データ中心のマーケティング | Google Analytics 日本版 公式ブログ

Google Analytics 日本版 公式ブログ - 2017年10月30日(月) 12:28
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完全な状態のオリジナル記事は 「データ中心のマーケティング」 からご覧ください。
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Marketing with a Heart of Data」を元に構成しております。
業績が良好な企業は、戦略や意思決定でデータを積極的に利用しています。Google が Econsultancy と共同で実施した最新の調査によると、好業績マーケターの 60% は日々の業務で日常的に分析データを利用しており、「ビジネス戦略でデータを積極的に活用する」傾向が一般マーケターを 48% 上回っていました*1。

では、組織がデータの重要性を認識するにはどうすればよいのでしょうか。直感に頼らず、マーケティング戦略の中心にデータを据え、よりスマートな意思決定と成果の向上を実現することです。

直感に頼らず、データを積極的に取り入れる
経験豊富な意思決定者が、自分の直感を信じるのは当然のことです。しかし、その直感がいつも正しいとは限りません。Google の調査によると、好業績マーケター グループでは回答者の 60% が「直感や経験で判断した場合より、データに基づいて判断した場合の方が高い成果が得られる」と感じているのに対し、一般マーケター グループではその割合が 36% にとどまりました*2。

データは現実を教えてくれます。たとえば、前四半期のキャンペーン戦略が順調だったように見えても、データが示す現実は違うかもしれません。データ中心のアプローチが重要なのはそのためです。分析データが示している現実を受け入れ、それを信頼することが大切です。さらに、データ重視のマーケティングでは、分析データに基づいて柔軟に対応する姿勢が求められます。好業績マーケターは、「変化を積極的に受け入れる」傾向が一般のマーケターを 44% 上回っていました*3。皆様の会社はいかがでしょうか。

データへの自由なアクセスを可能にする
データを信頼するだけでは十分ではありません。データ中心のマーケティング戦略を成功させるには、会社全体で取り組む必要があります。社内のあらゆる関係者がデータと分析に投資してはじめて、マーケティング組織は十分な情報に基づいて意思決定し、より優れた顧客体験を提供できます。

しかし、「データを利用するのはアナリストだけ」という状況では、それを実現できません。すべての従業員が、データを容易に利用して意思決定できるようにする必要があります。データへの自由なアクセスを可能にし、皆がその利用方法を理解すれば、分析データの活用機会が広がり、あらゆる意思決定、戦略、チームに価値がもたらされるようになります。

それを裏付けるように、今回の調査では、回答者の 93% が「成果を上げるにはマーケティング チームと分析チームの連携が不可欠」と感じていました*4。データを重視し、誰でも自由にアクセスできる環境を整えている組織では、誰もが重要な洞察を見出し、ビジネスの発展に役立てることができます。

上層部の支持を得る

どのようなマーケティング組織でも、大きな成功を収めるには上層部の支援が必要です。結局のところ、上層部の理解を得なければ、データ中心のマーケティングを実現できません。

上層部の賛同を得るには、ミーティングや日々の会話など、さまざまな機会で分析データを提示することです。大規模計画の予算からメール キャンペーンの最適化まで、あらゆる提案をデータで裏付けましょう。分析データに基づく提案であれば、上層部もその内容に注目します。

今回の調査で、好業績企業の 3 分の 2 が「データ重視のアプローチをさらに推進することが CEO の最重要目標」と回答したのに対し、その他の企業では半数にとどまりました*5。イノベーションとコラボレーションの促進に必要な環境を整えるのは経営幹部ですが、そのシステムを利用し、データに基づいて戦略が実践される事を促進するのは皆さんの役目です。

Econsultancy による調査レポートの全文をダウンロードし、真のデータ中心文化を培う方法をご確認ください。


*1-5 Econsultancy/Google「Customer Experience is Written in Data」、2017 年 5 月、米国、n=677(収益 2 億 5,000 万ドル以上の企業(主に北米)でマーケティングと測定に携わっている経営幹部)、n=199(2016 年にマーケティングの成果が重要ビジネス目標を大幅に上回った主要なマーケター)、n=478(その他のマーケター)


投稿者: Casey Carey(Google プラットフォームおよびパブリッシャー マーケティング担当ディレクター)
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