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ニコニコ動画、1人あたりの利用時間でYouTubeを離す」 からご覧ください。
ネットレイティングスのメルマガNielsen Online REPORTER 2009年12月1日号による。 http://www.netratings.co.jp/hot_off/reporter_archive.html
ほぼそのまま転載です。
先ごろネットレイティングスのニュースリリースでは、「mixiアプリ効果でmixiの総利用時間が急増、YouTubeを抜く」との見出しで、mixiの総利用時間が大きく増加し、YouTubeを抜いたことをご紹介したが、実はもう1つ利用時間において大きな動きがあった。サイト全体の総利用時間ではなく、利用者 1人あたりの利用時間を見た場合、ニコニコ動画の利用時間が動画サイトの雄であるYouTubeを抜いたのである。
--------------------- 1人当たりの月間利用時間 ---------------------
2009年7月 2009年8月 2009年9月 2009年10月
YouTube 1時間45分 1時間46分 1時間36分 1時間42分
ニコニコ動画 1時間41分 1時間37分 1時間53分 2時間07分
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source:Nielsen Online NetView 2009年7月~10月 家庭からのアクセス
利用者数が少なかった2007年頃は、ニコニコ動画の 1人あたりの利用時間が3時間を超えることもあったものの、ここ1年の間はYouTubeとニコニコ動画の1人あたりの利用時間は、ほぼ同じくらいで、2~3分程度の差で抜きつ抜かれつの状況を繰り返してきた。しかし、ここへ来て、ニコニコ動画が20分以上の差をつける大きな伸びを見せた。
この利用時間の伸びを牽引しているのが、ニコニコ生放送やニコニコチャンネルである。
--------------------- 1人当たりの月間利用時間 ---------------------
コンテンツ 2009年7月 2009年8月 2009年9月 2009年10月
(サブドメイン)
ニコニコ動画 1時間31分 1時間29分 1時間44分 1時間47分
(
www.nicovideo.jp)
ニコニコ生放送 1時間25分 1時間08分 1時間59分 1時間46分
(live.nicovideo.jp)
ニコニコチャンネル 4分33秒 11分21秒 7分46秒 10分36秒
(ch.nicovideo.jp)
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source:Nielsen Online NetView 2009年7月~10月 家庭からのアクセス
特にニコニコ生放送の利用時間の伸びが大きく、9月~10月は、楽天イーグルスの公式戦生放送や、パ・リーグ クライマックスシリーズが特に利用者を集めていた。テレビでは野球中継の衰退が叫ばれて久しいが、配信エリアが限定されないインターネット中継のコンテンツとしては、大きな存在感を示したとも言える。
---------------------- 基本指標(2009年10月)----------------------
利用者数 総利用時間 1人あたり訪問回数 1訪問あたり利用時間
YouTube 1,997万人 2,042,977千分 6.4回 16分07秒
ニコニコ動画 656万人 834,977千分 7.5回 16分57秒
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source:Nielsen Online NetView 2009年10月 家庭からのアクセス
利用者数で比較すると、YouTubeの利用者は2,000万人近くおり、ニコニコ動画の3倍以上である。総利用時間についても、依然として圧倒的にYouTubeのほうが多い。しかし、利用者1人あたりの訪問回数や1訪問あたりの利用時間においては、わずかではあるが、ニコニコ動画が YouTubeを上回り、サイトに対するロイヤリティが高いことがわかる。
--------------------- 利用者属性(2009年10月)---------------------
性別利用状況 利用者数 構成比
男性 女性 男性 女性
YouTube 1,113万人 884万人 56% 44%
ニコニコ動画 399万人 257万人 61% 39%
年代別利用状況 YouTube ニコニコ動画
利用者数 構成比 利用者数 構成比
2-19 372万人 19% 124万人 19%
20-29 426万人 21% 196万人 30%
30-39 471万人 24% 148万人 22%
40-49 393万人 20% 112万人 17%
50-59 219万人 11% 59万人 9%
60- 115万人 6% 18万人 3%
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ource:Nielsen Online NetView 2009年10月 家庭からのアクセス
利用者の属性については、10月27日のニュースリリースにも掲載していたが、ニコニコ動画のほうがやや男性、若年層に偏りがある。一方のYoutubeは、ニコニコ動画と同様20歳未満が19%を占める一方で、50歳以上の利用者も17%を占めており、広い世代から支持されていることがわかる。
ロイヤリティの高い利用者を集め、 1人あたりのサイト利用時間が増加傾向にあるニコニコ動画。一方で幅広い世代から支持を集め、動画サイトの中では圧倒的な利用者数を誇る YouTube。これに、先日ニュースりリースでもご紹介した、動画配信サイト利用者数第2位となったGyaO!を交え、動画配信サイト3強の戦いは今後も楽しみである。
Nielsen Online Reporterより転載。転載許諾No.07012007-001