楽天グループ(楽天)と西友は2月28日、協働で運営する「楽天西友ネットスーパー」において、新設した大阪府茨木市の専用物流センター「DPL茨木」を本格稼働したと発表した。稼働開始日は2022年1月19日。
搬送や保管などの自動化装備を導入しており、倉庫内の作業効率を大幅に向上させる。自動化装備を導入した神奈川県横浜市の物流センターでは、通常のオペレーションと比較し、約60%の省人化が実現したという。
また、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯を完備、最大3万~4万アイテムを保管できる。当日配送枠を拡充している。関西地域における供給能力の強化を図り、サービスの利便性向上につなげる。
「DPL茨木」の所在地は大阪府茨木市丑寅一丁目1番1。事業主は大和ハウス工業。
「DPL茨木」の外観
「楽天西友ネットスーパー」の2021年流通総額は前年比26%増と拡大。「楽天西友ネットスーパー」は近隣店舗からの出荷を行っているが、物流センターからの出荷流通総額も拡大しており、前年比79%増と大幅に伸長した。
「楽天西友ネットスーパー」は、楽天が有する楽天ID数1億以上の強固な会員基盤やECの知見、西友が実店舗で培ってきた生鮮食品販売などのスーパーマーケット運営ノウハウといった両社の強みを活用しながら協働運営するネットスーパーサービス。2025年に流通目標1000億円以上を掲げている。
「楽天西友ネットスーパー」の流通目標(画像は楽天グループのIR資料から編集部がキャプチャ)
2018年10月に本格稼働したサービスで、生鮮品をはじめとする食品や日用品などを、西友の実店舗、千葉県柏市などのネットスーパー専用物流センター、および都内に設置した配送拠点から顧客宅へ配達している。
2021年1月に神奈川県横浜市港北センターが稼働、2023年上期には千葉県松戸市に物流センターを新設する予定。
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オリジナル記事:「楽天西友ネットスーパー」の新物流センター「DPL茨木」が稼働
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