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ウェブを炎上させるイタい人たち」 からご覧ください。
前に紹介だけしてましたが、読了しました。
●中川淳一郎著「ウェブを炎上させるイタい人たち」宝島社新書
いや、個人的には(相変わらず)楽しめました。「ウェブはバカと暇人のもの」に引き続き、ヒットです。
中川氏の主張は明快で、「ウェブなんてたいしたもんでもなんでもない」、「ネットに使ってきた時間はムダ」、「ネットはすごいもの・すごい人がますますすごくなるためのツール(ただのものやただの人が有名になれたり得をするもんじゃない)」というものだ。
中川氏は、某ネット系ニュースで編集を担当しているため、それこそ毎日相当長い時間をネットの中で過ごしているネットの住人だ。だからこそ、ニートやフリーターの多い団塊ジュニア(ロスジェネ世代の暇人)が2chやニコ動などで大騒ぎをしていたり、芸能人ブログにコメントをつけ、日常生活やリアルな人生をないがしろにしていることに危機感を持っている。
たしかに、本書を読むとネット住人の負の部分がよくわかる。しかも、これはフィクションじゃない。でも、間違いなくネットには正の部分だってある(別に僕はネット原理主義者じゃないけどね)。
笑っちゃったところを引用。
『Twitterの衝撃』なんて書籍タイトルは所詮「単4アルカリ乾電池の衝撃」と同じ程度の意味しかない。単4アルカリ乾電池はすごい。これがあるお陰で、小さな電子機器も外に持ち歩けるようになった。だが、それは当たり前の便利さとして誰も論じない。酒を体質的に飲めない人でも居酒屋を楽しむことを可能にさせた「ウーロン茶」のすごさだって、誰も論じない。
それなのに、インターネットがかかわるととたんに評論家が続出するのである。そして、彼らはタチが悪く、インターネットがいかに優れているかをネットに詳しくない企業や一般人に力強く説明し、洗脳しようとするのだ。
ネット信奉者やソーシャルメディア原理主義に近い人たちは、こういった情報から目を背けず、それら全てがウェブでありソーシャルであることを前提とした話をしていかなきゃいけないんじゃないかと思う。
ということで、ツイッター本はそれくらいにしておいて、こちらの本、2冊ともオススメです。