイトで「デリバリーサービスパートナープログラム」の募集を行っている(画像は編集部がキャプチャ)
今回のプログラムでは、DSPが地域社会と連携し、最適な人材を採用・育成。Amazonは安定した配送量を確保しながら、物流分野の経験やテクノロジー、プログラムに特化したリソースを提供し、ビジネスの発展をサポートするとしている。
Amazonの新しいDPSにはすでに、都内にある配送会社のワントラックや、埼玉・春日部の運送会社Cruz(クルーズ)などが参加している。
「デリバリーサービスパートナープログラム」のイメージ動画
Amazonの配送はいくつかの手段を使い分けており、1つは、フルフィルメントセンター(FC)から出荷する荷物を、ヤマト運輸や日本郵便、佐川急便などによるパートナー配送業者が配送する方法だ。
2つ目は、多数の委託先の配送業者で構成されるAmazon独自の配送プログラム「アマゾンロジスティクス」。フルフィルメントセンターから出荷する商品を全国45拠点以上(2023年2月現在)の仕分け用拠点「デリバリーステーション(DS)」に配送。ラストワンマイルを、Amazonと直接業務委託契約を結んだ個人事業主のドライバー「デリバリーパートナー」が配送する「Amazon Flexプログラム」、街のビジネスオーナーが空き時間にAmazonの商品を近所に配送する「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」、そして「デリバリーサービスパートナー」が担う。
Amazonのラストワンマイルについて(画像はAmazonのWebサイトから編集部がキャプチャ)
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オリジナル記事:Amazonが新たな「デリバリーサービスパートナープログラム」をスタート、ラストワンマイルの提携パートナーの範囲を拡大
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