ウェブサイトを管理する際は、サイトがどのように検索されるか、コンテンツが Google の検索結果でどのように表示されるかを深く理解する必要があります。このデータはこれまで検索クエリ レポートに表示されており、このレポートはおそらく
ウェブマスター ツールで最も使用されていた機能でした。Google では長年にわたり、ウェブマスターの皆様から寄せられたフィードバックや機能リクエストに耳を傾けてきました。これまで多くの方々から寄せられていたリクエストとしては、デスクトップ経由とモバイル経由のトラフィックの比較や、多国間での指標の比較、2 つの期間での指標の比較などがありました。
そのような声に応え、Google ウェブマスター ツールの新しいレポート機能である
検索アナリティクスを発表しました。検索アナリティクスを利用することで、トラフィックの解析結果を最大限に活用していただけるようになります。
新しい検索アナリティクス レポートでは、サイトの検索データを分類し、さまざまな方法でフィルタリングして、より精度の高い分析を行うことができます。たとえば、モバイル経由のトラフィックを 4 月 21 日のモバイル アップデートの前後で比較して、アップデートがトラフィックに与えた影響を把握するといったことが可能です。
また、国際化したウェブサイトをお持ちの場合は、自社ブランドが最も多く検索されている国を確認することもできます。指標として「インプレッション」を選択し、ブランド名でフィルタリングして、結果を国別にグループ化すれば、国別に並び替えられたインプレッションのリストを表示できます。
上記の 2 つの例は、数ある使用例のほんの一部にすぎません。検索アナリティクスではトラフィックの解析を非常に深く掘り下げられるので、ウェブサイトのパフォーマンス向上に向けた最適な意思決定に役立ちます。
検索アナリティクス レポートには従来の検索クエリ レポートと異なる点がいくつかあります。新しいレポートのデータは、以前のデータに比べかなり正確で計算方法も異なります。詳しくは、ヘルプセンターの検索アナリティクスの記事の
データに関する説明をご覧ください。まだ以前のレポートを使用する必要のある方もいると思いますので、今後 3 か月間、以前のレポートも Google ウェブマスター ツールでご利用いただけます。新しいレポートについて詳しくは、ヘルプセンターの
検索アナリティクスの記事をご覧ください。
この新しい検索アナリティクス レポートが皆様のトラフィック解析のお役に立てば幸いです。
Google ウェブマスター コミュニティからぜひフィードバックをお寄せください。レポートについてご質問がある場合やサポートが必要な場合は、
ウェブマスター プロダクト フォーラムでお気軽にご質問ください。
最後になりましたが、検索アナリティクスのアルファ版のテストにお時間を割いていただき、このようなレポートに仕上げるためのお手伝いをしてくださった Trusted Tester の皆様とウェブマスター フォーラムの
トップレベル ユーザーの皆様に心より御礼申し上げます。皆様のフィードバックや助言なくして、この機能を完成させることはできませんでした。ご協力ありがとうございました。
Posted by Zineb, on behalf of the awesome Google Webmaster Tools engineers and UX designers.