コロナ禍で実店舗の休店などに追い込まれたアパレル企業が、withコロナ時代のデジタル施策としてオンライン接客に乗り出している。
ジュンは6月4日、公式ECサイト「J'aDoRe JUN ONLINE(ジャドール ジュン オンライン)」で、ショップスタッフによるチャット接客サービス「J'aDoRe Stylist」をスタート。
TSIホールディングスグループのLaline JAPANも、「Laline(ラリン)」5店舗で店内の販売員が顧客にリアルタイムで接客するオムニアプリツール「HERO」を導入した。
「J'aDoRe Stylist」は、商品やスタイリングに関する相談ができるチャットサービス。「J'aDoRe JUN ONLINE」の商品ページやスタイリングページに表示される「チャットで相談する」ボタンをクリックすると、顧客専用のチャットルームが開き、チャットでの接客サービスに対応する。
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「J'aDoRe Stylist」のイメージ
店員に「ちょっと知りたい」「ちょっと聞きたい」というユーザーが、店舗に足を運ばずに聞きたいことを入力するだけで、商品に関する疑問や質問、スタイリングの相談にショップスタッフが対応する。
Laline JAPANの「HERO」は、テキストメッセージ、チャット、ビデオを使ってリアル店舗とオンラインショッピング中の顧客をつなぐ対話アプリ。主な機能の1つが「ライブコマース」となる。
Laline店舗の販売員が直接、オンライン上で接客。販売員のノウハウをオンライン上で活用することで、ECサイトで商品を見るだけでは得られない「お店を訪れるワクワク感」「プロの販売員に相談しながら欲しい商品を購入する」体験を提供する。
アパレル企業ではコロナ禍でオンライン接客に乗り出す企業が増えており、ベイクルーズはライブコマース「LIVE STYLING」を5月22日から開始。5月29日には「spick&span」のアイテムによるライブコマースも始めた。
紳士服チェーンを展開するAOKIでは、実店舗の販売スタッフがコーディネート画像をインターネット上に投稿し、オンラインでスタイリングを提案する取り組みを5月20日に開始している。
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オリジナル記事:コロナ禍で増えるアパレル企業の店頭スタッフによるオンライン接客、ジュンやTSIグループ
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