製品責任者 Dylan Lorimer が語る Google サーベイ | Google Analytics 日本版 公式ブログ

Google Analytics 日本版 公式ブログ - 2016年10月26日(水) 16:07
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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Behind the Scenes with Dylan Lorimer, Google Surveys Product Lead」を元に構成しております。
Google アナリティクス ソリューションの新サービス Google サーベイが先週発表されました。Google サーベイは、モバイル端末やウェブを通して、信頼性の高い消費者調査をスピーディーに実施できるサービスです。アナリティクス ソリューションの他のサービスと同様に、意思決定の精度を高め、マーケティング活動の影響を理解し、ブランドの状態を把握するためにご活用いただければと考えております。


今回は、Google サーベイのリード プロダクト マネージャー Dylan Lorimer を迎え、Google アナリティクス ソリューション全体におけるこのサービスの位置付けや今後の展望について話を聞きました。

Q: Google サーベイとは?Lorimer: Google サーベイは、データに基づく意思決定を迅速に行うためのオンライン市場調査ツールです。ウェブやモバイルアプリ「Google アンケート モニター」で、消費者の代表的なサンプルを対象に調査を行うことができます。Google サーベイは、2012 年より提供され、1 週間に 100 万件ものアンケートが実施されている「Google 消費者アンケート」の後継サービスでもあります。


Q: Google サーベイと Google サーベイ360 との違いは?Lorimer: Google サーベイ360 は、エンタープライズ(大企業)向けのフルサポート付き市場調査ツールで、Google アナリティクス 360 スイートの一部として提供されています。高度なオーディエンス ターゲティング、専任スタッフによるサポート、統合された料金請求など、大企業でのご利用に便利な機能を備えているのが特長です。これに対して Google サーベイは、高度なターゲティング機能はやや少ないものの、従量制のサービスのため、どなたでも気軽にご利用いただけます。Google サーベイは現在、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、メキシコ、日本、オーストラリア、ブラジル、フランス、スペイン、イタリア、オランダの 12 か国で提供されています。Google サーベイ360 は、アメリカとカナダでご利用いただけます。


Q: Google サーベイと他の市場調査ツールとの違いは?Lorimer: 従来の市場調査では、報酬を条件に回答者として登録しているユーザーが時間のかかる長いアンケートに回答する形式が一般的でした。概して時間や費用がかかり、意思決定のための的確な材料をすばやく集めたいビジネスにとっては現実的な手段ではありません。Google サーベイは、質の高い市場調査を手軽に実施して、メディア パフォーマンスの測定プロセスに顧客の声が反映されるようにすることを目指しています。


Q: Google サーベイが Google アナリティクス ソリューションの一部となった理由は?Lorimer: Google アナリティクス ソリューションは、消費者の性質や行動の理解に役立つ強力なツール群です。Google サーベイは、指標ベースのパフォーマンス測定だけではカバーできない部分を補い、多くのマーケティング担当者が必要としているクロスチャネル、クロスメディア型のマーケティング キャンペーンに対する顧客からの質的フィードバックを集めるのに役立ちます。
Google サーベイはここ数年、単体で成長してきましたが、Google がマーケティング担当者の生産性を高めるために Google アナリティクス ソリューションへの投資(Google 消費者アンケートで数年にわたって行ってきた取り組み)を行ってきたことを踏まえ、ポートフォリオの間隙を埋めるべきだと考えました。


Q: 実際の顧客による Google サーベイの活用例は?Lorimer: 最近、VR(仮想現実)の先端企業である YouVisit は Google サーベイを利用し、VR について認識しているクライアントがどの程度いるのかを調査しました。推測では、かなりの数の消費者が VR のコンセプトを認識しており、そのうちの何割かは実際に体験してみたいと考えているものと思われましたが、VR コンテンツへの投資をクライアントから引き出すためには、具体的な説得材料が必要でした。VR を認知しているユーザーとVR を体験してみたいと考えるユーザーは、それぞれどれくらいいるのでしょうか?
これらの数字を明らかにするために、YouVisit は Google サーベイを利用することにしましたが、その結果は予想外に良いものでした。Google サーベイを通して得られた統計的に有意なサンプルにより、アメリカでは 2,300 万人ものユーザーがすでに VR を体験していることがわかったのです。このデータにより、YouVisit は自信を持ってクライアント教育に取り組み、VR のエンゲージメント促進効果を伝えることができるようになりました。

「Google サーベイを活用することで、エンドユーザーが没入型の体験に求めるものを理解するという目標を達成することができました。そのため、リアルでインパクトがあり、ユーザーの心に響く動画を製作できるようになっています。」– Suzanne Sanders 氏(YouVisit 社シニア マーケティング コミュニケーションズ マネージャー)Q: Google サーベイの今後の展望は?Lorimer: 今後の展望は明るいと言えるでしょう。このサービスは巨大なポテンシャルを秘めています。所在地、行動、広告との接触といったユニークなシグナルを基準に、マーケティング担当者やデベロッパーの方がターゲット ユーザーにアプローチするのをサポートできるのは嬉しいことです。アンケートを配信した回答者の数はすでに 1,000 万人を超えており、回答データを分析する作業自体が、ある意味ではビッグデータを扱うという課題となっています(Google が得意とするタイプの課題です)。お客様に実用的なデータを提供するために私たちができることは、まだたくさんあると考えています。調査ツールとしての Google サーベイは、より幅広いサービスを提供するための起点にすぎません。


今回の情報がお役に立てば幸いです。Google サーベイの利用に関心を持たれた方は、g.co/サーベイで詳細をご覧ください。


Happy surveying!


投稿者:Marisa Currie-Rose(Google サーベイシニア プロダクト マーケティング マネージャー)
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