AccuWeather: DoubleClick for Publishers と Google アナリティクス 360 を活用し、広告配信におけるサイトの価値を向上 | Google Analytics 日本版 公式ブログ

Google Analytics 日本版 公式ブログ - 2016年9月7日(水) 10:00
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チャレンジ
多くのサイト運営者は DoubleClick for Publishers(DFP)を使用してサイトやアプリに配信する広告を管理し、Google アナリティクス 360 を使用してサイトでのユーザー行動を分析しています。DFP ではサイト上の広告と広告ユニットに関するレポート、アナリティクス 360 ではサイトのページに関するレポートが提供されます。

どちらのプラットフォームも単独では双方のデータを組み合わせたインサイトは提供していません。また、それぞれで提供されるデータも異なるため、ユーザー行動が収益に与える影響や、広告がユーザー行動に与える影響を把握することは容易ではありませんでした。

この課題を解決するため、昨年 Google では DFP とアナリティクス 360 の統合機能をリリースしました。
ソリューションこの統合により、アナリティクス 360 の管理画面でインプレッション数、クリック数、収益といった DFP の指標を確認できるようになり、収益データとユーザー行動データ(サイトの各ページで発生した広告のインプレッション数や収益など)を組み合わせた分析が可能になりました。この統合機能を活用した企業の 1 つが AccuWeather です。
AccuWeather の事例紹介
AccuWeather は自社サイトや人気アプリを通じて、世界中で 10 億人を超える人々にリアルタイムの天気情報を提供しています。ユーザーのニーズを正確に把握して、より関連性の高い広告を表示できれば、広告主に対するサイトの価値が上がり、広告収益を向上できると考えていた同社は、DFP とアナリティクス 360 のアカウントをリンクして、サイトでのユーザー行動が広告収益にどのように影響しているかを確認することにしました。

アナリティクス 360 で DFP の指標を確認できるようになった結果、accuweather.com で 2 つの企業が新たに広告掲載を始めたときに、国別平均インプレッション収益が 45% も増加したことがわかりました。この増収は、旅行を考えているユーザーがタークス・カイコス諸島やバルバドスといった「エキゾチック」な地域の天気情報を調べた際に生まれたものでした。そこで同社は、そうした価値の高い独自のユーザー セグメントに特化した広告パッケージを作成し、広告主への直接販売や、DoubleClick Ad Exchange などのプログラマティック マーケットプレイスでの販売を行うことにしました。


「DoubleClick for Publishers とアナリティクス 360 の統合により、キャンペーンの掲載結果を新たな角度からリアルタイムで分析できるようになり、広告配信についてより適切な意思決定ができるようになりました。今もユーザー行動に基づく新しい広告商品を開発していますが、こうした広告商品は広告主に大好評です」と AccuWeather で広告戦略およびユーザー開発ディレクターを務める Steve Mummey 氏は語っています。

詳しくは、AccuWeather の事例紹介の全文(英語)をご覧ください。
サイト運営者向けの機能が充実アナリティクス 360 で DFP の指標を確認できるほか、統合レポートを使ったり、アナリティクス 360 のデータと併せて DFP 広告ユニットのデータを確認したり、Google BigQuery で DFP データをより詳しく分析したりできます。
レポートアナリティクス 360 のレポート セクションに DFP の指標が組み込まれ、サイトのコンテンツが収益に及ぼす影響を簡単に把握できます。

※ 画像は参考データです。
AccuWeather の DFP アカウントやアナリティクス 360 アカウントの実際のデータではありません。広告ユニットサイト運営者はサイトやアプリの膨大な広告ユニットを組み合わせてオンライン広告枠を販売しています。個々の広告スロットを広告ユニットにまとめて、ウェブサイトの構造に合わせて広告ユニットを階層化すれば、個々の広告メッセージに合った広告スロットを広告主に提供することができます。

今回の統合により、アナリティクス 360 のデータを広告ユニットの観点で確認できるようになりました。DFP 広告ユニットの階層は、インプレッション数やクリック数、収益などの関連指標とともに、アナリティクス 360 に反映されます。

分析部門と広告運用部門で同じデータを参照できるようになり、また、アナリティクス 360 でユーザー属性やインタレスト カテゴリのデータと DFP のデータを組み合わせて分析できるようになったことで、高いインプレッション収益につながるアフィニティ カテゴリやライフスタイルなどを広告ユニット単位で把握できます。

※ 画像は参考データです。
AccuWeather の DFP アカウントやアナリティクス 360 アカウントの実際のデータではありません。Google BigQueryアナリティクス 360 で利用できるようになった DFP の指標は BigQuery にエクスポートしてさらに活用することもできます。利用できる指標やエクスポート データ、データソースが増えれば、独自の収益モデルを運用し、収益とユーザー行動との関連性を詳しく分析することも可能になります。

アナリティクス 360 では今後もさらに革新的な機能の充実に努めてまいります。今後の最新情報にご注目ください。

投稿者: Abhishek Aggarwal、Dan Cary、Tiffany Siu(Google アナリティクス チーム一同)
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