GoogleマップやGoogleビジネスプロフィールなど、ローカルSEO※に関連するサービスは常にアップデートが続けられています。そこで「注目のローカルSEOニュース」シリーズでは、GoogleマップやGoogleマイビジネスの最新情報の中で、特に注目したいニュースをピックアップしてお届けします。
※ローカルSEOとは……特定の場所に関連する検索(ローカル検索)が行われた際、検索結果に表示される店舗・施設情報を最適化することで、来店や予約に結びつける施策のこと。「MEO」と呼ばれることも。
12月のローカルSEO最新ニュース
Google、ローカル検索のアップデートを実行していた
12月17日、Googleは11月にローカル検索のアップデートを実施していたことをTwitter上で発表しました。ローカル検索のアップデートがGoogleによって宣言されるということは非常に珍しいことです。
GoogleのDanny Sullivan氏は「全てのアップデートを発表するわけではなく、注目すべきものを発表している。ただ、今回の場合(報告が遅くなったこと)はミスだった」という趣旨のツイートをしています。
今回のアップデートによって何が変わったのかについて、Googleは詳細を明らかにしていません。
Googleの公式見解ではありませんが、Joy Hawkins氏は今回の変更について「5年間で最大の変更」とした上で、調査した結果を以下のようにまとめています。
- より現在地に近い場所を表示するようになった
- より検索意図に合ったビジネスを表示させるようになった
- 現在地周辺のビジネスをより多く表示するため、マップのレイアウトや表示範囲を変更した
- ビジネス名にキーワードを盛り込んでいるガイドライン違反のビジネスが表示されづらくなった
Google「すべてのレビューを尊重する」ように、と言及
Googleは、Googleビジネスプロフィールのヘルプページに「Value all reviews(全てのレビューを尊重する)」という項目を追加しました。
ユーザーは、ポジティブなレビューとネガティブなレビューが混ざっている状態を「より信頼できる」と判断するため、ポジティブな口コミだけでなく、ネガティブな口コミも尊重するようにとの見解を示しています。
Googleマップ最新情報2選
1. 混雑エリアが表示されるように
Googleマップで特定エリアの混雑状況が表示されるようになりました。
混雑エリアにどのような店舗や観光地などがあるか、まとめて閲覧できるようになっています。
特定店舗の混雑状況が時間帯別に確認できる機能もすでに実装されており、ユーザーは事前にエリアや店舗の混雑状況を確認し、密を避けながら訪問することができます。
2. ローカル検索時の広告数が増加した事例
Googleマップアプリでローカル検索した際に表示される広告数が増えていると報告されました。従来は1つのみでしたが、現在は2つ表示されている場合があります。
ただし、検索するキーワードによって表示される広告数に変動があるようです。
Googleビジネスプロフィールに関する「よくある質問」2選
質問1:ローカルパックが表示される仕組みは?
「ローカル検索で、ローカルパックが表示される検索クエリ、されない検索クエリの違いについて教えてください」という質問です。
回答としては、検索したキーワードがローカル検索にどれだけ影響が強いか、そして検索ボリュームに関係していると考えられる、とのことです。
キーワードが場所と関連性が弱かったり、ボリュームが少なすぎたりする場合、ローカルパックは表示されない仕組みのようです。
質問2:ガイドライン違反を通報したら、相手に個人情報が渡る?
「ガイドライン違反を通報したら、相手に個人情報が渡るのか」という質問です。
回答としては、ガイドライン違反を通報したとしても、相手に個人情報が渡されることはない、ということでした。
また、通報自体についても相手に届くことはありません。
なお、Googleがいつどのように審査をしたかといったことも、通報した側に知らされることはないということです。
まとめ
以上、12月の特に注目したいローカルSEOニュースについて解説してきました。
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